【Q&A】アトピーは薬で治るの?(4)

今日は、Oさんの質問の二つ目について書いていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

2.アトピー性皮膚炎は治ることがない病気なのか?

 
まず、結論からいえば、答えはNOじゃ。
アトピー性皮膚炎は「治る」疾患じゃ。

昨日、書いたようにアトピー性皮膚炎がどういった病気かというと、「痒い病気」ではなく、

免疫系に異常が生じている病気
肌の機能に異常が生じている病気

ということじゃ。
ということは、免疫系の異常、肌の機能の異常を治すことができれば、アトピー性皮膚炎という病気も当然ながら治る、ということになる。

問題は、免疫系の異常状態を引き起こした原因、肌の機能の異常を引き起こした原因が、個人ごとに異なる、ということじゃ。
特に、前者の免疫系の異常状態については、免疫を支配する自律神経、内分泌系の異常状態が主な原因とされておる。
あとぴナビでは、アトピー性皮膚炎を克服するためには、「生活習慣」及び「生活環境」の改善が必要であると考えておるが、その最大の理由は、自律神経や内分泌系の異常をもたらす原因とは、毎日の生活の中に潜んでおるからじゃ。

前に述べたと思うが、アトピー性皮膚炎という病気は、上記の二つの病気が単独で現れるケースよりも、二つが複合して現れることが多い。
そういった点では、多くのアトピー性皮膚炎の方は、生活及び生活環境の改善こそが、アトピー性皮膚炎を克服できる最も近道であると言える。

ただ、体に負荷を抱えている生活の原因とは、意外と気が付きにくい、あるいは改善しづらいものが多い。
だからこそ、体への負荷が継続することで、アトピー性皮膚炎という病気が現れることになるのだからの。

例えば、

仕事が忙しくて睡眠が十分取れない
睡眠がとれないから内分泌系の産生が十分行えない
また、自律神経のバランスも乱れがちになる

といった人の場合、睡眠不足がアトピー性皮膚炎を引き起こした一つの要因(多くのアトピー性皮膚炎の人の場合、生活内の要因は複数ある)であるが、この場合、睡眠不足を解消するためには、「仕事が忙しい」というところから改善が必要になる。
とはいえ、今の時代、仕事を優先させないことが難しい状況にある人も多いじゃろう。
これが、アトピー性皮膚炎を治しづらくしている理由、つまり生活の改善が行えない、ということにつながってくる。

長くなるので、続きは明日にしたい。
明日は、アトピー性皮膚炎を治しづらくしている理由ともいえる「具体的な生活」そして、その改善のために何を考えていかなければならないのかを見ていきたい。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎が治った場合、そのあと、二度とアトピー性皮膚炎の症状が出なくなるのか、という質問を時々いただきます。
例えば、風邪が治った状況を考えてみると、他の風邪のウィルスや細菌に感染すれば、「新たに風邪にかかる」ということはあり得ます。
同じように、アトピー性皮膚炎が治った状態=アトピー性皮膚炎を引き起こす体の異常状態が治った状態、ということですので、再び体に異常状態を引き起こすような生活を行えば、「新たにアトピー性皮膚炎に罹る」ことは十分にあり得ます。
とはいえ、体に対する負荷に対する耐性も、正しい生活を積み重ねていくことである程度、作られてきます。
そういった点を考えると、アトピー性皮膚炎は生活の中で作られる病気、「生活習慣病」の一つと考えた方が良いのかもしれませんね。