発汗漸減現象

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

会員の方から、「水道水(真水)で入浴しているが、あせの出が悪い」との相談を、良く受けます。
これは、ご本人の代謝の問題も関係している部分はありますが、浴水の問題も関係しています。

水道水(真水)に長時間入浴すると、皮膚表面の角質層がふやけ、汗腺の付近がふさがれる状態になり、汗の排出が困難になることでおこる現象があります。
この現象を、発汗漸減現象(はっかんぜんげんげんしょう)と言います。

よく、お風呂のお湯に塩(自然塩)を入れると良い、と言われることがあるようですが、これは、塩を湯にいれることにより浸透圧の関係で、角質層がふやけるということがなくなるためと考えられています。
角質層がふやけない=汗腺の付近がふさがれない、ということで「発汗漸減減少」を防ぐことになります。
そのため、塩を入れた方が、水道水(真水)そのもので入浴するよりも汗の出は良くなるようです。
そういった点から見ても、源泉には、ナトリウム、マグネシウムなど、イオン化された天然の成分が含まれるため、この「発汗漸減減少」を自然と防ぎますし、また、源泉の成分が汗腺より吸収されて、代謝が高まり、より発汗作用が高まるようです。
 

したがって、現在、水道水で入浴を継続しているが症状に変化が見られない方の場合、この「発汗漸減減少」が関わっていることも考えられますので、できる限り入浴環境を良い状態に(上質な水質)に変える工夫が必要かもしれません。
一番の理想は、やはり、刺激の少ない単純アルカリ泉のような、源泉(温泉)での入浴がお薦めです。
温泉地に行くことが難しい場合には、自宅のお風呂の環境を良い状態に変えるようにしましょう。
できる範囲で、入浴環境を「良い状態」に変えていくことは、アトピー克服のためには、重要な要素となりますので、入浴療法をアトピー性皮膚炎克服に取り入れたいとお考えの方は、ご注意ください。

 
おまけ★★★★大田のつぶやき

入浴環境としては、温泉がまさしく理想的と言えますが、温泉の場合、「泉質」という問題も関わることも考える必要があります。
硫黄泉、酸性泉など、肌に刺激の強い泉質は、かえって肌にダメージを与えることがありますから、注意が必要です。
また、入浴の温度や回数、時間など、「入浴方法」も自分に適した形で、一定の負荷がかけれるように行う必要がああります。
自分に合わせた入浴方法については、相談ダイヤルまで問い合わせてみてください。

 

 
●相談ダイヤル
東日本の方 0466-81-8186
西日本の方 0943-74-5726