【Q&A】なぜ入浴がアトピーに良いの?(3)

昨日の続きからじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今日は、アトピー性皮膚炎に大きく関わる「化学物質」「代謝の不足」「睡眠」を、今の生活を維持させながらどのように変えていけば良いのかを述べたい。

まず「睡眠」じゃが、これについては、一言で言うと「自覚」を持って変えていくしかない。
「寝る」時間は、自分で決めれる行動じゃ。
自分の意思で変えていくしか方法はない。
睡眠だけでも話すと長くなるが、今回の「入浴」には直接関わってこんので、省きたいと思うが、一言だけ言っておくと、

 

1.子どもは子どもの睡眠時間がある
(大人のリズムで生活させない。早寝をさせること)
 

2.夜働いている、など特殊な状況にない限り、必要な睡眠時間と時間帯で睡眠を取るようにする
(小学生なら9時就寝、6~7時頃起床、大人なら11時就寝、6~7時頃起床、など。ただし、個人差は有り)

 

というように、年齢、生活環境に合わせて「体が必要とする」睡眠を取るようにしたいところじゃ。

で、残りの二つ「化学物質」と「代謝の不足」について考えていきたいと思う。

実は、この二つは、かなり密着な関係にあると言ってよい。
前にも少し述べたが、私たちの生活の中で化学物質を摂取する機会は、相当に多い。
大気中の化学物質、食物の農薬や添加物、水道水中の塩素、家具や家電製品から放出される化学物質、芳香剤などもある。
じゃが、ここで最も深い関係があるのが「空気」じゃ。
ヒトが一日に摂取する化学物質は、80%が肺胞、そして残りの20%が消化器官から、その他、皮膚や粘膜が少し関わっておる。
ということは、肺胞、つまり呼気からの化学物質をなんとかしないといかんことになる。
じゃが、「大気中の化学物質」は、個人レベルで行えるのは室内環境ぐらいじゃし、その室内環境においても、家電製品からも出ておる以上、事実上、ゼロにするのはほぼ不可能じゃ。
 

よく、食品を無農薬にしたりして気をつけておる人がおるが、食品の化学物質をゼロにしても、消化器官から摂取される量は20%に過ぎん。
どうしても「大気の対策」が必要と言うことじゃ。
逆にいうと、私たちの社会生活内において、大気中の化学物質は相当な問題であるとも言える。
文明の発達との引換え、という部分もあり、いたしかたないところでもあるが、こと「健康」という観点からいえば、最も大きな問題であると言えるじゃろう。
 

昨日、昔の時代との違い、発展途上国との違いを述べたが、その最も大きなものが、この「大気」であるといっても良いかもしれん。
もちろん、多少なりとも軽減できる部分の工夫は必要じゃから、食品、室内環境などで気をつけられる部分は気をつけるべきじゃろう。

しかし、どうしても摂取してしまった化学物質はなんとかせねばならん。
そこで、関わってくるのが「代謝」じゃ。
化学物質を排泄するには、「代謝」で尿や汗、呼気から排泄するしかない。

じゃが、残念ながら、今の私たちの生活環境は、「代謝不足」の生活になっておる。
そこで、意識して欲しいのが「代謝を上げること」ということじゃな。

そして、この「代謝」を上げる方法は、「運動」と「入浴」が最も手っ取り早い。

ようやく、今回のブログのテーマである「入浴」にたどり着いたの。
あとぴナビが「入浴」を、アトピー性皮膚炎を克服するための「手段」として取り上げているのは、アトピー性皮膚炎の根本的な原因とも言える「代謝」という部分があるからじゃ。
そして、「入浴」は、アトピー性皮膚炎の原因だけではなく、アトピー性皮膚炎による症状に対しても有効であることが分かっておる。

明日は、「入浴」がなぜアトピー性皮膚炎に良いのかを述べたいと思う。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

今回のブログのテーマは「入浴」じゃから、詳しくは述べておらんが、「運動」とは「健康」という面からみると、大変、重要な役割を担っておる。
ここでいう「運動」とは、何もスポーツの「運動」を指し示しているのではない。
「運動」という文字は、「運んで動かす」という言葉になるが、文字通り、「体を運んで動かす行動」を日常化させることが本当は大切じゃ。
よく「1日1万歩」という目標を立てておる人もおるようじゃが、江戸時代などは、今よりもエネルギーの摂取量が少なく(1日2食が普通だった)、さらにどこにいくにも基本は歩くしかなかったので、その量は、1日1万歩どこではなかったじゃろう。
ヒトを「動物」として考えた場合、その行動量として求められているのは、1日1万歩で十分ではないのかもしれんの。