界面活性剤って?

お久しぶりです。中田です。

 

 

 

 

 
今日が、二回目のブログになります。
今回は、昔、博士もブログで書いたことがあるけど、「界面活性剤」について書いてみようと思います。

私は、商品開発に関わっているんだけど、お客様から、いろんな質問をいただきます。
その中で、結構、多いのが「界面活性剤」に関するご質問。

先週あった質問は、
「あとぴナビの石ケンは、界面活性剤が入っていますか」
という内容。

みんなは、界面活性剤って、どんなイメージがある?
アトピー性皮膚炎の人は、界面活性剤=悪い、って思ってる人が、意外と多いように思うんだけど。
さっきの石鹸の話なんて、典型的な例。
界面活性剤って、本来まじりあわない、水と油を混ぜるための成分のことを指しています。
だから、化粧品でいえばクリーム系のもの、シャンプーやボディソープでいえば、泡立つものは、全て界面活性剤が入っているわけ。

質問してきた人が仕入れた情報は、実は、「界面活性剤が悪い」じゃなくて「石油系の合成の界面活性剤が悪い」ということなんだけど、一部の情報が欠落したせいで、界面活性剤そのもが悪い、ということになってしまったんだね。

石ケンは、一言でいえば、それこそ界面活性剤の塊といってよいもの。
泡立つものは基本的に界面活性作用によるものだから。

ただ、問題なのはここから。
質問に良くある「界面活性剤がアトピー性皮膚炎に悪い」っていう情報は、実は間違ってはいないんです。
え?と思うかもしれないけど、石油系の合成の界面活性剤と、天然の界面活性剤は、単にその由来原料が違うだけ。
昔は、毒性の違いなんかもあったけど、今では、毒性の低い合成のものもあるしね。

界面活性剤がアトピー性皮膚炎に悪い、というのは毒性の部分も、もちろん関係しないわけじゃないけど、それより油と水をまじりあわせる、という作用にあります。

簡単に言うと、皮膚のバリアとなる皮脂を、取り去ってしまい、皮膚を乾燥させる可能性がある、ということだね。

スキンケアの場合は、もとより油を水と乳化させて、さらに皮膚の上で油分を残すことを目的としているので、乳化剤として使われている界面活性剤も、そんなに影響はないんだけど、洗浄を目的とした洗浄系のアイテムとか、衣類にどうしても残留してしまう洗濯洗剤などは、皮膚の皮脂を考えると、あんまり良くないともいえます。

そのため、あとぴナビ通販では、洗濯洗剤については界面活性剤を全く含まない重層洗剤を取り扱っているんだけど、シャンプーやボディソープ、石鹸などは、泡だ立たない=使用感が悪い、というデメリットがあるので、安全性の高い界面活性剤を使用したものを取り扱っています。
また、体の洗浄系アイテムは、入浴後は、いずれにしろスキンケアが必要になるしね。

読者のみんなも、界面活性剤=悪い、ということじゃないことは理解して欲しいな。

 
おまけ★★★★西のつぶやき

こういう情報は、Webが発達した今、簡単に入手できるが、その内容については、慎重に見た方が良いだろう。
薬の情報も同じで、医者はエビデンスを重視する傾向があるのに、なぜかアトピー性皮膚炎の薬剤だけは、エビデンスがなくても、自らの体験上を優先する傾向がある。
ステロイド剤なども、アトピー性皮膚炎の症状に効果がある、というエビデンスはあっても、アトピー性皮膚炎を治す、というエビデンスは、まだ発表されたことがないそうだ。
十分、注意深く情報は取捨選択したいものだ。