2019年12月10日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                     
先週末から寒気が強まったこともあり、お肌の乾燥に伴うご相談が、この週末、より増えてきました。
今週は、少し気温が上がるようですが、それでも大気の乾燥は強まった状態です。
冬の季節、アトピー性皮膚炎の症状が悪化する方は多くなりますが、その原因は、肌の乾燥状態による「バリア機能の低下」です。

一般的な「乾燥肌」の方も、乾燥による痒みを感じますが、アトピー性皮膚炎の「乾燥」との大きな違いは、「細菌叢の乱れ」を生むかどうかにあるでしょう。
アトピー性皮膚炎の方の細菌叢を検査すると、コリアバクテリウムや黄色ブドウ球菌が占める細菌叢になっていることが分かります。
もともと、お肌が乾燥した状態では、角質層が「乱れた」状態にあり、皮膚を守るさまざまな機能が低下したり失われたりしている状態にあります。
そこに、細菌叢の乱れが重なることで、体内のIgEが増強され、炎症が生じやすくなります。
炎症による痒みは、掻き壊しによるバリア機能の低下をもたらし、これが繰り返されることで、アトピー性皮膚炎の症状悪化につながる「悪循環」の輪が形成されるといってよいでしょう。

一般的な乾燥肌の場合、皮膚の細菌叢は大きく乱れないため、この「悪循環の輪」が形成されづらく、反復継続する痒みまでは至らないと言えます。

なぜ、アトピー性皮膚炎の方は、皮膚の細菌叢が大きく乱れるのか、そのメカニズムはまだ分かっていないようですが、皮膚のさまざまな機能などが関わっているという推測はあるようです。
では、乾燥対策は、どういったケアを意識して行うことが有効なのでしょうか?
続きは明日にしたいと思います。

                       
おまけ★★★★北のつぶやき

皮膚の細菌叢とアトピー性皮膚炎に関係する研究は、慶応大学の先生が発表された記事が参考になると思います。
興味のある方はご覧ください。

●皮膚と細菌叢の関係からアトピーの新たな治療法を探る
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=141

2019年12月9日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は抗生物質に関する記事を紹介しましょう。
            
            
●線虫の腸内微生物叢から、薬剤耐性菌に効果的な新しい抗生物質が発見される
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191126-00010005-newsweek-int
         
──従来の抗菌薬が効かないグラム陰性菌を死滅させる新たな抗生物質が発見される
           
従来の抗菌薬が効かない薬剤耐性菌が世界中で増加し、グローバル規模で深刻な課題となっている。米国では、年間280万人以上が薬剤耐性感染症に罹患し、3万5000人以上が死亡しており、欧州でも薬剤耐性感染症によって年間3万3000人が死亡している。
とりわけ、大腸菌やサルモネラ、肺炎桿菌など、抗生物質などから自らを保護する外膜を持つ「グラム陰性菌」は、人類の生活を大いに脅かす病原体として、世界保健機関(WHO)でもその対策の必要性が指摘されている。
          
■ 土壌中の線虫(線形動物)の腸内に生息する共生細菌から
            
米ノースイースタン大学キム・ルイス教授の研究チームは、グラム陰性菌を選択的に死滅させる新たな抗生物質「ダロバクチン」を発見し、2019年11月20日、その研究成果を学術雑誌「ネイチャー」で発表した。
ダロバクチンは、土壌中の線虫(線形動物)の腸内に生息する共生細菌「フォトラブダス」からの化合物だ。マウスを用いた実験では、ダロバクチンが大腸菌や肺炎桿菌の感染症を治療し、毒性の徴候もみられなかったという。
ダロバクチンは、グラム陰性菌に対して効果的な構造と作用機序を持つ。グラム陰性菌を保護する外膜は、細胞の表面にある外膜タンパク質BamAが開閉を制御し、生成したばかりのタンパク質を取り込むことで、形成されていく。ダロバクチンは、外膜タンパク質BamAと結びつく性質を持つ。ダロバクチンが外膜タンパク質BamAの働きを阻害し、開閉が制御できなくなると、タンパク質を十分に取り込めず、外膜を形成できなくなって、グラム陰性菌は死滅する。
          
