2017年6月22日

ジョシュアです。
 
  
  
  
  
  
 
 
 
 
 
 
                
 
 

今日は、6月9日のプレゼントの当選者の発表です!
いつもの通り、県名、お名前(ペンネーム)、年齢を表記しますので、チェックしてね!!
         
       
         
◆プレゼント
箱根の温泉うるおいソープを抽選で3名様に
 

 
              
           

発表です!
当選者の方は、次の方々です!
          
     
栃木県 ゆかさん(19)
埼玉県 猫さん(46)
静岡県 保坂英紀さん(42)
           
        
        
以上、3名の方が当選しました!
おめでとうございました!
        
         
商品の発送は、6月29日頃の予定です。
お楽しみに!!

                    
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

明日も僕が登場です。
お楽しみに。

2017年6月21日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
食物アレルギーに対して、少量ずつ慣れさせる方法は、これまでに研究報告などがありますが、日本小児アレルギー学会が、医療関係者向けに公表した記事が出ていましたので紹介しましょう。
         
        
●卵アレルギー、乳児から少量食べて予防 ただし必ず専門医に相談を
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170616-00000559-san-sctch
        
日本小児アレルギー学会は16日、離乳食を始めるころの生後6カ月から、乳児にごく少量の鶏卵を食べさせることで、卵アレルギー発症の予防になるとの提言を医療関係者向けに公表した。家庭で独断で実施するのではなく、必ず専門医に相談してから始めてほしいと指摘している。
卵アレルギーは、乳幼児の食物アレルギーの中で最も多く、有症率は10%といわれる。アレルギーは卵を口にした場合、湿疹や頭痛、呼吸困難などの症状が起きる。
鶏卵を食べることで卵アレルギーの発症を抑える研究は、国立成育医療研究センターなどのチームが昨年末、英医学誌ランセットに発表。少量を食べ続けることで体が慣れ、免疫反応が抑えられたとみられる。
学会の提言では、生後6カ月の乳児がMサイズの卵100分の1程度を3カ月間、1歳児で卵半分を取り、皮膚の状況を管理する。ただ摂取は予防のためであり、すでに卵アレルギーの発症が疑われる乳児に摂取を促すことは「極めて危険」と警告している。
食物アレルギーはかつて、離乳早期に原因となる食品は食べさせるべきではないとされていた。近年、ピーナツアレルギーの発症予防でも、乳児に摂取を始めることで予防につながるとの海外の研究報告がある。
同学会食物アレルギー委員会の海老沢元宏委員長は「赤ちゃんは湿疹が当たり前という誤解を払拭したい」と話していた。
          
          
記事は、卵アレルギーに対するもので、予防につながる方法であり、すでに卵アレルギーのある方に対して治療とはならずにリスクが生じることを述べています。
海外でのピーナッツアレルギーの同じような報告例があるように、少量ずつ乳児期から摂取することは免疫的な面からみても、その効果があるのでしょう。
アトピー性皮膚炎の乳幼児の方で、食物アレルギーを併発している方は多いのですが、今回の事例がアトピー性皮膚炎に直接関わるかどうかは難しい部分があるかもしれません。
特に、皮膚のバリア機能が食物アレルギーの原因とする研究もあり、食物アレルギーの予防効果とアトピー性皮膚炎の予防効果は別かもしれないからです。
ただ、過去の事例で、特定の食物アレルギーを持っていた方が、皮膚の症状が軽快することで、その後、そのアレルゲンとなっていた食物を、少量ずつ摂取することでやがて食べられるようになった、という例は数多く報告されています。
おそらく、アレルギー発症の経路が異なるなど、別の要因がそこには関係しているのではないかと思われますが、今後の研究の進展に期待したいと思います。

                   
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎もアレルギー疾患の一つとして認識されていますが、最近の研究では、「アレルギー」の部分は、アトピー性皮膚炎の発症の原因として関わっているのではなく、痒みや炎症など「症状の原因」として関わっているだけに過ぎないことが分かってきました。
今回の食物アレルギーの少量ずつ食べる、というやり方自体は、減感作療法として昔から行われてきた治療法の延長線上にあるのですが、病気の原因につながりやすい要因自体はしっかり見極めていくことは大切なのかもしれません。

