アトピーが長年治らない時こそ見直そう

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
今日は、脱ステしながらアトピー性皮膚炎の克服を目指しているものの、なかなか良い状態にいたらず長期化している方に、ときどき見受けられる傾向について、お話したいと思います。

少し「耳の痛い話」ではあると思いますが、この傾向を脱した方は、おおむね回復に向かう方が多いので取り上げます。

脱ステして、数年経過している方で、症状が一進一退を繰り返しながら、なかなかある一定のラインから抜け出せない方々と面談をしていると、ときどき共通して感じる部分があります。

 
→腰が重い(有言無実行)
→「だって」、「だから」と自分を正当化する
→依存心が強い
→自分で自分を追い込む
→アドバイスに対し、素直に耳を傾けない
→親や物のせいにして自分には甘い

 
こういった具合に、全体的には、「現実からの逃避傾向」が見受けられます。
これは、おそらくですが、今まで行ってきたさまざまな治療法が、「受身の治療法」であったことが大きな原因だと感じています。

「黙って、この薬さえ使っていればよい」とか、「あれはしちゃダメ、これもしちゃダメ」というような、まるで完全看護の病院、しかも無菌室にでも入院したかのような生活を長期に渡り過ごしてきたことで、受身の治療が当たり前となり、知らぬ間に一つ一つのことに「これをやるとこうなるからしない」とか、「これを食べるとこうなるから食べない」という受身の考え方が刷り込まれ、必然的に行動範囲が狭くなり、自分が傷つかないように、もしくは最低限、現状は維持しようという考えしか発想できない状態になっているようです。

つまり、一歩踏み出す考え方ができなくなっているのです。
しかも、いろいろ世話をしてくれている家族に対し、感謝の気持ちも薄れ、非常に自分本位でわがままになっていることもあります。

いったん自分なりの論理を構築したら、それがどんなに間違っていようともなかなか非を認めることはありませんし、人の言葉に耳を傾けることもありません。
仮に強く助言したとしても、解ったふりをして「でも、私の考えは間違っていない」とか「アトピーになったことのない人間が何を言うか」などと後で思っている方が多いように思います。

自分は悪くないと思い込んだときから、他人はすべて敵になる。

でも、残念ながら、アトピー克服には、模範解答はありません。
また、私たちのアドバイスすることが、すべて正しいとは限りませんし、アドバイスしたことを必ず実践しなければいけないというわけでもありません。
もちろん、私たちは、その人にとって最良のアドバイスを考えて行うわけですが、それでも私たちが気付いていない要素が潜んでいないとは限らないからです。
それに、アドバイスはあくまでも「参考書」であり、「教科書」ではないのです。

自分自身のアトピーを治すのは自分であり、相談員はあくまでも援助者です。
助言はすぐさま切り捨てずに、まずは実践。
そして、自分に合うようにアレンジして自分流を見つけ出す。
特に、一進一退が続いている場合、その最も大きな原因は、「今、できていない行動の中にある」ということを気付いて欲しいと思います。
もちろん、行動できない理由は、あると思います。
でも、「絶対に行動できない理由」とは、自分にとってであり、第三者から見ると、「行動しにくい理由」ではあっても「絶対に行動できない理由」であることは、稀です。
そして、行うべき行動は、自ら実践するしかないことを十分に理解してください。

今日、私が書いた話を読んで「耳が痛い」と感じた人は、できれば、第三者の目で自分を「眺めて」みてください。
もし、そこに「何か足りなかったこと」を感じたなら、その足りなかったことを埋める努力を始めてみませんか?

アトピー性皮膚炎は「必ず治せる」病気です。
ただ、「必ず治せる」の主語は「自分で」ということです。
医者や薬が治してくれるわけではありませなん。
もちろん、私たち相談員が治せるわけでもありません。
アトピー性皮膚炎を治す行動は、自分自身でしか行うことはできないのです。

治らないアトピー性皮膚炎の原因が「自分の中にはない」と思いこんだ時点で、もしも原因が自分の中にあったときには、それこそ治すことは非常に困難になります。
もちろん、長年、アトピー性皮膚炎の症状が一進一退している人が全て、そうだということではありません。
環境など、他の要因が関わっていることも多くあります。
でも、長年、脱ステしても一進一退が続いている人の場合には、自分自身に何か足りないことはなかったかを、見直してみることも大切のように感じています。

 

おまけ★★★★博士のつぶやき

難しい問題ではあるが、アトピー性皮膚炎を治していくのは、自分自身で行わなければならない以上、自分自身が行えていない行動を見つめなおしてみるのは大切じゃ。
アトピー性皮膚炎は、自分の体が作り出している状態であるからこそ、自分でしか治せない。
逆にいえば、自分の力で治せる病気ともいえよう。
長年患っている方にとって、その道のりは長く苦しいものかもしれんが、絶対にゴールはあるから、頑張って欲しい。