■ 薬剤耐性対策の研究に新たな道をひらく
            
また、研究チームでは、ダロバクチンに耐性を持つ大腸菌でマウス実験を行ったところ、この大腸菌はマウスへの感染力を失っていた。つまり、グラム陰性菌は、感染力を失うことなく外膜タンパク質BamAを変化させることはできないと考えられる。
ルイス教授によれば、ヒトに役立つ可能性のある抗生物質が含まれた動物の微生物叢が見つかったのは、ダロバクチンが初めてで、薬剤耐性対策の研究に新たな道をひらくものとして期待が寄せられている。
カナダのマクマスター大学のエリック・ブラウン教授は、ダロバクチンの発見にいたる一連の研究プロセスを「研究のフルコースだ」と表現し、自然源から化合物を発見し、ターゲットを特定し、動物実験を行い、生物が化合物を生成する方法を整理している点を高く評価している。
          
             
医学の研究は、これまでの「常識」が大きく変わる、ということは良くあることですが、今回の研究結果が、何十年後かの将来、「吉」と出るのか「凶」と出るのかは、時間の経過を待つしかないのでしょう。
吉と出れば、耐性菌を生み出さない抗生物質の開発、という画期的な研究につながることもあり得ますし、凶と出れば、次世代の抗生物質が作れない新しい凶悪な耐性菌を生み出す、ということもあるかもしれません。
あるいは、単に新しい一時的に有効な世代の抗生物質ができた、というだけでおわるかもしれません。
耐性菌の問題は、今後、人類の死活問題へとつながるかもしれない恐れがあるとも言われていますので、慎重に見守りたいですね。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

病原菌にどのように立ち向かうのかを考えた際、抗生物質は人類の叡智により生みだされたものであることは確かなことじゃ。
問題は、人が生き残るために抗生物質をつくったように、細菌も生き残るために「耐性」を持つ機能を有しておる、ということじゃろう。
「いたちごっこ」の終わりは、あまり考えたくはないものじゃ。

2019年12月8日

大田です。

 

 

 

 

                                 

 
今日は昨日の続きです。
ヒートテックによるアトピー性皮膚炎への影響について考えてみましょう。
        
        
▼ヒートテックがアトピーに与える問題点とは?
          
一見、冷えの対策にも役立つヒートテックは、アトピー性皮膚炎の方にもよさそうなのですが、アトピー性皮膚炎に対していくつか問題点を抱えています。
          
・水分蒸散を促進させる
        
「吸湿発熱」の効果は、衣類であれば多かれ少なかれ、その機能を有しています。
羊毛の衣類を着ると暖かく感じますが、羊毛が暖かいのではなく、「吸湿発熱」の効果が高いことによるものです。
水分は一定量蒸散した場合、衣類との間の空気の層に留まります。
チュビファーストが保水効果が高いのは、この水分を肌とチュビファーストの間に「留める効果」が高いからです。
しかし、空気の層に一定量の水分が保持されると、角質層からの水分蒸散はされなくなってしまいます。
水分の供給が弱まれば、「吸湿発熱」の効果が高い素材であっても、「吸湿」が足りない以上、「発熱」の効果も低くなります。
そこでヒートテックは、吸湿した水分をヒートテックの外側に放出する機能をアップさせています。
肌から水分が蒸散し、その水分を使って吸湿、発熱した後は、水分を外気に放出する、というサイクルが繰り返されたからどうなるでしょうか?
肌からの水分蒸散が促進される=肌が乾燥する、ということにつながりやすくなります。
ヒートテックを使い始めてから肌が乾燥するようになった、と実感している方は、このヒートテックが持つ「強制吸湿」の影響を受けていることがあります。
         
