リバウンドと体の異常状態

こんにちは。南です。


今日は、リバウンド時に見られるさまざまな体の異常状態と、それを改善することの大切さについて、述べてみたいと思います。

ステロイド剤を、長年使用してきた方だと、リバウンド症状は、多くの人が経験されていることでしょう。

このリバウンド(離脱症状)が激しい時は、通常では考えられないような身体の異常な症状が現れる時があります。

皮膚が黒ずむ、黄色い体液が出るなどの症状は、リバウンドの時に見られる症状としては珍しくはありませんが、これらは皮膚の症状です。
そして、リバウンド症状には、皮膚以外にも現れることがあります。

◆ケース1
排尿がいつも1日6~8回ほどあった方が、1日1回しかも排尿量はほんの少し。
腎臓に異常があるのではないかと病院で検査しても特に異常はなし。

◆ケース2
入浴していてもまったく汗がでてこない。

また、外気温が高い日で家族のものが皆、暑いから「エアコンをつけよう」というのですが、寒くて体が震える。
さらに、手足は冷え切ってしまい洋服を着こんでも寒い。

◆ケース3
ケース2とは逆で、布団を通り越して、畳までびっしょり濡れるくらいの寝汗がでる。
異常なほど全身から体液がでたり、落屑が動くだけで落ち部屋中いっぱいになる。

◆ケース4
いつも夜になると不安で仕方がない。
また、痒みが強く明け方にならないとうとうとできず、睡眠が取れない。
昼夜が逆転する。
このように、皮膚以外にも心身に対して、いろいろな症状が見られます。
しかし、リバウンドを乗り越え、皮膚の症状が回復してくると、それらは改善してきますし、あるいは、昔から便秘気味だった人が症状が良くなると便秘が治った、手足の冷えが強かった人が症状が良くなると冷えが治った、など、皮膚症状の改善とともに、心身の症状も合わせて改善してくることが多くあります。

これは、アトピー性皮膚炎という病気の原因が、皮膚そのものだけにあるのではなく、体のさまざまな機能の異常、あるいは低下といったところに関わっているため、皮膚の症状を治すのではなく、「体を治す」ことで、冷えや便秘を含めた体の機能の異常状態が改善され、同時に、それらの異常状態から引き起こされていたアトピー性皮膚炎も自然と「解消」することで治ってくるということが言えるでしょう。

リバウンドなどのときに現れるケース1~4で紹介したような症状も同じで、それまで体の中に抱えていた状態が、体を治す過程の中で表面に現れ、それを解消することでアトピー性皮膚炎も治ってくるのです。

普通は、アトピー性皮膚炎が治ることで、体の異常状態も合わせて治った、と感じる方が多いようですが、実は、体の異常状態が治ったからこそ、アトピー性皮膚炎も自然と解消された、と考えた方が良いでしょう。

つまり、アトピー性皮膚炎を治す大きなポイントは、皮膚を治すだけではなく、体の機能を改善することにあるのです。

皆さんも、アトピー性皮膚炎を最終的に克服するためには、皮膚を治すためのアプローチだけではなく、体の機能そのものに対するアプローチも大切であるということを知っておいてくださいね。

 
おまけ★★★★博士のつぶやき

南くんが最後に、「皮膚に対するアプローチだけではなく」と書いておるが、本当は「皮膚に対するアプローチよりも」と、表現するべきなのかもしれん。
それぐらい、体に対するアプローチは大切じゃ。
あとぴナビが、入浴、睡眠、食事、運動などの毎日の生活習慣に言及しているのも、そのためじゃな。