化学物質の影響について

昨日の東君のブログで、排気ガスのことが書かれておったので、今日は、化学物質について少し考えてみたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

アトピー性皮膚炎に対する化学物質の影響については、あとぴナビの特集や過去のブログでも何度か取り上げておるので、詳しくはそちらをご覧いただきたいのじゃが、現在の、放射性物質の問題と同じく、化学物質の体への影響は本来、「総和」で考える必要がある。
 

放射性物質の場合、外部被曝と内部被曝の二つが、影響を与えることになるが、今の問題の一つは、それらが「別々の問題」として考えられている側面があることじゃ。
野菜に含まれる放射性物質の安全基準を決めたとしても、居住している環境に放射性物質がある場合、外部からの被曝もある。
逆に、福島の校庭の問題であったように、子どもたちの年間に浴びて良いとされる放射線量を20ミリシーベルトに定めたことに対し、その数値の多さも問題じゃが、これは外部被曝の量だけじゃ。
体内に呼気や消化器から取り込んだ放射性物質による放射線の量を考えておらん。
20ミリシーベルト、という基準すら、多くの問題が指摘されておるが、福島県のように一定の放射性物質が降下した地域においては、体内の被曝は外部被曝の約2倍ほどになるという試算もあるぐらいじゃから、仮に20ミリシーベルトを基準と考えても、空間線量においては、その3分の1以下で考えなければならないはずじゃ。
そういった、「総和」で事実上、考えていないことも、今回の問題をややこしくしている原因じゃろう。

そして、同様に体に対して影響を与える化学物質も、「総和」にて考える必要がある。
先日、あとぴナビの特集で監修いただいている坂部貢先生が、テレビで化学物質の問題について話されておったのじゃが、そこでも、同様のことを話しておられた。

また、体に対して影響を与える化学物質は、呼気によるものの方が量が多いことは、昨日も書いてあった通りじゃが、化学物質は無臭のものも多い。
例えば、油性のペンキは揮発性の臭いがするため、誰でも気づきやすいが、水性の塗料は臭気がしないものもあり、そういった影響に気付きにくいことがある。

放射性物質も目に見えない分、やっかいなのじゃが、化学物質も、気づきにくいことがあるので、注意は必要じゃろう。

ちなみに、室内環境における化学物質の一番の対策は「換気」じゃ。
昨日、東君が書いていたような排気ガスの問題もあるから、周辺環境が交通量の多い幹線の近くじゃと、かえって換気することが良くないケースもあるのじゃが、基本的には、室内にある家具や家電、壁紙などから放出されておるので、空気の入れ替えをすることが大切じゃの。

化学物質は、アトピー性皮膚炎の発症要因だけでなく、悪化要因となることも多いから、原因不明の症状の悪化が続いている人は、こういった化学物質の問題も考えてみると良いかもしれんの。

 
おまけ★★★★東のつぶやき

今日の博士のブログにあった坂部貢先生に監修いただいた化学物質の記事は、あとぴナビの情報Webでご覧いただけます。興味のある方は、ぜひご覧ください。
●環境ホルモンとアトピー
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=care&c2=3&c3=3
●新築じゃなくてもシックハウス?
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=care&c2=3&c3=2