・保温性が高まることで血管が拡張する
          
ヒートテックによる発熱効果は、発熱部位を衣類で覆っていますので「保温」効果を高めます。
ヒートテックを着ると暖かい、と感じる以上、当然のことですが、この「保温」効果は、血管を拡張させます。
運動したり、お酒を飲んだり、寒い戸外から暖かい室内に入ったときなどに、痒みが増える、というアトピー性皮膚炎の方は多いのですが、その原因は血管の拡張により、ヒスタミンなどの化学伝達物質が毛細血管の外ににじみ出ることで、痒みを誘発しやすくなる、というところにあります。
ヒートテックの着用により痒みが出やすくなった、という方は要注意です。

ヒートテックが、アトピー性皮膚炎の痒みを誘発しやすい理由は上記のとおりですが、その影響は、個人差やヒートテックの機能にも左右されますので、アトピー性皮膚炎の方がヒートテックを着用してはいけない、ということではありません。
しかし、少なくともヒートテックを使い始めてから痒みが増えたような気がする、という方は、一度、その着用を中止して、痒みの状態に変化がないかを比べてみると良いでしょう。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

なお、乾燥させない、血管を拡張させない対策としては、根本的な肌からの水分の蒸散を防ぐことが良いのですが、水分が蒸散しなければヒートテックの「吸湿発熱」の効果が得られません。
ヒートテックを着る目的が「暖かくする」というところにある以上、暖かくできないヒートテックに意味はあまりないでしょうから、影響を受けている、と感じた場合には着用はしばらく中断する方が良いでしょう。
なお、ヒートテックを着用しても特にお肌への影響が見られない方は、「暖まる」というメリットが得られていますので、そのまま着用いただいても良いでしょう。

2019年12月7日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                            
強い寒気が日本を覆っており、各地で降雪がみられています。
北陸や東北、北海道では大雪の地域もあり、寒さ対策、乾燥対策は本格的に行うようにして欲しいと思います。
さて、寒さが強くなってくる時期、ご相談を受けている中で気になるのが「ヒートテック」の問題です。
今の時期、肌が乾燥したように感じる、痒みが増えた、という方にお聞きすると、「寒くなったのでヒートテックを使い始めた」というケースが増えています。
ヒートテックは「暖かい」というイメージをお持ちの方が多いと思いますが、意外と、その仕組みはご存じないようです。

▼ヒートテックはなぜ暖かく感じるのか?

ヒートテックがなぜ暖かく感じるのか、というと「吸湿発熱」という仕組みを利用しているからです。
水分が繊維に付着すると、その「水の粒」が繊維の間を通る際に擦れます。
この擦れが熱を生みます。
ヒトの体は、汗をかいていないと感じる時でも、わずかな水分を蒸散しています。
この蒸散した水分を利用して「吸湿発熱」が効率よく行えるように、東レとユニクロが共同で開発したのが「ヒートテック」です。
今ではユニクロ以外のメーカーでも、同様の原理を利用した素材による衣類の発売が広く行われるようになりました。「ヒート●●」といった商品名が多いようです。

▼ヒートテックの一般的な問題点とは?

この「暖かい」と感じるヒートテックは、すぐに体感できることもあり、多くの人が利用するようになりました。
同時に、その着用による問題点もいくつか明らかになっています。
その一つが、「汗のかきすぎ」です。
ヒートテックを着用して、汗が気になった、という経験をしたことがある方は多いと思います。
発熱による「熱」が肌に伝われば、それは「体温調節機能」を刺激することになります。
寒い時に着用当初は暖かく感じて良かったのが、時間が経過すると今度は汗が気になり不快になるということもあるわけです。

そして、こうしたヒートテックの特性が、アトピー性皮膚炎に対して影響を与えることもあります。
明日は、このヒートテックが抱えるアトピー性皮膚炎に対する問題点についてみていきましょう。

                          
おまけ★★★★博士のつぶやき

吸湿発熱、という原理はヒートテック特有のもの、というわけではない。
綿にも同様の機能は持っておる。
ヒートテックは、その機能が「優れている」ということなのじゃが、優れていることによる問題点もあるようじゃ。
お肌の状態を見ながら、使い分けることも大切かもしれんの。

2019年12月6日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日も昨日に続いて、ストレスに関連するちょっと面白いWeb記事を紹介するね。
          
