噛むことの意味って?(続編)

小田です。

 

 

 

 

 

 
9月29日のブログで、噛むことの意味について書きましたが、どうして噛むことが良いのか、九州HRCに滞在される方から、ときどき質問をいただきます。
そこで、今日は、なぜ噛むことが良いのかを、もう少し具体的に書いてみたいと思います。

咀嚼するときは、ほほのやや後ろにある「咬筋」(こうきん)という筋肉を使います。
このとき、咬筋から感覚信号が送られ、大脳が刺激を受けます。
そのため脳循環が活性化し、長い間をかけて脳が大きく発達する結果となったといわれています。
では、脳にも刺激をあたえることで、どのような効果がでてくるのでしょうか?
 
●咀嚼による効果

 

1.痴呆を防ぐ、脳を活性化

アルツハイマー病を引き起こすとされる、脳の神経細胞を壊す、有害なたんぱく質「ベータアミロイド」。
最近の研究で、このベータアミロイドは、口の咀嚼運動が少ないほど多くなるということがわかってきました。
よく噛む人ほど痴呆になりにくいということになります。
さらに脳が活発に機能して、記憶力や判断力なども高まってきます。

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2.健康な歯を作る

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咀嚼は、歯を支える骨の細胞の新陳代謝をよくするといわれています。
また、唾液中には抗菌作用のある酵素や、カルシウムと結合して歯を強化するたんぱく質など、虫歯を寄せつけない成分が含まれています。
咀嚼の回数が多いほど唾液はたくさん分泌されるため、虫歯や歯周病の予防効果も高まります。
 

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3.胃腸の負担をかるくする

食べ物をよく噛むと消化酵素(アミラーゼなど)による分解効率がアップしますので良く噛んで食べるほど胃腸の負担が軽くなります。
 

4.がんや生活習慣病を防ぐ

唾液に含まれるペルオキシダーゼには、がんの引き金となる活性酸素を抑制する効果があるとされています。
がんだけでなく、心筋梗塞、脳卒中、動脈硬化、糖尿病などの生活習慣病にも有効のようです。
 

5.アレルギー性の病気の予防に

そもそも、アレルギー性の病気は、違う生体を体内に入れることによって過剰に反応が起こるものです。
食べ物をよく噛み、消化吸収を促すことで、抗原抗体反応によって起こる過剰な食物アレルギー反応やアトピー性皮膚炎などはある程度、予防することができるでしょう。
 

6.ダイエットや美容効果も

食べ物をよく噛むと、唾液が多量に分泌され、血糖値が高まるため満腹中枢が刺激されます。
その結果、食べ過ぎを防ぎ、効果的にダイエットにつながります。

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また、顔の筋肉と骨が鍛えられますので、しわの予防にもなり若々しい豊かな表情をつくることにもつながります。
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7.ふんばりがききます

力を入れるときに食いしばるのが奥歯です。
よく噛んで食べていれば、歯やあごが鍛えられ、ぐっと噛みしめて力を発揮することができます。
運動でも仕事でも、日ごろのそしゃく力がふんばりをきかせます。
しっかり咀嚼することで、こういった効果が期待されるようです。
特に、アレルゲンの観点から考えれば、アトピー性皮膚炎の方にとっても、無縁ではありません。
 
やわらかい食べ物が増え、咀嚼力が衰えつつあるといわれる現代人ですが、一説によれば、弥生時代と比べると、一食当たりのそしゃく回数は6分の1に減っているともいわれています。
また、戦前、通常の和食を食べていた時と比較しても、半分以下に落ちているようです。

ある雑誌をみていて気がついたことですが、最近の食生活の中で栄養バランスのことや食材については、色々といわれてきていると思います。
それは、おいしいものまた食べやすく、食べた時においしい。
しかしその結果、早食いの傾向が多くなってきたり、また食べやすく良く噛まなくても食べられるように調理しているものなど多くなってきてはいないでしょうか。
本当ならあ、咀嚼をしっかりさせるために、食材の大きさなど食べやすくではなく、食べにくくする調理があってもいいかもしれません。
すぐに飲みこめなければ飲み込めるまで良く噛むことをするはずです。

せっかく良い食材を食べていても、食べ方が間違っているとその効果も半減してしまいます。
しっかり咀嚼して栄養バランスの良いものを食べることが必要になってきます。
慣れるまでは違和感があるかもしれませんが、一口30回の目標をたててみてはいかがでしょうか?
継続は力なりです!
 

 

おまけ★★★★博士のつぶやき

唾液には、いろいろな働きがあるそうじゃ。
そして、噛むことは、消化器官の働きを助ける、つまり腸管免疫にも良い影響を与えるということじゃ。
特に、幼児、小児の場合、食物アレルゲンが関わっている場合などは、しっかり噛むように練習することも良いじゃろう。