発熱とアトピー

ここ数日、かなり冷え込んでおるの。
アトピー性皮膚炎の方の場合、乾燥の問題も出てくるが、体調にも十分気を付けて欲しいと思う。

 

 

 

 

 

  

一昨日のヤフーのニュースで、次のような記事が出ておった。

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●新型インフルで「国家緊急事態」=政府に非常対策の権限-米大統領が宣言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091025-00000010-jij-int

【ワシントン時事】米ホワイトハウスは24日、オバマ大統領が、新型インフルエンザ流行に関して「国家緊急事態」を宣言したと発表した。新型インフルエンザ対策に必要な医療・衛生措置について、政府の担当当局に通常の議会手続きを経ずに機動的に実施できる権限を付与する。
米国では新型インフルエンザによる死者が1000人を突破、感染者は数百万人に上っている。
大統領は23日に署名した宣言で「感染拡大阻止へ政府や個人、地域社会のあらゆるレベルで前例のない対応を取ってきたが、米国中で感染者数は急速に増え続けている」と警告を発した。 

 
アメリカでは、新型インフルエンザが発生を始めたのは、日本よりも1か月ほど早い4月からじゃった。
数百万人の感染者に対して、死者が1000人以上ということは、死亡率も0.5%ほどじゃろうか。
当初、WHOが発表していた数値に近い状況と思われる。
同様に、日本でも感染者は増加しておるわけじゃから、発生がアメリカから1か月ほど遅れておったことを考えると、11月下旬~12月上旬くらいが、かなり深刻な状況になっておる可能性が否定できん。

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本来、インフルエンザが流行をしやすい環境(気温、湿度)が整う時期でもあるから、真剣に注意をして欲しいと思う。
特に、インフルエンザのワクチンの予防接種がスタートしておるが、その効果については、大規模なエビデンスがない状態であることを忘れてはならんじゃろう。
(新型インフルエンザが本格的な流行を行う前の臨床試験のため)
多くの専門家が危惧しておるように、今後、ワクチンを接種した人の発症率と、重症化率、そして死亡率が実例の中でデータが蓄積されたときに、ワクチンを接種していない人と、有意差が認められない、ということも十分あり得る。

ワクチンの接種について、過信はしないことじゃ。
特にワクチンを接種したからといって、マスクや手洗いなどの、予防措置を怠らないようにして欲しいと思う。

ところで、10月16日のメルマガの冒頭で、少し書かれておったが、今日は熱とアトピーのことについて述べたいと思う。

 

●10/16のメルマガより引用

先日、ある会員の方から相談の電話がありました。
その方は、新型インフルエンザに罹ったそうですが、今は治癒している状況とのこと。
興味深かったのは、新型インフルエンザで高熱が2日ほど続いたそうですが、その間は、アトピー性皮膚炎の炎症がキレイに引いて、熱が下がってから徐々に、炎症が再び現われてきたそうです。

この内容は、近いうちに、ブログの方でも紹介したいと思っておりますが、発熱性の疾患に罹った場合、いったん、アトピー性皮膚炎の症状が軽くなるというのは、良く聞く話です。
体内の免疫は、感染症に対応するⅠ型免疫と、アレルギーに対応するⅡ型免疫の二つに大別できますが、この二つの免疫はそれぞれが亢進・抑制の関係にあり、Ⅰ型が活発に動く(風邪など)と、Ⅱ型(アトピー性皮膚炎など)が抑えられるため、このような状況が生まれると考えられています。

体内のバランスは、上手く保ちたいものです。
そのためには、やはり「生活」を重視する必要があるということです。
睡眠、食事、運動、ストレスなどに気をつけるようにしましょう。

 
いわゆる、感染症などに対応するⅠ型免疫と、アレルギーに対応するⅡ型免疫は、どちらかが高まると、もう片方が抑えられる関係にある、ということじゃ。
したがって、風邪を引いたときなど、Ⅰ型免疫が高まる状況下においては、アレルギーの免疫が抑えられる状況になり、アトピー性皮膚炎の症状も一時的に軽くなる傾向がある、ということじゃ。

公衆衛生学上、日本は上下水道が発達したため、感染症などが激減し、そのことがⅠ型とⅡ型の免疫バランスを崩していることが、アトピー性皮膚炎の一つの原因とする説があるのじゃが、それも、この関わりからきておる。

感染症にかかることが大切だ、というわけではないが、免疫のバランスは、感染症にかからない環境を想定して機能しておるわけではなく、微生物、細菌が充ち溢れた地球の環境下においては、進化の過程の中で生命維持のために獲得してきた大事なバランスであるとも考えられる。

そして、免疫機能全体のバランスを整えて、上げていくためには、免疫機能が自律神経と内分泌の強い影響下にあることを考えれば、いうまでもなく毎日の生活が大切になることも忘れてはならんじゃろう。

 
おまけ★★★★東のつぶやき

先日、感染症の専門の先生にお話を聞く機会がありましたが、「感染」と「発症」の違いについて教えていただきました。
新型インフルエンザを例にとれば、感染したこと=発病ではありません。
感染したウィルスの量と、それに対応するための体内の免疫の働きなどにより、発症するかどうかが変わってきます。
「感染」を予防することと、「発症」を予防することは、意味することが異なることを知っておきましょう。

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