化学物質で気をつけること

先月の中旬頃に、部屋の化学物質のことを書いたことがあるのじゃが、今日は、アトピー性皮膚炎に対する化学物質の影響について、少し考えてみたいと思う。

アトピー性皮膚炎の原因は、いまだ特定されてはおらんが、いくつかの理由から、化学物質が関わっていることは分かっておる。

まず、化学物質がアレルギーを引き起こす要因であることが判明していること、また昨今増加してきた日本におけるアトピー性皮膚炎の現状じゃが、開発途上国と呼ばれるような国々では、人口に対するアトピー性皮膚炎の割合が低いことなどから、化学物質は何からの形で、それも「原因」とする部分に近いところで関わっていると考えられておるのじゃ。

そして、まず一般の人が化学物質の摂取量を減らす、ということで考えるのが、食べ物じゃろう。
無農薬、有機栽培の野菜や、養殖物ではなく天然物の海産物、飼育された肉類も、できるだけ自然環境で育てられたものを、ということで、毎日の食事の中で、部分的にでも実践している人も多いじゃろう。

じゃが、人間が一日に摂取する中で、消化器から吸収される化学物質は実は20%に過ぎんことは、あまり知られておらん。
残りの80%とはいうと、肺胞、つまり「呼気」で吸収しておるのじゃ。

じゃから、化学物質の対策、ということを考えた場合、いくら食に気をつけたとしても、最大で20%しか軽減できん。
もちろん、そのような食事に気をつけることは、食事のリズムや栄養バランスにも気を配ることになるから、非常に良いことじゃし、大切なことではある。
決して、無駄、あるいは無意味ということはないのじゃ。

しかし、アトピー性皮膚炎を解決するために化学物質と取り組むのならば、大気中の化学物質をどうするか、ということは考える必要があるのじゃ。

最も、道路がこれだけ整備され、車社会が浸透した日本において、大気中の化学物質が0の地域で日常的に生活することは、ほぼ不可能じゃろう。
それに、外気だけではなく、室内も家具や家電製品から、たえず化学物質は放出されておるのじゃから、性能の良い空気清浄機を室内に置いたとしても、今の社会環境を維持していくことを考えると、大気中の化学物質にさらされない生活を続けることは、無理じゃ。

パソコンは使えない、テレビもビデオも使えない、冷蔵も電子レンジも蛍光灯もダメ、合成の家具も使えず、エアコンももちろん使えない。
トイレの芳香剤、洗浄するための漂白系の洗剤、抗菌グッズ、衣類の虫除け、防虫グッズ、考えてみると、身の回りの環境は化学物質に満ち溢れているといっても過言ではないじゃろう。

じゃが、摂取が避けられないのなら、それをしっかり代謝して、影響を受けにくい環境を作ることは可能じゃ。
それに必要なのが、運動や睡眠じゃが、今の時代、それもなかなか満足いく状況にはない人が多いのが、アトピー性皮膚炎や、その他の生活習慣病の増加につながっていることはいなめんじゃろう。

しかし、解決策は皆無ではない。
いろいろと模索することも多いかもしれんが、あとぴナビでも、現状を維持しながらできる最も良い方向をこれからも考えていきたいと思っておる。

みんなも、一度、化学物質について調べてみると良いかもしれんの。

 
おまけ★★★★東のつぶやき


昔、取材を行っている中で、幾人かの先生に、アトピー性皮膚炎に関わる研究や、実際に臨床の現場で治療を行っている先生方に、どのような場所で暮らすことが一番アトピー性皮膚炎に良いのか、ということを聞いてみたことがあります。
一番多かったのが、「無人島」での生活。

う~ん・・・・
今日の博士のブログは、考えさせられました。