乳幼児の入浴とスキンケア

大田です。

 

 

 

 

 

 

 
乳幼児の肌トラブルについては、毎日数多くのご相談をいただいてます。
生後数ヶ月で、顔や身体に赤い炎症、ジクジクと浸出液がでる状態など、赤ちゃんのやわらかくデリケートな肌は掻き壊すと痛々しい状態になりやすく、母親や家族の心配は相当強くなりがちです。

今回は、実際に会員の方からいただいた乳児湿疹のご相談のメールを元に、乳幼児のスキンケア、入浴方法を考えてみたいと思います。

 
●Nさんからの相談メール

大田さん。こんにちは。
実は、3ヶ月になる息子に肌トラブルがあります。

首が真っ赤にただれのようになっています。
ずっとただれが出たり引いたりしていたのですが、4日まえからひどくて、分泌液がでています。
黄色くて独特なにおいがします。
スキンケアはどのようにすれば良いのでしょうか?
ベビーバスにも、温泉を入れて沐浴させてみようと思います。
赤ちゃんの場合、入浴時間の目安はどうでしょうか。

 

 
●大田からNさんへのメール

Nさんへ。
こんにちは。
首廻りの症状が、ジクジクしているとのことですね。
その状況の患部についてのケアは、箱根の源泉で保水を行うと良いでしょう。
箱根の源泉を人肌程度に温め、コットンなどに含ませ患部を全体的に保水します。

その後、ピュアサージオイルをジクジクの部分に塗るようにします。
このパターンを根気よく毎日行うと、ジクジクした部分が乾いて固まるような状態になってきます。

ちょうど怪我をした後の、患部がかさぶたに変わるような状態になります。
なお、かさぶたはなるべく剥がさないように気をつけてください。
触ると剥がれてしまうこともありますが、できる限り、自然に任せるようにしましょう。

浸出液が止まりジクジクしなくなると、乾燥が進みます。
そのようになったら、ベビーオイルを併せて使うようにしましょう。

入浴に温泉を使用する場合、4リットル程度浴槽に入れて、抱っこで入浴されると良いでしょう。
温度は38度以下でぬるめに。
赤ちゃんの入浴時間は、まだ体力的な問題もありますので、当初は5分程度を目安にしてください。
様子をみながら行って、慣れてきたらもう少し時間が入れるようになると思います。
これから寒くなると温度を上げたくなると思いますが、赤ちゃんの場合は、身体の容積が小さいので、なるべくはぬるめにしてあげましょう。
それでは、ご心配な時はこまめに状況をお知らせ下さい。

 

 
●Nさんからのメール

大田さん、こんにちは。
あれからふた月程経ちますが、首は、以前のぐじゅぐじゅがうそのように良くなりました!!
まだ多少、赤く炎症を起こしたり治ったりの繰り返していますが、保水、サージオイル、ベビーオイルのケアを続けていきます。

わたしと主人も、だんだん息子の肌の調子に一喜一憂されなくなりました。
ジクジクしていた時は正直いって、動揺しまくりで・・・。
温泉入浴は継続しています。
息子は沐浴が大好きです。
これからも、あとぴナビを一生懸命読んで、薬に頼らない方法で頑張ろうと思います。

 

今回のポイントは、赤ちゃんの肌の回復を妨げないように、できるかぎり低刺激のケアを行ってあげることにあります。

赤ちゃんの肌は、柔らかくデリケートなので、少しの刺激でも赤くただれたり、掻き壊すとジクジクしやすくなります。
炎症面のジクジクした状態はそのままでは、ホコリなどの空気中の浮遊物が付着することで痒みを誘発しやすくなりますので、時折、温泉水を洗浄液として使い、きれいに拭き取ってあげます。
その際は、箱根、もしくは吉井の源泉が適しているでしょう。
使用の際は人肌程度にぬるめに温めてあげると良いでしょう。

保水の後は、ジクジクした部分は、ピュアサージオイルを薄く伸ばして塗ってあげるとよいでしょう。
顔など擦れやすい部分は、ジクジクの状態がしばらく続くこともありますが、根気よく温泉水の洗浄保水と、ピュアサージオイルを繰り返すようにしてみましょう。

しばらく日数を経て、浸出液がパリパリと薄いかさぶた状に変化し、肌に貼りついたような状態に変わってきます。
かさぶたは、強引に剥がすと肌へのダメージになりますので、なるべく自然に剥がれるまではそのままにします。
浸出液が止まって乾燥状態が強くなってきたら、温泉水、ピュアサージオイルの後にベビーオイルを使い保護しましょう。

また、赤ちゃんの入浴の際は、なるべく温度をぬるめにすることが大切です。
乳幼児は身体の容積が小さいので、高い温度では負担になります。
大人の感じる温めの温度より、更に1℃程度ぬるくても良いかと思います。
(赤ちゃんの場合、秋冬期でも38度ぐらいで良いでしょう)

赤ちゃんの肌は、空気の乾燥や気温の変化など、外部環境の変化に敏感に反応しますので、日によって大きく状態が変化することもあります。
ご心配な時は、メールに限らず電話相談など、でこまめにご連絡してみてください。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

乳幼児の肌は、成長の過程の中で、その防御の能力も少しずつ育っていくくものじゃ。
したがって、季節的な要因などを含めて、外部の環境に、さまざまな影響を受けやすいともいえる。
そのため、乳児性の湿疹なども現れやすいわけじゃ。
毎日見ていると、悪い状態ほど目につきやすいものじゃが、そういった状態も「変化」の一部と捉え、適切なケアを行うように心がけると良いじゃろう。