2017年6月20日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、今回のテーマの最後です。
化学物質の影響をどのように減らしたらよいのかについて考えてみましょう。

今の私たちの社会環境下においては、化学物質の影響を受けない生活は難しいことは昨日までで述べました。
特に、呼気から受ける影響は深刻で、目に見えない分、その影響に気づくのも遅くなりがちです。
しかし、ヒトの体は、化学物質を摂取しても、体は常に排出しています。
つまり摂取した化学物質はできるだけ外に多く出せれば、影響は少しでも減らすことはできるでしょう。
運動や入浴など、代謝を上げられる生活習慣を身につけることは大切だと言えるでしょう。

化学物質を軽減させるための生活習慣の多くは、アトピー性皮膚炎を克服していくために必要な生活習慣と共通しています。
というよりも、その生活習慣は、他の疾患にも共通して必要な部分は多いと言えるでしょう。

十分な睡眠、バランス良い食事、適度な運動、ストレスの解消、当たり前と言えば当たり前に必要な生活です。
しかし、これらが守られていないからこそ、生活習慣病と言われる疾患が増加しているのも事実であり、アトピーの増加にも関わっていると言えます。
いずれの生活習慣も、疾患者本人が自覚して行動しないと実現しないものですが、今の社会環境下においては、時間の問題、場所の問題など制約も多いのかもしれません。
しかし、制約が多いからといって放置することは、問題の解決にも至らないこととイコールなのですから、まずは自分の生活内においてどうすれば、そういった生活習慣を取り入れられるのかを考えていくことは大切でしょう。

深刻化したアトピー性皮膚炎の治療は、投薬などの治療、つまり「他力本願」、「受身の治療」では解決が難しいと言われています。それは、こうした生活習慣を身につけるためには、本人が自覚して実行しなければ反復継続して行うことが難しい、「自力本願」の要素が強いからです。
運動する時間、手間をかけた自炊の食事、睡眠をしっかり取る時間、単発で実行することは難しいことではないかもしれませんが、それを「毎日続けていくこと」は、しっかりした「意識」を持って取り組む必要があります。
アトピー性皮膚炎を克服していくためには「近道」はありません。一つ一つ必要なことを積み重ねていくことが大切です。
化学物質の問題も含めて、自分で可能な範囲で、生活と生活環境を「良い状態に変える」取り組みはしっかり行っていきましょう。

               
おまけ★★★★大田のつぶやき

化学物質への対策は、生活内で取り組みが可能なこともあります。
社会的なレベルの問題は難しくても、個人レベルの対応で軽減することは不可能ではありません。
心配な点などあれば、アトピー相談室までお気軽にご相談ください。

●アトピー相談室 0120-866-933(受付時間 10時~19時)

2017年6月19日

大田です。昨日の続きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      

かなり前の研究ですが、日光街道周辺の調査で、花粉症の患者は花粉が飛び始める山側よりも、離れた都市部の方が割合が多いことが確認されました。
このことから、アレルギーを引き起こす原因は、花粉そのものではないのではないか、と考えられるようになりました。
そして、通行量の多い日光街道を花粉が通過することで排気ガス中に含まれる化学物質と花粉が結合することが原因であることが分かったのです。

化学物質の影響、というと多くの方がイメージするのは、「農薬」「添加物」といった食品に対する影響ではないでしょうか?
確かに、食品内にも素材の段階、あるいは加工の段階で化学物質に曝露される機会は昔より格段に増えています。しかし、最近では例えば低農薬や自然派の食品など、そうした農薬や化学物質の影響を受けにくい食品、食材も増えてきています。しかし、そうした農薬や添加物の軽減が統計的に、アレルギー症状の大幅な軽減に必ずしもつながっているとはいえない状況です。
なぜなのか?
それは、ヒトが摂取する化学物質の「経路」にあります。

