虫歯の話

東です。

 

 

 

 

 

 

 
先日、朝、ある情報番組を見ていると、子どもの虫歯が減った、という記事を紹介していました。
少し気になったので、いろいろと調べてみたところ、子どもの虫歯は1955年からの調査を見ると、1975年頃に当初の倍になったのをピークに減少を始め、今では、1955年頃よりも少ない状況になっています。

 

●虫歯の統計データ
http://www.geocities.jp/m_kato_clinic/flu-dmft-data-01.html

 
虫歯が減った要因としては、フッ素入り歯磨きの普及、親が子どもの歯を良く管理するようになったこと(歯磨きの徹底)、そして甘い物の減少、ということが挙げられるようです。

しかし、虫歯が10年間で半減した半面、喘息は2倍に、アトピー性皮膚炎も増加の一途をたどるようになりました。
アトピー性皮膚炎は、体内におけるTh2型(ヘルパーT細胞2型:アレルギーに関わる免疫)が関わっているとされ、その増加の要因の一つに「衛生環境が整い、感染症が減少したこと」が挙げられています。

虫歯も、ある意味、「感染症」の一つです。
虫歯が減少したことと、喘息やアトピー性皮膚炎が増加したことは、何らかの関連性があることは十分に考えられます。

しかし、だからといって、虫歯があった方が良い、ということではありません。
おそらく、関係することは、虫歯予防における手段・対策が、何らかの体内への影響を及ぼしていること、ということが考えられるでしょう。

その一つが「歯磨きの徹底」です。
これは、歯磨きが良くない、ということではなく、歯磨きの方法に問題があるのではないか、ということです。
通常、歯磨きする場合、ほとんどの方は、歯磨き粉を使用するでしょう。
しかし、そういった歯磨き粉はいろいろな成分を含み、中には抗菌などの働きを行うものもあります。
口内におけるこういった抗菌の働きを常時化させることは、唾液への影響、消化器への侵入による腸内環境への影響などが、考えられます。

そこで、一つ行える対策としては、子どもの歯磨きを行う場合、「歯磨き粉を使わずに磨く」ということです。
もちろん、歯磨きを使うことになれた大人の場合、歯磨き後のそう快感や、磨き足りなさなどを感じることがあるかもしれませんが、これから歯磨きを行う乳幼児の場合、その開始状態では、大人が管理することはある程度可能です。

私たちの生活の中の「変化」がアレルギーには、何らか関わってくると言われておりますので、こういった細かなところも、「予防」としては考えていきたいところです。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

乳幼児の歯磨きは、最初の内は、もちろん歯磨き粉など使わずに行うと思う。
じゃが、赤ちゃんが自分で磨けて、さらにブクブクとうがいができるようになると、歯磨き粉を使い始めることが多いようじゃ。
歯肉が弱った大人の場合はそういった対策なども必要になるかも知れんが、虫歯だけで見るならば、歯磨き粉は必須ではない。
アトピー性皮膚炎などアレルギーが心配な子どもの場合には、歯磨きにも注意を払うと良いじゃろう。