2018年6月18日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                             
ジメジメした季節で、汗を洗い流したくなることも多いでしょう。
同時に、気温が高いと、入浴せずにシャワーだけで済ます人も増えてきます。
しかし、入浴にはシャワーでは得られない働きもあります。
今日は、関係する記事を紹介しましょう。
          
            
●「温熱」「水圧」「浮力」 風呂は健康効果の宝庫
https://news.goo.ne.jp/article/postseven/life/postseven-693877.html

湯船にどっぷり浸かったときの気持ちよさは言うまでもなく、高齢者にとっても入浴はうれしいひとときだ。
その一方で、入浴中の事故による死者数は年々増加傾向にある。消費者庁の発表では、家庭の浴槽での溺死者数の約9割が65才以上。効用とリスクは背中合わせということだ。
入浴好きが高じて温泉や入浴に関する研究を深め、温泉療法専門医の植田理彦博士を顧問とする『高齢者入浴アドバイザー協会』を立ち上げた鈴木知明さんに聞いた。
「日本人に風呂好きが多いのは、日本ならではの“湯船に浸かる”という入浴の心地よさがあるからかもしれません」と、鈴木さんは言う。若い世代には、シャワーだけの簡単な入浴が好まれるとも聞くが、やはり一日の疲れを和らげるには“お湯に浸かる”のがいちばん。入浴による健康効果も、浸かることで得られることが多いようだ。
入浴の健康効果は、主に次の3つの作用によるという。
    
●温熱効果
「血行がよくなり体が温まります。深部体温が1度上がれば免疫力が5?6倍アップ。ただわずかな湯温の差により、体の反応は大きく違います」
◇熱い(42℃以上)血圧・心拍数ともに急上昇し、交感神経が優位になり緊張感アップ。
◇ぬるい(38?40℃)血圧・心拍数ともゆっくり上がり、ゆっくり下降。副交感神経が優位になってリラックス。高齢者にはおすすめの温度帯。
          
●静水圧
「首まで浸かると約560kgの圧力がかかる。全身どっぷり浸かると、思わず『はぁ?』と声が出るのは、水圧で横隔膜が押し上げられて肺の中の空気が押し出されるため。圧力のポンプ効果で血液やリンパの流れがよくなり、下半身のむくみなどを緩和します」
       
●浮力
「全身浴の場合、体重が約10分の1になり、実感としても体が軽くなります。普段、体重を支える腰や各関節などへの負担が軽くなり痛みなども軽減。ストレスも和らぎます。浮遊するような心地よさで気分も解放的になります」
         
    
記事自体は、アトピー性皮膚炎の方を対象にしたものではなく、あくまで一般の方をイメージして書かれています。
例えば、ぬるい、という入浴温度が「38~40度」となっていますが、確かに、日本人の平均的な入浴温度が41度ということを考えると、40度もぬるい、となるのかもしれません。
ただ、アトピー性皮膚炎の方を限定して考えた場合、40度の入浴温度は、マイナス要因を抱えるため、やはり「ぬるい」という温度の対象は39度までと考えた方が良いでしょう。

とはいえ、入浴自体に、これらの効果があるのは確かです。
特に、この効果は成分の効果が加わる温泉だと顕著になります。
入浴をしっかり取り入れたいですね。

                         
おまけ★★★★東のつぶやき

入浴方法は、「目的」により変わってきます。
例えば、アトピー性皮膚炎の方は半身浴が推奨されることが多いのですが、状態によっては、全身浴が適していることもあります。
方法は、その目的により内容が変わることがありますので、注意しましょう。

2018年6月17日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、今回のテーマの最後で感染症の関連について述べたいと思います。

                          
3.感染症の洗浄とケア方法

掻き壊しが強く、ジュクジュクした肌状態の方は、少しケア方法に注意が必要です。
ジュクジュクした状態のところは、多かれ少なかれ、何らかの感染症に罹患していることになります。
もちろん、その感染症の種類によっては、一過性の悪化で済むこともありますが、黄色ブドウ球菌やヘルペスウィルスなど、アトピー性皮膚炎の状態も悪化させやすい感染症に罹患している場合には、注意が必要です。