ヒトが化学物質を摂取する経路は主に、「消化器官」と「肺」の二つで、他にも皮膚への付着などがあります。
そして、ヒトが一日に摂取する化学物質の総量のうち、もっとも多いのが、実は「肺」、つまり呼吸器からの摂取で、割合は8割以上です。
消化器官からの摂取は、皮膚や粘膜からの吸収を含めて2割弱ですので、農薬や添加物に気を付けた食事を心がけても、化学物質の摂取そのものを大きく軽減させることは難しい、ということになります。
化学物質の総量を減らすためには、呼気からの吸収を減らすようにしなければなりませんが、今の私たちの社会生活環境は、それをなかなか許してくれません。

昨日も述べたように呼気から吸収される化学物質は、住居内だけでも家具や家電など生活必需品から出ていますし、外気も車や工場からの排気など多くの要因が関係してきます。
また舗装された道路は、車が通ることで削られますが、削られて飛散されたアスファルトも化学物質です。また、消臭剤など臭いに関係するものも化学物質ですし、ヘアカラーやパーマ、合成繊維の下着や人工的に染色された衣類も化学物質を放出します。
防虫スプレーは化学物質そのものですし、衣類や寝具の防腐剤も呼気から吸収される化学物質を放出しています。
おそらく、現状の私たちを取り巻く環境内から化学物質を放出しているものを全て削除した場合には、衣食住そのものが成り立たない、ということになるでしょう。

とはいえ、化学物質を放出するような原因となる発達した文明が果たした役割も大きく、その恩恵も絶大です。
昨日の最後で、今回紹介した女性のバストが大きくなっている、という記事がもし化学物質の影響を受けたものならば深刻と考えられる、という部分は、今の社会環境を否定することができない、という部分があるからです。
調査開始前の女性のバストの大きさが、平均的にどれくらいだったのかは分かりませんが、文献などから推測すれば、江戸時代の女性のバストが一律小さかった、ということはないでしょう。
つまり、ここ10~20年ほどで急激に女性のバストは大きくなった、ということが言えるのです。
そして、バストが大きくなった原因が化学物質(擬似女性ホルモン作用)にあるならば、化学物質によって受ける身体への影響は、静かに深く進行しているのかもしれない、ということです。

では、化学物質の影響は防ぐことは難しいのでしょうか?
明日は最後に対策について考えたいと思います。

                          
おまけ★★★★北のつぶやき

今回の大田さんのブログは、化学物質が主なテーマになっていますが、あとぴナビでは過去に、化学物質とアトピーに関する取材を何度か行っています。
いくつか紹介しますので興味のある方はご覧ください。

●化学物質過敏症とアトピー
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=11

●環境ホルモンとアトピー
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=20

●新築じゃなくてもシックハウス?
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=12

2017年6月18日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
女性のバストが大きくなっていることは、女性ホルモンの増加が関係していること、そしてその傾向がここ10~20年の間に起きているできごとであることから、女性ホルモン作用をする環境内の化学物質の増大が関わっているのではないか、ということを昨日までで述べました。

アトピー性皮膚炎や花粉症が急激に増加したのも、1990年代からと言われています。
もちろんそれ以前にも、それらのアレルギー疾患と呼ばれる病気は存在していましたが、テレビで「花粉情報」が流れたり、アトピーと言う言葉が一般に認知されたのは、さほど古いことではありません。
最近は、アトピー性皮膚炎に対して、アレルギー以外の原因が関係していることも分かってきていますが、炎症や痒みにつながる要因はアレルギーが関わっています。

