2020年10月26日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、今回のテーマの最後です。

昨日までで、今回の研究により、幼少期のアトピー性皮膚炎による炎症反応が、脳内の反応によって、うつ状態を招くことがあることが分かりました。

実際、アトピー性皮膚炎の方で思春期以降、うつ状態など一部の精神的な症状を示される方はおられます。
なお、成人以降でアトピー性皮膚炎が発症された方の中にも、うつ状態などの症状を示される方がいますので、乳幼児特有のものではないようにも感じます。
また、それらのうつ状態など精神症状を示された方の多くは、症状の改善と共に、そうした精神的な症状も改善されていますので、乳幼児のアトピー性皮膚炎特有の影響、というよりも、反復継続する痒みや炎症により引き起こされている、と考えた方が良いようには思います。

これまで、アトピー性皮膚炎の方に見られるうつ状態などの精神症状は、どちらかというと、患者個人の器質的な問題(性格上の問題など)と考えられていた側面があります。
しかし、今回の研究結果では、痒みや炎症に対する脳の防衛機構のある種、「暴走」のような状態が関係していることが分かりました。
最近の分かりやすい例で言えば、新型コロナウイルスが重症化する問題の一つ、サイトカインストーム(免疫の過剰な反応状態)と似た点があると考えてよいでしょう。

アトピー性皮膚炎を取り巻く環境は、アトピー性皮膚炎という疾患が広く認知される前の状況とは違い、かなり改善してきたことは確かでしょう。
それでも、いまだに、「単に痒いだけで・・・」という周囲の無理解に苦しむ患者の方がおられます。
同様に、痒みによって睡眠が得られず、昼夜逆転した生活が続く中で、精神的に落ち込んだ状態に対する周囲の評価に悩む方も多いと思います。
しかし、今回の研究結果のように、いずれも原因と結果の因果関係(炎症反応がうつ状態を招く、など)がはっきりすることで、そうした状態の改善にもつながるでしょうし、周囲の理解も深まってくることでしょう。

今後の研究がより進むことを期待しております。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

炎症が原因で精神への影響が見られるのであれば、原因である炎症を解決することが根本的な解決策であることは確かでしょう。
アトピー性皮膚炎の慢性的な痒みは、「痒みの原因」も複雑ですが、こうした影響も加味して、取り組むことは必要なのかもしれません。

2020年10月25日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                        
今日は、昨日の続きです。

昨日紹介した記事には、「生後40日目のアトピー性皮膚炎モデルマウスの脳内では、炎症反応に対するプライミング状態が誘導されていたことが明らかとなった。」と書かれています。

プライミング状態とは、「細菌感染など、個体に不都合な状況が生じた場合に速やかにこれに対応できる状態」のことです。
つまり、アトピー性皮膚炎の痒み(炎症)が生じた段階で、脳内では、それを生体にとって不都合な状態と判断、何らかの準備を始めていることを指しています。
この準備状態の一つが、「キヌレニン代謝の律速酵素であるIDOやKMOの発現」を生み、「キヌレニン代謝異常による代謝産物の影響でうつ様症状が誘導されている」という部分につながってきます。

もっとも、前提となる「炎症反応に対するプライミング状態」が、アトピー性皮膚炎によって生じた炎症によるものなのかは、ヒトをモデルに考えた場合、まだ確定されたものではないと言えるかもしれません。

なぜなら、アトピー性皮膚炎の痒みとは、皮膚の乾燥状態から招かれる痒みを知覚する神経により引き起こされているケースもあり、炎症反応のみにより引き起こされているわけではありません。
ただ、いったん痒みが生じてしまえば、掻くことで皮膚下では炎症反応が生じます。
その炎症反応が連鎖的に次の痒みを生むことで、アトピー性皮膚炎の悪循環の輪が形成されている部分がありますので、結果的には炎症反応によるプライミング状態、という考え方は間違ってはいないと思います。
しかし、「掻くという結果により生みだされた炎症」と「痒みを引き起こす元となる原因としての炎症」は、示す意味合いが異なります。
「卵が先か鶏が先か」に似た状況ですが、今回の研究結果は、全てのアトピー性皮膚炎の方に該当する状況ではない、つまり乳幼児のアトピー性皮膚炎が思春期のうつ状態に必ず繋がるわけではなく、一部のアトピー性皮膚炎の方にそうした状態が見られるかもしれない、ということは誤解せずに理解していただきたいと思います。

