2017年3月23日

ジョシュアです。
 
  
  
  
  
  
 
 
 
 
 
                
 
 
 

今日は、3月10日のプレゼントの当選者の発表です!
いつもの通り、県名、お名前(ペンネーム)、年齢を表記しますので、チェックしてね!!
         
       
         
◆プレゼント
SSSスキンクリームを抽選で3名様に
 
 

 
              
           

発表です!
当選者の方は、次の方々です!
          
     
大阪府 高橋美智子さん(39)
兵庫県 ぽぽんさん(30)
福岡県 意志弱じじいさん(50)
              
        
        
以上、3名の方が当選しました!
おめでとうございました!
        
         
商品の発送は、3月30日頃に行います。
お楽しみに!!

                     
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

明日も僕が登場です。
お楽しみに。

2017年3月22日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                           
今日は昨日の続きで、最近のアトピー性皮膚炎で皮膚科医が導入するケースが増えているプロアクティブ治療の問題点について、考えてみましょう。

プロアクティブ治療を行う医師が良く言うのが、「いったん炎症が治まったあとも、皮膚下においては炎症がくすぶっているので、再燃しやすいから、そのくすぶった炎症が完全に治まるまで、使い続けるのが良い」という説明です。
ただ、ここで良く考えてみると、炎症反応がくすぶっている=炎症反応が続いている、ということですから、元々行ってきた、リアクティブ治療がまだ終わっていないことを示しています。
炎症反応は、アトピー性皮膚炎で言えば、リンパ球と抗原との反応ですから、「くすぶっていれば」、弱い炎症反応であろうとも、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されることで、少なからず痒みにつながることになります。もちろん、その痒みの程度は、ピーク時の痒みとは比較にならないかもしれませんが、少なくとも、炎症反応が反復継続している中で、痒みのつながる化学伝達物質がゼロになることはありません。

もちろん、炎症反応は、常に身体のあちこちで多かれ少なかれ生じている現象ですから、それらにより放出される化学伝達物質が常に「悪さ」をするかというと、そうではありません。
ヒトの免疫機能は、「亢進」する力と「抑制」する力の両方を持っています。
基本的にアトピー性皮膚炎など、アレルギー疾患の多くは、このうち「抑制」する力が「弱い」ことで炎症反応が大きくなってきます。
ステロイド剤やプロトピック軟膏は、「抑制」する力を強めているわけではなく、大元の免疫反応を免疫抑制作用により抑えるものです。
つまり、健常な方がアトピー性皮膚炎が生じない一つの理由である「亢進と抑制」のバランスを保つのではなく、擬似的に免疫を抑制することで炎症が生じないように働きかけます。

つまり、プロアクティブ治療とは、事実上、リアクティブ治療の延長線上でしかなく、間歇的に使用することで、副作用が出ない、などという医師がいますが、その根拠となるエビデンスも存在するわけではありません。
プロアクティブ治療を行う中で、症状が再燃することがあっても、それは「プロアクティブ治療」が原因ではなく、「元々のアトピー性皮膚炎の悪化」が原因と言います。
これも、以前、ステロイド剤を「安全」として長期連用していた時期の、医師の常套句とも言える言葉でしょう。その後、ステロイド剤の長期連用による弊害をようやく認めるようになってからは、こうした言葉も少なくなったようですが、同じことが繰り返されている恐れがあるのです。

そして、そもそももっと根本的な問題として、仮にプロアクティブ治療が効果を示していたとして、それは果たして「薬の成分」によるものなのか、ということがあります。
軟膏やクリームの基材には、保湿成分となる油脂などが含まれていますから、一定の「スキンケア機能」を有しています。
つまり、それら軟膏を塗っていたことによる効果は、実は薬の成分による効果ではなく、「保湿成分」つまりスキンケアの効果によるものではないでしょうか、ということです。
これを図るには、「プラセボ対照・無作為化・二重盲検・群間比較試験」を行えば、はっきりするわけですが、結論ありきでプロアクティブ治療を導入している医師は、その必要性を特に認めることはありません。
逆に、プラセボ効果も鑑みることで、単なる薬物を含まないスキンケアによる効果を過小評価することもあるようです。

