アトピーで特別扱いしないこと

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

先日、テレビ番組をみていたところ横浜ベイスターズの石井投手の話題をとりあげていました。
石井投手は、先天性難聴をかかえながら活躍している投手です。
左耳は完全に音が聴こえず右耳は補聴器をつけてやっとかすかな音が聴こえるくらいだそうです。
横浜商工高~三菱重工横浜硬式野球部~中日ドラゴンズ~横浜べイスターズという経歴の中、今季からは抑えのピッチャーとして活躍が期待されています。
マウンドに立っている時は補聴器のスイッチをオフにして、音の聞こえない中で集中して投球する、そして三振をとることから、サイレントKの愛称で高校時代は呼ばれていました。
その彼が自分のターニングポイントは、中日ドラゴンズ時代にあった事を話していました。

9回裏リードしての投球で一打逆転のピンチ。彼は気持が少し萎縮しての投球になってしまい、いつものように腕をしっかり振って投球ができませんでした。
その結果、逆点をされてしまいチームは負けてしまいました。
ベンチに帰って、その時のキャッチャーに怒られたそうです。

なぜ思い切って投げなかったんだ!普通怒られると人間嫌になってしまうものですが、石井投手は嬉しかった!
プロになって初めて本気で怒られたそうです。

怒ったキャッチャーも
「いつもはどうしても自分の中に、石井投手は健常者と違うという意識があったと思う。
それで、本気で怒ることもしていなかった。
難聴だから健常者だからなんて関係ない、彼はプロでやっているのでだからプロの投手として言ったのです」
と、話していました。
石井投手も、相手が難聴だからだと区別しないでプロ野選手として認めて、本気で怒ってくれたことを感じ嬉しかったようです。

今は、どんなにピンチになっても思いっきり腕を振って投球することを心がけているそうです。
抑えのピッチャーとして、三振を取るために新しい球種でフォークボールを自分の持ち球として今季から覚えたそうです。
フォークはコントロールが難しく思いっきり投げると、場合によってはバウンドしてしまったり暴投になってしまうことがある球種です。
ですから、投げるピッチャーもコントロールを意識するあまり腕の振りが小さくなってしまい、その結果打たれてしまうこともあります。
ですが石井投手はワンバウンドになろうとも、自分は思いっきり腕を振ることをまず考えていると話しています。

抑えの投手として大成するために、体も数年前より一回りも大きくなり、プロの選手としての体作りを心がけたそうです。
プロとしての意識、自分でもどこかで健常者とは違うという意識を持っていたそれを、プロとして意識させてくれたキャッチャーの怒りの一言が彼の意識をかえたのです。

アトピーの場合も何か共通することがないでしょうか。

アトピーだから、周りも自分も・・・

周りも自分も何か意識を変えることによって、心身の変化が良い方向へ動き出すことがあるかもしれません。
改めて石井投手の話を聞いて、時にはアトピーだからといって抑えてしまわないことの必要性を感じました。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎であることで、許されることというのは、実社会の中でもいろいろとあるじゃろう。
じゃが、その「許されること」が、本人の「権利」として無意識の内に自覚してしまうと、いろいろな行動そのものに対して制限がかかることがあるんじゃ。
アトピー性皮膚炎だから○○しなくて良い、というのが当たり前にならないように、周囲も気をつけたいものじゃな。