アトピーでやってはいけないこと(3)

今日は、「アトピー性皮膚炎の人が、やってはいけないこと」の三つ目である「過食」について見ていきたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

3.過食

 

「食」とは、いうまでもなく生命維持に必要な行動じゃ。
そして、体の細胞を作り、行動するためのエネルギーを、良い形で得るためには、その「内容」「質」そして「量」の問題を考える必要がある。

内容と質については、過去のブログで何回か書いているので、今日は「量」の部分について考えたい。

アレルギーとして反応する「抗原」は、ダニやほこりなど吸入、あるいは皮膚への接触により生じるものと、消化器から吸収される「食べ物」によるものが挙げられる。
食べ物の場合、アレルゲン(抗原)として認識されるのは、主に「たんぱく質」の部分じゃ。
そういった点で考えていくと、アレルゲンとして体が認識しにくいような工夫が必要になってくる。
それは、加熱してたんぱく質を高分子で吸収しないような方法などじゃ。

そういったアレルゲンとして「食」を考えて行くことは大切じゃが、同時に、「量」も大切な要因じゃ。

エネルギーとして必要以上の量を摂取すると、過剰に摂取された分は、便などで排泄されるよりも、体に蓄積されることが多い。
一昨日に「運動不足」のことを書いたときに軽く触れたのじゃが、この過剰摂取されたエネルギー量と放出するエネルギー量のバランスが悪いと、俗に言う「メタボリック症候群」という問題に直面することになる。

体に蓄積される場合、多くは脂肪として蓄積されるが、この脂肪への代謝、そして脂肪から体がエネルギーとして利用するための代謝の過程では、体内の酵素とともにホルモンも関わってくる。

アトピー性皮膚炎に良く使われるステロイド剤とは、腎臓の上にある「副腎」という臓器から放出されるホルモンを合成した薬剤じゃ。
副腎から放出されるホルモンは、糖質の代謝に関わるホルモン、塩類の代謝に関わるホルモン、そして性ホルモンの主に3つがあるのじゃが、この中で、ステロイド剤として合成されているのは、糖質代謝に関わる「コルチゾール」というホルモンじゃ。

人間のホルモンは、主に、生理作用と薬理作用の二つの働きを持っておる。
そして、優先順位としては薬理作用より先に、生理作用が優先的に使われると言われておる。
コルチゾールの生理作用は、今述べた「糖質代謝」であり、そして薬理作用が、体内の炎症を抑える「抗炎症作用」になるのじゃが、糖質代謝が優先されてどんどん使用されているのでは、体自身がアレルギーを抑える働きを阻害しておることになる。

つまり、「過食」を行うと、体内が本来持っているアレルギーを抑える力を弱めることにつながっていくというわけじゃ。
特に、甘いものを食べ過ぎている、という話を聞くことがあるのじゃが、たとえ、体重増加につながっていなくても、過剰な糖質摂取は禁物じゃ。

もちろん、肥満など、メタボリックの観点からも良くないわけじゃから、「過食」には十分注意して欲しい。

明日は、夜更かしについて見ていきたい。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

今日の博士のブログは「過食」のことについて書いてありましたが、同じくらい「小食」も気をつけて欲しいと思います。
アトピー性皮膚炎を克服していくうえでは、代謝を活発にすることが必要ですが、そのためには、ある程度のエネルギーが体に備わることが必要です。
食が細い=エネルギーの摂取がすくないということでもあるので注意が必要です。
他の生活行動に合わせて、バランスが大事、ということですね。