アトピー性皮膚炎の大きな問題は、皮膚のバリア機能の維持をどのように行うか、ということがカギになります。そして、その皮膚のバリア機能の維持に欠かせないのが、「水分」です。薬剤の多くは軟膏タイプのため、水分を含まない、油脂成分だけですが、そのことが、水分不足を解消できずに、バリア機能の維持が上手くできない、という問題点があります。
それらを上手に解消したスキンケアの実践を、このプロアクティブ治療と「プラセボ対照・無作為化・二重盲検・群間比較試験」で比較してみて欲しいところです。

今後、皮膚科で治療を受けている人は、このプロアクティブ治療を進められることが多いかとは思いますが、これまで述べてきたように、「薬でなければならない」「単なるスキンケアと比較したエビデンスは存在していない」ことは忘れないようにしましょう。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

ステロイド剤治療の一つの問題点は、ステロイド剤の成分が免疫抑制作用をもたらすことで、体内におけるIgEを増強させる恐れがある、ということがあります。
プロアクティブ治療を続けた場合、見た目の炎症は当然、薬剤により抑え続けることはできますが、これはリアクティブ治療を行っている場合と同じ状態にあること、その中で血中のIgE濃度がどのように変化しているのかは分からないことは忘れないようにしましょう。
実際、あとぴナビへのご相談では、プロアクティブ治療を行った方が、強いリバウンド症状で悩まされている例があります。その際の医師の説明は「アトピー性皮膚炎が悪化しただけで、プロアクティブ治療のせいではない」というものでした。
気をつけるようにしましょう。

2017年3月21日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
最近、アトピー性皮膚炎の治療で、「プロアクティブ治療」を行う医師がいます。
プロアクティブ治療とは、症状が現れているときに薬剤を投与、塗布するリアクティブ治療
により症状がいったん治まった後も、予防的見地から、一定期間、間歇的にステロイド剤やプロトピック軟膏を塗布し続ける治療法です。
つまり、症状がもし再燃することがあっても、事前に「消火剤」を撒いておけば、再燃しないだろう、という治療です。

このプロアクティブ治療は、それなりのエビデンスがあるようですが、エビデンスの取り方に問題があるようです。
その問題を考える前に、一つの記事を紹介しましょう。
           
         
●睡眠薬の効果は「4階建て」 ニセ薬、侮り難し
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170305-00010003-nikkeisty-life&p=1
       
マイナス33分 vs. マイナス11分――これは何の数値でしょう。
       
答えは過去の幾つかの新薬治験の成績から割り出された睡眠薬の平均的な入眠促進効果である。実薬(本物の薬)だと寝つきにかかる時間が33分短縮するが、偽薬(ニセ薬)でも11分短縮する……、その差は22分。読者の皆さんはどのような感想をお持ちだろうか。
新薬の開発や臨床試験に関わる人間の共通した感想、というか悩みは「偽薬、侮り難し」である。病気の種類や重症度、患者の性別や年齢によっては偽薬との差がさらに縮まることもある。
偽薬でも実薬だと信じて服用すると一定の治療効果が出る現象を「プラセボ効果」と呼ぶ。プラセボとは偽薬のことで、ラテン語に由来する。プラセボはがん、糖尿病、高脂血症など実に多くの疾患の治療で「効果」を上げている。例えば、高血圧症やアトピーでも偽薬服用後に血圧の低下(降圧効果)やかゆみの改善(抗アレルギー効果)が一定の割合で認められる。
特に不眠、うつ、痛みなど主観症状が主体の疾患ではプラセボ効果が大きい。新薬開発では実薬の治療効果が偽薬のそれを上回ることが求められるが、この勝負、とても大変なのである。というのも降圧剤や糖尿病治療薬の偽薬が小結クラスだとすれば、睡眠薬の偽薬は大関クラスの実力があるからだ。大関を下すには横綱級の新人を見つけなくてはならないが、睡眠薬の世界も「人材不足」は大相撲と変わらない。
ここに有望な新薬候補があったとする。その新薬の効果を確かめるには手間のかかる臨床試験(治験)が必要となる。よく使われる試験方法は「プラセボ対照・無作為化・二重盲検・群間比較試験」である。舌を噛みそうな長い名前だが今日の治験では標準的な試験方法の1つである。
この試験では、新薬成分が入った実薬だけではなく、実薬と見分けが付かない偽薬も用意する(プラセボ対照)。治験に参加してくれる患者をランダムに(無作為に)2グループに分け、片方には実薬を、残る片方には偽薬を服用してもらう。どちらを服用しているか患者にも主治医にも分からないようにして(二重盲検)、一定期間服用した後に症状の改善度を比較する(群間比較)。実薬服用群の方が偽薬服用群より症状が改善していれば試験は成功である。
         
