出産とアトピーと遺伝

最近は、かなり冷え込んできておるの。


先週の半ば頃には、日本海側を中心に初雪も観測されたようじゃが、これから空気が乾燥する季節を迎えるに当たって、お肌のケアは、十分に注意したいところじゃ。

 

さて、今日は、ブログを見た読者の方からの質問にお答えしたいと思う。

◆31歳の女性の方からの質問

はじめてメールします。
私は現在、妊娠中で来月、出産予定なのですが、自分自身にアトピーがあり、子どもに遺伝しないか、かなり不安です。
今さらですが、何か気をつけた方が良いことがあれば教えてください。

アトピー性皮膚炎と遺伝の関係は、情報Webの医療ナビの中にも特集記事があるので、詳しくは、そちらを見て欲しいと思うが、簡単に言うと、「アトピー素因(アトピー性皮膚炎に関わる体質)は遺伝するが、アトピー性皮膚炎自体(病気)は遺伝しない」ということじゃ。

●遺伝子とアトピー
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=40

アトピー性皮膚炎とは、皮膚に症状が現れるが、皮膚そのものだけに原因があるわけではない。
むしろ皮膚に関わる要因があるとするならば、アトピー性皮膚炎の「病気としての原因」よりも、「症状を悪化させる原因」の方じゃろう。
詳しくは、これまでブログで書いた豆講座の方を読んで欲しいと思うが、アトピー性皮膚炎を引き起こしやすい体質は遺伝したとしても、アトピー性皮膚炎そのものは先天性の疾患ではなく、日常生活などの環境要因が深く関わる後天性の疾患とも言えるじゃろう。

したがって、産まれてきた子どもがアトピー性皮膚炎を発症するかどうかは、「産まれてきたあとの生活」に最も大きな影響を受けることになる。
もちろん、生活環境空間の化学物質が増加している今の環境下においては、まだ体の未熟な状態といえる生後間もなくの間は、何らかの皮膚症状を現すことは多いじゃろう。
じゃが、それらが即、アトピー性皮膚炎というわけでもなく、また、仮にアトピー性皮膚炎だったとしても、自分でアトピー性皮膚炎の症状を抑える力そのものは、子どもの体に備わっているわけじゃから、焦らずに「育てて」欲しいと思う。

自分自身がアトピー性皮膚炎ならば、いろいろと気になったり、心配になることはあると思うが、あまり、心配しすぎることの方が、母体のストレスになって良くないと思うぞ。

そして、今できることで、最も気をつけるとするならば、自分の健康状態を良くするように気をつけるのが一番じゃろう。
母親と赤ちゃんは、妊娠中は一心同体といえる。
しっかり睡眠を取って、栄養のバランスを考えた食事をして、母体に危険を及ぼさない範囲で日常生活行動もしっかり行うことが一番じゃ。
何か特別なことをする必要はない。
それよりも、リズムよい生活と、自身の「健康維持」を一番に考えた方が良いじゃろう。

なお、出産後のアドバイスを最後に一つだけ。
乳児のアトピー性皮膚炎の発症率は、秋~冬の初旬生まれの子どもに多いという傾向があるのじゃが、その一番の原因といわれておるのが、生まれた直後に空気が乾燥する冬の季節を迎えるため、肌のバリア機能が低下することじゃ。
そこで、12月に出産するのならば、5月頃までは、肌のケアに注意して欲しいと思う。
特に肌の状態が悪くなければ必要ないが、乾燥状態が見られるようならば、保水系のスキンケアを心がけると良いじゃろう。

ちょうど、今は秋から冬への季節の変わり目じゃが、体調には気をつけて、元気な赤ちゃんを産んで欲しいと思う。

 
おまけ★★★★ショウゴのつぶやき

最近、朝はすっかり冷え込んでるよね。
甥っ子の犬を、朝、散歩させると、「ああ、もうすぐ冬なんだ」という雰囲気があるよ。
ハムスターも最近は、布団代わりにゲージに入れている綿にくるまって寝ているね。