歯磨きとアトピー

最近、子どもの虫歯が減っているというニュースをテレビでやっていました。

 

 

 

 

 

 

 
そのため、皮肉なことに、患者数の激減と歯科医の増加により、歯科医が次々と閉院している、ということでした。
虫歯が減った背景には、食習慣の変化や親の意識の変化、そして歯磨き習慣が定着したことが上げられていましたが、実は、アトピー性皮膚炎の症状の悪化と歯磨きには関連があります。
今日は、そのことについて紹介したいと思います。
 

●アレルギーっ子と歯磨き
「アレルギーっ子の生活百科(角田和彦著・近代出版)」より

 
歯が生えてくると、歯の隙間に食べ物のカスがたまり歯垢を作ります。そこには、カビの仲間(カンジダなどの酵母菌)や雑菌が繁殖します。アトピー性皮膚炎は皮膚の病気ですが、口の中に病原菌の巣があると常に口の中のカビや雑菌がよだれとともに皮膚につき、アトピー性皮膚炎や掻き傷やあるとトビヒ(伝染性膿痂疹)などの皮膚の感染症を併発しやすくなります。皮膚の感染症はアトピー性皮膚炎を悪化させ悪循環ができあがってしまいます。歯垢はそのまま放置すると硬い歯石となり慢性化します。常に繊維の多い野菜や海草をよく噛んで十分に食べ、甘いものを避け、ブラッシングをして歯の汚れを取り除いておきましょう。歯磨きをするときは、合成洗剤の入った練り歯磨きは使わずにやさしく十分にブラッシングします。塩をつけてもいいでしょう。発泡剤や合成香料、保存剤の入っていない研磨剤中心の練り歯磨きが市販されています(子どもには不要です)。
アトピー性皮膚炎の悪化や皮膚化膿症、扁桃腺炎の原因となるA群溶血連鎖球菌は現在の多くの子どもや大人たちが歯垢の中に持っています。常に歯垢の中にいて、アレルギーを起こしたときや体調が落ち込んだときに増殖し、病気を引き起こしているようです。アレルギーを悪化させる腸管のカンジダ感染症も口の中から始まると思われます。

 

これは、子どもに限らないことでしょう。
歯磨きを怠ることは、虫歯だけではなく影響を与える可能性がある、ということです。
特に、これから皮膚の感染症に十分注意を払う必要がある季節を迎えますので、気になる人がいたら、気を付けてください。
 

おまけ★★★★博士のつぶやき

食事後の歯磨き習慣をつけることは、何も虫歯だけによいわけではない。
こういった反復継続した毎日の習慣を定期化させることは、全般的な「生活習慣」の構築にもつながってくるものじゃ。
逆に、毎日の反復継続した習慣行動ができないと、生活は乱れがちになる。
アトピー性皮膚炎の場合、こういった毎日の生活習慣は、相当に密接な関わりを持っておるのじゃから、身につけて欲しいものじゃの。