体の機能を上手に高める

東です。

 

 

 

 

 

 
先日、某大学医学部の感染症の研究をされている先生とお話をする機会がありました。
ここ最近は、新型インフルエンザの話題もめっきり少なくなり、実際に、昨年の秋~冬に比べると、学級閉鎖なども少なくなったようです。

そして新型インフルエンザが流行していたとき、マスクが流行しましたが、実は、マスクが機能的な面で新型インフルエンザをシャットアウトすることはできない、という話をお聞きしました。

新型インフルエンザはウィルスのため、その大きさは微小であり、市販されていたマスクでは、それを完全に通過させないことはできないからです。
医療用のマスクであれば、その遮断率は高く、ある程度の効果はあるのですが、そういったマスクの場合、空気そのものの透過率が低いため、30分もかけていると、かなり息苦しさを感じることになるそうです。

つまり、長時間かけても息苦しくないマスクは、空気も通過させている代わりに、インフルエンザのウィルスも通過させてしまっているということです。

では、マスクをすることは全く意味がないのか、というと、先生のお話では重要な意味を持っているそうです。

それが、喉の絨毛(じゅうもう)運動です。

空気中の微小な異物は、鼻の粘膜で捉えてたり、喉の絨毛(じゅうもう)といわれる微小な毛の運動で捉えて排泄されます。
つまり、この喉の絨毛(じゅうもう)運動が、しっかり働いていると、インフルエンザのウィルスなどもある程度は、排除させることが可能だ、ということです。

しかし、この絨毛(じゅうもう)は乾燥に非常に弱く、空気が乾燥した環境下においては、その機能が低下します。
冬場にインフルエンザが流行しやすいのは、このことが大きな原因の一つです。

そこで、マスクをしていると自分の吐いた息が、マスクとの間で湿度を保つことになり、喉の絨毛(じゅうもう)運動の機能をしっかり保つことができるのです。

アトピー性皮膚炎の場合も、包帯などで覆うと、痒みが緩和することがありますが、これも、皮膚を直接空気に触れさせないことで、水分蒸散を低下させ、皮膚の乾燥を防ぐことが主な要因です。
同時に、喉の絨毛(じゅうもう)運動がウィルスを排除する働きがあるのと同じように、皮膚のバリア機能を高められることで、異物からの刺激を軽減させられることも要因として上げられます。

冬場の乾燥時期において、気温と湿度の低下は、肌にとって大きなファクターですが、本来、肌が持っている機能を上手く手助けすることで高められる働きもあります。

皆さん、これから本番を迎える乾燥時期を上手に乗り切りましょう。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

インフルエンザは、今のところ下火のようじゃが、まだまだ油断はせんでおいて欲しい。
新型だけではなく、従来の季節性インフルエンザも無視はできんからの。
体調の管理は、肌に対する影響も大きい面があるから、ちょっとした対策、うがいや手洗いなどを軽視しないようにして欲しい。