アトピーを正しく捉えることの大切さ

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 
アトピー性皮膚炎は、今、増加しているといわれています。
そして、医者で行うステロイド剤の治療を含めて、アトピー性皮膚炎に対して、いろいろな「治療法」が存在しています。
病院だけではなく、漢方や民間療法などさまざまものがあります。
でも、そういった「治療」を行う人たちが、行っている治療法がアトピー性皮膚炎にどのように良いのかを、必ず理解できている、というわけではありません。
「体に良い」、「肌に良い」ということと、実際にアトピー性皮膚炎の人が使ってよかったから、ということで、「アトピー性皮膚炎にも良いだろう」という結果が「アトピー性皮膚炎にも良い」という説明になることもしばしばです。

今日は、実際にマクロビオティックを学ぶ教室に通っている方からいただいたメールを紹介したいと思います。

 
●Mさんからのメール

南さん、こんにちは。

(中略)

この間、マクロビオティックの教室の日に、理論のクラスで、「どうしてアレルギーやアトピーが肌にでるか」という話題になりました。
マクロビオティックの教室におけるアトピーやアレルギーの扱い方に常々、当事者としてかなり疑問や「違うよ!」というところが私はあったので、グループディスカッションのときに、同じグループになった人達に簡単ですが、わかりやすくアトピーの現状について説明しました。その上で、マクロビオティックの理論で考えて欲しいと、グループの人達に伝えました。
そうしたら、グループの人達が「クラス全員に伝えた方が良いよ」と言うことになりました。
ちょうど、講師の先生から「どのグループでも良いから話し合った結果を発表して下さい」とアナウンスがあり、私がクラス40名の前で講師の人もひっくるめて、簡単ですが、アトピーの本当の定義とか、現在のステロイドの使用状況とかが町で見かける「アトピー肌」の人を作っていることを説明しました。

図解もしました。
アレルギーの仕組みも、ちゃんと素人さんにも解りやすく説明しました。
マクロビオティックの講師の人達も、ちゃんとアトピーについて知っている人は少ないです。
その前は、製薬会社勤務からマクロビオティックの講師になった女性と、授業中にアトピーの話になり、話し込んだら、全然アトピーの実態とか実状がわかっていないことが判明し、その人にも授業中だったのですが、私がその講師相手に説教をかます(!?)、ということがありました。
マクロビオティックも良いのですが、現状と合っていない実践は問題だと私は思うので、機会があれば今、通っている教室で私の知る範囲で積極的に発言しておこうと思っています。

 
特に、東洋医学的な発想を持つ療法の場合、「全的」な立場で考えますので、体の異常状態は、その元となる原因を取り除くことで、異常状態の種類をあまり問わずに解決できる、というような考え方から、その疾患ごとの特徴などを捉えていないことが多いように感じます。
もちろん、その考え方自体が誤っているわけではありません。
ただし、アトピー性皮膚炎のように、心身に関わる疾患の場合、一つのアプローチ方法が、全ての問題を解決することは非常に難しいと言えます。

例えば、睡眠不足が原因の人の場合、「睡眠」、つまり「寝る」という行為が最も必要になります。
上記のマクロビオティックの場合、「食本主義」として食事に気をつける療法ですが、食事の内容が睡眠を誘発する手助けになったとしても、睡眠不足は「寝る」という行為を行わない限り、解決されません。
仕事で残業が続いている、受験で睡眠時間がもったない、という人の場合、「寝る」という行為を行わない限り「睡眠」は取れません。

また、アトピー性皮膚炎の場合、体の状態と密接な関わりがあるため、その時々により、必要な「行為」は異なってきます。
例えば、脱ステ中と、回復した後に必要な行動は、必ずしも同じではありません。
もちろん同じ部分もありますが、決め手となる必要不可欠の部分は、アトピー性皮膚炎の人ごとに異なってきます。

したがって、ある特定の病気に対して一つのアプローチを行おう、とする場合には、その病気の「本質」というものも、しっかり理解することは大切なことでしょう。
Mさんが感じている「現状と合っていない実践」というのは、その病気を患っていないと、なかなか気づけない部分かもしれません。
Mさん、頑張ってくださいね。

 
おまけ★★★★西のつぶやき

今日、南くんが書いた内容は、今の医師の治療にも同じことが当てはまると言えるだろう。
ステロイド剤で解決できることとは、「痒み」という症状を抑える、という部分だが、多くのアトピー性皮膚炎患者は、ステロイド剤で解決できることは「アトピー性皮膚炎」という病気を治す、ことだと思っている。
皮膚におきている「炎症」→「痒み」というのは、「炎症」が原因で「痒み」が結果のように見えるが、本当は「アトピー性皮膚炎」という体の中の要因が原因で、その結果「炎症」が結果として引き起こされ、その炎症が「痒み」を知覚させているだけにすぎない。
自分が行っている治療法が、自分のアトピー性皮膚炎にどのようにアプローチを行っているのかは、しっかり理解したいものだ。