まずは、定期的にしっかり患部を洗浄して洗い流すようにしましょう。
そうすることで、菌叢はとりあえず、良い菌も悪い菌もなくなり「フラット」の状態に近づきます。
そして洗浄後は、しっかり保水ケアを行い、角質層の水分不足が生じないように注意します。
フラットの菌叢から、良い菌と悪い菌のどちらが「早く繁殖するか」は、お肌のバリア機能の状態が大きく関わってきます。
そのため、角質層の水分不足が万一にもないように注意することが大切になります。
なお、水分系アイテムは、掻き壊しの状態次第では、浸みて行いづらいこともあります。そういった場合には、オイルアイテムでプレケアを行ってから、保水ケアを行いましょう。

保水ケアを行った後は、「保護ケア」を行いましょう。
掻き壊しの状態が強ければ「チュビファースト」が適しているでしょう。
注意点は、汗をかきやすい方の場合、チュビファーストで患部を覆うことで「蒸れ」が生じやすくなるケースがあります。その蒸れは「汗」が原因のため、マラセチア菌などの関係から、「痒み」につながることもあります。
汗をかきやすい方の場合、一定時間で付け替えるように気をつけてみましょう。
感染症に対するケアは、その程度が重度の場合は当然ですが、医療的な処置が必要になることもあります。
アトピー性皮膚炎の方で多いのは黄色ブドウ球菌とヘルペス(あるいはカポジ)ですが、前者は抗生物質、後者は抗ウィルス剤の内服が中心となります。検査などを行わず、所見だけで処方された場合、適切な薬剤が処方されていないこと(例えば、ヘルペスなのに抗生物質が処方される、など)もありますので、服用しても効果が見られない場合には注意するようにしましょう。

このように、梅雨を迎えるあたっては、他の季節とは少し違った視点からのケアが必要になることもあります。
自分のお肌状態に合わせた適切なケアを行って、梅雨の季節を乗り切りましょう。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

今日のブログで出てきたプレケアなども、個々人のお肌の状態により異なります。
具体的なケア方法でお悩みの方は、お気軽にアトピー相談室をご利用ください。

●アトピー相談室 0120-866-933
(受付時間 10時~19時)

2018年6月16日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日も昨日の続きです。
今日は二つ目の「洗浄の適切なポイント」についてみていきましょう。

                    
2.洗浄後は、適切なスキンケアを施す

皮膚の汚れは基本的にお湯で洗い流せます。皮膚に留まって落ちづらいのは、油脂性の汚れ、ということになり、この油脂性の汚れを落とすために、界面活性剤(親油基と親水基を持つことで汚れを落とす)が必要になるわけです。
ただ、皮脂性の汚れを落とす=皮脂も落とす、ということになります。
あとぴナビで取り扱っている洗浄剤は、先に述べたAPゼロ・ウォッシュのような界面活性剤を全く含まない洗浄もありますが、使用感を重視される方のために一般的なボディソープや石鹸も取り扱っています。
いずれも、油脂成分や保水成分を配合することで、洗浄後に「皮脂を残す」ことをテーマにしていますが、それでも汚れだけ落として皮脂は一切落とさない、ということはできません。
また、お湯自体が界面活性作用を持ちますので、お湯で洗い流すことは、一定量の皮脂を失うことにもつながります。これは、重曹洗剤のような界面活性剤を含まない洗浄剤も、お湯で洗い流せば同じことになります。
そこで、洗浄後、お風呂上がりには、適切なスキンケアを行うようにしましょう。

