「楽しい」と思うこと

大田です。
今日も、会員の方からいただいたメールを紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 
●Kさんからのメール

大田さん、お久しぶりです。

(中略)

前回も、相談させていただきましたが、子どもが、全くお風呂を受付けません。
わが子には、温泉湯治は馴染まなかったのだろうかと悶々としてしまいました。
とにかくお風呂の「お」の字を発しただけで逃げ回ります。
あの手この手で誘いますが、すべて拒絶。
お菓子もビデオ鑑賞もお風呂場では「イヤッ!」の一点張りです。

download TMNT

そこで、先日の相談の際にお聞きした、お風呂を拒絶する最大の理由は何なのかを、日頃の態度からじっくり観察することにしました。

そういえば、歯磨きの後の洗顔を嫌がります。
口の周りの食べこぼしを、拭いてあげようとすると嫌がります。
水や濡れたものそのものに恐怖心を持っていることがわかってきました。
お風呂に入ると、単にしみるなどの刺激で嫌がっているだけではなさそうです。

いかにしてお風呂を好きになってもらうか、お風呂が楽しいものであることをわかってもらうか、ということで、大田さんから提案いただいた、「足首浴」を念のためと思い、試してみました。
最初は、半身浴や腰湯などでなくても、果たして良いのか正直疑問なところはありました。

Assassination Tango psp

まず、夏場でしたので、庭にビニールプールを出して、うっすらとお湯をはりました。
水溜まり程度です。
夏の日差しで、程よい水温になっています。
よく長靴で水溜まりの中に入って音を立てて遊んだ記憶があります。
その遊び心を生かしました。

そして、しばらくのあいだ、湯治はそれだけを繰り返しました。
あきたら上がらせるようにして、特に時間を決めませんでした。
日差しにも注意して、上着や帽子を身につけての「湯治」です。

秋の気配が漂い始め、さすがに外でのビニールプールでは肌寒く感じるようになりました。
いよいよ浴室に移動して湯船でも同じことをしました。
ちょっと心配しましたが、けっこう入ってくれました。
あるとき子供自身が、少ないお湯を手ですくって体にかけていました。
「もう少しお湯入れようか」「うん」ということで、そのときをきっかけに徐々に膝下浴、腰湯へと変化していきました。

あせらずに、子どもに合った湯治の取り組み方をおこなえば、あとは子どもの治癒力に任せて見守るだけでよいのだと感じました。
強制的にならないことですね。
これからもがんばっていきたいと思いますので、アドバイス、よろしくお願いいたします。

 
アトピー性皮膚炎を入浴というアプローチで克服していこうとした場合、特に、子どもの場合は、皮膚の状態によって、浸みたりすることで嫌がることがあります。
もちろん、状態が落ち着いてくればそういった浸みることもなくなりますし、水道水に含まれる塩素を対策することで緩和したりすることもあるのですが、一度、「嫌だ」と思うと、その後の継続はなかなか難しいものです。

そういった時は、ぜひ「楽しい」という要素から、入浴にアプローチしていくと良いでしょう。
Kさんの場合も、以前、お風呂が「嫌だ」と思ったことが、「楽しい」と思えたことで、すり替わっていったのだと思います。

これは、入浴に限らず、食事(好き嫌い)や睡眠(早く寝ること)、運動なども同じです。
そういったことで悩んでいる方がおられたら、ぜひ一度、「楽しい」という要素を取り入れてみるようにしてみてはいかがでしょうか?

 

おまけ★★★★博士のつぶやき

入浴の場合、浸みたりする原因は、体の方にあることもあるが(傷など)、浴湯の方にあることも多いものじゃ。
「入浴環境」にも注意してみて欲しいと思う。