そのあたりは、今後の研究を待ちたいと思いますが、いずれにしても、アトピー性皮膚炎の方が「炎症反応」→「脳のプライミング状態」→「キヌレニン代謝産物の生成」→「代謝産物の影響でうつ症状が誘導」という流れが、「一部の方に」あることは確かでしょう。

では、こうした影響は実際のアトピー性皮膚炎患者に見られることはあるのでしょうか?
続きは明日です。

                            
おまけ★★★★南のつぶやき

炎症反応が、脳内でのうつ症状を生み出す産生物につながっている、というのは興味深いところです。
アルツハイマー患者に、慢性的な痛みや炎症を抱えている人が多い、という報告がありますが、同じような関係から来ているのかもしれませんね。

2020年10月24日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                         

アトピー性皮膚炎の症状が悪化した状態では、外出などが難しく、家での療養が長期間続くような方も多いかと思います。
また、そうした家での療養生活は、精神的も辛いものがあります。
家族からもいろいろ言われることで、「ひきこもり」のような状態になっている方もおられます。

もちろん、そうした状態は、アトピー性皮膚炎の「痒み」によってもたらさせれているわけですが、中には、そうした引きこもりやうつ状態が、疾患者が持つ性格的な影響から来ているのでは、ということで悩まれているケースも見受けます。

しかし、こうした影響が実は、アトピー性皮膚炎の炎症が深くかかわっていた、という研究結果が発表されましたので紹介しましょう。
          
              
●幼少期のアトピー性皮膚炎が思春期の精神疾患誘導 – 国立精神・神経医療研究センターが研究成果公表
https://news.yahoo.co.jp/articles/ce20fda322846ebc0b50f9a1613543da27f2943e
         
国立精神・神経医療研究センター(NCNP)はこのほど、NCNP神経研究所疾病研究第4部の橋本興人研究員らが、幼少期のアトピー性皮膚炎によるストレスが脳内炎症反応の応答性増大持続を促し、これが思春期のうつ様症状誘導の原因となる可能性を示したと発表した。【新井哉】
        
幼少期のアトピー性皮膚炎は、強い掻痒感で生活の質(QOL)を著しく低下させるだけでなく、その後のアレルギー疾患である喘息やアレルギー性鼻炎への引き金になることが知られている。こうした他のアレルギー性疾患に罹患するリスクだけでなく、精神疾患や発達障害の罹患リスクが高まることが疫学的に報告されているが、詳細な因果関係や分子メカニズムに関しては、ほとんど何も分かっていない。
橋本研究員らは、乳幼児期のマウスを用いてアトピー性皮膚炎モデルマウスを作成。乳幼児期におけるアトピー性皮膚炎の思春期での影響を検証するため、生後40日目のアトピー性皮膚炎モデルマウスの行動解析を行ったところ、通常の状態ではコントロールマウスと比べて明らかな異常は認めなかったが、アトピー性皮膚炎モデルマウスの扁桃体で脳内炎症に関わる主要細胞のミクログリアの機能抑制因子「CD200R1」の発現が抑制されていることが明らかになった。
アトピー性皮膚炎モデルマウスにリポポリサッカライド(LPS)全身投与による全身性炎症反応を誘導したところ、アトピー性皮膚炎モデルマウスの扁桃体や海馬ではIba-1陽性の活性型ミクログリアの数が有意に増加。LPS全身投与4時間後のアトピー性皮膚炎モデルマウスの海馬でのIL-6の有意な発現上昇を認めた。このような結果から、生後40日目のアトピー性皮膚炎モデルマウスの脳内では、炎症反応に対するプライミング状態が誘導されていたことが明らかとなった。
生後40日目にLPS全身投与を行い24時間後の行動解析を行った結果、コントロールマウスでは、生理食塩水投与群と比べて明らかな変化は認めなかったが、アトピー性皮膚炎モデルマウスではLPS全身投与24時間後に糖嗜好試験におけるショ糖水飲水割合低下、尾懸垂試験における無動時間の増加といったうつ様症状を示した。また、うつ様症状出現の原因として、LPS全身投与4時間後のアトピー性皮膚炎モデルマウスの海馬、前頭前皮質、扁桃体で、キヌレニン代謝の律速酵素であるIDOやKMOの発現がLPS投与群で有意に上昇を認めていることから、キヌレニン代謝異常による代謝産物の影響でうつ様症状が誘導されていることが示唆された。
これまで乳幼児期のアトピー性皮膚炎に対する予防や治療として、皮膚症状や随伴するアレルギー症状に焦点を当てた予防・治療計画が主流であったが、今後は将来の精神・神経発達を含めた予防や治療の重要性を示すことができたとしている。また、乳幼児期のストレス全般において、その後の精神・神経発達への影響に脳内炎症に対するプライミング機構の関与が明らかになったことも指摘。乳幼児期の環境が将来の精神・神経発達へ及ぼす影響に対する分子機構の一部を明らかにすることができたとし、「今後新たな予防法や治療法開発につながることが期待されます」としている。
         
