過食に注意しましょう

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、アトピー性皮膚炎の方の食事で、ときどき気になるのが「過食」です。
最近の私たちの食生活は、和食中心の食事から、洋食が中心となってきている傾向がありますが、それに加えて「過食」の問題も考える必要があるでしょう。
特に考えたいのは、摂食している「回数」の問題です。

食事を摂ると、消化器官は、副交感神経が優位の状態になります。
副交感神経が優位の状態が続くことは、免疫学の観点からみると、あまり良いことではありません。

白血球には、細菌を処理する「顆粒球」、免疫に関わる「リンパ球」があります。
顆粒球は、体内に入ってきた細菌などの異物を取り込んで消化・分解する働きがあり、交感神経が働くと増加します。
顆粒球は増えすぎると粘膜を攻撃して炎症を起こします。
リンパ球はウイルスなど小さすぎて顆粒球では処理できない異物(抗原)を、免疫の働きで処理します。
リンパ球は副交感神経が働くときに増加します。
これら顆粒球とリンパ球の通常の割合は約60対35ですが、交感神経と副交感神経の働きによって増減します。

つまり、副交感神経優位の状態が続くことは、体内の免疫システムにおいて、リンパ球優位の状態を作り出してしまうことになるのです。
当然、アトピー性皮膚炎の原因の一つには「IgE(免疫グロブリンE)」というリンパ球が関わっていますので、体内のリンパ球優位の状態を続かせることは、アトピー性皮膚炎の症状の悪化要因の一つになることが考えられます。

もちろん、交感神経の優位状態が続きすることもマイナス点はありますので、大切なのは、自律神経のバランスを保つことです。
ただ、摂食している回数が多いと、消化器の機能が常に働く状態を作り出してしまうことで、この自律神経のバランスを乱すことにつながる恐れがあるので、注意が必要でしょう。

実際、アトピー性皮膚炎の人で、摂食の回数が多い人に、回数を減らしてもらうことで、症状が著しく改善したケースがあります。
食事の内容を良いものに変えていくことはもちろん大切ですが、食事の量や摂食の回数にも注意するようにしましょう。

 
おまけ★★★★東のつぶやき

今日、南さんが書いたリンパ球と自律神経の関係については、あとぴナビの特集でも取り上げていますので、ぜひご覧ください。

●免疫学から見たアトピーの根本治療
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=39