人生のケチになりたくない

こんにちは。南です。
今日も、会員の方から、定期のお便りを届きましたのでご紹介したいと思います。

 

 

 

 

 ◆Sさんからのメール

南さん、こんにちは。

(中略)

私の場合、外で運動するとか出かけるより、どうしても湯治専念していると、TVを見る機会が多くなります。

状態が辛いこともあるのだけど、もともとテレビが好きなのでしょうが・・・(笑)
 

先日、あるテレビ番組をみていて感動したことがありました。

千葉県にある市の干潟が、ゴミの投棄などで、魚などとても住めるような環境でなくなってきていました。行政でも、その干潟が元の状態に回復することはないだろうと、お手上げ状態で、埋め立て予定にもなってしまったようです。

そのような場所ですから、そこを通る人の中には平気でゴミを捨てている人もいました。
自転車や家電のような大型のごみから、食べ残しの物まで色々でした。

ある青年が、その場所が汚れてしまって埋め立てられる予定になっているなどの新聞記事を見ました。
そして、その青年が干潟を訪れた時、唖然としてしまいました。

自分が小さい頃遊んだ干潟がもうない。

魚やカニなどがいて、鳥もきて、自然の生き物が見られていた、楽しい思い出の場所が、無残な姿になっていたのです。

そこで、彼は一大決心して、誰もごみを拾って元のような干潟を生き返らせようと思わないなら、どこまでできるかわからないけれど自分が綺麗にしてやろうと、毎日毎日ひとりでゴミを拾っていました。

ご近所の方からは、変人と思われたり、ゴミを拾っている最中にゴミを投げられたりしながらも、1年、2年と黙々と作業を行っていました。

本当に孤独との戦いのようだったようです。

ある時、大きなごみをどかすと、その下には蟹がいました。
その蟹が「ごみをどかしてくれてありがとう」といっているように見えたそうです。

こんなところでもしっかり生きているんだ!!
彼は自分がやっていることが誰も評価してもらわなくてもいい。
このカニや魚たちが喜んで「ありがとう」といっている姿がみられるのなら、それでいいと思いながら、ゴミ拾いを続けました。

そうやっているうちに、一人二人協力してくれる人が増えてきました。

そのかいもあって、干潟はその後、また魚も鳥もくるような昔の姿に戻ってきているそうです。

 

その青年が「お金のケチなどはあるけど、自分は人生のケチにはなりたくない」といっていたのが印象的でした。
最初はゴミを拾おうか迷っていたのですが、やろうとする気持ちを出し惜しみしてケチるより、その気持ちをケチらないで行う。

数年間は、自分の生活のためのことより、干潟を綺麗にすることを優先していたので、生活自体は大変だったのですが、たまたま色々やりたいことの中で、ご本人にとっては綺麗にしたいことが一番だったようです。

その気持ちを大事に使うことが人生のケチにはなりたくないという言葉になりました。

使うべきところに使わない、やるべき時にやらない・・・

色々思っていても、実行できずに悔むことは数多くありますよね。
一度の人生、自分が決めたこと、考えた事などは出し惜しみすることなく、また後悔しないようにしたいものです。

「人生のケチになりたくない!」

とってもその方の言葉が、重く新鮮に心に響きました。

 

おまけ★★★★南のつぶやき

今週から、ブログのスタッフに同僚の大田くんが加わりました。
彼は、言葉はきついけど、真剣にアトピー性皮膚炎の方に向き合って、相談を受けています。
私は彼とは違った視点で、皆さんからのお話などをお伝えしていこうと思っています。