          
記事には、幼少期のアトピー性皮膚炎が思春期のうつ症状に影響を与えていることが報告されています。
長くなるので、解説は明日にしたいと思います。

                      
おまけ★★★★博士のつぶやき

精神的な問題は、どうしても目を向けづらいことは確かじゃろう。
じゃが、目をそむけていては解決がしづらい。また、今回の記事のように、本人に問題があるのではない、ということもある。
原因と結果をしっかり踏まえて立ち向かいところじゃ。

2020年10月23日

東です。

 

 

 

 

 

 

                      
今日は昨日の続きです。
新型コロナウイルスが世界的に感染拡大する中、日本で注意すべき点を考えてみましょう。
          
            
●米研究所がコロナの最新予測を発表 12月までに米で31万人超が死亡、死因1位に
https://news.yahoo.co.jp/byline/iizukamakiko/20200904-00196248/
       
アメリカの新型コロナウイルスによる感染者数が600万人を超えた。世界の総感染者数は2,600万人超。アメリカの人口は世界の全人口の約4%であるにもかかわらず、感染者数は世界の総感染者数の約23%も占めている状況だ。
アメリカの新型コロナの感染状況は今、どうなっているのか?
1日の新規感染者数は平均4万1,000~4万3,000人と、1日7万人に及んでいた7月後半と比べると激減してはいるが、それでも4万人を超えているし、死者は連日約1,000人も出ている。
また、増加が顕著だった南部や西部の州では新規感染者数は減少しているものの、今度は、インディアナ州、アイオワ州、カンザス州、ミネソタ州など中西部の州で感染者数が増加し始めている。
過去3週間では、100万人超が新規に感染し、約2万1,000人が死亡、全死者数は18万5,000人を超えた。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)長官のロバート・レッドフィールド氏は「新規感染者数を1日1万人以下に、死者数を1日250人以下に抑え込みたい」と言及しているが、同氏の目標にはほど遠い状況だ。

▼アメリカ人の死因の1位に
そんな中、アメリカ政府の新型コロナ対策タスクフォースが信頼をおく分析を行っているワシントン大学保健指標評価研究所(IHME)が、アメリカでは、12月までに新型コロナによる死者数が31万7,000人に達し、新型コロナはアメリカ人の死因の1位になるとの最新予測を発表した。
IHMEは、8月21日に、死者数は12月までに31万人になるという予測を出したばかりだったが、今回の最新予測では、さらに7,000人加えて上方修正している。それだけ感染拡大が続いているのだ。
同研究所によると、新規感染者数は再び増加し始めているという。過去3週間の死者数は1日約1,000人。実効再生産数(一定の対策下で一人の感染者が新たに感染させる人数の平均。この値が1を超える状況では感染が拡大していき、この値が1未満の状況であれば感染は収束していく)は、アイオワ州、インディアナ州、ミズーリ州、ケンタッキー州、テネシー州、オクラホマ州で1以上となっており、その他の州では1以下となっている。
また、100万人あたりの死者数が1日4人を超える州は、テキサス州、ルイジアナ州、ミシシッピ州、ジョージア州、サウスカロライナ州、テネシー州、フロリダ州、アリゾナ州、ネバダ州の9つの州で、特に、テキサス州とルイジアナ州では100万人あたりの死者数が1日7人を超えている。
さらに、新型コロナが虚血性心疾患に次いで、アメリカ人の死因の2位となった。
アメリカで報告された感染者数は、総感染者数(推定)の20%以上に達していると推定。つまり、同研究所は、アメリカには約3,000万人の感染者がいると推定していることになる。ちなみに、韓国では、報告されている感染者数が総感染者数(推定)の約48%と多数の感染者が確認されていると推定している。
       