ケアの内容は、個人ごとのお肌の状態により異なりますが、冬の季節と違って大気の乾燥状態は緩和されていますので、角質層からの水分蒸散を防ぐオイル分を含んだ「保湿」のケアをしっかり行うようにしましょう。
もちろん、乾燥状態を強く感じている方は、保湿の前に「多めの保水」は必要です。
汗をかきやすい方は、これから梅雨~夏の季節、保湿成分を含んだ保水アイテムで、さっぱりケアすることもできます。
あとぴナビのケアアイテムで言えば、「APローション+SK20」や、「安然宣言スパローション」などです。

いずれにしても、洗浄後のケアは、「失った皮脂」に対するケアだと考えてよいでしょう。
入浴後にアトピー性皮膚炎の症状が悪化するケースで、こうした洗浄後のケアが適切に出来ていないケースは、季節に関係なく、見受けます。
注意してみましょう。

明日は最後の「感染症の洗浄とケア」について考えたいと思います。

                   
おまけ★★★★博士のつぶやき

アトピー性皮膚炎の患者に、医師が「お風呂に入らないよう」に指導することがあるが、悪化原因となり得る素因の一つは、この「洗浄」にあると考えてよいじゃろう。
じゃが、洗浄しないことは、梅雨の季節はマイナス要因を抱えることもある。
洗浄も「適切なケア」として存在していることを忘れてはならんじゃろうの。

2018年6月15日

大田です。

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、最初のポイントを見ていきたいと思います。

                          
1.界面活性剤の影響を最低限に軽減する

アトピー性皮膚炎の方に対して、合成洗剤は体に良くないので、「純石鹸」が勧められるケースが多いようです。
しかし、健常な方は別にして、アトピー性皮膚炎にお悩みの方に限って考えれば、アトピー性皮膚炎の症状に直結する、皮脂膜への影響は、合成の洗剤も純石鹸も、まったく変わりません。
どちらかといえば、皮脂を落とす力は、純石鹸の方が強い場合もあり、バリア機能が低下した状態のお肌に対しては、「洗浄」だけで見てみると、純石鹸を使用することは、マイナス要因となり得ることもあります。

確かに、毒性の問題などを見てみれば、合成洗剤と純石鹸で違いはあるかもしれません。そして、健常な肌の方の場合、ある程度、皮脂を取り去ることがあっても、その影響は軽微であり、お肌への「影響」は、あまり心配することはなく、毒性など安全性の問題を強く考えた方がよいこともあるでしょう。

しかし、アトピー性皮膚炎の方の場合は、皮脂を取ることは、バリア機能への影響から見ると、決して軽微な問題でない分、洗浄後のケアをしっかり行ったとしても、あくまで事後の対処にすぎず、細菌叢に与える影響はどうしても残ってしまうでしょう。
アトピー性皮膚炎の方の肌状態を考えた場合、洗浄に求められる「安全性」とは、「バリア機能を低下させないこと」を優先的に考えることが大切になります。

もっとも理想的なのは、界面活性剤を全く使用していない洗剤を選ぶことです。
あとぴナビでも、「APゼロ・ウォッシュ」という重曹洗剤を取り扱っていますが、特に小さなお子さまは、従来使用していた純石鹸から切り替えるだけでお肌の状態が変化するケースを多く見受けます。
ただ、重曹洗剤は界面活性剤を全く含んでいないため、「泡立つ」ことがありません。
ローションを塗って落とす、といった感じの使用方法になるのですが、これまで「泡立つ」洗浄剤を使用してきた方にとって、どこを洗ったのか分からなくなったり、泡立たないことで洗い流せた感じが弱くなるなど、体感上の問題を指摘される方もいます。
そういった場合には、液状の洗浄剤(ボディソープなど)を、10倍程度に薄めて使用すると、傷口にも浸みづらく、洗浄後の皮脂の落ち過ぎも緩和できるようです。
なお、注意点としては、湿度と気温が高い今の時期は、なるべく作り置きせずに、その都度、薄めてから使用するようにしましょう。
明日は、二つの目のポイント「洗浄後の適切なスキンケア」を述べたいと思います。

