豆講座13・アトピー克服の条件(5)

今回の豆講座は、食事について見ていきたいと思う。

 

 

 

 

 

食事とは、人間が生きていく上で、不可欠な行動の一つじゃ。
また、体を構成している細胞も、その細胞を作り出すためのエネルギー源、栄養素があってこそ、正常に作られていく。
逆に考えれば、食べるものによって、体の「構成」そのものが微妙に変化することになるんじゃ。
また、アトピー性皮膚炎に関わる内分泌(ホルモン)である、副腎皮質ホルモンは、その生成にはコレステロールやビタミンCなどが関わっておる。
特に、体内で合成できない栄養素については、外部からの補給、つまり食事に頼るしかないことを忘れてはいかんじゃろう。

それと、最近話題になっておる「メタボリック症候群」も、その根本的な原因は「食事」にある。
つまり、食事の内容によって、体は健康な状態を維持したり、あるいは健康を改善することもあるし、逆に、健康を害することもあるわけじゃ。

では、アトピー性皮膚炎に対しては、どのような食事の要素が関わっておるのじゃろうか?
大まかに分けると、「脂質の過剰摂取」「高たんぱくの食事」「発酵食品の減少」「おやつの在り方」「農薬や添加物の問題」といった5つが上げられるじゃろう。
今日はまず、最初の「脂質の過剰摂取」について考えたい。

1.脂質の過剰摂取

まず、私たちの食生活習慣は、以前と比べると、西洋型の食事に変化してきた。
昔は、朝は味噌汁、焼き魚、漬物にご飯、ときどき納豆がついてくる、といったような内容じゃった。
しかし、最近ではパン食なども増えておるように、以前からのスタイルとは変化してきておる。
そして、最も大きな変化と言えるのが、「脂質の摂取量の増加」という部分じゃろう。

人間に必要な栄養素といえば、三大栄養素である「糖質」「脂質」「たんぱく質」とミネラル、ビタミンなどが上げられる。
それぞれ、体の中では、異なる役割があるのじゃが、脂質も必須の栄養素であることは確かじゃ。
じゃが、本来、1日に必要な脂質の量は、三大栄養素の中でも、最も少ない量なのじゃ。
ところが、この量が増加してきているせいで、体内に不要な脂質分が蓄積されやすくなる。
そして、過剰な脂質の摂取は、体内での酸化を招きやすいといわれ、さまざまな体への機能の異常に関わるとされとる。

米よりもパン、魚よりも肉、煮物のより焼き物、うどんといったように、今の若い人たちには、脂質が増える食生活が、好まれるようになってきた。
そして、アトピー性皮膚炎の増加傾向と、食事の内容の変化については、一定の相関関係がみられるとされておる。

もちろん、脂質も三大栄養素の一つであるように、体にとっては不足してはならん栄養素ではある。
じゃが、本来必要な量とは、昔ながらの油を使わない和食でも、十分に足りておったのじゃ。

そして、脂質を燃焼させるための代謝が、昔の時代よりも今は格段に減少しておる。
摂取は増えて、消費させる行動は減少していることは、少なからず、アトピー性皮膚炎に対しても、影響を与えておるといえるじゃろう。

次回は、「高たんぱくの食事」について見ていきたい。

 
おまけ★★★★ショウゴのつぶやき

甥っ子が飼っているハムスターは、ひまわりの種が大好き。
でも、ひまわりの種には、脂質が多く含まれているから、食べすぎると、「メタボ・ハムスター」になっちゃう。
前に書いたことがあるけど、甥っ子の友達が飼っているハムスターは、餌の中心がひまわりの種だったため、まさに「メタボ症候群」。
ハムスターも「和食」が大切なんだよ。