(中略)
                   
▼日本の死者数は6万人超に?
ところで、同研究所は、世界各国の感染予測も行っているが、日本を見てみると、12月までに新型コロナによる全死者数は6万2000人を超えると推定している。下記のグラフが示しているように、11月以降、その数が激増している。9月3日0時時点の新型コロナによる日本の全死者数が1,318人であることを考えると、6万人超に激増するとはにわかには信じがたいが、果たしてこの予測は当たるのか?
当たるにせよ、当たらぬにせよ、秋冬の感染拡大に備えて、個人も企業も、気を緩めることなく、万全な感染防止対策をとることが望まれる。
            
         
記事の最後を見ると、ワシントン大学保健指標評価研究所の発表では、日本での新型コロナウイルスの死者数は11月から増え始め、12月には合計で60,000人を超える予想が出ています。
今の日本の状況を見れば、かなり無理のある予測のように見えますが、ヨーロッパが気温の低下とともに、一日の感染者数が過去最高となった国が多くなっていること、またGO TOキャンペーンの影響で、感染症拡大の原則とも言える接触を減らすことが難しくなっていること、そして感染拡大が広がっている外国からの受け入れが進んでいることから、60,000人は極端でも、これまでよりも増加するリスクは考えておいた方がよいでしょう。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき


       
最近、ウイルスの飛散状況のシュミレーションも報告されているように、気温や湿度が高い時と低いときとでは、感染状況に占める、飛沫感染、エアロゾル感染の状況は異なってきます。
日本では、親しい人に感染者がまだいない、という方も多いと思いますが、アメリカではすでに人口に対して約3%近い状況です。平均的な3人家族で考えると10家族に一人は感染者がいることになります。
これから寒さも少しずつ進んでいきます。
アトピー性皮膚炎の乾燥対策も重要な時期ですが、新型コロナウイルスの対策も、過去のものではなく現在進行形で必要であることに変わりがないことは忘れないようにしましょう。

2020年10月22日

東です。

 

 

 

 

 

 

                     
最近、ひところよりも、かなり新型コロナウイルスの報道が減っているように感じます。
日本では、感染者数、死者数とも拡大の一途をたどっているわけはなく、GO TOキャペーンも次々と実施されていることから、今回の感染が終息に向かっているというイメージの方も多いようです。

しかし、世界的な状況を見れば、今年の3月頃、世界の各都市がロックダウンを行っていた頃よりも感染状況は拡大しています。
       
         
●新型コロナ 世界の感染者 累計で4000万人超える
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201019/k10012671281000.html
        
新型コロナウイルスの感染者が世界全体で累計で4000万人を超えました。フランスなどヨーロッパの一部の国やロシアでは今月に入り1日に確認される新たな感染者がこれまでで最も多くなる日があり、アメリカでも再び感染者が増えていて、世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
      
アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の累計は日本時間の19日午後7時の時点で、4006万3546人と、4000万人を超えました。
感染者が最も多いのはアメリカで815万4936人、次いでインドの755万273人、ブラジルの522万4362人、ロシアの140万6504人などとなっています。
亡くなった人は世界全体で111万3909人となっています。
感染拡大が再び深刻化しているのが、フランスやドイツ、イタリアなどヨーロッパの一部の国とロシアで、これらの国では今月に入り、1日に確認される新たな感染者がこれまでで最も多くなる日があります。
このためフランスでは、今月17日からパリなどで夜間の外出が禁止され、ドイツでは地域の感染状況に応じて人が集まる場所でマスクの着用を義務化するなど対策を強化しています。
またアメリカでは、1日に確認される新たな感染者は7月をピークに減少傾向にありましたが、先月半ばから再び増加傾向に転じています。
一方、累計で2番目に多いインドと3番目のブラジルでは減少傾向となっていて、冬を迎える欧米で再び感染が広がる傾向にあります。
ジョンズ・ホプキンス大学のまとめでは、世界全体の感染者はWHO=世界保健機関が新型コロナウイルスの検出を発表したことし1月から6月に累計で1000万人を超えるまでの期間は166日間でしたが、その後8月の2000万人までは44日間、9月の3000万人までは38日間、そして今回、4000万人を超えるまでは31日間となっていて、世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
         
        
日本がある程度、平行線を保っている理由は、ヨーロッパ地域よりもアジア地域の方が感染拡大が抑えられている状況から人種的な影響、あるいは以前も報告があったBCGの予防摂取の影響など、いくつかの推測される因果関係はありますが、いまだに確固たるものはありません。
そして、あまり報道されなくなった世界の状況を見ると、感染は拡大を続けていることが分かります。
では、今後、どういったことに注意すれば良いのでしょうか?
続きは明日です。

                           
おまけ★★★★西のつぶやき

記事の最後に「ことし1月から6月に累計で1000万人を超えるまでの期間は166日間でしたが、その後8月の2000万人までは44日間、9月の3000万人までは38日間、そして今回、4000万人を超えるまでは31日間となっていて、世界的な感染拡大に歯止めがかからない状況が続いています。」と書かれているように、数でも拡大が続いているのは確かだろう。
だが、報道が少なくなると、目を向けなくなる。
日本がヨーロッパに続くことがないように、注意して欲しいところだ。

2020年10月21日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日も新型コロナウイルスと皮膚の話題を紹介したいと思います。
         
         
●新型コロナウイルスの「寿命」 皮膚上でインフルの5倍
https://news.yahoo.co.jp/articles/509f20da8e8cac07a46666fe31f487d6e2dd8a1c
          
新型コロナウイルスが人の皮膚にくっついた場合、9時間程度は感染力を維持できると京都府立医大の研究チームが発表した。インフルエンザウイルスと比べると5倍ほどの「寿命」だった。研究チームはウイルスがついた手で目や口、鼻をさわることで接触感染するのを避けるため、手指消毒が大切だと指摘している。
研究成果が米医学誌「クリニカル・インフェクシャス・ディジージーズ」(
https://doi.org/10.1093/cid/ciaa1517)で公表された。
新型コロナウイルスは、プラスチックや金属の表面で2、3日は感染力を保つという実験結果がある。ただ、人の皮膚の表面にくっついたときにどれほどの「寿命」があるかはわかっていなかった。
チームは、医学研究のために献体された遺体の皮膚に、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスそれぞれ約10万個をくっつけ、ウイルス量の変化を調べた。
献体の皮膚は、生きている人の皮膚と同じ状態を維持していることを、インフルエンザウイルスを使った別の実験で確かめた。
すると、ウイルスが検出できなくなるまでの時間は、インフルエンザウイルスは1~2時間(中央値1・8時間)だったのに対し、新型コロナウイルスは6~11時間(同9時間)だった。
            
        
記事にあるように新型コロナウイルスは、インフルエンザウイルスよりも長い時間、皮膚上で活性力を保つようです。
今年は、新型コロナウイルスの対策が徹底されたのが関係しているのか、先月のインフルエンザの罹患率は昨年と比べると激減していましたが、こうしたことも関係しているのでしょう。
今年は、油断せずに対策を行うようにしましょう。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

新型コロナウイルスの対策は、インフルエンザだけでなく、他の感染症の予防対策にもつながります。
外国では、冬を迎える前に感染拡大が止まらない状況ですが、日本では今のところ大丈夫のようですので、このまま各自が意識を持って行動してほしいですね。

2020年10月20日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                          
今日は、新型コロナウイルスと手の保湿の話題を紹介しましょう。
         
