2016年9月24日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                         
アトピー性皮膚炎の症状がいったん治まった後に、数カ月、あるいは数年してから症状が再発する、こうした経験をおもちの方はおられると思います。
とはいえ、最初にアトピー性皮膚炎が現れた時と同じ発症原因であれば「再発」と考えても良いのでしょうが、まったく違った原因から症状が現れた場合、これは再発、というより「新たなアトピー性皮膚炎が発症した」と考えた方が良いかもしれません。
そして、この「再発」の要因は、反復継続して営まれる毎日の「生活習慣」に潜んでいることが多いのですが、睡眠とアトピーの再発の記事があったので紹介しましょう。
         
         
●注意!治ったはずのアトピー、不眠で再発=「大人アトピー」増加中。
https://news.nifty.com/article/item/neta/circl-17752_1/
         
アトピーと聞くと、子どもの病気をイメージする人が多いだろう。実はこのアトピー、成人になって再発することもあり、「大人アトピー」と呼ばれているそうだ。今回は、不眠症が原因となることもある大人アトピーについて紹介しよう。
国際統合治療協会により、20代後半~30代後半の女性が実感している体の不調に関するアンケート調査が行われた。アンケートで、体の不調をワースト3まで挙げてもらったところ、以下のような結果が出た(※1)。
         
1位 湿疹
2位 アトピー
3位 ニキビ
4位 不眠症
5位 ストレス・頭痛
       
□不眠症が、最近増えている「大人アトピー」の原因に
 
アンケートによると、女性の体の不調の1~3位を肌トラブルが占め、4位に不眠症、5位がストレス・頭痛という結果になっている。
実は、この結果を反映するかのように、近年「大人アトピー」は増加しているらしい。アトピーは、遺伝因子のある子どもに見られ、アレルゲンによって症状が現れるが、年齢とともに改善するケースもある。
しかし最近、いったん症状が治まった子ども時代のアトピーが、成人した後に再発してしまう「大人アトピー」の患者が増えている。
大人アトピーの再発には、睡眠不足やストレスなどの生活習慣の乱れが関与しているという(※2)。
        
□大人アトピーと不眠症 悪循環の関係性
         
アトピーの症状は、肌がかさついて細かなぶつぶつができ、非常に強いかゆみを生じる。症状が良くなったり、悪くなったりを繰り返し、慢性的な経過をたどる皮膚の病気だ。
かゆみがひどい場合は、強い薬の一つであるステロイド剤が処方されるケースも多い(※2)。ステロイド剤は炎症を抑える作用がある半面、不眠などの副作用もある(※3)。また、かゆみの症状により、寝付きが悪くなったり、眠りが浅くなって途中で起きたりするなど、不眠症を引き起こす原因にもなりかねない。
そして、睡眠不足によって体の免疫力が低くなったり、寝ている間に無意識に行うかきむしり行為により、アトピーの症状が悪化したりする可能性もある(※4)。
要するに、アトピーは不眠症を引き起こしやすく、不眠症がアトピーを悪化させるという悪循環の関係にあるのだ。
かゆみは身近である割に、苦痛の強い症状の一つだ。子ども時代、アトピーに悩まされていた人は成人になったからと安心せずに、睡眠をしっかり取り、ストレスをためないようにして、アトピーの再発を防ぐ必要があるだろう。
            
         
睡眠不足が一日だけあった場合、すぐにこうした影響が見られる、ということはありません。
影響が見られるほとんどのケースは、睡眠不足の生活が「継続」した場合です。
これは、睡眠に限らず、運動や食事など、他の生活習慣の影響を受けてアトピー性皮膚炎の症状が現れることもあります。
最近は、アトピー性皮膚炎の原因として、アレルギー以外の原因も模索されるようになりましたが、こうした生活習慣の積み重ねは、その生活習慣が体に対してマイナスの負荷を与えている場合、アトピー性皮膚炎に限らず、他の疾患として症状を現わすことも考えられます。
また逆に、他の重大な疾患として体にマイナスが蓄積される前に、「アトピー性皮膚炎」という皮膚症状でサインを体が送っている、と考えられる部分もあるでしょう。