          
●ヤマザキマリ「ある朝、夫は『日本人ってパステルカラーだよね』と言った」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191127-00001261-fujinjp-life
       
ヤマザキマリさんの夫(イタリア人)が「日本人ってパステルカラーだよね」といったことから始まる、今回のエッセイ。夫の意図するところを聴きだすとーー
         
◆日本人の色。イタリア人の色
       
この夏、3週間ほど日本に滞在していた夫が、朝のエスプレッソをすすりながら「日本人ってパステルカラーだよね」と意味不明な発言をした。早朝から原稿仕事で頭がいっぱいになっていた私には、夫が何を言わんとしているのかさっぱりわからなかった。「イタリア人は原色で具体的。真っ赤だったり真っ黄色だったり、イタリアのナショナルカラーだって子供用の絵の具のような真っ青だろ?」「で、日本人はパステルカラー」「そう。だから、イタリア人と接触しているときより、ぜんぜん疲れない」
イタリア人と日本人を色彩に置き換えた考察はなかなか興味深い。実はその数日前、脳科学者の中野信子さんとの対談があり、セロトニンという脳内物質が話題に出たのだが、それと夫の言うパステルカラーがどうもどこかで結びつくような気がして、私は仕事を一旦中断した。
夫が言うように、確かに私の周りのイタリア人たちを色彩にたとえてみると、皆だいたいはっきりとした原色になる。少なくて12色、多くても24色。それぞれレモン色や黄緑という明暗の差異を加えることまではできても、日本固有の、たとえば萌葱(もえぎ)色や茄子紺などといった、絶妙な中間色やパステルカラーと置き換えられるイメージはない。たとえばうちの姑で私が思い浮かべる色は真っ黄色である。
では、そんな原色の人たちから感じてしまう疲労感とはどういうことか。要は原色の人たちは喜びや悲しみといった感情、そして欲望の表れ方が日本の人より豪快で大胆な分だけ、落胆や不満、そして怒りの表れ方も激しく、強烈なものになる、ということだ。「日本の人も胸のなかではいろんな思惑があるのだろうけど、表に大げさに出さないから、こっちの精神的負担も少ない」と夫。
先述したセロトニンは別名“幸せホルモン”と言われ、多く分泌されるほどリラックス効果をもたらす。そのセロトニンをまんべんなく有効活用してくれるセロトニン・トランスポーターというタンパク質が多ければ、人はよりいっそう楽観的になれる。ところが日本人には、この「心配回避機能」を持ったタンパク質を“減少”させる遺伝子がほかの人種に比べてことさら多いというのだ。
夫が日本の人に感じたパステルカラーは、心を穏やかにする優しさの効果もあるわけで、それは多分、ただでさえ不安に陥りやすい自らの性質を踏まえたうえで、日本の社会が積極的に生み出している必然的色味ともいえる。
不安に陥りやすく、社会の空気に慎重な日本の人の基本色がパステルカラーなのだとすると、激しい不安を抱えてもすぐにリペアできるタンパク質の多いイタリアの人のイメージが原色だというのは納得がいく。姑が夫婦喧嘩の勢いで皿を割ってスッキリしていることにも説明がつく。そして、そんな人たちをそばで見ているほうは確かに疲弊する。
どっちが良いとか悪いとかいう問題ではない。どちらもそれぞれの社会に適応するために身につけてきた色彩だ。ただ、夫は精神的疲労の少ないパステルカラーに名残惜しさを感じながら帰国の途についた。「君は日本人だけど、それほどパステルカラーじゃないよね」と言い残すことだけは忘れずに。
         
        
「色合い」をイメージするのは面白い発想だよね。
最後に書かれているように「どっちが良いとか悪いとかいう問題ではない」わけだけど、相手が受ける影響、つまりストレスは、こうしたイメージに直結している部分が多いと思うんだ。
相手に言葉をかける際には、こうしたこともイメージしてみると良いのかもね。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎の家族に接する場合、必要以上に気を使ってしまうことがあるでしょう。
こうしたとき、相手が自分をどのようなイメージカラーでとらえているのかを逆に考えてみて、そのイメージカラーに沿った形に意見を変換してみると、上手く伝えられるかもしれませんね。

