アトピーと気候

東です。

 

 

 

 
最近、ホームページで、病気と気候について書かれているページをいくつか読んで興味を覚えたので、それをまとめてみました。
今日は、それを紹介します。

あるホームページをを読むと、西洋医学で気候と病気の関係は、最近になって考えられるようになったそうです。
1950年代の終わり頃に、国際生物気象学協会が組織されたのが最初で、その後、当時の西ドイツのフライフルクにドイツ生物気象学研究センターが作られてから、この分野の研究が行なわれはじめたようです。
そして、気候、風土と病気との関係については、いくつかの事実が判明、その代表的なものとして「リウマチと関節炎」があり、これらの病気は、「気圧」と関係があることが明らかになったそうです。
これらの疾患は低気圧が接近してくると悪化し、高気圧になるに従って病気は回復します。
それらの理由についてはまだはっきりしていませんが、そういった変化が明らかにあることが解っています。
このように、気候と病気との関係の事実が確認されるようになったのは西洋医学の世界ではごく最近のことです。

しかし、東洋医学においては、すでに2千年以上前に一つの常識として、この関係は認識されていたようです。

東洋医学の常識として、「喘息や鼻炎」などのアレルギー症状と気候との関係についても密接な関係がある事が指摘されています。
これらのアレルギー症状は、気候との関係も無視できません。
例えば、鼻炎症状が最も悪化しやすいのは、春先と秋口で、喘息の発作も秋口に増えます。
昔から、健康に注意が払われてきた時期でもあります。
このように、人間も自然界を構成する一員ですから、春の空気の影響を受けるのも当然のことでしょう。
このとき、たいていの人は季節の変化についていけますが、中には環境の変化に敏感すぎる体質(アレルギー体質)の人がおり、これらの人たちは、ちょっとしたストレスや杉花粉、黄砂、ブタクサなどのアレルゲンにさらされることで過剰なアレルギー反応を起こしてしまうという側面を抱えています。

ちなみに、春先の鼻炎と秋口の鼻炎とでは、多少その傾向が異るそうです。
春は、鼻粘膜を中心として、目の粘膜や周囲の皮膚が充血炎症を起こすのが多いのに対して、秋の場合には、朝晩の温度変化(冷え)によって呼吸器系(鼻、気管支)が異常に緊張し、水分の分泌過多になることによって起こってくるそうです。

これらは、おそらくアトピー性皮膚炎においても、同様に悪化の要因として当てはまるのではないでしょうか。

2月の節分を過ぎ、立春を迎える頃になると、アレルギー性の疾患の相談が増えてきます。

この時期は「木の芽時」と呼ばれており、秋口と並んで生物界のホルモン代謝が大きく変化する時期です。
皮膚炎の悪化や湿疹、鼻炎や結膜炎などが起こりやすく、体調面でも身体中の血が騒ぎ、血圧が変動したり、のぼせがひどくなったりします。
痔の症状が悪化したり、女性においては生理不順が起こりやすくなるなどの特徴もあるようです。

このように、今の時期は、花粉や黄砂などのアレルゲンによる影響だけではなく、四季における変化の時期であることによって、ホルモンバランスや代謝などの変化が起こる時期ですので、体調面やアレルギー性疾患の悪化が起こりやすいタイミングであることを知っておいた方が良いでしょう。

このような時期は無理がききませんので、十分な睡眠や栄養摂取をおこない、適切に湯治を行なって、体調を落とさない配慮がいつも以上に気を付けて欲しいものです。

 
おまけ★★★★南のつぶやき

確かに、毎年、相談を受けていると、これから6月の初旬頃までが、症状が悪化したことの相談が多いように感じます。
日本においは、四季があり、私たちの体も、その変化に沿って変調を受けているわけですが、最近は、必要以上に、室内において年中、一定の環境で過ごせるようになっています。
もちろん、これは快適な生活、という点で考えると、すごく良いことだと思いますが、外出時には、四季の変化を体が受けることになりますので、細かい環境の変化を繰り返し受けすぎることは、肉体的なストレスを受けていることにもつながってきます。
みなさんも、梅雨が始まる頃の季節までは、体調管理を十分に気を付けてくださいね。