▼医師でさえも偽薬の影響を受ける
        
なぜこのような面倒な方法を用いるかというと、偽薬であっても「服薬している」「実薬かもしれない」「治療を受けている」という意識、服薬する行為そのものがこれから説明するようなさまざまな心理面、行動面の変化を引き起こし、病気の経過に大きく影響するからである。「プラセボ対照・無作為化・二重盲検・群間比較試験」は偽薬の影響を取り除くために巧妙にデザインされた試験方法で、世界中の新薬治験の多くがこの方法を用いている。
そもそも病気の経過中には何も治療しなくても、改善したり(自然治癒)、逆に悪化するなど症状がかなり変動する。不眠症も症状が変動しやすい病気の1つである。効果の弱い治験薬でも服用するタイミングによっては大きな効果があるように見えてしまうことがある(図の1階部分)。
次に、治験に参加するという行為自体が病気に影響することがある。例えば睡眠薬の治験では服薬時刻を一定に保つように指示されるため、おのずと就床、起床時刻が一定に整うようになり、このような規則正しい睡眠習慣そのものが不眠症の治療につながってしまう。そのほか、喫煙や飲酒を控える、日光浴や運動を増やすなど知らず知らずのうちに快眠につながるようなライフスタイルの変化が生じることがある(図の2階部分)。
治験薬を服用することの心理的な影響もある(図の3階部分)。実薬かもしれないという期待感だけで不眠症状が軽快することが少なくない。また、治験薬を服用する緊張感は副作用の出方にも影響する。偽薬にもかかわらず、さまざまな副作用が出現することがある。これをノセボ効果と呼ぶ。
心理的影響は症状をチェックする医師の側にも生じる。不眠症状や副作用の有無を患者から聞き取る際に、主治医が割り付けられた薬剤を知っていると判断にバイアスがかかるのだ。
実薬の「真の効き目(薬理学的効果)」は最後の、図の4階部分に相当し、これを効果量(effect size)と呼ぶ。実薬と偽薬の差を見ることで初めて効果量の大きさを知ることができる。効果量の大きい薬剤は治験を容易にクリアし、発売後も人気のある治療薬となることが多い。
偽薬を服用したときにみられる3階部分までをプラセボ効果と呼ぶことが多いが、無治療でもみられる1階部分を除いた2階、3階部分だけを(真の)プラセボ効果と呼ぶこともある。
          