                    
おまけ★★★★東のつぶやき

界面活性剤を考える時、合成か天然かだけに目を向けて選択する方も多いようですが、アトピー性皮膚炎の悪化要因としては、今回のブログに書かれていたように、毒性以外の部分が関わっていることもあります。
注意するようにしましょう。

2018年6月14日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
すっきり晴れない、梅雨の空模様が続いています。
今のところ、気温は安定していますので、ジメジメした状況は、いくぶん緩和されているようですが、今後、気温が上昇してくると、アトピー性皮膚炎の方は、しばらく「梅雨用」のケアを意識する必要が出てくるでしょう。
そこで、今回は、梅雨のケアのポイントについて見ていきましょう。

梅雨の期間のケアポイントの中心洗浄です。
湿度と気温が上昇すると、皮膚から水分蒸散量は減りますが、同時に、汗が皮膚にとどまる時間も長くなります。
掻き壊しの状態によりますが、夏に悪くなるタイプの方は、気温と湿度の状況から、感染症を誘発することがあります。
まずは、皮膚の菌叢が乱れた状態を少しでも改善できるような「洗浄」をしっかりと、丁寧に行うようにしましょう。

もっとも、皮膚の菌叢が乱れた状態の改善は、なかなか一様にはいきません。
特に、個々人による生活環境の違いにより、その対策も個々人ごとに異なることも多くあります。
ただ、基本的な部分で考えるならば、落としてはいけない要因として「バリア機能の低下を防ぐ」という部分が共通しているでしょう。

梅雨の時期、感染症の方が増える傾向があります。
これは、梅雨の湿度と気温が、皮膚の悪化要因となる菌やウィルスの繁殖条件に適している、ということもありますが、洗浄やケアを間違うことで、お肌の環境そのものが、それらの菌やウィルスが好む状況を作り上げているケースもあります。

また、洗浄そのものがお肌に浸みる、ということで敬遠気味の方もいますが、そもそも皮膚に定着した「マイナスの菌叢」は、放置しているだけで改善することは難しく、何らかの対策はやはり必要、と考えた方が良いでしょう。

明日はまず最初のポイント「界面活性剤の影響を最低限に軽減する」を見ていきましょう。

                 
おまけ★★★★博士のつぶやき

梅雨は、乾燥の春、汗や紫外線の夏、のちょうど中間にあたる季節で、ケアを行う場合も、春や夏に偏ることで、肌状態にあっていない、というケースがあるようじゃ。
場合によっては「梅雨用」のケア方法も考えてみた方が良いじゃろうの。

2018年6月13日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日もブログを担当するね。
運動不足が、体に対してさまざまなマイナス要因になることは知られているけど、座り続けることも危険みたい。
          
          
●座り続けると脳の記憶機能に悪影響! 認知症の原因は運動不足よりも座ること?
http://healthpress.jp/2018/05/post-3630.html
            
元カノや元カレをめぐる恋愛観の男女差をよく「男はフォルダ保存し、女は上書き保存する」なんて言い方で括ったりする――。しかし、今回紹介する最新知見の示唆に関しては、男性も女性も一緒、つまり、脳への悪影響は同じようだ。
『PLOSONE』(4月12日オンライン版)に掲載された研究報告によると、常日頃から「座った姿勢」で長時間を過ごす人の場合、新たな記憶の形成に重要な役目をしめる「脳領域の皮質」が薄い傾向が判明したと、不可視な脳内環境の格差を伝えている。
米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)セメル神経科学ヒト行動研究所のPrabha Siddarth氏らによる研究から導き出された結論は、椅子やソファに長く座り過ぎると、従来から示唆されてきた「心臓」ばかりでなく「脳」にも悪影響を及ぼす可能性が高いというものだった。
しかも、この脳領域皮質の、専門用語で言うところの「菲薄化」に関しては、座りがちな生活による結果、つまり運動不足が原因の本質というよりも、むしろ源流ともいえる「座ること自体が関連しているのではないか」と指摘している点が、Siddarth氏らの見解の斬新さだ。
          
