年末年始の注意点1 睡眠不足

さて、今年も残りわずかになったの。

 

 

 

 

 

 
年末年始は、いろいろと行事も重なる。
クリスマス、大晦日、お正月・・・
また、忘年会や新年会などのイベントがある人もおるじゃろう。

この時期、生活のリズムは、どうしても乱れがちになりやすいものじゃ。
そこで、今日から数回に分けて、年末年始を過ごすにあたって、注意しておきたいことを述べたいと思う。

今日は、まず「睡眠不足」じゃ。

大晦日は除夜の鐘を聞いて、それから初詣に行って・・・・と、今から年末年始をどう過ごすか考えている人も多いじゃろう。
もちろん、年に一度の古来から続くイベントを楽しく過ごすことは良いことじゃ。
じゃが、アトピー性皮膚炎の人で、特に今、状態が悪い人の場合は、年末年始の過ごし方を誤ると、その「ツケ」を、春先に向けて長い期間で払っていくことにもなりかねん。
特に注意したいのは、「睡眠不足」じゃ。

過去のブログでも、何回か述べたことがあるのじゃが、睡眠はアトピー性皮膚炎の人にとって、ものすごく大切な生活の要因じゃ。

 

1.内分泌に影響を与える

体が自ら、炎症を引き起こすアレルギーを抑える働きは、副腎皮質ホルモンによるところが大きい。
この副腎皮質ホルモンは、腎臓の上にある副腎という臓器から放出されるホルモンじゃが、アトピー性皮膚炎の人に関わるのは、糖質代謝コルチコイド、というホルモンじゃ。
病院で出される「ステロイド剤」は、この糖質代謝コルチコイドを合成した薬剤じゃ。
この糖質代謝コルチコイドは、一日の中で、作られる周期をもっており、一番ピークになるのが、午前4時~7時にかけてであることが分かっておる。
そして、この作りだされるピークに持っていくのに必要なのが、それまでの睡眠時間じゃ。
したがって、「早寝早起き」がアトピー性皮膚炎にとっては大切ということじゃな。

 

2.自律神経に影響を与える

自律神経は、交感神経と副交感神経のバランスの上に成り立っておる。
主に、体を亢進させるのが交感神経で、抑制するのが副交感神経じゃが、夜寝ている間は、副交感神経が優位になり、日中の交感神経を多く働かせていたバランスを、夜の間にとっておるともいえるんじゃ。
したがって、睡眠不足が続くと、自律神経のバランスに影響を与えることにもなりかねん。

 
3.免疫系に影響を与える

体を外敵から守る、あるいはアレルギーとして働く免疫は、体のさまざまな機能に密着しておる。
内分泌や自律神経、そして恒常性機能なども、免疫機能にさまざまな影響を与えておる。
当然、さっき述べたように、睡眠不足が内分泌や自律神経に影響を与える、ということは、同時に免疫系にも異常をきたすことがある、というわけじゃ。

 
その他にも、日中に受けたストレスや疲労からの回復、記憶の整理など、さまざまな影響が睡眠により与えられるのじゃが、アトピー性皮膚炎という観点から考えると、上記の三つが直接関わる大きな要因といえよう。

ただ、せっかくの年末年始、家族や友人と楽しみたいと思うのは当然じゃろう。
そこで、次の点をしっかり押さえておいて欲しい。

 

1.夜更かしをしたら、翌日と翌々日の2日間は、睡眠時間をしっかり確保する。
2.連日、夜更かしが続かないように注意する。

 

いわゆる、夜更かしをした日は、体に「負荷」をかけるわけじゃから、その負荷を解消するような行動をとることが大切、ということじゃ。
それと、もう一つ、覚えておいて欲しいのは、体は夜更かしによる「負荷」は、決して望んでおらん。
夜更かしを「楽しむ」のは自分自身じゃが、その楽しみによる代償は、何らかの形で体が負うことになることを覚えておいて欲しい。
特に、ようやく回復期に入ったぐらいの方の場合、この夜更かしをきっかけに、再び昼夜逆転してしまって、あとで後悔した、という話も時々聞くからの。

明日は、「食べ過ぎ」について述べたいと思う。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

この時期のイベントは、「寒さ」「空気の乾燥」というアトピーの人にとって、環境的な悪影響が見られる中に行われる。
したがって、他の時期よりも、注意は十分に必要じゃ。
1週間ぐらい・・・という思いが、その後の状態悪化につながるケースは、過去にさんざん見ているので、気をつけて欲しい。