昔から化学物質とアレルギーの研究はされてきました。
例えば、眼球で調べると、微量の化学物質はアレルギー症状を引き起こし、その量が増えるとアレルギー症状が消失、代わりに中毒症状が現れることが分かっています。つまりアレルギーとは、中毒症状など身体に深刻な状態を引き起こす状況にあることを「知らせる」ための「サイン」、警告信号的な役割を持っている、ということです。
そして、こうしたアレルギーに関係するような化学物質は、今の私たちの身の回りに数多く存在しています。
ホルムアルデヒドが問題となった合板の家具や壁紙については聞いたことがある方も多いでしょう。しかし身の回りに化学物質を放出する恐れがあるものは、それだけではありません。
家電も、そのほとんどは触媒部分から微量の化学物質を放出していることが分かっています。
テレビ、パソコン、冷蔵庫、電子レンジ、洗濯機など身の回りの家電製品は山とあるでしょう。また蛍光灯など照明器具からも化学物質が放出されています。
その量は極々微量で、生命に対して危険を与えるような量ではないのですが、先の述べたように、化学物質は微量であればある程、アレルギー症状を出しやすく、量が多くなれば中毒症状に移行することがわかっています。つまり、生命に影響を与えない量であっても、体内において受容体に反応することがあれば、それはアレルギーの症状につながることもあり得る、ということです。

最近、増加してきたアトピー性皮膚炎や花粉症も、こうした化学物質の影響が考えられることは数々の研究で明らかですが、今回の記事も同様に、化学物質の擬似ホルモン作用が影響しているとするならば、その影響は深刻なのかもしれません。

なぜ、今回の記事から影響が深刻と考えられるのか、続きは明日です。

                           
おまけ★★★★南のつぶやき

生活内に潜む、化学物質の問題点は、家電などから放出される化学物質は、「目に見えない影響」というところにもあるでしょう。
当たり前の生活であればあるほど、そしてそれが便利で必需品であればあるほど、それらがない生活は難しくなります。
健康、それも長い目で見た上での健康とのバランスは、難しい問題を孕んでいますね。

2017年6月17日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                            
今日は昨日の続きです。
近年、内分泌機能の変化が身体に現れていると推測できる記事をWebで見つけたので紹介しましょう。
          
          
●女性のバスト、過半数がDカップ以上、Eカップも3倍に トリンプ調査
https://www.j-cast.com/trend/2017/06/13300472.html
       
下着メーカーのトリンプ(東京・中央区)は2017年6月6日、下着についてのアンケート調査「下着白書」(16年調査)を発表した。
   
▼豊満化が進む
      
同社は1980年以来、ブラジャーの販売実績をもとにした日本人女性のカップ数の推移を調査している。
調査当初は、Aカップが約6割と最多を占めており、A~Cカップが全体の9割以上と低カップの女性が大多数という結果だった。
ところが年々カップ数は大きくなっていく。2000年以降、A~Cカップは減少し、一方でDカップ以上の割合が急増していく。1990年ではDカップはわずか10.0%だったが、2015年には約2.5倍となる。Eカップも約3倍に増えた。
今回の調査でもその傾向は続き、Dカップ以上の割合(51.3%)が、A~Cカップの割合(48.7%)をはじめて上回った。
          
                   
女性の乳房が膨らむのは乳腺の発達によるものです。そして乳腺を発達させる最も大きな要因は「女性ホルモン」です。
記事によると、調査をはじめた1980年当時はA~Cカップが9割だったのが、2016年の調査ではDカップ以上が5割を越えたとあります。
下着の機能の変化なども関係している部分はあるのかもしれませんが、この変化の大元はやはり、女性のバストが大きくなっている、つまり乳腺が発達する状況にある、ということが考えられます。

環境内において擬似ホルモン用の作用をする物質はいろいろとありますが、研究により確認されている作用は、女性ホルモン作用、男性ホルモン作用、甲状腺ホルモン作用などがあります。
今回の記事にある女性のバストが大きくなる=女性ホルモンが多くなる、という部分は、こうした環境ホルモンの影響があるのではないか、という推測があります。
あくまで推測ですので、バストの関係と環境ホルモンの関係についてエビデンスがあるわけではありません。しかし、環境ホルモンと女性ホルモンの増加については研究結果が発表されています。

