朝の入浴の大切さ(1)

小田です。

 

 

 

 

 

 
最近、小児の低体温が話題になることがありますが、基礎体温は、低下している傾向が確かに見受けられます。

 

●子どもの低体温
http://www.topics.or.jp/special/122545452297/2010/03/2010_126853462855.html

【質問】7歳の孫のことですが、体温が低く、常に35度台しかありません。すぐに「しんどい」と言ったり、眠くなったりして、朝もなかなか起きません。低体温の治療法があれば教えてください。

山田こどもクリニック 山田進一(徳島市国府町)

 
【答え】一般に、子ども1 件の平熱が36度未満になる場合を低体温1 件ということが多いようです。最近は子どもの低体温が増えています。成長期にある子どもは本来、基礎代謝が高く低体温にはなりにくいものです。ですから、子どもが低体温になると、集中力が続かない、疲れやすい、風邪をひきやすい、アレルギー疾患が増えるといったいろいろな問題が起こります。

ある保育所で、低体温の子どもたちの生活実態を調査したところ、共通点が見つかりました。それは▽運動不足▽夜遅くまで起きている、睡眠不足▽朝食を食べない、もしくは少ししか食べられない(排便がない)▽エアコンを使いすぎる、テレビ・ゲームの時間が多い-などです。

このような生活習慣と睡眠リズムの乱れによって、自律神経の働きがうまく機能しなくなることが、低体温の主な原因と考えられています。ただし、まれに甲状腺ホルモンなどのホルモンバランスが崩れることによって低体温になっている場合がありますので、一度確認することが必要です。

低体温を改善させるためには、乱れた生活リズムを改善させることが重要です。子どもの一日の生活リズムは「眠る・食べる・運動する」という三つのサイクルで構成されています。これらのうち一つでも正常でないと、生活リズムが乱れることになります。

地球の自転は24時間ですが、人の体内時計は24・5時間ぐらいです。この差は、朝起きたときに太陽の光を視覚で確認すると、体内時計で24時間に調整されます。ですから、早寝早起きに向けてまずやるべきことは、朝早い時間に起きて朝日を浴びることです。

生活リズムの基本として▽起床は午前7時までに自然に目覚めることを目標にする▽就寝は遅くとも午後9時まで、できれば8時まで▽早く眠るために夕食は7時までに取るようにする-などが大切です。夜が遅くなることがあっても、朝は決まった時間に起きるようにしましょう。

保育所で低体温1 件の園児に対する対策として、戸外での遊びを増やしたところ低体温が改善したそうです。外で遊ぶことで無意識のうちに筋肉が鍛えられ、基礎代謝が上がり、その結果、ホルモンの分泌も改善します。しっかり動くとおなかもすきますので、たくさん食べることも可能となります。体温が最も高くなるのは午後3時から5時です。この時間に外遊びをすることがお勧めです。

また、体温を上げるためには朝食を取ることが必要です。食事をすると体内でエネルギーを生み出すため、体温が上がります。朝食を食べるためには、夜遅くに食べないことが大切です。また、ジュースや甘いお菓子、冷たいお菓子などは身体を冷やします。ご飯をしっかり食べることを目指しましょう。

 
記事中にあるように、低体温を引き起こしている「体の原因」は、体温調節を行っている自律神経の乱れが考えられます。
こういった自律神経の乱れは、当然、アトピー性皮膚炎に対しても影響を心配する必要があります。

まず、一つの問題は自律神経の乱れは、自律神経と内分泌系の影響を受けている免疫機能そのものに影響を与えるため、アトピー性皮膚炎などアレルギー症状の原因の一つとなります。

もう一つの問題は、記事中にあるように、こういった自律神経の乱れを引き起こしている要因が「生活の中にある」ということです。
睡眠、運動、食事など、基本的な生活が「悪い状態」であることが、原因の一つとして考えられていますが、睡眠が不足している状態であれば内分泌に対する影響が現れますし、運動が不足していれば代謝が不足していることになります。食事のバランスの乱れは、体の細胞や行動に対する影響につながります。

こういった直接的、間接的な影響の結果が、一つの「サイン」として「低体温」という形で現れているということが考えれます。

では、この低体温を防ぐためには、どうすればよいのでしょうか?
記事中にあるように、そういった生活の改善は、もちろん必要ですが、「攻め」の対策としてあるのが「朝の入浴」です。

長くなるので、続きは明日にします。

  
おまけ★★★★南のつぶやき

記事中にある子どもの低体温の原因の一つに挙げられている「遊び」というのは、アトピー性皮膚炎にとっても、かなり大きな関わりがあると思います。
今回の低体温だけに関わらず、遊ぶことで代謝が上がり、遊ぶことで食欲が増します。また遊ぶことで疲れて夜、眠りやすくなります。
これらが「良い方向でつながる」と、睡眠、食事といった他の生活面にも良い影響がある、ということですね。
成人の場合は、「遊び」は「運動」と置き換えられます。
生活習慣病対策の大きな柱が「適度な運動」にあることを考えると、アトピー性皮膚炎も、ある意味「生活習慣病」という側面が強いと考えています。