          
●コロナ予防には手の保湿も重要!? 感染症専門医が秋冬の感染リスクを解説
https://news.yahoo.co.jp/articles/c66276e4cc45d96eb63b8ba1f05897382f19a928?page=1
            
▼感染症専門医がズバリ指南|コロナに負けない! ハンドケアの新常識
         
手洗いとアルコール消毒が常識になった昨今。新型コロナウイルスが本格化して初めての秋冬を迎えます。
感染再拡大に備えて、徹底すべきは手洗いですが、乾燥するにつれて手荒れも心配に。
正念場を乗り越えるためのハンドケアを、日本感染症学会指導医・専門医の水野泰孝先生にうかがいました。
       
▼接触感染のリスクをいかに下げるかが鍵
新型コロナウイルスの、気温と湿度の関連性はまだ明らかにはなっていません。ただ、多くのウイルスは温度が低く乾燥した環境を好みます。
例えばインフルエンザウイルスは温度20度以上、湿度50~60%の空気中で感染力が下がると言われています。よって、空気が乾燥し、気温が下がるこれからの季節はウイルスとの戦いの正念場とも言えます。
新型コロナウイルスの感染は主に2種類あります。「飛沫感染」と「接触感染」です。
飛沫感染は、会話やくしゃみ、咳などを受けて感染することです。それらはマスクが壁となり感染を防いでくれるのですが、現在は多くの方がマスクをマナーとみなし、実践しています。
一方、接触感染を防ぐための手指の消毒は、意識にまだ個人差があります。感染者の唾液に触れてもそれだけで感染することはありません。ウイルスの付着した手で、目や鼻、口を触ることで感染します。
ひとは自分の顔を無意識のうちに頻繁に触っているので、不特定多数のひとが触る共有物に触れたあとは、手洗いや手指の消毒がとても大切なことは明らかです。
            
▼乾燥シーズン到来! これからの季節にハンドケアが重要な理由
            
<気温が下がるとウイルスが活発化。乾燥で感染リスクも向上>
一般的に、気温が下がり乾燥する秋冬は、ウイルスの感染力が強まります。また乾燥から体の水分が奪われ、鼻やのどの粘膜が乾き、防衛機能が低下します。
新型コロナウイルスはのどや鼻の粘膜など呼吸器官から感染することがほとんどです。だからこそ、乾燥するこれからの季節はより警戒を強める必要があります。
          
<手荒れが心配な季節。手指の消毒とともに保湿を心がけて>
冬の乾燥に加えて手洗いの機会の増加から、手荒れが心配なひとも多いはず。手荒れや赤切れから、感染のリスクが高まるとは考えにくいのですが、むしろ手荒れが原因で手指の消毒が億劫になることが問題。
保湿機能のある石けんやアルコール消毒を選んだり、ハンドクリームを使ってケアをして、不断の接触感染予防が大切です。
            
<手洗い・手の消毒は、接触感染防止のすべてといっても過言ではない>
接触感染は、何かに触れることすべてにリスクが伴います。プラスティックには72時間、ウイルスが生存するというデータもあります。
接触感染の防止は手指の消毒に尽きます。医療従事者も、特別なことではなく手洗い、もしくはアルコール消毒の徹底を行っています。とにもかくにも「手洗い」で手を洗浄するか、「消毒」をこまめに行うことが肝心です。
       
●[ ウイルスの生存時間 ]
お金/ガラス……4日間
プラスティック/ステンレス……3日間
木材/布……2日間
段ボール……24時間
銅……4時間
紙/ティッシュ……3時間
        
         
記事にあるように、気温の低下とともに、ウイルスが活性化しやすくなりますので、これからの季節、手洗いが推奨される最近の状況からも、適切な手の保湿は大切と言えるでしょう。
適切な対応を心がけましょう。

                          
おまけ★★★★東のつぶやき

夏と冬では、新型コロナウイルスの感染ルートは少し異なる部分があります。
飛沫とエアロゾルなど、湿度と気温でウイルスの飛散状況が異なりますので、冬に必要な対策はしっかりと行うようにしましょう。