今回の記事で紹介した「睡眠」は、こうしたアトピー性皮膚炎の症状、あるいは発症に関わる要因として、「基本的」な部分で深く関わっています。
自律神経や内分泌系の働きは、睡眠との関わりが深いからです。
毎日の生活習慣が体にとって「マイナスの負荷」を「蓄積」させていないかは、しっかり注意するようにしましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

これから秋が深まってくると、残暑の時期よりも夜の睡眠は取れやすくなります。
比較的、秋の季節はアトピー性皮膚炎の状態が落ち着かれる方が多いのですが、こうした睡眠が取れやすくなる状況もプラスに働いているのかもしれません。
毎日の睡眠は、アトピー性皮膚炎にとってプラスの影響を与えられるようにしたいですね。

2016年9月23日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                          
スマホの普及は、かなり進んでいますが、以前のブログでもお伝えしたことがある「ブルーライト」の問題点を抱えているようです。
        
          
●若年層に急増する「スマホ老眼」とは? ブルーライトの画面を見続ける「過矯正」と共通点も
http://healthpress.jp/2016/09/post-2576.html
       
いわゆる「老眼」は、中高年者が近くの物が見づらくなる年齢的な視機能の変化ですが、最近、20代、30代と言った若年者において、「書類の文字が見づらい」「手元にピントが合わない」など、老眼と似た症状を訴える方がいます。このような症状は、長時間のスマートフォンの使用と関連すると考えられ、「スマホ老眼」と呼ばれることが多いようです。
今回は「スマホ老眼」の原理と対策について解説いたします。
       
▼調節痙攣(麻痺)さらに進行すると「スマホ老眼」
         
人間の目は、物を見た時に、カメラのフィルムに相当する網膜に焦点(ピント)が合うと映像を認識します。しかも、生活の場面に応じて、常に距離の異なる物体にピントを合わせる必要があります。この目的の物にピント合わせをする機能を「調節力」と言います。
この調節力に大きく関与するのは、主に虹彩(茶目)のすぐ後ろにある水晶体です。
たとえば【図1―A】は、遠方の物を見てピントが合っている状態(網膜に焦点が結んだ状態)を表していますが、目がこのままの状態で近方を見ると、【図1―B】のように焦点は網膜より後ろにいってしまい、物はぼやけて見えます。
そこで目は見たい距離に応じて屈折力(光線を曲げる力)を変化させ、焦点を網膜上に合わそうとします。これが調節力であり、その役割を「水晶体」とよばれる目の中にあるレンズで行っているのです。 
つまり、近方を見る場合は、水晶体を膨らませることでより強い屈折力を得て、【図1―C】のように網膜上に焦点を合わせます。
水晶体は、虹彩の付け根の毛様体にある筋肉(毛様体筋)を縮めたり緩めたりすることで、その厚みを変えています【図2】。水晶体を薄くする時(遠くを見るとき)は毛様体筋を緩めるだけですが、近くを見る時には毛様体筋を縮めて水晶体を厚くする必要があるので、長時間に及ぶと目は疲れるわけです。すなわち人は遠くを見ている時が、目は一番楽だということです。
近くばかりを見ていると毛様体筋が収縮しつづけ、これを繰り返すと毛様体筋がリラックスできなくなり遠くが見えなくなることがあります。これは調節痙攣(麻痺)と呼ばれています。しかし、さらに進行すると、近くも見づらくなります。この状態が「スマホ老眼」です。
            
