スキンケアの話(5)

昨日は、毎日行う生活習慣の中で、「入浴」がスキンケアの役割を果たすことについて述べた。

 

 

 

 

 

 
しかし、ただ単に入浴すれば良いというものでもない。
昨日書いたように、入浴する温度など、入浴方法を誤ると、肌にとって負荷を与えるだけになる。
同じように、「入浴環境」も考える必要がある。
今日は、この「入浴環境」について述べたいと思う。

一般的な水道水での入浴の場合、問題となるのは次の3つじゃ。

1.塩素の問題

まず、水道水は浄水のために塩素処理が行われておる。
汚染された河川の水を生活用水、さらに飲料水として使用するためには、必要不可欠な処理なのじゃが、塩素は、肌のタンパク質に影響を与えることが分かっておる。
毎日、反復継続的に入浴を行っていく場合、塩素が含まれたままの水道水での入浴は、かって肌に負担を与えておることがある、ということじゃな。
塩素処理の対策としては、今は、家庭用の浄水機が普及しているので、そういうのを利用すると良いじゃろう。
  

2.酸化還元電位の問題

水道水は、元となる原水の汚染と飲料できるようにするための処理によって、酸化還元電位が高い。
地域によってバラつきはあるが、+600mv前後が多いようじゃ。
酸化還元電位とは、文字通り酸化されたモノを還元させるための電位のことじゃが、還元する力は低ければ低いほど良い。
そして、肌も常に大気中の酸素に触れることで酸化している状況にある。
もちろん、皮膚は常に代謝を行っているので、その酸化自体が問題になるわけではないが、ダメージを受けた肌の場合には、酸化還元電位が低い水の方が、入浴中の肌への影響は軽減できることになる。
水道水の酸化還元電位を下げる方法としては、活水器など、酸化還元電位を下げることができるアイテムの使用が良いじゃろう。
 

3.化学物質の問題

水道水に利用されている河川は、今の私たちの社会生活を見ても分かる通り、かなり汚染されておる。
生活排水、工業排水、そして雨水そのものが「酸性雨」など、大気中の化学物質の影響を受けるようになった。
これらの化学物質は、アトピー性皮膚炎だけではなく、人体そのものへの影響は無視できるものではない。
水道水に含まれる化学物質は、今や数千種類に及ぶそうじゃ。
化学物質の対策は、やはり浄水機や活水器など、対策できるアイテムを利用することじゃろう。
  

水道水の場合、こういった問題を「水」そのものが抱えておるので、入浴を健康のために利用しようとする場合には、何らかの対策を行うべきじゃろう。
ちなみに、では、理想的な「水」は何かというと、やはり「温泉」ということになるじゃろう。
汚染された河川などとは違い、水の質そのものが良い状態で、さらに体に良い影響を与えられる成分が含まれておる。
ただ、入浴として温泉を利用する場合には、その成分の中身次第で、肌にとって刺激となることもあるので、泉質には気をつけたいところじゃ。
入浴環境を良い状態にして、適切な入浴を行うことは、入浴そのものが体に与える効果、温熱効果などの影響を受けられるばかりではなく、スキンケアにも役立つ。
現在、入浴をアトピー克服のために取り入れている人は、「入浴の方法」「入浴環境」が適切で良い状態かを一度見直して見てほしい。

なお、スキンケアの話として、アトピー性皮膚炎の人に良くない成分、というのも述べたいところじゃが、明日はジョシュアくんが担当するようじゃから、また続きは来週に述べたいと思う。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

今日の博士のブログにあった、正しい入浴方法ですが、相談を受けている中でお聞きしていると、間違った入浴方法を行っている方がいらっしゃいます。
ご自身の入浴方法、そして自分の症状などに合わせたスキンケアの方法については、お気軽にご相談くださいね。
また、あとぴナビの情報誌に掲載されている「スキンケア教室」も、不定期ですが開催していますので、ご参加希望の方は、お気軽にお問い合わせください。