あなたメッセージと私メッセージ

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

社会生活の中で「自分の意見や気持ちの表現」することは常にありますが、その時、「相手のありのまま(権利)を侵害せずに、誠実・率直・対等な立場で、自分の気持や意見をわかりやすく伝える」ことは大切です。
このことについて、ブログ読者のあすかさんより、「あなたメッセージと私メッセージ」という内容のコメントをいただきましたので、今日は、それをご紹介したいと思います。

 
●あすかさんからのコメント

日常生活の会話において、実際どのように表現すればいいのか?、という疑問が湧くことがあると思います。
そこで「あなたメッセージと私メッセージ」について概略を述べたいと思います。

「私」を主語にして気持ちを伝えると、相手に不快感を与えません。
あなたメッセージとは

「あなたはこれこれこうだ」
「あなたはこれこれこうあるべきだ」

という主旨のメッセージであり、私メッセージとは

「私はこれこれこうだ」
「私はこれこれこうしたい、こうするつもりだ」

という主旨のメッセージです。

私メッセージの構成は

①相手の行動
②その行動が自分に与える影響
③その影響があることで自分の持つ感情

の三つからなります。

例えばレインコートを着ない子供に言う場合、あなたメッセージなら
「あなたはレインコートを着るべきだ」
私メッセージだと
「あなたが雨に濡れて風邪をひくと、病院に連れていかなければならないので困ります」
となります。

妻が夫に服をたくさん買ったのに、夫はいつも同じTシャツしか着ない場合、あなたメッセージだと
「私が買ってきた服をなんで着てくれないの?!」
となり、私メッセージなら
「あなたが、私の買った服を着ないと、せっかく選んだのに、自分のセンスが気に入ってもらえないのかしらと自信がなくなって悲しいわ」

となります。

この微妙なニュアンスの違いが分かるでしょうか。

私メッセージで話すと、一見遠回りのようにみえますが、相手を責める事無く自分の気持ちを率直に表現でき、相手の心に響きます。
これは、長期的に見て効果があるといわれています。
あなたメッセージだと、相手の反感を買い、相手を傷つけ、こちらの困った状況が伝わりません。
ぜひ「私メッセージ」を、お試しください。

 
あすかさん、コメントの方、ありがとうございました。

家族など身近な周囲の方との日常的な会話においても、「私メッセージ」を意識することで、お互いの意識や気持ちの伝わり方に変化があるのではないでしょうか?。

特にアトピー性皮膚炎の場合、患者自身の気持ちと、家族の気持ちが、すれ違っていることは、時々見受けますし、そういった相談もよくいただきます。

お互いがお互いを分かっていないと思い合うことは、四六時中、一緒に過ごす中では、両方にとって大きなストレスとなりますし、アトピー性皮膚炎の症状に対しても、悪い影響が出て不思議ではありません。

もちろん、人間は、感情を持った生き物ですから、常に相手のことを考えた行動ばかりできるわけであはありません。
でも、その行動が相手に対して、どのようなメッセージを伝えているのかを考えることは、共同生活を行っていく家族の中では、特に大切なことかもしれません。

家族内で、どうしてもイライラするときなどは、一度、自分が相手に発しているメッセージが「私メッセージ」なのか「あなたメッセージ」なのかを考えて、それが相手にどのように受け取られて、そしてどのように「自分に返ってくるのか」ということを見つめてみるのも良いかもしれませんね。

 
おまけ★★★★南のつぶやき


今まで、何度かブログでも書きましたが、母親が子どものアトピー性皮膚炎の症状を見るとき、「悪い部分」を見つけるのか、「良い部分」を見つけるのかによって、子どもの気持ちは大きく揺らぎます。
子どもは、症状が悪い時、「今日も悪いわねぇ」と言われるよりも、「○○が昨日と違って変化してきるんじゃない?」と言われるのでは、気持ちの持ち方は180度違ってくることもしばしばです。
もちろん、症状が好転していないときに、良い所を見つけるのは難しいかもしれません。
でも、悪いところに目を向けない、あるいは悪い所を強調しないことはできるはずです。
身体も皮膚も、毎日、少しずつ良い方向に変化しようと頑張っているわけですから、その変化を励みとできるようにして欲しいと思います。