▼スマートフォンはコンピュータよりも調節力に及ぼす負担は大きい
          
朝から長時間コンピュータを使用し、昼休みや仕事が終わってからも通勤電車の中でもスマートフォンを見続けていると、調節力に支障がきたすことになるわけです。スマートフォンは通常のコンピュータよりも画面も文字も小さいので、調節力に及ぼす負担は大きいと言えます。
スマホ老眼は、年齢に関係なく若い人でも近くが見えにくくなる現象ですが、以前にこの連載で書いた「過矯正」の話(よく見えるメガネが良いとは限らない! 長時間コンピュータを使い続けた後の目の疲れは「過矯正」が原因!?)
http://healthpress.jp/2015/04/post-1722.htmlとも共通点が多くあります。
朝からコンピュータやスマートフォンを長時間使用していると、夕方に視力が低下した状態になることがありますが、そのような人の中には、メガネやコンタクトレンズが「過矯正」の方が多く見られます。
対策として、スマートフォンを長時間見続けないこと、休憩を入れることが求められます。また、メガネやコンタクトレンズをご使用の方は、少し軽い度にすることで、近くを見る時に水晶体があまり膨らまなくてもよくなるので、見やすくなることがあるでしょう。
また、スマートフォンの設定も少し見直しをしてみてください。画面が明るすぎたり、暗すぎたり、文字が小さすぎると疲れやすくなります。
さらに、スマートフォンは発光体であるため、スマートフォンの画面からは目に悪いとされるブルーライトが多く放射されています。医学的には、まだ不明な点も多々ありますが、長時間浴びないようにするほうが良いでしょう。
目に良いとされる様々なサプリメントも発売されていますが、まずはバランスの取れた食生活に心がけることが重要です。さらに、調節力をリラックスさせる訓練なども紹介されていますが、効果は個人差が大きいことを承知のうえで行ってください。
          
             
スマホ老眼、と呼ばれるピントの調整機能に影響を与える可能性が「ブルーライト」にあることが分かります。
文明の利器として、ブルーライトを使ったものは、スマホ、パソコンなど私たちの生活の中にかなり浸透している状況ですが、こうした影響は気をつけるようにしたいところです。
直接、アトピー性皮膚炎の症状につながる記事ではありませんが、「便利な世の中」が必ずしも健康にとって良いとは言えない一例でしょう。
気をつけるようにしましょう。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

ブルーライトの問題は、ときどきメディアでも発信されておるの。
いまさら、ブラウン管の「生活」に戻るわけにはいかんじゃろうし、見る時の距離の問題、ということもあるようじゃから、一概には言えない部分があるのも確かじゃ。
じゃが、反復継続して毎日利用するものの中には、こうした体に対してマイナスの影響を与え得るものがあること、そしてその「悪い影響があること」は、最初の段階では知らされていないことが多いことは覚えておいた方が良いかもしれんの。

2016年9月22日

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
先日、今月号(2016年9月号)のあとぴナビを読んだ読者の方から、感想のメールをいただきましたので紹介しましょう。

                            
●Kさんからのメール

こんばんは。
あとぴナビ拝読しました。
p4木下さんの文、共感するところが多々ありました。
p11の松本さん。医師たち、医療関係者からどれほどの圧力を感じられながら、過ごしていらしたか、手に取るようにわかります。
離脱中、私たちがしていることはかなり怪訝なこと、という色眼鏡で見られるものです。
私は16年前でしたが、今もステロイド賛成の気質は当時と変わらずなかなか頑固なまま、存在しているものですね。
 
読んでいてよく、踏ん張ったなあと健闘を讃えたい思いです。そして、「一時的に薬で対処」この相談員の言葉に、やはり、相談員の存在は大きいと改めて再確認しました。
医師から詰め寄られ、避けるわけにいかない状況を相談員の方が一言、こうして綻ばせてくださる。これが何より精神的に楽なんです。
相談員の方は決して医師と喧嘩をするように仕向けません。医師への悪口に徹することもない。周りの反対者への対処の仕方も柔軟な心構え、ヒントをくださる。
私には、そこがありがたかったんだった、と思い出しました。
対立することは、離脱中の精神がヤられている人間には、かなりのさらなる負担になるからです。
 
p12の高校生さんの再発も他人事ではありません。
実は私、温泉を始めて2年くらいで、9月に入ると一気に調子が落ちた経験がありますが、それを肌が、身体が記憶しているのか、この数日、腕の柔らかいところが、風呂上がりに温まったとき、ポロポロがでて…症状を見たとき、まさか再発!?
とゾッとしました。
蕁麻疹ほどではないですが、ボロボロザラザラしていて肌が触り心地がわるいだけで、痒みがあるだけで一気に気持ちが、過去に遡ってしまう。
そんな自分と向き合っている今なので、この高校生さんのページは他人事ではありません。
あ、お風呂にはあの、薬用重炭酸湯をいれてます
それが、引き出させたのかなぁ。
とにかく、今月のあとぴナビは読み応えありました。