▼座りがち生活の悪影響
          
最新知見を掘り出した研究は、認知機能が正常である男女被験者35人(45~75歳)の協力を得て行なわれた。まず、各自の日常的な運動量を問い、過去1週間の1日当たりの平均座位時間についても申告してもらった。
次に脳のMRI検査を実施し、「記憶の形成」に関わる部位の解析を行なった。具体的には、内側側頭葉(medial temporal lobe)と小領域(subregion)の皮質の厚さと運動量の関連を、さらに各被験者の座位時間との関連も詳細に調べた。
解析の結果、日頃から座っている時間が長ければ長い人ほど、「記憶の形成」に欠かせない内側側頭葉と小領域の皮質が薄い事実が判った。
そう聞くと、若禿げや薄毛問題とも違い(それはそれで、人によっては大きな問題だが……)、自分の眼で視認できない分、その菲薄化の悪影響が気になるもの。
事実、Siddarth氏ら研究陣は、内側側頭葉の皮質が菲薄化すると「中年期以降に認知機能が低下したり、認知症を発症する前兆である可能性も否めない」と指摘。
日常の座位時間をいかに短くするか、その自覚と実践が「アルツハイマー病やその他の認知症を予防するカギとなる」と推奨している。
            
▼座りがち生活が招く悪影響
            
さらに注目すべきなのは、この脳領域皮質の厚さという問題の場合、「各自の運動量との関連は取り立てて認められなかった」という点だ。事実、普段の生活で比較的運動をしていると答えた被験者でも、座位時間のほうが長ければ上記領域の皮質が薄い傾向を読み取れたそうだ。
もっとも専門家の一人、米国ズッカー・ヒルサイド病院のMarc Gordon氏はこう述べる。
「なにも座るという行為全般が脳に悪影響を与えるわけではないと思う。問題は座っている間に、それぞれが何をしているかだ。その内容によって影響は異なるだろう」
このタイプ別影響力の違いという意見には、Siddarth氏らも同意の見解を示しており、次のように述べている。
「座っている時間や状態は一緒でも、それが認知的な活動をしている人の場合と、ただテレビや映画を鑑賞しているだけの人の場合では影響上の差が生じる可能性も否めない」
ここでいう、「座りながらの認知的な活動」とは、たとえばがクロスワードを解くとか書き物をする、仕事上の書類を作成したり、コンピュータゲームで遊ぶのも、その範疇だとか。
          
▼日本人こそ、立ち上がれ!
            
かつてNHKの『クローズアップ現代』で「『座りすぎ』が病を生む!? 『座りすぎ』に注意」という特集が組まれ、趨勢となりつつある世界の取り組みを紹介した回があった。
「オーストラリア人よ、立ち上がれ!」と国が警鐘を鳴らし、高さ調整が可能な机の導入で立ちながら授業を受けられる小学生たちの様子が報じられていた。
一方、エコノミック・アニマルという過去の異名(蔑称!?)が健在なのか、わが国(民)は今日でも「座りすぎ大国」と呼ばれて、20の国や地域比較でも「7時間」の最長国だ。
前述のように、従来の研究でも座位時間の長さと心臓病や糖尿病との関連、あるいは早期死亡リスクが高まる点は指摘されてきた。
こうした忍び寄る健康リスクへの懸念から、日本でもスタンディングデスクを導入する企業も増えつつあるが……。
運動不足が真の原因ではなく、座ること自体が諸悪の根源かもなんて、そこまで斬新な示唆に傾聴/反映できる日本人経営者がいったい何人いるのやら。
             
            
同じ姿勢を続けると、エコノミー症候群の危険性がある、と指摘されているように、座り「続ける」ことは良くないことなのかもね。
もう一つは、記事に書かれているように、座っている間に「何を」行っているのか、ということ。
仕事や学業で、座り続ける生活が身についている人は多いかもしれないけど、その中で上手に運動などは取り入れるようにした方が良いのかもね。

