過保湿に注意しましょう

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 
先週19日のメルマガでも少し触れていましたが、厚い季節に気をつけたいスキンケアに「過保湿」があります。

アトピー性皮膚炎の方の場合、角質層の水分保持能力の低下した状態がみられることが多く、そのため、どちらかと言うと、乾燥状態に陥ることが多いといえます。
乾燥した状態の肌は、水分が低下した状態のため、痒みを知覚する神経線維が表皮内へ侵入することで、肌への刺激から直接、痒みを感じるようになったり、あるいはバリア機能が低下した状態になることで、異物の角質層内への侵入を許し、そのため免疫反応が生じることで炎症→痒みを生じることがあります。

したがって、角質層の水分保持は、アトピー性皮膚炎の方にとって、最大の注意事項とも言えるのですが、汗をかきやすい今のような季節においては、角質層の水分は、汗と皮脂が混ざってできる皮脂膜の機能が働きやすく、また湿度そのものも維持されている関係で、冬のように乾燥している季節と違い、保水、保湿はある程度、カバーできていることがあります。

アトピー性皮膚炎で病院に受診している方の場合、保湿剤として、ワセリンなどの油脂系の保湿剤を処方されることが多いのですが、保水、保湿がある程度カバーされていて、さらに水分が蒸発されにくい環境(夏の季節のような状態)のときに、油脂系のカバー力の高い保湿剤を使用すると、お肌とスキンケアの間で、汗が蒸発しにくくなり、また温度が高いことで雑菌なども繁殖しやすい条件がと整ったりすることで、炎症、そして痒みを感じやすくなることがあります。

実際には、感染症にかかるとジュクジュクした炎症、感染症に罹っていなくても、赤いブツブツした湿疹が現れてくるケースが多いようです。

こういった、夏のように気温と湿度が高い季節において、保水、保湿が必要ない肌に対して、油脂系の保湿を行うと「過保湿」と呼ばれる状態になり、お肌に対してマイナスの影響を与えることがあります。

肌が粉を噴いたように乾燥している状態は別ですが、汗をしっかりかいて、また、肌の乾燥そのものがあまり自覚できない状態ならば、今の季節は、油脂系の保湿剤による保湿は、減らすようにした方が良いことがあります。

季節の状態、そして肌の状態を上手に把握しながら適切なスキンケアを心がけるようにしましょう。

 
おまけ★★★★大田のつぶやき

こういった過保湿が心配な季節において、注意した方がよいスキンケアの基本は「洗浄」「保護」の二つです。
洗浄の場合皮脂を洗い流すことで、その後、保湿が逆に必要になるケースもありますから、お肌の状態を見極めながら行うことが大切ですが、いずれにせよ、年中、同じスキンケアを行うことは、刻々と変化するお肌に対して、必ずしもプラスの効果をもたらすとは限らないことを覚えておきましょう。