春先の注意点(2)

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 
今日は、昨日の続きで春先の注意点について述べたいと思います。

 
4.精神的な面に注意

この時期は、いろいろな面で、新たな環境に変わる最も頻繁な時期です。
学年が上がってクラスが変わる、入学する、就職する、引っ越した、転勤した、転校したなど、生活リズムそのものに影響を与えるような変化を得る方が多いでしょう。
俗にいわれる「五月病」なども、それらの環境の変化により緊張している状態が、少し慣れてホッとしたことにより、体や精神の変調をきたすことを示しています。
つまり、五月病もその前提に春先の環境の変化が原因として考えられるわけです。
このように、環境が変化した場合に、それを受け入れる気持ちの体制をしっかり作っておくのとおかないのとでは、体調面に変化が現れて当然です。
まず、最初に大切なことは、環境の変化があることを十分、自分の中で受け入れることです。
このときに深く悩んだり心配する必要はありません。
これらの変化の多くは、時間をかけてこそ慣れるわけですから、不必要に心配することは、かえってストレスを増大することにつながります。
ただ単に「変化」が起きるんだ、ということを承知しておくだけでも良いでしょう。
そして同時に、その変化は時間がたてば自然と慣れる、つまり環境になかなか順応できなくても、「時間」という特効薬があることも認識しておいてください。
精神的なストレスは、せっかく自分の体で作った、アトピー性皮膚炎の炎症を抑える副腎皮質ホルモンを消費させてしまいます。
こういった一時的な変化は、本来、生体にとっては、通常の「日常」と違う刺激となり、非特定気な変調作用をもたらします。
いわゆる恒常性機能(元の状態に体を戻そうとする働き)が働くわけです。
したがって、こういった変化自体は、一過性の場合には、体にとってプラスに働くこともあります。
ただ、そういった非日常が継続し、慣れるより先に、負荷を多く受けた場合に、マイナスの変調がみられることになります。
ストレスを受けないこと、は不可能ですが、ストレスを緩和させる方法はあるはずです。
自分なりの環境の変化に伴うストレスの解消を心がけるようにしましょう。

 
このように春先には、肉体的な面、物理的な環境、生活上での環境面、そして精神的な面の変化により、アトピー性皮膚炎に影響を与えることがあることを承知しておきましょう。

 
最後に、10年以上前に毎月会員の方にお送りしていた「ワンポイントアドバイス」に掲載していた、「春先に気をつけたいこと10カ条」をまとめとして書いておきます。

 

■春先に気をつけたいこと10カ条

1.環境の変化(就職等)が分かっている場合には、睡眠時間を新しい生活に合わせるように早めに準備しましょう。
2.粉塵や花粉などの大気中の浮遊物が増加する時期なので、物理的な方法などで対応しましょう。
3.イベントも多い時期(歓送迎会など)なので、不規則な生活が続かないようコントロールしましょう。
4.休み(春休みなど)を迎える方は、睡眠時間のリズムが乱れないように注意しましょう。
5.環境の変化によるストレスに注意しましょう。
6.気温の寒暖の差に注意しましょう。
7.空気の乾燥に対するスキンケアに注意しましょう。
8.寝具の枚数など、気温に合わせて調整しましょう。
9.気温が高い日は汗の対策を忘れないようにしましょう。
10.寒さも和らぎ活動しやすくなる時期です。散歩など軽めの運動でも構わないので、できるだけ体を動かすようにしましょう。

  
おまけ★★★★博士のつぶやき

今日、大田君が書いていたストレスじゃが、精神的な疲労(ストレス)は、肉体的な疲労で解消されることがある。
その逆もしかりじゃ。
そこで、環境の変化に伴うストレスを受けている人は、体調に影響を与えない程度で、軽い運動を行うのも良いじゃろう。
それと、ぬるめの入浴も結構、効果的じゃ。
自分なりの工夫で対処して欲しい。