今はlineがあるので、昔みたいに、フィルム現像して郵送…というかタイムラグがないだけ幸せな時代かもしれません。離脱中の方々が、心の支えとなるあとぴナビ、これからもご活躍ください。

                                  
Kさん、感想をお送りいただきありがとうございました。
少しでも読者の方の力になれているなら、こんな嬉しいことはないです。
これからも、読みごたえのある記事をお届けできるように頑張りますね。

                          
おまけ★★★★北のつぶやき

今月号は、体験談特集でお届けしております。
電子版でもご覧いただけますので、興味のある方はどうぞ。

●あとぴナビ2016年9月号電子版
http://www.atopinavi.com/eb/index.html

2016年9月21日

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                          
最近は、台風も日本を縦断して、長雨が続いていますね。
週末にかけて少し日中の気温は上がるようですが、それでももう30度を超える予想はないようです。
一方、最低気温は10℃台のこともあるようなので、寒暖の差は、少しずつ大きくなっています。

ここ一週間のご相談をみていると、お肌が「ムズムズ」「チクチク」といった微妙な違和感を感じるようになっている方が多くなってきたようです。
いずれも、乾燥からくるバリア機能の低下を示唆する症状で、ローションやジェルで多めに保水ケアをすることで落ち着きましたが、ここでケアの方法を誤ると、バリア機能を一気に落とすことで、書き壊しを増やすこともあります。

Aさん(男性、30代)は、首と耳の後ろにムズムズした感じがあったのですが、症状が悪くなると出やすい手首と足首が平気だったので、スキンケアも特に行わないでいました。
ところが数日前から、ムズムズしていた耳の後ろが急激に痒くなり、一晩で血が出るぐらいかきむしってしまい、そこから首全体が真っ赤になってしまい、ご相談のお電話をいただきました。
とりあえず、首を中心にジェルをおもちだったので、一日5回ほどの保水ケアを行っていただき、症状が出やすい手首と足首も保水と保湿ケアを行っていただきました。
三日ほどで首の赤みはなくなり、耳の後ろもかさぶた状になって、痒みは落ち着きました。手首と足首も、症状は今のところ現れていない状況です。

このように、「きっかけ」を察知したら、早めに「必要なケア」を行うようにしましょう。
わからない場合には、気になる症状があったら、お気軽にお電話でご相談ください。
アトピー性皮膚炎の「痒み」は、ある意味、自己防衛反応の延長線上にあるといってもよいでしょう。
早く察知して、「体が必要としている」ケアを行いましょう。

                
おまけ★★★★博士のつぶやき

ヒトの行動は意識して変えることができるが、体の反応は「正直」じゃ。
寝て欲しいと思えば、睡魔が襲うし、お腹がすけば鳴る。
変に体に圧力がかかれば痛みが出ることもある。
こうした「症状」は、いずれも体が自分のために行っている「サイン」とも言えるじゃろう。
「痒み」も何か意味のあるサインであることは、忘れないようにしたいの。

2016年9月20日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
今日は、アトピーの話題ではないけど、興味深いWebの記事を見つけたので紹介するね。

                          
●ペットの平均寿命延びる、イヌ13.2歳 ネコ11.9歳
http://news.yahoo.co.jp/pickup/6214513

ペットとして飼われているイヌとネコの平均寿命が、2014年時点でイヌは13歳、ネコは11歳を超え、過去20年あまりで寿命が大きく延びていることがわかりました。
これは東京農工大学と日本小動物獣医師会の調査で明らかになったものです。全国192の動物病院で2014年に死んだイヌおよそ6000匹、ネコおよそ3300匹を調べたところ、平均寿命はイヌが13.2歳、ネコが11.9歳でした。
最初に調査を行った1990年時点の平均寿命はイヌが8.6歳、ネコが5.1歳で、20年あまりで平均寿命はイヌが1.5倍、ネコが2.3倍に延びたことになります。
調査を行った東京農工大学の林谷秀樹准教授は、平均寿命が延びた理由として、ワクチンの普及や獣医師の増加、エサの質が上がったことなどをあげています。

