生活環境と自律神経

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎に直接関わっている体内の免疫システムは、内分泌と自律神経の大きな影響を受けています。
この中で自律神経は、本来、不随意神経と言う、自分で意識して動かすことのできない神経(心臓を動かす、など)を指しますが(筋肉など自分の意思で動かすことができる神経は「随意神経」と呼ばれています)、この自律神経は、実は私たちの生活行動において、直接、影響を受けていることがあります。
今日は、そんな記事を紹介したいと思います。

  

●健診で正常でも油断は禁物 仮面高血圧が隠れている?
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100628-00000001-diamond-bus_all
 

営業部門を率いる、中堅サラリーマンのAさん(48歳、男性)。健康診断ではちょいメタボを指摘されるが、血圧は「高め正常」の範囲。薬を飲むほどではないと言われ安心していた。しかしある朝突然、脳卒中を起こし入院する羽目に──。

健診や病院では正常血圧なのに、職場や家庭で血圧を測ると135/85mmHg以上になる状態を「仮面高血圧」という。医者の前では健康を装いつつ、その裏側で重大な病気を引き起こす高血圧が進行中なのだから始末が悪い。

仮面高血圧は、正常血圧とされる一般成人の10~15%が相当するといわれている。しかも脳卒中や心筋梗塞を併発する危険性は、正常血圧の2~3倍。心臓の肥大や動脈硬化の進行が非常に早いこともわかってきた。

そもそも人間の血圧は睡眠─覚醒リズムとともに変化する。夜間の睡眠中が最も低く、早朝の覚醒時にピークに達したあと、午後から夜にかけて、緩やかに低下していくのだ。そしてもう一つ、血圧に影響するのは自律神経系の働き。ストレスに直面すると闘争・逃走神経である交感神経が血圧を上げ、逆に副交感神経が主役のリラックスモードでは血圧が下がる。

24時間体制で緊張を強いられる現代のビジネスマンは、常に交感神経が活動し、慢性的に血圧が高い状態。仮面高血圧は別名「職場高血圧」と呼ばれるほどだ。さらに帰宅後も家計や子どもの教育と心配の種は尽きず、ついついタバコやアルコールに手が伸びる。これがまた血圧を上げる要因。しかも、運動不足や残業続きの毎日で睡眠の質が悪化し、本来なら眠っている間に下がるはずの血圧が下がらない。ここまでくると身体に備わっている調節機能も無力だ。

一方、年に1度の健診はサラリーマンにとっておおっぴらに休めるひととき。前日から酒を抜き、ぼんやり順番待ちをしている間に「昼飯は何がいいかなぁ」と考えるのも楽しい。すっかりリラックスモードだ。いつの間にか血圧値も正常範囲に落ち着いてくる。こうして医者の前では「健康」、日常生活では「高血圧」の仮面高血圧が成立してしまうのである。

仮面高血圧が厄介なのは、自分で意識しない限り発見できないこと。健診で上の血圧が130~139mmHg、下の血圧が85~89mmHgの「正常高値」だった人はぜひ家庭血圧計を購入し、朝と仕事中の数回、血圧を測ってみてほしい。その平均値が135/85mmHg以上なら警戒警報だ。

  
記事中の血圧を調整しているのは、自律神経の働きによります。
自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスで成り立っており、自分で意識して動かせない神経ではありますが、記事にあるように、特定の環境下においては、無意識のうちに調整を行っていることが分かります。
アトピー性皮膚炎の人でも、学校にいる間は掻かないのに、家に帰ってくると全身を掻きむしってしまう、という方がいますが、置かれた環境下における心身への影響は、何らか見られる、ということでしょう。
皆さんも、十分、注意してください。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

記事中では、睡眠の関わりも重視しておったが、血圧に限らず、睡眠は体のさまざまな働きに関わってくる。
アトピー性皮膚炎も、皮膚の代謝、副腎皮質ホルモンの産生など、直接的に関わる要因もある。
これから熱帯夜が始まると、睡眠の確保が難しくなることがあるかもしれんが、気をつけてほしいの。