2020年10月19日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、少し変わった新型コロナウイルスの記事を見つけたので紹介するね。
          
          
●新型コロナの感染・重症化リスク、O型の方が低い可能性
https://www.cnn.co.jp/fringe/35160954.html
         
血液型がО型の人は新型コロナウイルス感染のリスクが低く、感染したとしても重症化しにくい可能性があるという2つの研究結果が、14日の学術誌に発表された。専門家はこれについて、さらなる研究が必要だと指摘している。
今回の研究は、血液型が新型コロナウイルスの感染リスクや重症化リスクに関係している可能性があるという説を、一層裏付けるものでもある。ただし因果関係ははっきりしておらず、血液型と新型コロナウイルスの関係がどんな仕組みによって説明し得るのかも解明されていない。
今回発表されたデンマークの調査では、新型コロナウイルス検査で陽性だった7422人のうち、О型は38.4%にとどまった。同国で検査を受けていない220万人の中では、О型は41.7%を占める。
一方、A型は陽性者の44.4%を占めていたのに対し、人口に占める割合は42.4%だった。
もう1つの調査はカナダで実施されたもので、新型コロナウイルスで重症化した患者95人の血液型を調べた結果、A型とAB型の患者は84%が人工呼吸器を必要としていたのに対し、О型で人工呼吸器を必要とした患者は61%にとどまることが分かった。
集中治療室(ICU)にいた期間はA型とAB型の患者が平均13.5日間だったのに対し、О型の患者の平均は9日間だった。
この結果を発表したバンクーバー総合病院の医師は、「決定的な裏付けのためには、多数の地域を横断して同じことを示す発見が繰り返される必要がある」と述べ、「自分の血液型がA型でもうろたえる必要はない。О型の人が自由にパブやバーに行ってもいいというわけでもない」とくぎを刺している。
        
        
血液型が全てを決めているわけではないし、記事の最後にあるように、O型の人は自由に行動して良い、ということではないんだけど、こうした傾向がある、ということは覚えておいてよいのかもね。
逆に、A型の人は注意のアンテナを多めにしておくことは良いのかもね。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

記事の内容が傾向値として正しかった場合、新型コロナウイルスに対して違う知見も可能になるのかもしれんの。
死亡率は低くなっておるようじゃが、感染拡大は続いておることは確かじゃから、こうした意見も大切なのかもしれんの。

2020年10月18日

商品開発の中田です。

 

 

 

 

 

 

                 
今日は昨日の続きです。
選び方の目安について見ていきましょう。
         
        
●選び方の目安
       
・頭皮の乾燥やダメージを感じている方
        
安然宣言スパシャンプーをお勧めします。
特徴のところで述べたコンセプトにより、頭皮の乾燥につながりやすい原因を、極力軽減することで、洗浄後のお肌の状態を整えます。
また、皮脂に近いホホバ油やスクワランが頭皮に残ることで、他のシャンプーと比べて、洗浄後の頭皮の乾燥が和らぎます。
頭皮にダメージがある方は、少し重たく感じても浸みづらい安然宣言スパシャンプーがお勧めです。発売後、25年以上になるロングセラーのアイテムです。
        
・頭皮の臭いが気になる方
       
緑茶シャンプーをお勧めします。
ハーブの香りが洗浄中だけでなく、洗浄後もわずかに髪に残ります。また、頭皮に炎症がある場合、皮膚の常在菌である真菌類の排せつ物の臭いも抗菌することで消臭効果がありますし、同時に汗の臭いもカバーしてくれます。
安然宣言スパシャンプーはオイル類の配合量が多いため、洗浄後に頭皮が重く感じたり、髪のべたつき感を少し感じる方もいますので、頭皮のダメージや乾燥などがなく、さっぱりした洗い上がりを求める方にもお勧めです。
        
・特にこだわりがない方
        
頭皮に掻き傷などダメージがある方は安然宣言スパシャンプー、頭皮の状態が良い状態を保っている方は、緑茶シャンプーからお試しいただくと良いでしょう。
あるいは、価格重視で考えるならば、同じ容量で、緑茶シャンプーの方が180円(会員価格・税別)お得です。
        