                         
20年間で犬が1.5倍、猫が2.3倍に伸びたというのは、特に猫がすごいね。
いずれも野生ではなく、ペットで飼われている犬猫の寿命だから、やはりワクチンで病気になりにくくなった、餌の質が上がって健康に良くなった、というところが理由のようだね。
昨日は敬老の日だったけど、ヒトも長生きするようになったけど、認知症とかいろいろ問題も増えてきたみたい。
生命、という点からみた「寿命」と、健康からみた「健康寿命」は異なるようだけど、健康で長生きできるのが一番いいよね。

                    
おまけ★★★★大田のつぶやき

ペットの寿命が長くなったことは、健康を管理することが「上手くなった」ということでもありますが、「健康」の意味あいも考えていく必要はあるのかもしれませんね。

2016年9月19日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
一昨日は、ショウゴ君が、薬についてブログを書いていましたが、ネットでアトピー性皮膚炎の新薬について記事があったので、紹介しましょう。
         
         
●アトピー性皮膚炎、新薬開発が活発化…抗体医薬は申請間近、新たな治療選択肢に高まる期待
http://answers.ten-navi.com/pharmanews/7473/
        
製薬企業各社が、アトピー性皮膚炎に対する新薬開発を活発化させています。仏サノフィと米リジェネロンの抗体医薬デュピルマブは国内で開発の最終段階を迎えており、米国では承認申請が目前。中外製薬も抗体医薬ネモリズマブの開発を進めており、早ければ2019年度にも承認申請が行われる見通しです。
既存治療で十分な効果が得られない中等症・重症の患者に対する新たな選択肢として期待が高まります。
        
▼抗体医薬は3品目が開発中
    
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患の一種で、かゆみを伴う湿疹が体のさまざまな場所にできる疾患です。はっきりとした原因は分かっていませんが、▽アレルギーを起こしやすい▽皮膚が乾燥しやすい―といった体質や、ダニ、化学物質、汗などの外部からの刺激が関係していると言われています。
日本で開発中のアトピー性皮膚炎に対する新薬は主に6品目。このうち3品目を占めるのが抗体医薬です。先頭を走っているのは、仏サノフィと米リジェネロンが共同開発するデュピルマブ。国内では臨床第3相(P3)試験を実施中で、米国では今年9月までに申請予定です。
デュピルマブは、IL(インターロイキン)4受容体αに対する抗体医薬で、アトピー性皮膚炎の炎症に関与するIL-4とIL-13のシグナル伝達経路を阻害します。
コントロール不良の中等症・重症の成人患者を対象に行った2つのP3試験では、全般的な疾患の重症度や皮膚病変、そう痒(かゆみ)などをプラセボに比べて有意に改善。一方、有害事象の発生率はプラセボと同等でした。デュピルマブは米FDA(食品医薬品局)から「ブレークスルーセラピー」(画期的治療薬)の指定を受けています。
これに続くのが中外製薬の抗IL-31受容体抗体ネモリズマブ。アトピー性皮膚炎の痒みを誘発するサイトカインであるIL-31と受容体の結合を阻害することで、IL-31の作用を抑え、効果を示します。
中等症から重症の患者を対象に日米欧などで行っている国際共同P2試験では、痒みの程度を判定する評価指標「そう痒VAS」の変化率でプラセボに比べて有意な改善が認められました。
        
▼P3に失敗したアンジェスMGの核酸医薬
          
一方、アンジェスMGが中等症以上の顔面のアトピー性皮膚炎を対象に開発を進めているNF-κBデコイオリゴDNA「AMG0101」は、国内のP3試験で主要評価項目を達成することができませんでした。P3試験で良好な結果が得られれば、2016年中に国内で承認申請を行う方針でしたが、これは一旦白紙に。開発競争という点では、「AMG0101」が後退し、デュピルマブとネモリズマブが抜け出す格好となりました。
「AMG0101」は核酸医薬で、開発に成功すれば「初の国産核酸医薬」「アトピー性皮膚炎に対する初の核酸医薬」となるはずで、期待を集めていました。アンジェスMGは、試験結果を詳しく分析して今後の開発方針を決定する予定。販売面では塩野義製薬と提携を結んでおり、アンジェスMGの判断が注目されます。
       
