歯とアトピーの関係を考える(1)

先日、東君の歯磨きとアトピーのことがブログに載っておったが、今日は、「歯とアトピー」について考えていきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まずは、下記の資料を読んで欲しい。

   

●歯から見たヒトの食べるべきもの
「アレルギーっ子の生活百科(角田和彦著・近代出版)」より

  

人間が化石となり、未来の知的な生物たちに発掘されたとしましょう。未来の地球の支配者たちはヒトの食べ物をどう推測するでしょうか? おそらく、その歯の形から、「このヒトという生物は植物を食べる草食の生き物だったのであろう」と答えを出すでしょう。動物たちはその動物の体に合った食べ物を食べられるように歯の形ができあがっています。

 

・ヒトの歯
人の歯は永久歯で32本(乳歯で20本)あります。奥の臼歯は穀物をすりつぶすための歯で上下とも5対20本、前歯(切歯)は野菜をかみ切るための歯で上下2対ずつ8本、犬歯(糸切り歯)は繊維の多いもの(例えば、サトウキビとか肉とか)を引き裂くための歯で上下1対ずつ4本あります。その歯がもっている働きに合わせて食べることをおすすめしています。つまり、ヒトは臼歯:切歯:犬歯 = 米や麦などの穀物:野菜や海藻:繊維の多い固い野菜または肉・魚 = 20本:8本:4本 = 5:2:1となります。みなさんは献立を考えるとき、まず、今日は肉にしようか魚にしようか考えてから、付け合わせの野菜を、そして最後に主食となるものを考えることが多いと思いますが、ヒトの食性(歯の構造)から考えると、まず穀物を、そして野菜を考え、最後に肉や魚を考えたほうがよいと思われます。ヒトは誕生してから、穀物や木の実からエネルギーを得て生存し発展してきました。一番多い臼歯は穀物をすりつぶし栄養とするための歯です。米は粒のまま食べられ、おいしく効率よくエネルギーを獲得できる人類史上最高の穀物と思われます。アレルギーは動物が耐えられない悪い環境におかれたときに、体を守るために起こす生体防御反応です。ご飯を食べる量が少なく、毎日パン食という家庭に生まれた赤ちゃんは小麦・牛乳・卵・ピーナッツとパン食に関係した食べ物にアレルギーを起こしてしまいます。米をきちんと食べ、野菜の汁物や煮物をきちんと食べることでアレルギーは軽くなっていきます。ヒトは、哺乳動物としてのヒトの体に合った食べ方をすることで、ヒトの持つ能力を最大限発揮できるのではないでしょうか。

  
実は、この「歯」のバランスは、かなりアトピー性皮膚炎と関わっておるんじゃ。

まず、「歯」の生えてくる順番が、どのような順番か知っておるかの?
おおざっぱにいえば、最初に、前歯が生え、次に奥歯、そして最後が犬歯じゃ。
もちろん、「親知らず」のように後で生えてくる奥歯もあるが、だいたいはこの順番となる。
つまり、前歯が生えたら「野菜」、奥歯が生えたら「穀物」、そして犬歯が生えたら「肉類」を与える離乳食が本来は理想的だといえよう。
以前の、離乳食のことを書いたブログにもあったと思うのじゃが、今の子どもたちの離乳食の開始は、かなり早いと言える。
そして、この離乳食の開始が速くなっていることが、食物アレルギーに関わっておると考えられておる。
前歯が生え始めた時が離乳食開始を考えるとき、というのは、離乳食の最初は「野菜スープ」などからじゃが、この野菜を食べるための前歯が生えた=野菜を食べる準備が整ってきた、と考えられるからじゃ。

このように、人間の体の「成長」は、何らかの意味を持っておる、ということじゃの。
ちなみに、栄養バランスを考えた時に、この前歯:奥歯:犬歯の割合が、野菜:穀物:肉類の割合と一致するのも、何らか意味をもっておるのじゃろうの。

明日は、「進化と食性」について述べたいと思う。

 
おまけ★★★東のつぶやき

離乳食については、あとぴナビ情報Webの「乳幼児」ナビの中でも詳しく掲載しています。
興味のある人は見てください。

●もぐもぐごっくんトレーニング
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=baby&c2=1&c3=5