                          
おまけ★★★★東のつぶやき

ヒトの体は、バランスによって成り立っている面が多々見受けられます。
この「座る」それを続けることが、体に対してマイナスの影響がみられることも、体のバランスを保とうとする反動なのかもしれません。

2018年6月12日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
腸内環境は、健康に対してさまざま影響を与えることが分かっているけど、今日は面白い記事を見つけたので紹介するね。
             
          
●腸内の「第2の脳」、排便を促進──仕組みを解明する新発見
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180604-00010007-newsweek-int
        
脊椎動物の腸の中には、脳と脊髄からなる中枢神経系から独立した腸管神経系があり、「第2の脳」とも呼ばれている。最新の研究により、腸管神経系が排便を促進する仕組みが初めて解明された。
        
■腸管神経系とは
        
腸管神経系(ENS)は、消化管壁の中に存在する神経ネットワークを指す。英国の生理学者ジョン・ニューポート・ラングレーが20世紀前半に自律神経系を交感神経系、副交感神経系、腸管神経系に分類するなど、その存在は早くから知られていた。
人間のENSは5億個のニューロンで構成されている。これは脳のニューロンの200分の1、脊髄のニューロンの5倍に相当する。
これまで、ENSが中枢神経系と連携して腸の働きを助けていることは知られていたが、具体的な仕組みについては不明な部分もあった。
          
■豪フリンダース大の研究
             
オーストラリアのフリンダース大学で神経生理学を専門とするニック・スペンサー博士らのチームは、マウスを使った実験でENSの働きを解明する研究成果を論文にまとめ、米国神経科学学会が発行する学術誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス」に発表。科学系メディアのサイエンス・アラートなどが報じている。
論文によると、ENSが大腸の推進運動を促している事実はよく知られているが、大腸に神経性収縮を伝えるENSの発火パターンは未知のままだったという。この発火パターンを探るため、研究チームはニューロンの高解像度画像と電極を使ってマウスの大腸の平滑筋組織から電気信号を記録し、数百万もの細胞に関わるニューロン発火のリズミカルなパターンを発見。このパターンが腸内の筋収縮を促進し、体から排泄物を押し出していることを確認した。
            
■ ENS研究の将来性
               
スペンサー博士はサイエンス・アラートの取材に応じ、「消化管のユニークな特徴は、脳や脊髄から完全に独立して機能できる完結した神経系を持つ唯一の内臓であるという点」だとし、進化の観点からENSが「第1の脳」だとする研究もあると指摘した。
同博士はまた、今回の研究でENSにおけるニューロンの大規模集団が腸の収縮をもたらす仕組みが初めて解明されたとし、今後はこの成果が基礎となり、慢性の便秘などENSの機能不全による腸疾患の治療法が進歩する可能性があると述べた。
            
         
記事を読むと、腸内は「独立した働き」を持っているようだね。
アレルギーやアトピー性皮膚炎に対して、関わる部分は、「全て」ではないにしろ、一定の割合で腸内環境が症状に影響を与えている人がいると思うんだ。
そうした中、体にとって「良い影響」が与えられるような環境を「腸内」に育てていきたいところだよね。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

ここ数年の、アトピー性皮膚炎に関する研究を見ていても、腸内や皮膚の菌叢に関するものは増えてきています。
アトピー性皮膚炎にとって、一つのキーワードは、常在菌なのかもしれませんね。

2018年6月11日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                
最近、糖質ダイエットを良く耳にしますが、同時にその危険性もいろいろと指摘されているようです。
海外の研究ですが、高蛋白の食事について記事が出ていましたので紹介しましょう。

                                  
●高タンパク質の食事は肉・乳製品ともに心疾患のリスクを増加させると22年にわたる調査で明らかに、心疾患リスクと関係しないタンパク質とは?
https://gigazine.net/news/20180531-high-protein-diet/

