アトピーの新薬について

スタッフブログ開始から約半月での初登場。
記者の西だ。
あまり頻繁には登場できないが、毎月1回ぐらいは、ホットなネタを提供するので、みんなヨロシク頼む。

今日の話題は、来年、発売されるというアトピー性皮膚炎の新薬の話だ。

薬といえば、アトピー性皮膚炎の場合、ステロイドがなにかと問題になるが、この間、ある教授を取材した際に、来年、新しいアトピー性皮膚炎の新薬が発売される、という話を聞いた。
その薬剤は、塗り薬ではなく飲み薬。
シ●●スポリンという免疫抑制剤がそれだ。
一部伏字なのは、いろいろ事情があるので許してくれ。

このシクロ●●リンという薬剤は、臓器移植の際に拒絶反応を無くすために免疫を抑制する強力な薬として今までは、使われていた。
この免疫を強く抑制するという効果に着目されて、その作用をアトピー性皮膚炎に応用しようというものだ。

今までも、少数例ではあるが、臨床や治験を含めてアトピー性皮膚炎に対して使われてきたが、アトピー性皮膚炎の治療薬として、来年、正式に認可されるらしい。

そして、そのことを、先日、あるアレルギー専門医に聞いたところ、海外の複数の論文を見せていただいた。
それは、シクロス●●ンを服用した海外のアトピー性皮膚炎患者に、ガンが発症した、というものだった。
特に、そのガンは、リンパ腫に限られており、これは臓器移植手術を行った患者が服用した際にも、同じようなガンの報告があるので、客観的に見ても、ノーリスクとはとてもいえないということだった。
実際、海外の科学雑誌に投稿されたそれらの論文は、世界的なその分野の専門家が審査してパスしたものしか掲載されないので、その信憑性は高いし、シクロスポ●●との因果関係は否定できないだろう。

既に、同じ免疫抑制系のプ●●ピック軟膏がアトピー治療に導入されて数年経過したが、わずか数年の間にプロト●●ク軟膏が原因で皮膚ガンなどの悪性腫瘍が発病したと報告する海外の医学論文も数例見せていただいた。
こちらの方は、日本よりも数年先行して使われ始めた海外の例だが、ここ数年、毎年1例以上の論文が報告されている。
製造メーカーは因果関係を否定しているが、実際に多数のガン患者が発生したアメリカでは、原則、乳幼児に対しては初期治療で使用してはならないことをFDA(日本の厚生労働省にあたる機関)が通達しているとの話だった。
その先生曰く、「ステロイドも問題だが、少なくとも今までステロイドの塗り薬が原因でガンが発病したと報告されている論文は見たことが無い、しかし、プロ●●ック軟膏、このたびのシク●●リンの場合は、わずか数年の間に、これだけの医学論文としての報告があるのは、医学的にみたら異常なことで怖い」との話だった。

実際、その先生は、単に痒みを抑えるためだけに使われるステロイド剤は、アトピー性皮膚炎を治療しているわけでもないから原則として使用しない、という先生だが、それでも、イレギュラー的に、ステロイド剤の治療を選択することはあり得るとも話しておられた。その先生が、この●●トピック軟膏とシクロ●●リンだけは、絶対に使わないとおっしゃるぐらいだから、潜在的なリスクは、患者側も承知しておいた方が良いのかもしれない。

もちろん、それらの薬剤は、しっかりとした治験、臨床を経て、承認されるのだろうから、絶対に危険だとは言い切れないことは確かだ。
しかし、既に多くのステロイド剤の副作用例を、十年前までは、アトピー性皮膚炎の悪化と強硬に主張してきた治療側が、ここ数年になって、ようやくステロイド剤の副作用の例を認めはじめたように、実際に、ガン患者が相当数、現れるまでは、その危険性が大きく報道されることは、不必要に不安をあおるとして、ないに違いない。

だが、その薬を使うのは患者側で、もし、リスクがあるのなら、自分に、まして自分の子どもに使ってもよい、と思う親が果たしているのだろうか?
しかも、その薬剤は、いずれもアトピー性皮膚炎を治療しているのではなく、あくまでアトピー性皮膚炎により生じた症状を治療しているだけなのだ。

正しい情報は、正しい時期に伝えられるわけではないが、その予兆は、患者側も知ることは可能だ。
もちろん、その情報の真偽は正しく見極める必要はあるし、正しくない情報に踊らされるのも怖いことだ。しかし、情報そのものが伝わらない、伝えられないのは、もっと怖いことだと思う。

今後の動向を見守っていきたい。

 
おまけ★★★★東のつぶやき


西先輩は、どこであんなネタを見つけてくるんだろう?
僕も、もっとアンテナをはらなきゃいけない。
頑張ります!!