抗アレルギー薬の副作用情報

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
先月末ころに、厚生労働省から、抗アレルギー薬に関する重大な副作用情報の通達が出ていますので、お知らせしたいと思います。

 
●アレロックで劇症肝炎による死亡例
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110629-00000008-cbn-soci

抗アレルギー薬アレロックを服用した患者で、2008年4月1日から今年3月4日までの間に、因果関係の否定できない劇症肝炎の副作用による死亡2例が報告されたことが、厚生労働省が6月29日に発表した「医薬品・医療機器等安全性情報280号」で明らかになった。

厚労省は既に4月20日付の医薬食品局安全対策課長通知で、販売会社の協和発酵キリンに対し添付文書の使用上の注意を改訂し、「重大な副作用」の項に劇症肝炎を追記するよう指示している。
安全性情報280号によると、協和発酵キリンが推計したおおよその年間使用者数は、約443万8000人(09年11月-昨年10月)。

 
記事中にあるように、年間使用者が約443万人ということは、かなり多くの人が使用している、ということになります。
実際、アトピー性皮膚炎の人に対しても、処方されている例はあります。

もちろん、こういった副作用の発現は、頻度が高いわけではありませんが、劇症肝炎は生命にも危険が生じますので、注意が必要でしょう。
アレロックは、眠気などの副作用が少ない第二世代の抗ヒスタミン薬でもあり、アレルギーに関する病態に対しては、広く処方されています。
これまでも使用上の注意として、腎臓や肝臓が悪い人は慎重に使用するように、となっていましたが、肝臓に疾患のあるアトピー性皮膚炎の人は、主治医によくご相談されるようにしてみてください。

 
おまけ★★★★北のつぶやき

先月末のブログでも書きましたが、薬と毒の違いは、「量」の違いという部分があるように、紙一重、という要素を薬は抱えています。
使う人の条件(体調、既住症など)によっても、影響の現れ方は異なりますし、薬は少なくとも異物であるからこそ、生体に対して何らかの影響を与えられる(良い影響は薬、悪い影響は毒、という風に)わけですから、盲目的な使用は注意した方が良いかもしれませんね。