▼プラセボ効果はイリュージョンにあらず
        
1つの睡眠薬が患者の手に届くまでには、このような厳しい戦いを勝ち抜く必要がある。効果量が比較的小さい新薬の場合、偽薬との差を明らかにするために治験に参加してくれる患者数を増やすなど、かなりの苦労を強いられる。また効果量が大きいだけではダメで、副作用が許容できる程度に収まる必要もある。メリット(エフェクト)がデメリット(リスク)を十分に上回っている必要があるのだ。
「効果量が小さい薬物を服用する意味はあるのか」という質問を受けることがある。悩ましい問題である。たとえ効果量は小さくても4階まで合わせれば十分な治療効果を発揮することが大部分だ。皮肉な言い方になるが、服用しなければプラセボ効果も得られない。「全部足して治ればよい」――少し乱暴なようだが、先の質問にはそのようにお答えすることにしている。
「偽薬効果が大きい病気であれば偽薬を服用したい、副作用も少ないだろうし」そのように考える方もおられるだろう。しかし残念ながら偽薬と分かって服用すればプラセボ効果は得られないというジレンマがある。患者に分からないように主治医が偽薬を処方できれば別だが、倫理面の問題もあり、医療現場では通常行われていない。
プラセボ効果はイリュージョンではない。新薬への期待やライフスタイルの改善を通じて患者の自然治癒力が引き出されているのだ。普段の診療でもプラセボ効果は存在する。薬の作用や副作用を丁寧に説明して患者の信頼を勝ち取れば、薬の効果は倍増する。
無愛想で患者に優しくない医者が処方した睡眠薬と、患者の信頼の厚い医者が処方した偽薬、かなり良い勝負になるかもしれない。臨床試験を行えば話題になることは間違いないが、患者も医者も試験に参加したがらないだろう。
睡眠薬を処方しても寝つきが22分しか縮まらない…そのようなことにならないよう丁寧な診療を心がけたいものである。
         
        
対象が「睡眠」ですが、記事中の「プラセボ対照・無作為化・二重盲検・群間比較試験」という部分に、プロアクティブ治療の問題点の一つがあります。
長くなりましたので、続きは明日にしましょう。

                                
おまけ★★★★博士のつぶやき

プラセボ効果は、目に見えないだけに、「やっかい」な部分も多いじゃろう。
なぜかというと、最初の治療ではこのプラセボ治療で「効いた」のが、次に同じ治療を受けると「効かなかった」ということがあるからじゃ。
もちろん、薬を使用したことによる副作用などマイナスのリスクは大幅に軽減されるわけじゃが、ヒトは心身のバランスを保って成り立っておることは忘れないようにした方が良いじゃろうの。

2017年3月20日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

              
ブルーライト、って目に悪いイメージがあるけど、実は、体に必要な面もあるみたい。
そんな記事を紹介するね。
      
       
●「ブルーライトが目に悪い」は本当か?
http://news.goo.ne.jp/article/10mtv/life/10mtv-998.html
       
●「ブルーライトは目に悪い」は本当?
      
最近よく見かけるようになった、ブルーライトをカットする眼鏡。スマートフォンやタブレット、パソコンによる疲れ目を緩和するのに効果があるとして、お世話になっている人も多いでしょう。しかし、ブルーライトは本当に目に悪いものなのでしょうか。筑波大学眼科教授の大鹿哲郎氏が、この疑問に答えてくれました。
そもそも、なぜブルーライトは目に悪いというイメージを持たれるのでしょうか。ブルーライトは文字通り「青い光」を意味しますが、目に見える光(可視光)の中で、青は波長が短い光です。そして波長は短い方が、強いエネルギーを持つとされます。赤外線よりも、紫外線の方が人体に与える影響は大きいですよね。あれと同じです。
ブルーライトは、エネルギーの強い光だから、目に与える影響も強そう、ということから、ブルーライト=「目に悪い」というイメージが出来上がった、と考えられます。
       
●実は日常生活に不可欠だったブルーライト
        
しかし、大鹿教授によれば、ブルーライトは日常生活になくてはならないものです。ブルーライトを感じるのは、網膜にある細胞です。この網膜の細胞がブルーライトを感知すると、脳にその信号が伝わり、信号を受け取った脳はメラトニンという物質を出します。
このメラトニンは、体内時計を司っているとても重要な物質です。これがうまく働かないと、一日の体内リズムが狂ってしまいます。つまりブルーライトは、目に悪いどころか、人間の体内時計をきちんと機能させるためのものなのです。
ブルーライトは携帯端末だけでなく、太陽光にも含まれます。朝起きてカーテンを開けると、自然のブルーライトが目に入ります。私たち人間の体は、こうやって「朝が来た」ことを知ります。まさにブルーライトによって、体が起きるのです。
逆に言えば、体が眠りに入ろうとする時に、スマートフォン等を使ってブルーライトを浴びてしまうと、体は「あれ?朝?」と勘違いをしてしまい、体内時計が狂ってしまいます。ブルーライトが「目に悪い」とすれば、それは就寝前にスマートフォンやパソコンを見ることで、眠りが浅くなったり寝付きが悪くなったりするからです。
つまり、ブルーライト=「目に悪い」というより、ブルーライトを浴びるタイミングに問題があった、ということです。大鹿教授が強調するように、朝起きた時にはブルーライトが必要ですが、夜寝る前にはあまり必要ないのです。
        