          
以上、あとぴナビのシャンプーアイテムの選び方について説明しました。
目的を考えて、自分にあったアイテムを選びましょうね。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

シャンプーの選び方や、頭皮の状態を含めて、気になる点はお気軽にご相談くださいね。

●アトピー相談室
フリーダイヤル 0120-866-933(アトピー相談室)

2020年10月17日

商品開発の中田です。

 

 

 

 

 

 

                      
あとぴナビでは、数多くのアトピー性皮膚炎の方に役立つケアアイテムを取り扱っておりますが、中には同じ分類で複数のアイテムを揃えているものもあります。
例えば、安然宣言スパボディソープと緑茶ボディソープ、APローションとAPローション+SK20など、アイテムの違いについてのご相談は多く寄せられています。
そこで、そうした同じ分類のアイテムをどのように選べばよいのかを、ご紹介してまいりたいと思います。
今日は、スキンケアと同じぐらい大切なシャンプーケアについて、安然宣言スパシャンプーと緑茶シャンプーの違いを紹介しましょう。
         
●アトピー性皮膚炎の方が頭皮を洗浄する際の二つの課題
       
1.一つ目の課題は、頭皮と流す際に泡が触れる顔や体の皮膚の乾燥をどれだけ和らげられるか、です。
これは、シャンプーは界面活性作用があるため、頭皮や泡が触れた顔や体の肌の皮脂を落としてしまうことが原因です。
アトピー性皮膚炎の方は、特に肌に残る皮脂の成分が少ない傾向があるので、この乾燥状態が増長されやすいと言えます。
          
2.もう一つの課題が、頭皮への刺激をどれだけ和らげられるか、です。
一般的な洗髪の目的は、髪と頭皮の洗浄だけでなく、美容も考えて作られています。
例えば、洗浄後のさわやかな香りを求めたり、洗い上がった際の髪のなめらかさなどです。
しかし、そうした美容の目的とされる成分は、安価なシャンプーほど合成の成分で配合されるため、洗浄の際に、頭皮に刺激を与えやすくなり、それが洗浄後の乾燥や炎症の悪化につながることもあります。
         
●安然宣言スパシャンプーの特徴
          
安然宣言スパシャンプーは、上記の二つの課題をどのように軽減するのかをテーマに開発されました。
まず、ベースに温泉を使用、さらに皮脂に近い油脂であるホホバ油、スクワランを配合することで、洗浄後に油分が残るような処方となっています。
洗浄するための成分もヤシ油のアミノ酸系のものを配合、お肌への刺激も極力減らせるようにしています。
デメリットしては、合成の界面活性剤ほどの泡立ちがないため、洗い心地が少し頼りなく感じる方がおられること、香料は一切配合していませんので、洗っている最中に、原料の臭いが気になる方がおられることが挙げられますが、シャンプーは洗い流してしまうため、洗浄後にそうした臭いなどが残ることはありません。
また、頭皮の傷や炎症に、浸みるような刺激が少なく、赤みや痒いなどが起こりくく、洗い上がりは髪にも油分が残るので、リンスが不要になる方もおられます。
赤ちゃんからお年寄りまで、性別を問わず、幅広い年代の方に、長年、支持されているシャンプーです。
          
●緑茶シャンプーの特徴
        
緑茶シャンプーは、安然宣言スパシャンプーと同じく温泉水をベースに開発されたシャンプーです。
安然宣言スパシャンプーの、原料の臭いが気になる方のために、自然な形でマスキングできるようにカミツレ油を配合することで、天然カモミールのハーブの香りがリラックス効果も生みました。
また、美白・抗菌効果があるチャエキス、クララエキス、ソウハクヒエキスなどのエキス類も配合することで、汗のいやな臭いもさっぱりと洗浄できるようになりました。
         
          
長くなるので続きは明日にしたいと思います。
明日は、選び方の目安などを紹介しましょう。

                             
おまけ★★★★中田のつぶやき

あとぴナビのアイテムは、基本的に読者の方にモニターいただきながら商品開発を進めています。
アトピー性皮膚炎の方の意見を元にしていますので、使いやすいアイテムになっています。