「高タンパクの食事」は健康意識の高い人から注目されていますが、一方で過去の研究からタンパク質、特に動物性タンパク質を多くとることは2型糖尿病や死のリスクを上げる危険性があることが示されていました。そこで東フィンランド大学で栄養疫学について研究するJyrki Virtanen助教授が率いる研究チームは、高タンパクな食事は人々の健康に本当に利益をもたらすのか?ということを調査すべく研究を行いました。その結果、たとえベジタリアンであっても植物性タンパク質を多く摂取していると、心不全のリスクは増すことが示されています。
研究では、42歳から60歳の男性2441人を対象に平均22年間の追跡調査を実施。1984年に研究を開始した時、被験者は「研究開始前4日に何を食べたか?」というアンケートに答え、そこからタンパク質の摂取量ごとに4つのグループに分けられました。研究を行っている最中に心不全と診断されケースは334例であり、研究者らはどのグループと心不全の間に関連性があるのか、またタンパク質の種類と心不全の間に関連性があるのかを調べました。
1日平均で109gのタンパク質を摂取しているグループを「最もタンパク質摂取が多いグループ」、1日平均78gのタンパク質を摂取しているグループを「最もタンパク質摂取が少ないグループ」としたときに、最もタンパク質が多いグループは少ないグループよりも心不全のリスクが33%高いことが判明しました。さらに、この2つのグループの比較を細かく見てみると、動物性タンパク質を多く取っているグループは43%、乳製品からタンパク質を取っているグループは49%心不全のリスクが高かったとのこと。植物性タンパク質を多くとっているグループも心不全のリスクは高かったものの、その差は17%であり統計的には大きな違いではないとForbesは指摘しています。
また、魚や卵からタンパク質を摂取しているグループと心不全との関連性は確認されていません。2018年5月21日に中国の研究チームが成人40万人を対象に行った研究で「1日1個の卵が心血管疾患のリスクを低下させる可能性がある」ということが示されましたが、今回の研究もこの結果を支持したものとなりました。また、魚に含まれるω-3脂肪酸も虚血性心疾患のリスクを下げるという報告があります。
ただし、今回の研究は被験者を男性に限定している点と、食生活について訪ねられたのが1度きりである点、そして研究規模の小ささによって結論が限定的となっていることが指摘されています。
また国や地域、性別によってタンパク質を摂取する量に違いがあり、今回の研究の被験者であるフィンランド住民の1日のタンパク質摂取量は1人あたり107gで、アメリカの場合は114g、日本の場合は92gだといわれています。
タンパク質の推奨食事許容量は体重1kgあたり0.8g、つまり体重50kgの人であれば40g、60kgの人であれば48gという計算になります。つまり、100g近い量を摂取しているという状態は推奨量の2倍のタンパク質を取っているということ。とはいえ、卵1個あたりのタンパク質量が7.4gほど、和牛もも肉100gあたりのタンパク質量が21.3gなどなので、食生活のスタイルによっては1日に必要なタンパク質量に達していない人もいるはずです。

                                      
アトピー性皮膚炎の方は、食事に気をつけている方も多いのですが、肉食中心の食生活の方も多いようです。
基本的に、食事とは、「バランス」も考えなければなりません。
エネルギー量を減らすだけなら、糖質を制限する、という考え方も分かりますが、タンパク質を活かすには糖質が、そして糖質を活かすには脂質とタンパク質が必要になります。
食事の内容は、症状悪化に影響を与えることが多いので、気をつけるようにしましょう。

                     
おまけ★★★★大田のつぶやき

食生活習慣は、個々人により異なります。
プラスの面とマイナスの面が、食事の内容により現れてきますが、できるだけプラスが積み重なるような食生活にして欲しいと思います。

2018年6月10日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
アトピー性皮膚炎の統計調査で、定期的に行われているものとして、文部科学省が行っている「学校保健統計調査」があります。
これは、全国の約1/4ほどにあたる学校を抽出、その生徒の健康状況を、学校が行っている健康調査をもとに報告されたものを集計しています。
この他に、都道府県が独自に行う調査もあるようですが、興味深い記事が出ていましたので、紹介しましょう。
                