アトピー性皮膚炎についても、昨日述べたように、発症や悪化の要因として内分泌の機能は大きく関わっています。
環境下における化学物質の影響が、今の私たちの社会において増大していることが、女性のバストを大きくさせているのであるとするならば、同様に、擬似ホルモン様物質の影響が、アトピー性皮膚炎発症や悪化の原因としても考えられる、ということです。
実際、アレルギー全体でいえば、化学物質との関係の研究は進んでいます。

明日は、化学物質とアレルギーの関係について考えてみましょう。

                   
おまけ★★★★博士のつぶやき

最近、ヒトの体が変化しているのは、女性のバストに限ったものではない。
視力の変化も、最近、急激と言われておる。
もちろん、視力に環境ホルモンの影響が直接関係しているわけではないが、生活習慣に影響を受けておるのは確かじゃろう。
毎日の生活の積み重ねは大切、ということじゃな。

2017年6月16日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
アトピー性皮膚炎の原因は、多様なものが考えられますが、従来のアレルギー的な要因に加えて、皮膚機能の低下(バリア機能の低下)も発症原因の一つであることが最近の研究で明らかになりつつあります。
バリア機能の低下やアレルギー的な要因につながる原因は、いくつも考えられますが、最近のアトピー性皮膚炎の増加に対して大きく関わっているのではないか、と考えられているのが環境内に潜む化学物質の問題です。
1960年代以降、世界各地での野生動物の観察結果から、環境中に存在している化学物質が、生体内であたかもホルモンのように作用して内分泌系をかく乱することがあるのではないかと考えられるようになりました。いわゆる「環境ホルモン」の問題です。
環境ホルモンは、体内において擬似ホルモン作用をもたらすことが分かっていますが、その作用は現在、次の5つの問題を抱えると考えられています。

1.内分泌の促進作用
ホルモンの受容体に結合することで、より多くの受容体が働き、内分泌の機能が促進される

2.内分泌の阻害作用
ホルモン受容体に結合、受容体をふさいでしまうことで、本来のホルモンの作用を阻害する

3.内分泌の生合性、代謝を促進、阻害する
ホルモンを分泌する器官に働きかけ、その産生を促進したり阻害することで、本来のホルモンの働きに影響を与える

4.受容体の数を増減させる
ホルモンの受容体を減らしたり増やしたりすることで、ホルモンの働きに影響を与える

5.内分泌の産生量に影響を与える
ホルモンのフィードバックの機能(必要な量のホルモンが産生された場合、新たな産生を止める機能)を阻害することで、過剰なホルモン分泌につながる

                                
ヒトの体を「動かす」指令は、主に神経と内分泌の2系統で指示されています。
神経は、通信手段に例えると電話のようなもので、脳から直接、神経を伝って指令が伝わります。
それに対して内分泌は、手紙のようなもので、血液内を通って指令が届けられます。
電話と手紙で比較すると、内分泌の方が時間的に遅いように感じるかもしれませんが血液が体内を流れる速度は相当なものですので、両方の指令ともに「即時」と考えて構いません。ただ、伝達手段が「電話線(神経)」なのか「郵便(内分泌)」なのか、という違いになります。
そして内分泌がもたらす指令は全身多岐にわたり、例えば、汗や皮脂を分泌させる、という働きももっています。汗と皮脂が乳化することで皮脂膜を形成、自分の体で行うスキンケアの働きを担っていますので、内分泌はスキンケアの役割に深く関わっていることが分かります。
身体の免疫機能も内分泌の強い影響下にあり、内分泌の異常状態は免疫機能の異常状態につながることもあります。

このように、アトピー性皮膚炎にとっては、皮膚のバリア機能、そして免疫機能の両面から内分泌機能には、重要な関係があるのですが、化学物質はこの内分泌機能を乱す「内分泌かくらん物質」として働くことがあります。
先日、内分泌機能の変化が身体の変化に現れているのではないか、と推測される記事がWebで出ていました。