●大切なのは、うまく付き合うこと
       
大鹿教授によれば、ブルーライトによって目が疲れやすくなったり、障害を起こしたりするはっきりした因果関係は、まだ解明されていないそうです。つまり現時点では、ブルーライト=「目に悪い」という医学的証拠はない、ということです。
ブルーライトカットの眼鏡も、まったく無意味というわけではないにせよ、目が疲れる原因はブルーライトに限りません。だから、眼鏡を変えれば疲れ目が劇的に良くなるわけでもありません。
また、もし外国旅行に行って時差ボケを起こしたら、外に行って日光を浴びれば、ブルーライトによって体内時計がリセットされ、時差ボケを解消することができます。
このように、ブルーライトは人間が健康的に生活していくために不可欠なもので、むやみに怖がる必要はありません。体が必要とするときはブルーライトを浴び、必要ないときはあまり目に入れないようにすればよいのです。
ブルーライト=「目に悪い」というのは、思い込みだったようです。うまく付き合っていくことが大切ですね。
         
       
記事を読むと、ブルーライトが体内時計を調整する働きがあるから、「浴びる時間」によって、良い悪い、が関係してくるのであって、目に対する影響は、まだエビデンスはないみたいだね。
とはいえ、就寝前のスマホやパソコンは、体内時計のリズムに影響を与えている面は多いみたいだから、気をつけるようにした方が良いかもね。

                    
おまけ★★★★大田のつぶやき

ブルーライトが体内時計と関係していることは、以前からわかっていましたが、今の私たちの社会生活環境下においては、不可欠なものとなっていることも事実でしょう。
実際、あとぴナビの会員の方で、就寝3時間前になったら、スマホは見ない、と決めてから夜の睡眠が取りやすくなって、お肌の状態も良くなった、という例があります。
睡眠が取りづらい人は、気をつけるようにしましょう。

2017年3月19日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
アトピー性皮膚炎の方にとって、皮膚のバリア機能を、どのように維持するのかは大きなテーマです。そしてこのバリア機能の維持のためには、スキンケアが不可欠だといえますが、今日は、保湿剤の必要性について過去の医学論文を調べた研究の記事がありましたので、紹介しましょう。
         
          
●アトピー性皮膚炎に保湿剤は効く?
https://medley.life/news/item/58c0c22767f66981048b4570
      
アトピー性皮膚炎の治療にはステロイド薬や免疫抑制薬が有効ですが、スキンケアも大切です。保湿剤の効果について、これまでの研究でどのような結果が出ているかが調査されました。
       
▼アトピー性皮膚炎に対する保湿剤の効果
         
文献を調査する方法で、アトピー性皮膚炎に対する保湿剤の効果として過去に報告されている内容をまとめた研究を紹介します。
この研究では、研究データベースを2015年12月の範囲まで検索し、関係する研究報告を集めました。アトピー性皮膚炎の患者を対象として、保湿剤を使うか使わないかをランダムに割り当てる方法の研究(ランダム化対照試験)を選びました。
         