2019年12月5日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

                       
心地よい音楽を聴くと安らぐ、という経験をしたことがある人は多いと思うけど、研究報告がWebであったので紹介するね。
         
          
●運転中に音楽を聴くことで得られる意外な効果
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191127-00010000-womensh-hlth
         
ピーク時の渋滞でたまらなくなるほどイライラするなら、アデルの曲を聴いてみて。補完療法専門誌『Complementary Therapies in Medicine』に掲載された小規模の研究結果は、運転中に音楽を聴くと、心臓へのストレスが軽減されることを示している。その内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。
この断面的ランダム化比較試験では、5人の女性が2日間にわたって車を運転した。初日はアデルの『Hello』と『Someone Like You』、エンヤの『Exile』、敬けんなクリスチャンであるクリス・トムリンの『Amazing Grace』、エアストリームの『Electra』という瞑想音楽のインストゥルメンタルバージョンを聴きながら、ピーク時に20分間ドライブ。翌日は無音の中で運転した。
研究チームは被験者の胸に心拍変動モニターを取り付け、女性の心臓にかかる負荷を測定した。心拍変動は脈と脈の間隔のことで、神経系の異なる領域の影響を受けるもの。交感神経系または“戦うか逃げるか”反応が活発になると心拍数は早くなり、副交感神経系または“安静時または消化”反応が活発になると心が落ち着き心拍数は遅くなる。
ストレスフルな状況では、交感神経系を活発にする化学物質が体内に溢れてしまう。慢性的なストレスはさまざまな問題に紐づいており、循環器系の健康に深刻な影響を与えることも。
でも、この研究によって、音楽を聴きながら運転すると副交感神経が活発化し、交感神経が落ち着くことが分かった。
研究チームリーダーのヴィトール・エングラシア・ヴァレンティは「音楽鑑賞によって、被験者が運転中に経験した中等度のストレスが軽減されました」と話す。
研究チームが言うように、リラックスできる音楽をかけることが、ストレス反応を調節し、心臓の健康をサポートするための予防策になるかもしれない。
          
        
どんなストレスも音楽が解消できる、というわけではないけど、記事では中程度のストレスには役に立った、と書いてあるよね。
もちろん、聴く音楽の種類によっても影響が違うのかもしれないけど、ストレスを強く感じている人は試してみると良いかもね。

                           
おまけ★★★★北のつぶやき

音楽がアレルギーに良い影響を与える、という研究結果は日本でも報告されています。
興味のある方はご覧ください。

●笑いと音楽、そしてKiss(キス)がアトピーを救う
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=19

2019年12月4日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は、昨日の続きです。
            
        
●クイズとくもり 目からウロコの入浴法
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/191126/1.html
          
▼「ヒートショックプロテイン」を作る入浴法
         
リオデジャネイロオリンピックに出場した陸上男子400メートルの田村朋也選手は、試合の前などに、「ヒートショックプロテイン」が増える入浴法を実践しています。ヒートショックプロテインとは、体内で作られるたんぱく質の一種です。傷ついた細胞を修復する作用などがあり、運動能力向上に効果があるとされています。また、白血球の数が増えるため、免疫力のアップも期待できます。
ヒートショックプロテインは体温が上昇し、体が危険を感じると作られやすいため、田村選手はトレーナーの指導のもと、42度の湯船に10分間つかるようにしています。しかし、この入浴法は心臓などの負担が大きく、一般の人は注意が必要です。
そこで、オススメなのが炭酸系の入浴剤です。炭酸ガスが発生するタイプの入浴剤が溶けた湯船につかると、40度の湯でも体温が上昇し、ヒートショックプロテインが作られやすくなるそうです。ヒートショックプロテインは一度作られると4日間持続するので、4日に一度、40度の炭酸ガスの溶けた湯船に15分間入ってください。毎日、あるいは2日に1度入ると、体がその環境に慣れてしまい、かえって作られにくくなるそうです。
         