▼増える患者、新薬は大型化へ
       
アトピー性皮膚炎の患者数は近年、増加傾向にあります。
厚生労働省が3年に1度行っている「患者調査」によると、2002年に27万9000人だった推計患者数は、14年には45万6000人まで増加。この十数年で1.6倍増えました。
        
▼成人患者の増加著しく
       
かつては「子どもの病気」と言われたアトピー性皮膚炎ですが、最近では成人の患者も増えています。
患者調査の結果によると、14年は過去の調査に比べ、30歳以上で患者数が大幅に増加。1999年と比べると、40~44歳、45~49歳はそれぞれ6倍、50~54歳は4.8倍、35~39歳も2.7倍に増えました。大人になれば治ると思われがちなアトピー性皮膚炎ですが、今や30歳代以上の大人も苦しめる疾患となったことが分かります。
       
▼ネモリズマブ、グローバルで「2000億円超」
      
アトピー性皮膚炎の治療は、炎症を抑えるステロイドや免疫抑制剤の外用剤(塗り薬)が中心。既存の治療でも適切に行えば症状をコントロールすることは可能ですが、中等症や重症の場合は効果が十分に得られない場合も少なくありません。
患者数の増加や既存治療では満たされないニーズを背景に、アトピー性皮膚炎の新薬は大型化が見込まれています。中外製薬は、ネモリズマブの売上高はピーク時に世界で2000億円を超えると予測。皮膚科領域に強いスイス・ガルデルマに日本と台湾を除く全世界での開発・販売権を供与し、ネモリズマブの売り上げ最大化を目指します。
       
▼課題は「小児」と「薬価」
        
アトピー性皮膚炎に対する新薬には期待も高まりますが、一方で課題もあります。
1つは、小児に対して使えるのかどうか。成人患者が増加しているとはいえ、アトピー性皮膚炎患者の3分の1は15歳以下が占めます。一方、各社が行っている臨床試験は成人を対象としたものがほとんど。今後の開発で、対象となる患者の年齢をどこまで下げることができるかが、1つのカギになると考えられます。
もう1つは薬価。特に抗体医薬は、既存薬に比べて薬価もかなり高くなることが予想されます。アトピー性皮膚炎は慢性疾患のため、長期にわたる治療が必要です。
同じ慢性疾患では最近、高脂血症治療薬の抗体医薬「レパーサ」が、医療保険財政に与える影響が問題化。厚生労働省は「レパーサ」を、投与患者の選択基準や投与できる医師・医療機関の要件を定める「最適使用推進ガイドライン」の対象とすることを決めました。アトピー性皮膚炎に対する抗体医薬も、薬価の高さや財政への影響が議論になる可能性があります。
          
▼治療は大きな転換点に
         
課題も少なくありませんが、抗体医薬をはじめとする新薬が実用化されれば、アトピー性皮膚炎の治療は大きな転換点を迎えることは間違いありません。皮膚科領域では、生物学的製剤の登場によって乾癬治療が大きく変わりました。既存治療で効果が十分に得られなかった中等症・重症のアトピー性皮膚炎の治療にも、パラダイムシフトが迫っています。
         
          
各新薬の評価は、実際に患者の方が「示す」ことになりますから、推測は避けますが、記事を読む限り、現在、候補に挙がっている新薬はサイトカインを標的にしているようです。
興味深いのは、某病院などで、さかんに宣伝を行っていた「核酸」を使った新薬が、P3で効果が認められずに、いったん頓挫していることです。
病院側は、事前に数多くのエビデンスを取っていたのだとは思いますが、Webで書いている効果は見られなかったわけであり、宣伝的要因が先行していたように危惧します。
「画期的」という言葉を、エビデンスを元にして、しっかりした機関で発表された論文以外で使われている場合には、企業側の思惑が強いこともあり、患者は一歩引いて見ておいた方が無難かもしれませんね。

                          
おまけ★★★★博士のつぶやき

今、開発されている薬は、アトピー性皮膚炎の治療薬、というより、痒みの治療薬、と考えた方が良いじゃろうの。
症状の治療は、間接的に病気の治療につながることはあるが、必ず、ということではない。
一方、病気の治療は、その病気により生じる症状の治療に「必ず」つながる(後遺症などを除いて)。
病気の治療と症状の治療の違いは、しっかり把握して選択した方が良いじゃろうの。