▼症状がわずかに改善
        
採用基準を満たす77件の研究が見つかりました。
データを解析した結果、保湿剤を使うことで重症度のスコア(SCORAD)がわずかに改善すると見られました。
副作用の可能性があるヒリヒリ感、かゆみ、赤み、毛包炎などの数は、保湿剤を使わない場合と比べて統計的に違いが見られませんでした。
尿素を含むクリームを使った人は、皮膚の状態がよくなったと自己申告する割合がわずかに増えましたが、副作用の可能性がある症状などもわずかに増えると見られました。
グリセロール(グリセリン)を含む保湿剤を使った人は、重症度のスコアがわずかに改善し、皮膚の状態がよくなったと感じることもわずかに増える一方、副作用の可能性があることの数は保湿剤を使わない場合と違いが見られませんでした。
研究班は「ほとんどの保湿剤は何らかの有益な効果を示した。どれかの保湿剤がほかのものより優れているという信頼できる証拠は見つからなかった」と結論しています。
       
▼まとめ
        
アトピー性皮膚炎に対して、保湿剤の効果は医学研究の結果としても確かめられていました。
アトピー性皮膚炎では、皮膚がかゆくて掻く、掻くと皮膚が傷付いてますますかゆくなるという悪循環も起こりがちです。保湿剤などを使って皮膚の状態をよくすることには意味があると考えられます。
保湿剤がすべての患者に有効というわけではありません。また、保湿剤だけで完治を期待することは必ずしも正しくありません。必要なときに必要なだけ薬を使うことは大切です。
治療の中にうまく保湿剤も取り込むことで、少しでも症状を楽にしたい人の役に立つかもしれません。
         
         
最近のアトピー性皮膚炎の研究から鑑みると、このスキンケアの必要性は言うまでもないことでしょう。
とはいえ、過去の文献を精査したことで、有意性があったことは意味が大きいと思います。
一般的なアトピー性皮膚炎の研究で考えると、現状では、「保水」「保湿」の差をあまり考えてはいないようですので、今後の研究においては、「水分」と「油分」をアトピー性皮膚炎のダメージ肌に使用した場合の差異なども対象になることを願いたいと思います。
もちろん、研究には「目的」がある以上、多くの研究が薬や何らかの有効成分を基礎に行われていることは仕方がないことかもしれません。
しかし、少なくとも「保湿剤」を使用することがアトピー性皮膚炎に対して有効であるならば、広義の意味での「保湿剤」ではなく、水分系アイテム、油分系アイテム、ジェル系アイテムなど、多岐にわたる種類の中で、どういった症状の方にはどういった種類のアイテムが有効なのか、またその理由なども探ってもらうと、より細かなアトピー性皮膚炎のケアにつなげることができるのではないでしょうか?
今後の研究に期待したいと思います。

                   
おまけ★★★★東のつぶやき

もう一つ興味深い点は、「尿素」の場合、効果とともに副作用もみられた、という部分でしょう。
ダメージ肌に対して、何か目的をもって有効性が確認できる成分は、その効果が強ければ、同時に「反作用」も起きやすい可能性があります。
グリチルリチン酸などもそうですが、効果と副作用は対の関係にあることを忘れないようにしましょう。

2017年3月18日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、アレルギーに関係する記事を紹介するね。
         
        
●ダニが媒介する「牛肉アレルギー」?血液型は必ずA型かO型、日本では島根県で多発
http://healthpress.jp/2017/03/ao.html
        
糖質制限ダイエットや長寿者が肉食を愛好しているなどの健康情報、はたまた熟成肉ブームもあって、巷では肉食が人気だ。今回は意外な「牛肉アレルギー」について説明しよう。
ウシ、ブタ、ヒツジなどの獣肉には「α-gal」というアレルゲン(糖鎖抗原)が含まれ、この抗原はヒトとサルを除く哺乳動物の血管内皮細胞に発現している。そして、牛肉や豚肉のアレルギーの症状は、肉を食べたあと3~6時間で「遅発性じんま疹」としてあらわれる。
2011年、米国で、牛肉アレルギーの発生地域が、マダニ(tick)によって媒介される「ロッキー山紅斑熱」と呼ばれる重症の「リケッチア感染症」の発生地域と一致することが報告された(「リケッチア」は節足動物によって媒介される小さな細菌の仲間)。
そして、ヒトを吸血する「キララマダニ」の唾液中にあるα-gal抗原が動物の体内に注入されることが証明された。
つまり、マダニに咬まれた人がα-gal抗原に感作(体内に抗原が入ること)され、のちに牛肉を食べたときに、アレルギー症状が出るというわけだ。
マダニは草むらで待ち構える大型(体長は数mm~1cm)のダニで、ハウスダストやお好み焼き粉などの中に棲む小型ダニ(mite)と違って、肉眼でも容易に確認できる。もっともマダニには、幼生と若虫の時期もあり、いずれも吸血する。サイズの小さい幼生は肉眼的に確認しづらい。
マダニは、ヒトや動物の皮膚に1週間ほど寄生し、産卵のためにたっぷりと吸血するが、宿主に気づかれないように痛み(かゆみ)止めと血液凝固阻害物質も皮膚へ注入する。ちなみに、マダニは種類が多く、ヒトを咬むマダニだけも日本には18種が知られている。
         