▼風呂に毎日入る人ほど要介護のリスクが減少
     
千葉大学の医師、八木明男さんらが、全国18市町村に住む高齢者およそ14,000人を対象に健康状況を3年間追跡調査したところ、風呂に入る頻度によって、要介護認定に差差が現れました。週に2回までしか湯船につからない人を100とすると、週に3~6回入る人は、要介護のリスクが1割減少。さらに、毎日入浴する人は、およそ3割減少することが明らかになりました。はっきりとした要因はわかっていませんが、入浴によるリラックス効果が自律神経を安定させ、高齢者のうつや認知症などにいい影響を与えることなどが考えられるとのことです。
              
        
後半部分を紹介しました。
入浴方法は、適切に行えば、皮膚の状態だけでなく、心身ともに良い影響を与えることができます。
しかし、入浴温度、時間などが適切でないと、今度は逆に「悪化」させることもあります。
特にアトピー性皮膚炎の方の場合、入浴温度は「重要な項目」です。
ぬるい温度でもしっかり温まれる工夫を行って、冬の入浴を実践しましょう。

                          
おまけ★★★★中田のつぶやき

あとぴナビでは、医薬部外品の薬用重炭酸湯を取り扱っています。
炭酸ガスの入浴剤はいろいろありますが、血管の拡張効果で考えた場合、炭酸ガスが重炭酸イオンに変換することで、その効果が得られます。
アトピー性皮膚炎の方の場合、「ジワッ」とした汗をかくのが、スキンケアにも役立ちますので、ぬるい温度で適度に温まれるような入浴剤は使用してみると良いでしょう。

2019年12月3日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
低気圧が日本を覆って、冬の天気が続いています。
寒い時、入浴自体は気持ちが良いのですが、どうしても高温の入浴をしてしまい、肌の乾燥からアトピーの状態を悪化、というのは良く見受けるケースです。
今日は、記事をひとつ紹介しましょう。
            
        
●クイズとくもり 目からウロコの入浴法
https://www1.nhk.or.jp/asaichi/archive/191126/1.html
          
11月26日は「いいふろ」の日。そこで、美容や健康にプラスになる効果が期待できる風呂の入り方を特集しました。専門家によると、「長風呂」や「一番風呂」は、肌にとってはあまりオススメできないとのことでした。そこで、専門家オススメの「手抜き風呂」をご紹介。そのほか、むくみをとる入浴法や、免疫力アップが期待できる入浴法などをお伝えしました。
          
(中略)
        
▼美容や健康にオススメの「手抜き風呂」
          
早坂信哉さんオススメの入浴法「手抜き風呂」を紹介しました。
      
極意(1)「湯をためるときからフタをしない」
         
特に冬場は、冷えた浴室から熱い湯船に入るときに血圧が大きく変動する「ヒートショック」が起こりやすく、失神や心筋梗塞などを引き起こすことがあります。湯をためるときからフタをせずにおくと、浴室に湯気が立ちこめて温度が上がり、ヒートショックを防ぐことにつながります。脱衣所も暖かくしておきましょう。
        
極意(2)「湯につかるのはほどほどに」
         
40度の湯に合計10~15分間つかるのがオススメです。42度などの熱い湯につかると、入浴直後は体温は上がりますが、湯冷めするのも早いそうです。
          
極意(3)「タオルは使わず素手で洗う」
          
タオルなどで皮膚をゴシゴシ洗うと、肌の角質層がダメージを受け、肌荒れの原因になります。手にせっけんなどをつけ、顔や首、脇、股、足先など皮脂が出やすいところをを中心に優しく洗うのがオススメです。
         
極意(4)「浴室の照明はつけない」
         
風呂に入るとリラックス効果を得られますが、強い光が目に入ると自律神経が高ぶって、十分リラックスできません。また、最近はパソコンやスマホを利用する時間が増え、目が疲れている人が増えているといいます。そこで、入浴中は浴室の照明は消し、脱衣所の明かりで入浴するのがオススメです。ただし、暗くなりすぎると足元などが見えず危ないので、注意してください。
         