長くなったので、続きは明日にしたいと思います。

                   
おまけ★★★★大田のつぶやき

環境ホルモンの研究で有名なのは、海外でワニがメスの割合が多くなった原因が、湖に放たれた工場からの排水による化学物質の影響、という研究でしょう。
環境ホルモンが女性ホルモン作用が強いことは、さまざまな研究が分かっていますが、明日は、最近の記事を元に考えてみたいと思います。

2017年6月15日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                  
高齢化社会の中、医療費や社会保障費の問題が話題になることが多いけど、興味深い記事をみつけたので紹介するね。
          
      
●1年延命の薬、公的負担どこまで 費用対効果、世論調査
http://www.asahi.com/articles/ASK6D7T5HK6DUTFK00S.html
          
1年延命できる薬に公的保険からいくらまで支出を認められるか、厚生労働省が今夏に世論調査に乗り出す。結果は高額な薬の費用対効果を判断する基準に使い、医療費の抑制につなげる。ただ、調査結果は延命にかける医療費の目安となりかねず、議論を呼ぶ可能性がある。
質問案は「完全な健康状態で1年間生存することを可能とする医薬品・医療機器等の費用がX円であるとき、公的な保険から支払うべきか」。額を上下させ質問を重ね、適正だと思う値段を面談で聞き出す。対象者は住民基本台帳から無作為に抽出。年齢や性別、所得が偏らないよう数千人規模の調査とする見込みで、結果は秋までに公表する。
結果は、評価対象の新薬ごとに製薬会社提供のデータと突き合わせる。データは新薬の使用で増えた費用と、延びた生存年数にその間の生活の質を加味した「QALY(クオリー)」という値を組み合わせたもので、その費用対効果を5段階で評価。「悪い」「とても悪い」となった薬は、代わりの治療法がないことなどがなければ値下げの検討対象とする。
         
(以下、省略)
        
    
手っ取り早くいえば、「一年分の命として税金からいくら負担して良いか」ということになると思うんだ。
最近は、高額な負担が強いられるがん治療の薬剤「オプジーボ」が話題になったけど、今回の調査は、「完全な健康状態で1年間生存することを可能とする医薬品・医療機器等の費用がX円であるとき、公的な保険から支払うべきか」という質問である以上、かなり制約付きになると思うんだよね。
現実的に考えれば、こうした負担を実現していくためには、まず社会保障費の予算内でないとだめ、ということになるから、上限があらかじめ設定されることになるから、この薬剤の使用が対象とされる人数で割ればおのずと金額は明らかだと思うんだ。
逆にいえば、今回の質問は、一般の人が「一年分の命に対してどれだけお金をかけて良いのか」という「心情」を問う質問のようにも思えるよね。
かなり議論を呼ぶかもしれないね。

                      
おまけ★★★★西のつぶやき

「完全な健康状態で」という前提がある以上、いわゆる「健康寿命」を伸ばすことになる薬、ということが言えるだろう。仮に、実質的な税金負担可能予算が1兆円、そして対象人数が10万人とすれば、その金額は1,000万円ということになる。その薬の想定がその金額を超えていれば、公的負担を導入することは何がしかの社会保障費を削らなければならない。対象となるX円を肯定しなければ、「払えない人は1年分の命が得られない」に等しいとも言えるから、人の命を金額に換算していることにもなり、本音の回答と建前の回答は、異なる部分もあるのではないだろうか?
あくまで仮定の話ではあるが、現実問題に置き換えた場合には、道徳観念も含めて超えなければならないハードルは多くなるのかもしれない。

2017年6月14日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                
地域によって、プール学習が始まったところもあるかと思います。
アトピー性皮膚炎の方にとって、プールは、塩素や感染症の問題が生じることがありますが、別の視点での問題が最近出ているようです。
          
         
●児童47人、学校プールで痛み・かゆみ 溝のふた原因か
http://www.asahi.com/articles/ASK694QW2K69TTHB007.html
         
