朝の入浴の大切さ(2)

小田です。

 

 

 

 

 

 
昨日の続きで、今日は、低体温の対策として「朝の入浴」のことを書きたいと思います。

九州HRCに宿泊される方の中には、お子さまもいらっしゃいます。
やはり、最近の状況をみると、低体温のお子さまが多い傾向を見受けます。

数年前の話ですが、小学校4年生の女の子(Sさん)が、ご両親と一緒にしばらく滞在されました。
話を聞くと、Sさんは普段から朝の起床時は体温が35度台で、学校に行って、給食を食べ終える頃にようやく36度台に戻る状況ということでした。
朝食は食べていますが、朝は少しボゥッとしがちで、良く低血圧だと朝が弱い、という一般的な話のような状況にあるのでは、とご両親は感じていたそうです。

そこで、九州HRC宿泊中に朝の湯治を行っていただき(20分前後)、Sさん自身も、湯治を行うと少し体が動けるような気がする、ということで、帰宅後も朝の入浴を続けていただきました。

すると、約半年ほど続けた結果、朝の起床時の体温が36度台になったのです。
また、毎年、冬から春にかけて症状が落ち込む状況だったのが、その年から、安定した状況を保てるようになりました。

もちろん、朝の入浴だけではなく、睡眠の取り方や体を動かすこと、食事なども気をつけてはいただきましたが、朝の入浴を始める前もかなり気をつけておられていましたから、朝の入浴が「引き金」になったのは確かでしょう。

入浴は、血液循環を良くします。
血流は自律神経により影響を受けていますから、間接的に自律神経に働きかけることができることになります。
先日の記事中にあったように、低体温の原因の一つは、自律神経の乱れにあるわけですから、こういった自律神経への働きかけを積極的に行うことが、低体温解消のきっかけにつながったのでしょう。

基本的に、平熱が36度台のお子さまの場合、日内変動の関係で朝は体温が低い状況にあるとはいえ、35度台の体温は「良い状態」とは言えません。
実際、Sさんの場合、朝の体温が36度台に戻る状況の中、症状に対しても良い影響が見られましたし、朝の体温が「普通」であることは、体のバランスからみても、大切なことだと言えるでしょう。

体温の上昇だけで考えるならば、運動なども手段としては良いのですが、低体温の状況で「活動」すること自体が負荷となっているような状況の場合は、入浴、という手段の方が適していると思います。

低体温が気になる方は、一度、朝の入浴をお試しください。

 
おまけ★★★★大田のつぶやき

冬の時期、朝の入浴は、その後、学校や会社に出かけることを考えた場合、「湯ざめ」が心配になることがあるかもしれません。
確かに、高温での入浴は、体が体温を急激に下げようと働くため、「冷え」の状態を生みやすいのですが、通常の入浴でもお勧めしている「ぬるめの温度」であれば、入浴後、すぐに衣類を身につけることで、その後の冷えは感じづらくなります。
朝の入浴を実践する場合には、高い温度での入浴にならぬよう、気をつけましょう。