2016年9月18日

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
ここ数日、関東地方では、気温が少し下がっているようです。
まだ本格的な秋の兆しがあるわけではありませんが、万一、早めに「秋」が訪れた場合に、スキンケアが「足りていない」ことがないように、秋向けのスキンケアの準備は、今からしっかり行うようにしましょう。

お肌の乾燥は、角質層における水分保持能力の低下を示しています。
そして、角質層における水分不足は、バリア機能が低下している状態であり、アトピー性皮膚炎の方にとって、大きな「悪化要因」となる皮膚の細菌叢を大きく乱すきっかけになります。

痒みや炎症があって、掻き傷が多くみられると、どうしても油分系のケアが中心になりますが、角質層に水分が不足した状態で上からオイル分でカバーして覆っても、角質層の「水分不足」そのものは変わりません。
確かに、それ以上の水分の蒸散を防ぐことはできますが、足りない水分を補ってくれているわけではないのです。
乾燥した肌状態に対しては、まずは「水分を補給」する「保水ケア」が必須であることを忘れないようにしましょう。
そして、保水をしっかり行った上で、角質層に与えた水分の蒸散を防ぐケア、つまり「保湿ケア」を加えていくようにしましょう。

アトピー性皮膚炎の方が行うスキンケアで、秋冬に向かっていく中で、比較的よくみられる誤ったケアが、この「保水ケア不足」です。
健全な皮膚のバリア機能は「水分」があってこそ成り立ちます。
適切な、そして必要なケアを実践するようにしましょうね。

                 
おまけ★★★★博士のつぶやき

皮膚の「保護」と観点で考えると、油分系のアイテムの方が適しておるのじゃが、「保護」はあらかじめ皮膚の機能が整っていてはじめて「保護の対象」となると考えた方が良いじゃろう。
まずは、皮膚の機能を整わせるケアを行うことが大切じゃ。

2016年9月17日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
医療の研究は、日々、進歩していて、新薬は毎年、「画期的な」薬が発表されているよね。
でも、新しい薬が優れているとは限らないこともあるみたい。
         
         
●糖尿病は昔の薬のほうが長生きできるかもしれない
https://medley.life/news/item/57bc2d289c66531e008b457a
            
糖尿病の薬は次々に新しく開発されています。DPP-4阻害薬は最近10年以内で普及した薬です。イギリスの大規模研究で、DPP-4阻害薬を使った人よりも、以前からあるチアゾリジン薬を使った人のほうが長生きしていたことが報告されました。
        
◆46万人が足掛け9年の研究
       
ここで紹介する研究は、イングランドで2007年から2015年にかけて行われました。対象者として、25歳から84歳の2型糖尿病患者469,688人が参加しました。
対象者は診断や治療のデータを記録され、研究期間にわたって追跡されました。
統計解析により、治療に使われた薬によって、死亡率などに違いがあるかが検討されました。
          
◆チアゾリジン薬のほうが死亡率が下がっている
         
解析から次の結果が得られました。
        
?DPP-4阻害薬を含む治療を受けた人は、薬を使わなかった人よりも死亡率が18%下がっていた。
?チアゾリジン薬を含む治療を受けた人は、薬を使わなかった人よりも死亡率が23%下がっていた。
         
チアゾリジン薬を使った人のほうが、より新しいDPP-4阻害薬を使った人よりも死亡率が大きく下がっているように見える結果でした。
なお、DPP-4阻害薬がより重症の人に処方されていたなどの可能性については、計算上で調整されています。計算されていない未知の要素が関わっている可能性はゼロではありません。
研究班は「これらの結果は糖尿病治療薬の処方に示唆を与えるかもしれない」と述べています。

一般に、糖尿病の飲み薬の中では、メトホルミンが第一選択とされることが多いです。メトホルミンは50年以上前から使われている薬です。新しい薬には利点もある一方、ほかの薬にない注意点も知られています。
新しい薬が全面的に優れているとは限らないことの一端が表れているのかもしれません。
          
