米食が問題か、運動不足が問題か?

東です。

 

 

 

 

 

 
連日、ブログを担当します。

今日も、Webの記事を一つ紹介したいと思います。

  
●女性は米食多いほど糖尿病発症リスク上昇
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101112-00000000-cbn-soci

国立がん研究センターは11月12日、米飯摂取と糖尿病との関連についての研究で、「女性では米飯摂取が多くなるほど糖尿病発症のリスクが上昇する傾向が認められる」とする調査結果を発表した。この傾向は、相当量の運動をしている人には見られなかったことから、「糖尿病予防には日ごろの身体活動量を増やすことが大切」としている。

研究では、1990年と93年に岩手県二戸、長野県佐久、高知県中央東、沖縄県宮古など全国9保健所の管内に住んでいた45-74歳の男女約6万人について、5年間の追跡調査を実施。研究開始から5年後に行ったアンケート調査を基に、米飯の摂取量によって4グループに分け、その後5年間の糖尿病発症(男性625人、女性478人)との関連を調べた。
その結果、女性に限って、米飯の摂取量が最も少ないグループに比べて、1日3-4杯以上のグループでは糖尿病のリスクが1.48-1.65倍に上昇し、統計学的な有意差が認められた。同様の傾向は男性でも見られたが、統計学的に有意な値ではなかった。また、パンやめん類では、糖尿病リスクとの関連は認められなかった。
一方、運動量との関連を調べたところ、筋肉労働や激しいスポーツを1日1時間以上する人では、男女とも米飯摂取と糖尿病リスクの関連は見られなかった。

今回の調査結果について研究班は、米食のほとんどを占める白米では食後の血糖値上昇の指標であるグリセミックインデックスが高いことを挙げ、エネルギー消費量が少ない人が白米を多く摂取すると、糖尿病リスクが高まるという相関関係があるとした。
このため、糖尿病を予防するには日ごろからの運動を心掛けるとともに、米飯には粟や麦など食物繊維やマグネシウムを含む雑穀を取り入れるなどして、米飯摂取後の血糖値上昇を抑える工夫が必要としている。

  
今日のブログのタイトル、そして記事を読んでいただければ分かると思いますが、今回の記事を読んで「女性は米食が良くない」と、捉えてしまうことは問題です。
これは、アトピー性皮膚炎の場合も大きく関わることですが、一般的に「生活習慣病」と呼ばれる疾患の多くは、その原因は日常生活にあります。
食事の内容もさることながら、そこから得られたエネルギーや栄養素を正しく代謝できていないことの方が、より大きな問題と言えます。

現在の私たちの社会生活環境は、代謝が減る一方の生活になりつつあり、そのことが、アトピー性皮膚炎や生活習慣病と深く関わるのですが、この根本的な解決は、「代謝」を上げることが最も大切だと言えるでしょう。

「米食から他の食材にかえたから、運動しなくても糖尿病は大丈夫だろう」と考えてしまうことは大変危険なことです。

アトピー性皮膚炎で問題となるステロイド剤治療も、本来は「ステロイド剤治療で痒みや炎症を抑えている間に、アトピー性皮膚炎そのものの対策を行うこと」が大切です。
しかし、多くの方の場合、ステロイド剤治療により痒みや炎症が引いた状態だと、アトピー性皮膚炎そのものが治っている、と勘違いすることで、それまでの生活を見直すことが難しくなります。
睡眠不足、運動不足など、その人が抱える原因そのものを同時に解消していかなければならないのですが、それを怠ることで、痒みや炎症が再発、そのたびにステロイド剤で抑えて・・・・気が付くと、長期連用を行ってしまい、ステロイド剤のリスク(副作用)を受けてしまった、というパターンが多いと言えます。

本来、必要な生活ができていないからこそ、アトピー性皮膚炎や生活習慣病が発症することを忘れないようにしたいものです。

  
おまけ★★★★博士のつぶやき

現在の病院での治療は、基本的に「対症療法」となっておる。
つまり、病気そのものに対応するのではなく、病気によって生じた「症状」を治療する、というものじゃ。
アトピー性皮膚炎であれば、アトピー性皮膚炎という病気ではなく、痒みや炎症といった症状、風邪であれば、風邪という病気そのものよりも、熱や鼻水、咳といった症状の治療が中心じゃ。
もちろん、風邪の場合は、抗生物質など直接風邪の細菌の増殖に関わる薬剤が処方されることもあるが、この場合も、あくまで「増殖」を抑えるだけであって、細菌そのものの「退治」は自分の免疫頼みじゃ。
「症状」に対する治療が意味がない、ということではなく、QOLの維持、あるいは自然治癒力のサポートとしての役割は得ることはできるじゃろうが、最終的に病気を「治していく」のは自らの体の力であることを忘れないようにしたいものじゃ。