夫婦喧嘩でアトピーが悪化する!?

こんにちは。南です。
今日は、メンタル面のお話をしたいと思います。

お子さまのアトピー性皮膚炎に関するご相談で、時々あるのですが、次のようなケースで突然、掻きはじめることがあります。

例1)5歳の男・アニメを見ていた場合

大好きなアニメを見ているとき、本編の最中は、じっと集中して画面を見ているのだけど、CMになると、ボリボリと腕を掻きはじめる

例2)中学生の女の子・学校から帰宅

学校にいる間は、ほとんど掻くことはないのだけど、帰宅して、玄関に入ってドアを閉めたとたんに、手首と、首を掻きはじめる

例3)3歳の女の子・夫婦喧嘩

夫と些細なことで、言い争いを始めると、下の女の子が、体中を掻きはじめる
いずれも、ほぼ瞬間的に掻きはじめますから、アレルゲンや特別な乾燥など、体や皮膚そのものに原因があるとは思えない痒みが生じているようです。
これは、精神的(メンタル)な部分からくる痒みと考えられています。

例1の場合は、集中が途切れた途端に、掻きはじめるケースです。この場合、CMから再び本編に戻ると、自然と掻かなくなる場合と、掻きはじめたことをきっかけに、一気に全身を掻きはじめる場合と、両方のパターンがあります。これは、成人でも同様のケースが見受けられますが(好きなドラマを見ていた場合など)、成人の場合は、後者(痒みが全身に広がりやすい)の場合が多いようです。

例2の場合も、例1と似ていますが、主に掻く場所は、腕や首、顔、足など、露出して空気に触れている場所が多いようです。また、このケースの場合は、一気に痒みが全身に広がり、しばらく掻き続けないと治まらないことが多いようです。

例3の場合は、小さなお子さまほど、よく見受けられます。この他でも、嫌いな勉強をしなさいと怒られた場合や、ゲームを止めて寝なさいと注意を受けたりなど、一時的な緊張状態から、痒みが生じるケースです。

例1と例2は、どちらかといえば副交感神経優位で生じる痒みに対し、例3は、交感神経優位から生じる痒みとも考えられますが、いずれも、環境を調整することで、あるいは先に注意を促すことで緩和することも可能ですから、いろいろと工夫した方が良いと思います。

なお、例3については、お子さまが痒みが生じるから、といって、子供に対する制約を制限してしまうのは、逆によくありませんので、注意してください。
なぜなら、痒みを訴えれば、自分にとって好きなことができる、あるいは自分にとって嫌なことから回避できると学習してしまうと、掻くことが一つの退避行動につながってしまうことがあるからです。
もちろん、夫婦喧嘩はしない方が良いと思いますが、緊張状態からくる痒みというのも、長い目で見ていけば、必ず克服できますので、退避できる状況をあらかじめ用意しないように気をつけるようにしましょう。

次の私のブログでは、このお子さまの退避状況を克服された方の例をお話したいと思います。

 
おまけ★★★★ショウゴのつぶやき

甥っ子が飼っている犬も、そういえば、姉夫婦が喧嘩しはじめると、必ず吼えるんだよね。
もしかして仲裁しているつもりなのかもしれないけれど・・・
ちなみに、モルモットは、険呑な雰囲気を察知すると、すぐ巣の中に戻るよ。