子どものアトピーと生活(2)

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 
今日は、昨日の続きで、アトピー性皮膚炎を克服するための、あるいは予防するための生活で必要なこととして、「食事」について見ていきたいと思います。

 
3.食事

食事とは、体を構築していく上で、また活動してくためのエネルギーを得るための手段として、当たり前のことですが、大切な役割を担っています。
本来、体にとって、必要な食事とは、バランス、量、そして質ということを考えなければならないのですが、今の私たちの社会環境では、量は確保できても、バランスと質が伴いづらい状況になっています。

バランスとは、食事の基本と言える「糖質」「脂質」「たんぱく質」の割合、そして「無機質」であるミネラルやビタミンの摂取ということです。
そして、質とは、食事に使われている素材や添加物の影響です。

先日、興味深い記事がありました。

 
●子どもに栄養ドリンクはダメ、スポーツ飲料も不要 米研究
http://www.cnn.co.jp/fringe/30002918.html

(CNN) 栄養ドリンクは10代までの子どもにふさわしい飲料ではなく、スポーツ飲料もほとんどの子どもにとっては必要ないとする研究報告を米国の専門家がまとめ、米小児科学会誌に発表した。

報告は同学会に所属する栄養学やスポーツ医学の研究者がまとめた。それによると、栄養ドリンクは集中力や精神力を高めるなどの効果をうたい、大量のカフェインやガラナ、朝鮮人参、タウリンなどの滋養強壮成分が配合されている。

こうした飲料を子どもが飲むことには危険が伴うと研究チームは解説。栄養ドリンクと心拍数や血圧の上昇、睡眠障害、不安神経症との関係を指摘した。

栄養学専門家のマーシー・シュナイダー氏は「多くの場合、ラベルを見ただけではどのくらいのカフェインが入っているのか分からない」「エネルギードリンクの中には、ソーダ14缶分に匹敵する500ミリグラム以上のカフェインが含まれているものもある」と警告する。

一方、運動で失われる水分や電解質の補給をうたって炭水化物やビタミンなどを配合したスポーツ飲料については、激しい運動や長期に及ぶ練習をする若者の場合は効果的な場合もあるとした。

しかし、そうでなければビタミンやミネラルはバランスの取れた食生活を通じて摂取すべきだと指摘、「定期的に運動しているほとんどの子どもにとっては普通の水が一番よい」(スポーツ医学専門家のホリー・ベンジャミン氏)とした。

スポーツ飲料には子どもには不要な余分なカロリーが含まれており、肥満や虫歯の原因になりかねないという。「運動後には水を飲み、食事の時には推奨摂取量のジュースや低脂肪牛乳を飲んだ方がいい」とベンジャミン氏は助言している。
 

多くの場合、今の私たちの食生活を考えると、「過剰な状態」ということが言えます。
記事中にあるようなカロリーなどもそうですし、脂質も、今のスナック菓子をおやつとして摂取している状況においては、過剰な状態にあることが多いと言えます。
また、添加物なども、着色料、保存料など、なくては困るものではないものを摂取することが増えてきています。

また、日本人が昔から摂取してきた発酵食品(納豆、味噌汁、漬物など)の摂取も、食生活の変化とともに、失われつつある、あるいは摂取が減ってきた家庭も多くなってきています。
最近では、原発事故の影響以降、放射性物質も考えなくてはならない状況もあります。
これまでは、食材に含まれる農薬や、食品自体に使用されている着色料、保存料など化学物質に対する影響を考えていく必要がありましたが、これからは、残念ではありますが、放射性物質の影響も考えなくてはならない可能性が高いと言えます。

特に、農薬などが騒がれた当初、安全だとされたものがやがて影響が分かるにつれ、禁止されたり基準が厳しくされたのと同じように、原発事故以降に定められた「暫定基準」とは、特に子どもたちにとって「安全な基準」と言えない要素を秘めています。
アトピー性皮膚炎は、免疫も関わる疾患ということを考えると、内部被曝が増えることは、決してプラスに働くことはないでしょう。
化学物質は微量であればあるほどアレルギーを引き起こしやすく、量が多くなると、今度は中毒症状を引き起こすことが分かっていますが、放射性物質も、同様に「生命維持」「健康維持」で考えると、基準となる量が異なる可能性もあり、それは今後の「臨床」、つまり私たちが身をもって証明していく中でしか、判明されないことと言えます。

いずれにせよ、明日を担う子どもたちにとって、「リスク」は最大限、排除できるように、大人たちが考えていく必要があります。
アトピー性皮膚炎を克服、予防していくためには、こういった食事も、「良いもの」で摂取できるように考えていくことが大切でしょう。

 

「睡眠」「運動」「食事」と三つの要因を今回は考えてみましたが、こういった子どもの生活環境は、子ども自身が整えることは事実上、難しいことと言えます。
先に書きましたが、子どものアトピー性皮膚炎は、生活面で考えると、そのキーポイントは大人が握っていることを忘れないようにしましょうね。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

昨日のおまけで、子どもと大人の生活環境は違うことを承知しておくべきじゃ、と書いたが、同様に、「生命維持」と「健康維持」の行動が異なることも考えておく必要がある。
生命維持は、ヒトには恒常性機能、という常に一定の働きに保とう、という働きが備わっておるので、最低限の行動で維持することが可能じゃ。
じゃが、健康維持とは、内分泌、自律神経、そして免疫機能を常に活性化させ、体が「健康でいられるために必要な量」を確保しなければならん。
週末の運動だけでは、メタボの対策としては不十分なのと同じで、個体差はあるにしろ、必要な量をしっかり確保することが大切、ということじゃな。