年末年始の注意点2 食べ過ぎ

今日は、昨日の続きじゃ。

 

 

 

 

 

 
昨日は、睡眠不足について述べたのじゃが、今日は「食べ過ぎ」について見ていきたいと思う。

この時期、「食べる」機会は、かなり増えると思うが、食べ過ぎはアトピー性皮膚炎にとって、大敵といえる。
特に、次の点に注意したいところじゃ。

 

1.甘い物の食べ過ぎ

クリスマスはケーキ、お正月はお菓子など、この時期は、甘い物を摂取する機会がどうしても増えるのではないじゃろうか?
じゃが、甘いものの食べ過ぎは、糖質代謝と皮膚代謝の面で、リスクを生じることになる。
糖質代謝の面としては、アトピー性皮膚炎に関わる副腎皮質ホルモンは、昨日述べたように「糖質代謝コルチコイド」じゃから、言うまでもないじゃろう。
同時に、甘い物を摂取しすぎると、皮膚の代謝にも影響がみられる。
甘いものを食べ過ぎて、吹き出物ができた、という話は聞いたことがあるじゃろう。
特に、砂糖を使用している食品の場合、砂糖とは、糖が連なった状態(複合糖)で体に吸収される。
じゃが、糖を体が使用するためには、その連なった状態をバラバラにして「単糖」にしなければならん。
この部分の負荷が、内分泌や皮膚代謝に影響を与えると言われておる。
もう一つ気をつけたいのは、「脂質」じゃ。
特にケーキ類は、クリームなどでかなり多めの「脂質」を摂取することになるから注意が必要じゃ。

 
2.不規則な食事

これは、昨日の睡眠不足とも関わることじゃが、日頃、朝、昼、夜と規則正しく摂取していた食事の時間が、どうしても乱れやすくなる。
摂取した食物を、体の中で、さまざまに処理するためには、内分泌と自律神経の、アトピー性皮膚炎にとって重要な役割を果たす要因が関わってくる。
つまり、不規則なリズムで食事を摂取することは、体にとって、マイナスの「負荷」を与えるわけじゃ。
普段、たまたま乱れた程度のことであれば、その影響は気にすることはないじゃろう。
じゃが、クリスマス、大晦日、そしてお正月と約2週間ほどにわたって、乱れた状況が続くのは、決して良いことではない。
できる限り、不規則な食事のリズムが連続しないように注意したいところじゃ。

 
3.栄養のバランス

これも、大きな要因じゃの。
特にお正月は、普段とは違った食事の内容になりやすいと思うのじゃが、前項で述べたように、バランスの悪い食事が、連続して続くことは、避けたいものじゃ。

 
4.飲み過ぎ

これも、アトピー性皮膚炎の人は要注意じゃの。
飲酒は、ストレスの発散など、プラスの面もあるが、内臓機能には多少なりとも負荷をかける。
また、飲酒することで、血管を拡張させることで、痒みが誘発される人もおるようじゃ。
たまのほど良い飲酒は、さほど気にせんでも良いが、この時期、続けさまに飲酒の状況が続くことは、注意が必要じゃ。
 

このように、食べ過ぎは、さまざまな面で、体に対して負荷をかける恐れがある。
もちろん、一定期間の負荷である以上、その後の生活で十分に取り返すことはできるじゃろう。
じゃが、アトピー性皮膚炎の状態が悪い場合、これらの要因は、「悪化要因」の一つとなる恐れがある。
この悪化要因をきっかけに、連鎖的に症状が悪くなると、その後、症状が回復するまで、一定の期間、辛い思いをすることもあるじゃろう。
何度も言うが、この時期は、こういった悪化要因を連続して作りやすいこともあり、一時の快楽が、その後の苦しみを生まぬよう、気をつけて欲しいと思う。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

あまり堅苦しい話ばかりしたくはないが、状態が落ち着いている人はまだしも、今、実際に状態が悪い人は、こういった悪化要因は、寒さ、湿度の低下など環境要因が悪い今の時期、重なることで、悪い状態を長引かせることも多い。
自分の状態に合わせて「羽目」を外し過ぎないよう、楽しく、年末年始のイベントを楽しんで欲しいと思う。