眼障害のサインに気をつけよう

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎の方の場合、長期にステロイド剤を使用していると白内障が生じることがあります。
これは、アトピー性皮膚炎という疾患そのものによるもの、という医師もいますし、ステロイド剤の副作用と説明する医師もおりますが、少なくともステロイド剤に添付されている説明書の副作用のところには、白内障に対する注意が明記されていますので、ステロイド剤の長期使用者は注意が必要でしょう。
先日、Webの記事で白内障のことが掲載されていましたので、紹介します。

 
●老眼の矯正とで一石二鳥!?白内障治療の先進医療
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110606-00000000-diamond-soci

強い日差しやクルマのライトに目がくらむことが多くなったVさん、56歳。老眼も進み、仕事に支障が出始めたため、眼科を受診すると白内障と診断された──。

白内障の9割は眼の中の天然レンズ「水晶体」が加齢によって徐々に濁る眼の老化現象。40代から進行し始め、60代で約7割、70代で約9割が白内障と診断される。残り1割はアトピー性皮膚炎や糖尿病、眼球周囲の外傷などから二次的に発症し、加齢性より進行が早いので注意が必要だ。

加齢性の白内障は「自然の摂理」なのだが、日々必要な情報の8割を視覚に頼るわれわれにとっては大問題。人類と白内障との闘いの歴史は古く、早くも紀元前800年頃の古代インドの医学書に白内障手術に関する記載が見られる。眼の構造すらわからない時代のこと、患者が被る苦痛や恐怖は並大抵ではなかったろう。

幸い現代はそんな苦痛とは無縁。今日の白内障手術の手順は、まず点眼薬で局所麻酔をした後、白目に開けたわずか2~3ミリメートルの切開創から超音波を発する細い管を入れ、水晶体を細かく破砕した後に外へ吸い出す。次に同じ孔から小さく折り畳まれた眼内レンズをチュッと挿入するだけ。眼内レンズが自動的に展開し、切開創を縫う必要もない。この間15~30分。翌日からいつもの生活に復帰できる。

国内で使用できる眼内レンズは保険適用3割負担の「単焦点」と、手術費は自費負担の先進医療制度による「多焦点」の2種類。単焦点眼内レンズは、遠近どちらか片方にピントを合わせる設計で、術後も8割以上が眼鏡を必要とする。

一方の多焦点眼内レンズは、手元と同時に遠方にもピントが合うよう設計され、白内障治療と老眼矯正の一石二鳥が期待できる。実際、レンズ挿入後は9割以上が老眼鏡を手放せる。ただ中間距離がぼやけるので、術後に違和感を訴える声もあった。

このため最近は若干、近方用の矯正力を弱め、手元から遠距離まで広い範囲で良好な視力を確保するタイプの多焦点眼内レンズが登場。欧米ではすでに白内障治療の主役になっている。日本では昨年末に発売されたばかりだが、患者満足度は9割と好評のようだ。

さて、多焦点眼内レンズによる白内障の治療費は先進医療制度を利用しても片眼30万~40万円。高額だがいったん挿入すれば一生裸眼で過ごすことも可能だ。ただし、白内障も老眼もさほど進んでいない時点で手術を焦ると、逆に見え方の質が落ちる危険性もある。「こんなはずでは」と後悔しないよう、手術時期については専門医とよく相談することだ。

 
記事中にあるように、白内障の患者全体からみると、ほとんどが加齢によるものですが、アトピー性皮膚炎の患者にもみられます。
注意して欲しいのは、初期症状を見逃さないことです。
視野が、霧がかかったように白く濁ったように見える、などの症状があった場合には、一度、眼科を受診した方がよいかもしれません。
治療法は、記事にあるように、先進医療もあるようですので、実際に白内障と診断され、治療を行う際には、専門医と相談するようにしましょう。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の人が気をつけたい眼障害は、白内障の他に、網膜剥離がある。
これは、顔面部位に痒みがある場合、掻くと傷になることを気にして「叩く」ことで生じることが多いようじゃ。
弱い打撃でも、長期間継続すると、影響を及ぼすことがあるし、これは叩かなければ防ぐことが可能な状態でもあるから、顔を叩かないよう注意して欲しい。