▼牛肉アレルギーの人の血液型は必ずA型かO型
        
面白いことに、牛肉アレルギー患者の血液型は、必ずA型かO型で、B型、AB型の人はかからない。その理由は、糖鎖抗原であるB型血液型抗原の構造はα-gal糖鎖に側鎖としてフコースという糖が結合した形であり、α-gal抗原に対して免疫寛容状態になっているからだと考えられる。
また、α-gal抗原は霊長類を除く哺乳類に限って発現するため、牛肉アレルギー患者が鶏肉や魚肉を食べても安全だが、カレイの魚卵に対してだけはアレルギー反応を示す。カレイの魚卵にα-gal抗原が含まれるためだ。
このα-gal抗原に対するアレルギー反応は、IgE型抗体(アレルギー反応の主役となる免疫グロブリン)による反応である。不思議なことに、ヒトやサルの血清中には、IgG型ならびにIgM型の抗α-gal抗体が自然抗体として大量に存在している。しかも、この自然抗体はABO血液型に関係なく、すべてのヒトやサルが保有している。
この抗α-gal自然抗体は、異種移植において「超急性拒絶反応」が生じる直接要因となっている。つまり、ブタの組織をヒトに移植すると、直ちに拒絶反応が生じる。抗α-gal自然抗体が、ブタ組織の血管内皮細胞を障害するからだ。なぜ、IgE反応だけが血液型依存性なのか、改めて自然の不思議さを感じざるを得ない。
          
▼進行の大腸がんや頭頚部がんの患者の中にも牛肉アレルギーが
        
さらに興味深いことに、進行の大腸がんや頭頚部がんに対する分子標的治療薬であるセツキシマブ(商品名:アービタックス)に対するアレルギーを引き起こす人は、牛肉アレルギー患者であることもわかってきた。
セツシキマブは、ヒト表皮増殖因子受容体(EGFR)に対するヒト化モノクローナル抗体である。遺伝子操作によってマウス由来の抗体分子の7割程度が、ヒト由来の分子構造に置き換えられている。
セツキシマブのマウス由来のFab部分(抗体分子の抗原結合部位)には、α-gal糖鎖が含まれている。したがって、セツキシマブの点滴静注の前に、マダニ咬症の既往や牛肉アレルギーの有無、そして血液型の確認が求められる。
         
▼牛肉アレルギーは日本では島根県で多発
        
わが国で牛肉アレルギーは、島根県で多発している。この地域には、フタトゲチマダニに媒介されるリケッチア症である「日本紅斑熱」が流行しており、実際、フタトゲチマダニの唾液中にα-galが証明された。
つまり、ダニに咬まれたことのあるA型ないしO型の人は、日本でも牛肉アレルギーに要注意といえそうだ。もし大腸がんや頭頚部がんにかかったときは、医師にその旨を伝えた方がいいだろう。
「日本紅斑熱」は、マダニの刺し口をみつけることが診断の決め手になる。そして、この皮疹を伴う熱病は西日本の特定の地域に分布する。
出雲大社のほか、伊勢神宮、熊野古道、徳島県南部・宇和島といった四国の辺境、宮崎県・綾の杜から大隅半島、天草、上五島などだ。森が昔のままに保存された地域に、このマダニ媒介性疾患が多発する。
「鎮守の森」に棲むシカやイノシシを吸血するチマダニ(の幼生)が、この日本固有のリケッチア症を媒介する。こうした「神さまが住む地域」の住民に牛肉アレルギーが多いかどうか、さらなる調査が必要だろう。
        
