アトピー咳?

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 
先日、Webで記事を一つ見つけたので、紹介します。

  
●風邪が治っても咳だけ続く人 アトピー咳の可能性あり
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20110314-00000003-pseven-soci

 
「春先は隠れていた病気の症状が表にはっきり表れる時期でもあります」と語るのは、『女性のための統合ヘルスクリニック[イーク丸の内]』院長の仲眞美子さん。次のような症状が出たら、医療機関に相談を。

風邪は治ったのに、咳だけが続くという“アトピー咳”の人が、いま増えているという。原因はいくつかあるが、最近の傾向として仲院長は次のように指摘をする。? 「最近の風邪薬は、咳を抑えるけれど、眠くなる副作用がある抗ヒスタミン薬がはいっていないものが主流。そのため、風邪は治っても、アレルギー性の咳だけが残ることが多いと考えられます」(仲さん)

車を運転する前にのまないなど服用方法を工夫できるなら、医師と相談の上、抗ヒスタミン薬がはいった風邪薬を選んだほうがよい場合も。

睡眠不足でもないのに昼間、人と話をしていても眠いと感じるなら、きちんと眠れていない睡眠障害の可能性がある。

「扁桃腺が慢性的に腫れていることによって気道が狭くなって呼吸ができずに、充分な睡眠がとれていないことがあります。本人はそれに気がついていないことも」(仲さん)

仕事をしていてもコックリ…。上司にしかられる前に病院へ。

  

ここでいう、「アトピー咳」とは、アトピー性皮膚炎のことではありません。
「アトピー体質」という、アレルギー体質の人に現れる咳を「アトピー咳」と表現しているのだと思います。

ここで一つ考えたいのは、「咳」とはなぜ出るのか?ということです。
「咳」は、気管支の炎症から刺激を受け、生じるわけですが、これは、増殖した細菌やウィルスを体外に排出する、という目的もあります。
つまり、体の反応で考えるならば「防衛反応」ということです。
しかし、咳自体は、体力も使いますし、また炎症がひどい場合には、粘膜などを傷つけることで、炎症そのものを悪化させることもあります。

「熱」もそうですが、体に生じる「症状」のほとんどは、体の防衛反応的意味合いが強いのですが、症状が強く出ると、マイナスの効果が生じることもあり、そういった点で、症状を抑える治療、というのは誤っているとは言えないでしょう。

ただ、その症状が現れた「原因」を無視して、症状だけ抑えても、原因が解決しない限り、症状はいつまでも続くことになります。
アトピー性皮膚炎の痒みと同じ、ということです。

薬の服用や塗布は、適切に行えば、体の治癒力に対して「お手伝い」としての役割を持ってくれますが、同時に、常に「リスク」を抱えていること、そして病気の原因そのものを「薬」が治すことは、ほとんどのケースでできないことを理解して、そして「上手」に薬は使いたいところです。

  
おまけ★★★★東のつぶやき

このような記事を読むと、アトピーの人は風邪をひいたとき、抗ヒスタミン薬を服用しないと、風邪が治っても咳が続く、と誤解する人が出てくるので、そうではない、ということで記事を紹介しました。
医学的な用語で考えるならば、「アトピー」と「アトピー性皮膚炎」は必ずしもイコールではありませんので、注意が必要でしょう。