            
もちろん、全ての薬がそうだ、ということではないけど、中にはこうした結果がみられる薬もある、ということだね。
もしかすると、弱い薬の方が、体が持つ治癒力を阻害する力も弱い(効果が弱いと副作用も弱くなる傾向があるので)、といったことが関係しているのかも。
いずれにしても、薬を長期連用するときには、しっかり情報を集めた方が良いかもね。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

薬は、体に対して大きな影響を与えることができます。
それは効果であったり副作用であったりするわけですが、薬が日々開発される中では、標的とする「目標」が異なることが多く、その分、効果の現れ方も、新薬の方が旧薬よりも良くない、ということもあり得るわけです。
薬は、使いよう、ということですね。

2016年9月16日

ジョシュアです。


 

 

 

 

 

                
ここ数日、気温が下がった日が続いていますね。
まだ本格的な秋の気配はありませんが、乾燥も少しずつ気になります。
これから秋~冬に向かって、乾燥対策はしっかり行いましょう。
そこで今回は、乾燥対策に大活躍のピュアセラミドを3名様にプレゼントしたいと思います。
          
          
       
          
                                
            
  
◆プレゼント
ピュアセラミドを抽選で3名様に
      
セラミドは人の皮膚の最も外側の角質層にあり、角質細胞間脂質の多くを占める成分。角質細胞の接着剤として肌を外部の刺激から守ったり、水分を保持したりする機能があり、不足すると肌に潤いがなくなります。また、メラニン色素を抑制するはたらきもあります。本品は、こんにゃく芋からセラミドを抽出したものを使用しています。こんにゃくには米ぬかや小麦粉などの植物原料に比べ7?15倍ものグルコシルセラミド(スフィンゴ糖脂質)を含有しています。動物性のセラミドは狂牛病の恐れがあり、植物性でも米ぬかや小麦粉の場合原料がアレルゲンとなる場合がありました。「ピュアセラミド」はこんにゃく芋由来の天然素材なので、安全性が高く飲み続けても安心です。1日あたりの推奨量は、セラミド1800μgですが、白米で摂ろうとすると2kgも食べなければなりません。しかし、「ピュアセラミド」なら3粒でOK。手軽にセラミドを補給することができます。
  
          
          
詳しくは、下記でご覧ください。
   
 
     
◆ピュアセラミド
http://shop.atopinavi.com/item/more?goods_id=69
   
 
  
 
◆あて先
info@atopinavi.com

 

◆必要事項
メールの件名に「プレゼント応募」と記入して、本文には、ご応募者の方の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して送信してください。
当選者発表の際は、県名、お名前(フルネーム)、年齢で発表しますので、気になる人はペンネームも書いて下さい。
 

◆締め切り
9月25日(日)を締め切りとさせていただきます。
 
 
◆抽選&発表
9月27日に抽選します。
当選者の発表は、9月29日のブログにて!

 

◆注意事項
応募のメールはお一人様、一通のみとさせていただきます。
また、お名前、ご住所などの必須事項は忘れずに!

   
じゃあ、またね!
                             
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

ピュアセラミドは、長年、あとぴナビ読者の方がご愛用いただいているサプリメントで、乾燥を感じる方の半数以上が体感できるモニター結果もあります。
毎年、冬になると乾燥でお悩みの方は、早めの対策としてお気軽にご応募くださいね。

2016年9月15日

ジョシュアです。
 
  
  
  
  
  
 
 
 
 
 
 
                     
 

                  

今日は、9月2日のプレゼントの当選者の発表です!
いつもの通り、県名、お名前(ペンネーム)、年齢を表記しますので、チェックしてね!!
         
       
         
◆プレゼント
チュビファースト(包帯型タイプ)を抽選で3名様に

 
 

 
              
           

発表です!
当選者の方は、次の方々です!
          
     
兵庫県 石坂一博さん(44)
和歌山県 谷口麻里子さん(37)
福岡県 樺島由美子さん(62)

              
        
        
以上、3名の方が当選しました!
おめでとうございました!
        
         
商品の発送は、9月22日頃に行います。
お楽しみに!!

                        
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

明日も僕が登場です。
お楽しみに。