【Q&A】なぜ入浴がアトピーに良いの?(2)

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
昨日、アトピー性皮膚炎の原因として「生活」と「生活環境」が大きく関わっていること、そしてそのポイントとしては「化学物質」「代謝の不足」「睡眠」という三つがキーワードとなることを述べた。

では、今の我々の生活をどのように変えると最も良いのかを今日は考えてみたい。

そのポイントは、

 

1.移動は「歩く」ことのみ
2.電気を使わない。

 

という二つが言える。
もちろん、今の生活の「基盤」が失われることになるから、現実味は全くないのじゃが、ことアトピー性皮膚炎、という問題だけで考えると、この二つが必要じゃ。

まず、移動を歩くことだけにすれば、車がいらない。
車がいらなければ、大気中の化学物質は大きく軽減することになる。
また、生活を営む上で、ある程度の行動(買い物、仕事など)が必要なため、必然的に代謝量は増加してくれることになる。
そして、電気を使わなければ、日の出と日の入りを中心とした生活に変わるじゃろう。
そうすれば、睡眠時間、睡眠のリズムも良くなる。
また、電気がない=家電製品がそもそもいらない、さらに、電気工具で作られるありとあらゆるものが失われることになるが、そうなれば、合板や化学物質を含む壁紙なども作ることが難しくなり、生活環境内の化学物質が大きく軽減する。

こういった生活は、もちろん、大きく「失うもの」もあるじゃろう。
農薬がなければ収穫量は天候に左右されるし、保存料がなければ、食料不足はいたるところで発生するじゃろう。
車がなければ、流通、通勤、通学、ありとあらゆるところに支障がでる。
緊急時の搬送もできず、高度な医療体制が失われれば、現在、助かる疾患も助からなくなることもあるじゃろう。
電気がなければ、エアコンも使えず、今年のような猛暑の場合、生命に関わる人も増えるかもしれん。
もちろん、冷蔵庫も使えないから、食料の保存もままならない。

じゃが、これらがなくても、人々は生活はできる。
それが、昔の時代であり、そして今でも発展途上国では一部は不足しておるじゃろう。

昔はアトピー性皮膚炎が少なく、今は増加している、さらに発展途上国には少なく先進諸国には多い・・・・

なんとなく、アトピー性皮膚炎が増加してきた傾向が見えてくるのではないじゃろうか?

だからといって「昔の生活に戻る」ということが大切、ということではない。
なぜなら、今の生活で「得たこと」も非常に大きなものであり、そもそも、現在、私たちの生活を支えている「恩恵」を失うことは不可能なことだからじゃ。

じゃが、少なくとも今の生活を維持させていく上では、アトピー性皮膚炎、という疾患が今後も増加していくことは避けられん、ということでもあるということじゃ。

そこで、大切なことは今の生活を維持させながら、先に挙げた「化学物質」「代謝の不足」「睡眠」を変えるためには、どのようにすれば良いのじゃろうか?

続きは明日じゃ。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

我々は、「便利な生活」を求めて、「文明」を発達させてきた。
少し前のブログでも取り上げていた「公衆衛生」もその一つじゃ。
下水道の完備は、生命に危険を及ぼす感染症の流行を防ぐことができた反面、ヒトの免疫機能に対して脆弱性を与えてしまった。
じゃが、ヒトは、考えて行動できる「動物」じゃ。
便利な生活を維持させながら、どのように健康を維持していくのかも、これからしっかり考えていきたいところじゃの。