             
●ぜんそく・アトピー割合、北海道は全国の倍以上
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180604-OYT1T50008.html
              
道教育委員会は、2017年度に実施した学校保健調査の結果、小中高校生でぜんそく、アトピー性皮膚炎が増加していると発表した。
文部科学省調査の全国平均と比較すると、ぜんそく、アトピーとも道内の小学生は約2倍、中学生は2倍以上、高校生は3倍以上となった。
学校保健調査は、道教委が3年に1度実施している。17年度は、小中高校など計2047校47万1026人を対象に行った。
ぜんそくの割合は、小学生が7・57%(前回比0・92ポイント増)、中学生が6・53%(1・11ポイント増)、高校生が6・28%(0・61ポイント増)となった。いずれも調査開始の02年度以降で最悪だった。
              
                
なぜ北海道のアトピー、ぜん息患者が多いのか、明確な理由は分かりません。
一説には、暖房など気密性の高い室内環境が関係しているのでは、とも言われているようですが、全国平均よりも上昇したのは2011年からのため、気密性以外の問題も考えなければならないでしょう。
2011年度といえば、東日本大震災が発生した年度ですので、地震が関係した何らかの影響(ストレスなど)が見られているのかもしれません。
実際、被害が大きかった地域の県別の数値を見ていくと、北海道以外でも、低い年齢のアトピー患者が、全国平均よりも多くなっている傾向はあるようです。(宮城県では、2017年度の幼稚園児のアトピー患者の割合が全国平均の倍近い数値だった、など)
この辺りも、調査を進めていくと、アトピー性皮膚炎の対策に役立っていくかもしれません。学校保健統計調査以外で全国的に行われている大規模調査にエコチル調査がありますす。10年以上かかる調査ですので、まだ半ばではありますが、その結果も見守っていきたいと思います。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

最後に書いたエコチル調査とは、環境省が行っている、日本中で10万組の子どもたちとそのご両親が参加する大規模な疫学調査です(「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」)2011年より実施されています。「エコロジー」と「チルドレン」を組み合わせて「エコチル調査」と名称がついています。
赤ちゃんがお母さんのお腹にいる時から13歳になるまで、定期的に健康状態を確認させていただき、環境要因が子どもたちの成長・発達にどのような影響を与えるのかを明らかにする調査のことです。長い期間かかる調査ですが、新しいことが明らかになることが期待されますね。

2018年6月9日

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
今月号(6&7月号)が電子版でアップされました。
そこで、簡単に今月号の内容について紹介したいと思います。
                     
          
◆◇ 電子版「あとぴナビ」2018年6&7月号の内容 ◇◆
      
        
■特集 肌免疫を高める夏に行う4つのケア
梅雨から夏にかけて、アトピー性皮膚炎を悪化させやすい要因は、お肌の要因と体の要因の二つに分かれてきます。それらの要因に対処するための、これからの季節に必要な4つのケアについて考えていきましょう。

■特集 アトピー性皮膚炎の改善は睡眠から
睡眠は、アトピー性皮膚炎の方にとって、重要な生活習慣の一つです。
内分泌の関係、そして掻き傷の修復、さらには、強いかゆみを誘発したり、密接で深い関係があります。これから、暑くなってくると、寝苦しく睡眠が取れづらい方も増えてくるのではないでしょうか?
アトピー性皮膚炎の方の睡眠の傾向から、その対策に必要なことを考えてみましょう。
■アトピー体験談
今月は2例の事例についてご紹介いたします。

■その他、6~7月のキャンペーン情報など

 
          
今月は、夏の季節を上手に過ごすためのケア方法について述べています。
その他、QRコードを使った動画の記事などもありますので、ぜひご覧ください。

                          

おまけ★★★★北のつぶやき


         
電子版あとぴナビ2018年6&7月号は、下記でご覧いただけます。
パソコンやスマホ、タブレットで読めますので、ぜひご覧ください。
            
●電子版あとぴナビ2018年6&7月号
http://www.atopinavi.com/eb/index.html