冷房とアトピー

東です。

 

 

 

 

 

 

 
昨日に引き続きブログを担当します。

アトピー性皮膚炎の人の多くは、「冷え」を感じていることが、アンケートの結果で出ており、同時に、アトピー性皮膚炎を改善した人はその「冷え」も改善されていることから、「冷え」と「アトピー性皮膚炎」は、何らかの関係があるものと推測できます。

「冷え」とは、血液の流れでもありますので、「冷えがある」=「血流が悪い」ということにもなり、自律神経との関わりからも、影響がみられるのでしょう。
今年は、猛暑が続いていることもあり、今の時期、「冷え」を感じる人は少ないかもしれませんが、猛暑の分、室内における冷房の影響を考えなければなりません。
先日、冷房に関する記事が朝日新聞に掲載されていましたので、紹介したいと思います。

   
●職場の冷房に凍える 配慮乏しく 夏を前に退職も

また「寒い夏」がやってくる。都内に住む女性(34)は今年、オフィスの冷房がきつくなる夏を前に、派遣の仕事を辞めた。
昨年勤め始めた時から冷房が気になっていた。ある席で気温を測ったら23度。ひざ掛けなどで自衛しても、体がだるくなり指の関節が痛んだ。もともと寒さは苦手だったが、病院に行くほど体調が悪くなったのは初めてだった。
数カ月後に職場の配置換えがあり、席がエアコンのそばに移るとさらにひどくなった。一日中、冷気が体を直撃する。初日は帰宅後も歯がガクガクするほどの震えが止まらなかった。翌日からストッキングとスパッツを重ね着し、カーディガンと厚手のひざ掛け2枚を体に巻いた。
それでも芯から冷える。派遣会社に相談しても「同じフロアで何十人も働いている。1人が寒いといって、何もしてあげられない」とつれない。勇気を出して派遣先の総務に訴えると、エアコンの吹き出し口をコピー用紙でふさいでくれたが、室温の設定は低いまま。ひと夏は我慢したものの、今年は耐えられないと思った。
このフロアで働く人の7割以上は男性。「クールビズ」でネクタイは外しているが、スーツを着て外回りをする営業職が多く、職場が寒いとは感じていないようだった。
以前に勤めていた別の会社では、エアコンの近くに座っている同年代の女性が、夏でも足元に電気ストーブを置いて寒さをしのいでいた。女性は「職場には暑いという人もいる。入社したばかりだったり派遣だったりで、つらいと言い出せずに悩んでいる人は多いはずです」と言う。

東京・新宿の居酒屋で働く女性(45)も、夏が近づくと気がめいってくる。
昨年までいた前の男性店長は暑がりで、春先から冷房をかけ、夏場は設定温度を19度に下げてしまう。制服の下に肌着3枚とトレーナー、下はスパッツ3枚とジャージーを重ね着し、モコモコになって働いたが、長くいると頭が痛くなり、めまいがしてきた。
「本当につらいんです。せめて1度上げて20度にしてくれませんか」。たまりかねて店長に頼んでみたが、「お客さんが暑いっていうから」と軽くいなされてしまった。同僚たちは「温度を上げていいよ」と気遣ってくれたのに、店長が出勤してきて設定温度が高くなっているのに気づくと、すぐに下げてしまう。「つらくなると、店内より少しだけ温度が高いトイレに逃げて体を温めていました」
昨年秋に新しい店長に代わってからは、従業員の体調に配慮してくれるようになったので、かなり楽になった。それでも、通勤の電車内やデパートなど「寒すぎる」と感じる場所はまだまだ多く、夏場もストールや使い捨てカイロが手放せない。

厚生労働省は労働安全衛生法に基づく規則などで、事務所や多くの人が出入りする施設は室温を17度以上28度以下にし、外気温より著しく低くしないよう求めている。クールビズの広がりで、エアコンの設定温度を高くする企業も増えてきたが、「冷え」に詳しい東京女子医大青山自然医療クリニックの川嶋朗所長(52)は「苦しんでいる人は減っていない」と指摘する。
特に男性は、体調不良の原因に気がつかなかったり、我慢してしまったりするので、症状を悪化させてしまうことが多いという。
大阪府内に単身赴任中の山崎卓也さん(38)の職場は、広い倉庫の一角に事務スペースがあり、エアコンが利きにくい。2年前に異動するまで通っていた都内の倉庫では、冬は昼前まで暖かくならず、手がかじかんでパソコンのキーをうまく打てないほどだった。毎朝からだがだるく、頭痛、腹痛や指先の冷たさなどに悩まされた。川嶋さんに相談すると、「冷えの影響で血のめぐりが悪くなっている」と指摘された。

妻(36)も派遣社員として働いていた2年前にぎっくり腰になって以来、冷気が強い場所に行くと腰に痛みを感じる。カーディガンや腕を覆うアームウォーマーなどを持ち歩いている。週末に2人で出掛けるときもオープンエアの飲食店や公園などを選んで、できるだけエアコンを避けるようにしているという。
ただ、職場では冷気から逃れられない。会社や上司に理解があり、席替えなどで少しでも体の負担を減らせればいいが、難しい場合は自ら身を守るしかない。
川嶋さんが勧めるのは、湯たんぽで温めることだ。「お湯を入れ替えないで使える便利な湯たんぽもある。デスクで仕事をしながら太ももに乗せておき、時々おなかや腰を温めれば全然違ってきます」と言う。

  
今年は、残暑も厳しいといわれており、例年よりも長い期間残暑が続くことが予想されています。
現在のように35度を超える気温だと、室内の冷房の「効き」も悪くなりがちですが、30度を超える真夏日が続く残暑の期間は、数度の気温差で冷房の効きも良くなり、冷えを感じやすくなります。
職場など、多人数で過ごす空間においては、冷房の調節が難しいこともあると思いますが、そういった環境下にある人は、できるだけ「自己防衛」の工夫を行うようにしましょう。
実際、あとぴナビの読者の方でも、「夏場の冷房で悪化した」という体験を持つ方は少なくありません。
暑い時期でも「冷え」には注意するようにしましょう。

 

  
おまけ★★★★東のつぶやき

今回の記事中に出てくる川嶋先生は、今年の最初まで、あとぴナビで「冷え取りで病が治る」という記事を12回にわたり連載いただきました。
興味のある方は、あとぴナビ情報Webの「医療ナビ」→「生活」のところでご覧ください。