お風呂で汗をかくために

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
さて、暑い季節になりましたが、アトピー性皮膚炎の方の場合、なかなか汗が出ない状況の方がときどきおられます。
汗には、抗菌物質が含まれて感染症の予防となったり、皮脂膜を形成してスキンケアとなったり、お肌にとって大切な役割がありますので、しっかり汗をかける、ということは、アトピー性皮膚炎を克服するための大きな条件とも言えます。

ところが、今のように暑い季節であっても、入浴中もなかなか汗が出てこない、というケースがあります。
これは、体温調節を行っている自律神経の異常状態などが関係していると考えられますが、しっかり汗をかくためには、継続して、「汗をかく訓練」を行うことが大切です。
そういった点も含めて、継続した入浴を行うことはアトピー性皮膚炎に対しても大切な要因と言えますが、この汗をかきやすくするために、入浴前に補助的に行うとよい方法があります。

それが「入浴前の軽い運動」です。

Aさんは、不定愁訴が強くみられていました。
入浴しても、冬だと40分たっても鼻の頭にすら汗が出てこない、夏だとうっすらにじむ程度にしか汗が出てこない、という状況が続いていました。

そこで、Aさんはヨガが好き、ということがありましので、入浴前に洗い場で、ヨガを行ってから、入浴するようにしていただきました。

そうしたところ、約1カ月ぐらい経過すると、洗い場でヨガを30分行ってから入浴を行うことで、入浴後、すぐに汗をかくことができるようになったのです。
もちろん、アトピー性皮膚炎の症状も、汗をかき始めたころから、乾燥、赤み、そして炎症が軽くなっていきました。
運動は、自律神経のうち、交感神経に対して強く働きかける行為です。
交感神経が働くことで、入浴による温熱の刺激に対してスムーズに発汗行為=体温調整が行えるようになったのでしょう。

もちろん、誰しもに効果があるわけではありませんし、人によっては効果がみられるまでに時間がかかることがあります。
でも、こういった工夫を行うことは、入浴を継続していく上では、役立つことが多いので、汗がなかなかでない、と悩んでいる方は試してみてください。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

汗をかく条件とは、体温の調節を行う必要があるということが最も大きいものじゃ。
また、汗をかくためには、ある程度の水分が必要にもなる。
そういった点を考えると、入浴前にいっぱいの水を飲むこと(ただし常温で)も一つの方法じゃろう。
いずれにせよ、夏は汗をかくためには「良い時期」でもあるので、いろいろ工夫を行うとよいじゃろう。