アトピーに良い洗剤って?

今日は、昨日の続きじゃ。
昨日は、合成洗剤と純石けんの洗剤は、両方とも界面活性剤を使っていること、その違いは、界面活性剤の毒性の違いが言われていること、環境に対する面では、両方とも問題を抱えていることを書いた。

では、アトピー性皮膚炎にとっては、どちらの洗剤が良いのか、ということじゃが、結論から言えば、どちらも良くないのじゃ。

普通、みんなは洗濯機を使って洗濯していると思う。
実は、今の洗濯機は、しっかり何度もすすぎを行っても、約5%程度の洗剤が衣類に残留してしまうことが分かっておる。
そして、洗剤が衣類に残るということは、合成洗剤でも純石けんの洗剤であろうとも、いずれも「界面活性剤」が衣類に残るということになるのじゃ。

界面活性剤とは、水と油を混ぜるための物質であることは昨日書いたとおりじゃ。
衣類、特に肌着に残った界面活性剤の成分は、汗などの水分と混じり合うと同時に、皮脂をも混じり合わせて肌から奪いとることがある。
皮脂を失った肌は、当然、乾燥を招くことになり、特に、乾燥から痒みを生じているアトピー性皮膚炎の方の場合にはよくない。

では、どうすれば良いのか?
答えは簡単じゃ。
界面活性剤ではない洗剤を使えばよいのじゃ。
そして、ここで「誤解」が生じていることが多い。
一般の人の中には、毒性を含む「合成の界面活性剤」が悪いということを、単に「界面活性剤」が悪いと捉えている人もおり、そのため、合成の洗剤ではない純石けんの洗剤は、「界面活性剤」ではないから、安心だと思っている人が意外と多いのじゃ。

じゃが、純石けんも界面活性剤には違いはなく、毒性は合成の界面活性剤よりも低いじゃろうが、アトピー性皮膚炎の肌にとっては、皮脂を取り去る点から見れば、どっちも同じマイナス点を抱えておる。

では、界面活性剤を含まない洗剤とはどのようなものがあるかというと、一番代表的なのが「重曹洗剤」じゃろう。
さらに、重曹洗剤は、排水しても薄い塩水のようなものじゃから、合成洗剤のような毒性もないし、純石けんのような富養化の問題もない。
お肌にも環境にも優しい洗剤といえるじゃろう。

しかし、一般の重曹洗剤は、油汚れの落ちが悪いという弱点を抱えているため、あまり普及しとらん。
そこで、あとぴナビ通販では、この重曹洗剤が抱える油汚れの落ちが悪いという弱点を改良した「重曹洗剤」を取り扱っておるのじゃ。
汚れ落ちを比較した試験でも、ごく一部の汚れを除いては、合成洗剤よりも落ちるという結果も出ておるしの。

ただ、「塩」が主成分のため、水に溶けにくいという弱点があるため、冬場、水温が低すぎると、洗剤の塊が衣類に残ってしまうこともあるようじゃが、仮に、衣類に残ったとしても、皮脂を取り去ることはないから安全じゃ。

実際、洗剤を変えただけで、乾燥が減って、痒みも減少した、という報告も数多くいただいておる。
乾燥が気になる人は、一度試してみるのも良いじゃろう。

 
おまけ★★★★西のつぶやき


洗剤の毒性と言えば、よく使われているのがメダカの生存試験だ。
合成洗剤ではメダカが、すぐ死んでしまうが、純石けんでは生きている、だから純石けんは安全だ、と説明されるのに昔はよく用いられていた。
だが、この試験には一つ落とし穴があることは一般の人は知らない。

この実験で試験された濃度は、合成洗剤、純石けんともに同じ濃度なのだが、実際に洗濯機で使われている濃度の約10分の1に減らされている、ということだ。
では、この濃度を洗濯機の濃度にしたらどうなるのか?

実は、純石けんの洗剤でもメダカは全滅してしまうのだ。
ちなみに、重曹洗剤だと、洗濯機と同じ濃度でも、全数が生存しているというデータがあり、安全性という点ではピカ一だろう。

最も、実際に使われている濃度の10分の1でも、全滅させてしまう合成洗剤の毒性は、怖いものがあるのは、確かかもしれないな。