▼むくみを解消する入浴法
         
風呂に入ると血行が促進し、また、水圧による締めつけ効果で、むくみが和らぎます。湯船につかっているだけでも効果は期待できますが、マッサージをするとより効果的です。あん摩マッサージ指圧師の神田浩士さんにポイントを教えていただきました。湯船の中でもむ場所はふくらはぎだけではなく、「脚の付け根」「ひざの裏」「足の裏」が大切だそうです。「脚の付け根」と「ひざの裏」は太い血管が走っているため、もむと血行促進に効果的。また、「足の裏」の末端の血流がよくなると、全身の血行促進も期待できるそうです。
マッサージする際に使うとオススメなのがたわしです。たわしのチクチクした毛先が皮膚表面の毛細血管を刺激するとともに、丸い形状が体の深いところまで均一に圧をかけ、体深くの血管にも働きかけます。
「脚の付け根」と「ひざの裏」は、タオルで巻いたたわしを押し当て、パン生地をこねるように20秒ほどもみます。「足の裏」は皮膚がかたいので、たわしで直接こするのがオススメです。足の指先から足首に向かって20秒ほどこするようにもんでください。
        
        
今日は、まず前半部分を紹介しました。
特にポイントは、「極意1」「極意3」の部分でしょう。
これは、アトピー性皮膚炎の方にも共通して有効な方法でしょう。
極意1は、寒さの対策になります。
極意3は、入浴後の肌の乾燥に関わってきます。
注意してみましょう。

明日は、後半部分です。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

極意3の「手で洗う」は、冬に限らず実践して欲しいところです。
皮脂云々より、アトピー性皮膚炎の方の場合、「余計な刺激を皮膚に与えない」という観点からも、手で洗う、というのは重要です。
背中など手が届かない部分は仕方がないですが、基本は手で洗う方が良いことは覚えておきましょう。

2019年12月2日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                
今日は昨日の続きです。
「乾燥」をキーワードに考えた場合の「冬仕様」のポイントが、

1.角質層にしっかり水分を与える(保水)
2.角質層に与えた水分を逃がさない(保湿)

の2点にあることを昨日は述べました。
詳しく見ていきましょう。

アトピー性皮膚炎の方の「乾燥肌」は、アトピー性皮膚炎ではない健常な方の「乾燥肌」とは異なります。
皮膚の細菌叢が乱れやすい状態にあるため、健常な方の乾燥肌の数倍のバリア機能の乱れを生じやすい状態にあると考えてください。
したがって、健常な方が「化粧水をぺたぺた肌に浸みこませる」といったケアでは十分な対応ができていません。
これから冬の時期、これまでの水分を与えるケア(保水ケア)は、数回重ねることで、ようやく「角質層にしっかり水分を与えた」という状態になります。

同時に、角質層に与えた水分は大気中に自然に蒸散します。いわゆる角質層の水分蒸散(TEWL)が高い状態にあるのですが、これを放置しておくと、せっかく「角質層にしっかり水分を与えた」としても、すぐに不足状況に戻ってしまいます。

したがって、角質層に水分をしっかり与えた後は、その水分を逃がさないよう、オイル系のアイテムを使って、肌に「皮膜」を貼るケアを行いましょう(保湿)。
なお保水ケアと違って、保湿ケアの膜は、何度も重ね塗りしなくて構いません。
重ね塗りが多すぎると、肌のべたつき感が強くなりますし、また衣類に覆われた部位は熱がこもって、血管拡張による違う「痒み」が生じることもあります。

もちろん、肌がひび割れた強い状態にあるなど、「保湿」をたっぷり必要とする肌状態もありますが、冬の季節の「乾燥」に対する一般的なアトピー性皮膚炎のケアとしては、保水はたっぷり、保湿は最低限を基本と考えてよいでしょう。