佐賀県白石町立須古小学校(武富通校長、115人)で、6日にあったプール開き後に児童47人が太ももの後ろの痛みやかゆみを訴える事案が起きた。町教委によると、繊維強化プラスチック(FRP)製の排水溝のふたが劣化し、はがれたガラス繊維などが肌に付着した可能性が高いという。
須古小には大、小の二つのプールがあり、症状を訴えたのは大プール(長さ25メートル、幅12・5メートル、深さ0・9メートル)を使った3~6年生。うち6人が病院で受診した。症状は回復に向かっているという。
町教委によると、児童たちはFRP製で格子状の側溝のふたが設置してあるプールサイドに腰掛けて、話を聞いたり入水の準備をしたりした。終了後、児童が痛みやかゆみを訴え、10人が保健室でシャワーやお湯で患部を洗うなどした。
症状を訴えた児童の水着を預かり、7日に顕微鏡で確認したところ、FRPの破片らしきものを発見。このためFRP取扱店とも相談し、プールサイドの樹脂も採取して顕微鏡で調べた。町教委と同小、業者が8日に検分したところ、プールサイドの排水溝のふた(幅約30センチ)が劣化し、はがれた樹脂繊維が付着したことによる痛みの可能性が高いとわかったという。
      
(以下、略)
         
         
記事によると、痒みや痛みの原因は、劣化した排水溝の蓋から剥がれたガラス繊維のようです。
なぜ剥がれた樹脂線維が付着することで痒みが生じるのかについては、記事には書かれていませんが、いずれにしても同様の状況は、起こりうる可能性がありますので、プールに行く際には、こうした問題があることは覚えておくと良いでしょう。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

樹脂線維と痒みついて調べてみたが、アレルギー的な問題の文献はあるが、痛みについては記載がなく、詳細の原因は分からなかった。じゃが、今回の記事は複数の生徒が症状を訴えておるから、複合した原因から特異的に現れた症状なのかもしれんの。
いずれにしても、プールにいった後、痒みが生じた場合、こうした樹脂線維の問題が関係している可能性があること、その場合には洗い流すことが必要であることは知っておくと良いじゃろう。

2017年6月13日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
外国の記事だけど、皮膚の深い傷跡を修復できる新しい治療法の話題があったので紹介するね。
          
        
●傷跡の残る深い火傷綺麗に治す治療法、来年には実用化の可能性
          
米国のバイオ企業PolarityTEが、III度熱傷や深い擦り傷の跡を綺麗に治す皮膚再生治療方法「SkinTE
」を開発しました。この企業はユタ州の動物施設で、負傷したブタで前臨床研究を実施した結果、皮下脂肪層まで達した火傷跡を綺麗に修復し、毛包までもとどおりに再生できたと発表しています。
なぜブタで前臨床研究を実施するかというと、人の肌とブタの肌は非常によく似た性質なうえに、ブタのほうがやや複雑かつ分厚いため、ここで良好な結果が得られれば人の肌でもうまくいく可能性が高いのだとか。PolarityTEのサイトでは、皮下脂肪層まで達した傷が綺麗に治癒している様子が掲載されています。
PolarityTEは今年後半にはSkinTEの臨床試験を開始するとしており、早ければ1年~1年半ぐらいで実用化できるかもしれないとのこと。なお、PolarityTEはこの技術が骨や筋肉、軟骨、肝臓といった組織の機能を保ちながら再生させる治療にも応用できる可能性があるとしています。今後の開発に期待したいところです。
            
          
アトピー性皮膚炎の方で、長年の症状に悩んでいると、肌の肥厚や掻き壊しの傷が深くなってしまった方もいるけど、この治療法はそうした方に役立つかも。
アメリカの研究なので、実用からされて周知されても日本で導入されるのはかなり先の話かもしれないけど、こういう研究があることは知っておいて良いかもね。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

こうした皮膚の再生に関する研究は、表皮の問題にも関わるので、もしかするとバリア機能の回復に関係してくるかもしれません。
いずれにせよ、これからの研究の進展を見守らなければなりませんが、再生治療がアトピー性皮膚炎の治療として役立つ部分があれば期待したいところです。