【Q&A】無農薬の野菜はアトピーにいいの?

今日は、読者からメールでいただいた質問にお答えしたいと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

●Dさんからのご質問

ブログを読んでいます。
今日は質問があります。
この前、知人からアトピーに良いよ、ということで無農薬の野菜の宅配を勧められました。
試しに、2週間ほど取っていますが、あまり変化は見られません。
無農薬だと金額的にどうしても高くつくので、このまま続けようか悩んでいます。
知人の話だと、農薬など化学物質がアレルギーの原因だから、食べ物や飲み物は高くても買った方がいいというのですが・・・
博士の意見を聞かせてください。

 

Dさん、こんにちは。
まず、質問にあった無農薬の野菜を摂取する、ということは、アトピー性皮膚炎やアレルギーだけに限らず、金銭的な面などを含めて、そういった環境が整えられることは悪いことではない。
人間の体を構成する細胞、そして活動するエネルギーは、「食」により得られる。
その「食」の内容に気をつけることは大切なことじゃ。
Dさんが書いていたように、化学物質はアトピーの根本的な原因にも関わってくるから、余計に気をつけたいところではある。
もっとも、野菜の場合、硝酸体窒素の問題もあるから、「無農薬」だけに着目してはいかんということはあるがの。

ただ、「化学物質」と「アトピー」という問題点を考えるのならば、もっと大きな問題点も考えた方が良いじゃろう。

それが「大気」の問題じゃ。

過去のブログでも何度か述べたが、人間が一日に摂取する化学物質の総量を100とするならば、消化器から吸収されるのは、実は20%ぐらいじゃ。
では、残りの80%がどこから吸収されるかというと、「肺胞」、つまり呼気から吸収される。

つまり、無農薬や無添加の食材にどれだけこだわっても、化学物質という点からみると、最大でも20%しか対策ができていないことになる。
したがって、化学物質とアトピーの関係から、その対策を行いたいのであれば、本来は「大気」の対策の方もしっかり行わないと意味がない、とも言えるじゃろう。

現在の私たちの社会生活を営む環境下においては、車による移動手段をとっている以上、大気汚染は多かれ少なかれつきまとうことになる。
最近は、壁紙などはノンホルムアルデヒドが普通にはなっておるが、家具や家電などから放出されるホルムアルデヒドなどの化学物質には、あまり関心が向いておらん。
防虫、抗菌などの対策にも化学物質が関わっておるし、芳香剤などはもっての他じゃ。

じゃが、こういった化学物質をゼロにするための生活を望むならば、車や家電製品、合板などの家具や建材を使用しない環境を求めなければならんが、現実的には無理な相談じゃ。

そこで、化学物質を気にするのならば、せめて日常生活を営む室内環境ぐらいは、気をつけると良いじゃろう。
空気清浄機を利用したり、炭などを置くのもちょっとした工夫にはなる。
あるいは、体の代謝を上げる(運動や入浴)ことで、化学物質をしっかり排泄するのも一つの方法じゃろう。

いずれにしろ、無農薬の野菜などを摂取することは、悪いことではないのじゃが、その対策だけでアトピー性皮膚炎が良くなることは、かなり困難じゃと言えるから、他に必要なことも日常生活の中でしっかり行うようにしたいものじゃ。

Dさんが、いち早く回復されることを祈っておる。

 
おまけ★★★★小田のつぶやき

九州HRCでは、昨年12月から、室内の化学物質対策、アレルゲン対策として、業務用の高性能の空気清浄機を設置したクリーンルームを一部、設けています。
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