同時に、寒さは「からだの冷え」を生みますので、その対策も必要です。
冬の季節、アトピー性皮膚炎の方に特にお勧めな冷えの対策は「入浴」です。
「運動」も効果的な冷え対策ですが、気温が下がった状態での運動は、冷え対策の効果を求めた場合に一定の時間が必要です。また、外での運動を行うと、お肌の乾燥が進みやすい、という問題点もあります。
「入浴」も、入浴温度という課題があるのは確かですが、適切な入浴を行うと、特に冬の時期は「スキンケアの訓練」にもつながりますし、体を温めるという心地よさが入浴しやすい状況も生んでくれます。

今日のブログのプレゼントは「薬用重炭酸湯(30錠)」が対象ですが、効果的に冷えの解消を入浴で行う場合には、こうした入浴剤の併用は効果的でしょう。
入浴のポイントは、

1.寒いからと言って入浴温度を高くしない
2.入浴後の乾燥が強い人は、浴室内で簡単な保湿ケアをプレケアとして行っておく

ということがあります。
これから寒さは、どんどん本格化してきます。
アトピー性皮膚炎の症状悪化につながらないよう、「冬のケア」をしっかり行うようにしましょう。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

具体的な個々人ごとのケア方法については、アトピー相談室までお気軽にご相談ください。

●アトピー相談室 0120-866-933(受付 10時~19時)

2019年12月1日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
昨日から、今季一番の寒気が来ています。
昨日は東京都の奥多摩では氷点下を観測、今季初の「冬日」となりました。
今年はどうも、例年より冬の訪れが早いようです。
アトピー性皮膚炎の方は、「掻き壊し」という皮膚のダメージを受けやすいため、皮膚の「乾燥」は、症状悪化のキーワードになります。
冬に症状が悪化する方が多いのも、その大きな要因は大気の乾燥からくる「お肌の乾燥」にあります。
バリア機能とお肌の乾燥の関係は、これまでのメルマガや情報誌あとぴナビでも何度も述べていますが、冬の時期は、特にその対策強化が必要になります。

先日のブログで、「お肌の乾燥を感じる前に、お肌感覚を敏感にして早目の乾燥対策をしましょう」という内容を書きました。
しかし、もう季節は冬に入っています。
これからは「乾燥を感じるかどうか」よりも、日頃のケアを「冬仕様」にすることが必要になります。

これまでもブログで何度か書きましたが、アトピー性皮膚炎の症状悪化が「始まった」段階では、「時すでに遅し」です。
いったん炎症が生じて痒みを感じるようになった場合、それが「治る」ためには、一定の時間が必要になります。
また、「痒み」=「掻き壊し」を生みやすい状態ですので、掻くことによるバリア機能の低下→アトピー性皮膚炎の悪化、という悪循環は、痒みが始まった段階からスタートしてしまっている、と考えた方が良いでしょう。

したがって、できる限り、最初の「痒み」を生み出すきっかけをどれだけ「防ぐことができるのか」は、アトピー性皮膚炎の症状悪化に対して重要なポイントと言えます。
もちろん、そのきっかけは一つではなく、さらに個々人ごとに異なりますから、どうしても防ぐことが難しい、という場合もあるでしょう。
しかし、「冬の寒さ」がきっかけであれば、それはあらかじめ対応することで、その影響を最低限に減らすことはできるはずです。

まず、現在、「秋仕様」のケアを行っている方は、すぐにでも「冬仕様」に変えるようにしましょう。
「乾燥」をキーワードに考えた場合の「冬仕様」のポイントは、

1.角質層にしっかり水分を与える(保水)
2.角質層に与えた水分を逃がさない(保湿)

の2点です。
それぞれのポイントの解説は、明日に続きます。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎の症状が現れたから対処を行う、というのは「普通の行動の流れ」ではあるでしょう。
しかし、初発のアトピー性皮膚炎は仕方ないにしろ、アトピー性皮膚炎の症状を現在抱えている、過去に抱えていた人で、冬になると症状悪化がみられる、という方は、「なぜ冬になると症状が悪化するのか」を考え、必要な対策は「予防」も含めてしっかりとるようにしたいところです。