アトピーでやってはいけないこと(2)

今日はアトピー性皮膚炎の人がやってはいけないこととして「タバコとお酒」について取り上げたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

2.タバコとお酒

 
まずタバコについてじゃが、最近は公共の場における分煙が進んだり、タスポの導入などにより、喫煙人口がずいぶん減ってきたようじゃ。
タバコの人体に対する害は、今まで散々言われておるじゃろうから、ここであらためて述べることはしないが、アトピー性皮膚炎に対しても、タバコは悪影響を与えることは、あまり知られておらんようじゃ。

タバコの煙は、「肺胞」に付着すると「肺胞マクロファージ」を活性化させる。
マクロファージとは「貧食細胞」とも呼ばれる白血球の一つなのじゃが、その指令は「T細胞」のサイトカインによりもたらされておる。

したがって、喫煙を行うと、体内の免疫システムが異常を引き起こしているアトピー性皮膚炎の人の場合、よりその免疫システムに対する影響を受けることになる。
そして、その影響は、主にアレルギーを悪化させる方向に働くことが分かっておる。

この喫煙による影響は、直接タバコを吸う人だけではなく、周囲の人が受ける「受動喫煙」も同じじゃ。
子供のアトピーの場合、両親のどちらか、あるいは両方が喫煙する場合、室内での喫煙は特に気をつけて欲しい。
もちろん、子供に限らず大人も同様じゃ。

タバコをやめると、イライラしてストレスがたまる、そしてストレスはアトピーに良くない、だから仕方なくタバコを吸っている、という人がおったが、全くもって言語道断じゃ。
アトピー性皮膚炎が治らない理由を自分の都合の良い形で昇華させておるようでは、その他に必要な生活も、自分が面倒な生活だと思ったら、まず実行はできんことになる。
寝不足、運動不足、食事の偏りなど、想像がつくじゃろう。

少なくともアトピー性皮膚炎の状態が悪いときには、「禁煙」して欲しいものじゃ。

そして、次にお酒じゃ。

お酒を飲むと、痒みが出てくるのを経験したことがある人は、多いと思う。
これは、お酒を飲むと、血流が良くなる=血管が拡張する、ということになるのじゃが、この血管を拡張する際に、ヒスタミンという化学伝達物質が関わってくる。
特に毛細血管の拡張の場合、血液の浸透の問題などから炎症を生じさせ、痒みにつながることになるんじゃ。

もちろん、お酒の場合、適度な量であれば、ほど良い利点も生じることはある。
じゃが、特に体液が流出するようなリバウンドなどの、状態が悪い場合には、なるべく避けた方が良いじゃろう。

ただ、お酒の場合、タバコと違って受動喫煙のような、周囲からの影響を受けることはない。
本人がしっかり自覚していれば、避けられる要因じゃ。

今日述べた、タバコやお酒は、アトピー性皮膚炎の原因、というよりも、アトピー性皮膚炎の症状に対する「悪化要因」という色合いの方が強いのじゃが、状態が悪い人は注意して欲しい。

明日は、「過食」について考えて行きたい。

 
おまけ★★★★東のつぶやき

タバコやお酒は、永久に駄目、ということではありません。
アトピー性皮膚炎克服後、症状が出ていなければ、悪化要因とはなりません。
もちろん、ノーリスクではないことを自覚して、自己責任で嗜好して欲しいとは思います。
ただ、状態が悪い時には、こういった悪化要因はできるだけ避けるようにしたいところです。