            
牛肉アレルギーが主にマダニと関係していた、というのは興味深いよね。
地域性もあるみたいだけど、食物アレルギーの中には、こうした外的要因により引き起こされるものが他にもあるのかも。
牛肉アレルギーがある方は、注意してみてね。

                      
おまけ★★★★博士のつぶやき

記事にある「血液型が関係している」というのも興味深い話じゃ。
よく「体質」という言葉が使われることがあるが、血液型が個人によって異なることは、まさしく「体質」という側面で考えて良いじゃろう。
A型やO型の人で、IgEが高い場合には、このα-gal抗原を疑ってみることも必要かもしれんの。

2017年3月17日

北です。

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、今回のテーマの最後で、「生活環境の対策について」です。
         
         
●春先のアトピー対策について
(2017年3月号あとぴナビ)
      
◇生活環境の対策
        
春先、転居や進級、就職など、生活環境が大きく変化すると、心身の両面にマイナスの影響が一時的に生じることがあります。
精神面では、環境が変化することによるストレスです。これは、必ずしもマイナスとは言えず、こうした「ストレス」が一時的であれば、生体に対して変調作用(良い変調作用)をもたらしてくれます。
ただ、そのストレスが過大だったり、長期間続くと、マイナスの影響がみられることになります。
睡眠や趣味の時間を持つ、体を動かすようにするなど、精神面で受けたストレスの解消はしっかり行うようにしましょう。
もう一つは、新しい生活環境によって受ける「化学物質の影響」です。
新築の家、ハウスクリーニングしたばかりの転居先などは、化学物質の影響が残っていることもありますし、新しい職場、進級・進学などでの新しい環境の化学物質の影響は意外と大きいものがあります。
職場や学校などは、個人のレベルで対応することが難しい場合もありますが、少なくとも住環境の変化により生じる恐れのある化学物質の影響は少しでも軽減できるように工夫しましょう。
        
       
生活環境の変化も、アトピー性皮膚炎にとっては、大きな影響をもたらすことがあります。
春先に多く見られる影響の「元」は、一つは環境の変化に伴う「ストレス」、そしてもう一つが生活環境内の化学物質の影響です。
ストレスも化学物質も、いずれも、主な体への影響は「内分泌」「自律神経」です。
その解消方法は、それぞれいくつかありますが(運動など)、環境の変化があった場合には、それらの影響が現れるリスクを鑑みながら、必要に応じて、早めの対策を行うように心がけた方が良いかもしれません。

春先は、一年の中で、もっともアトピー性皮膚炎の症状が悪化しやすい時期になる方が多いようです。
その原因は、人により異なりますが、対策はそれぞれありますので、必要に応じてしっかり対策するようにしましょうね。

                   
おまけ★★★★北のつぶやき

今回、ご紹介した記事は、電子版でもご覧いただけます。
興味のある方はご覧ください。

●あとぴナビ電子版
http://www.atopinavi.com/eb/index.html

2017年3月16日

北です。

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は、昨日の続きで、入浴の対策についてです。
         
         
●春先のアトピー対策について
(2017年3月号あとぴナビ)
      
◇入浴の対策
      
気温が上がり始める時期とは言え、月のほとんどはまだ寒い日が続きます。
冷えの対策として、入浴はしっかり生活の中に取り入れるようにしましょう。
入浴方法は、冬の時期と同じです。
       
39 ℃までの入浴温度で、成人であれば1回の入浴時間を30分ほどにして、半身浴を中心に、できれば1日2回の入浴を心がけることができれば「攻めの入浴」が実践できます。
「ジワッとした汗をかく」ことは、皮脂を伴う汗につながるため、自分の体で行うスキンケアにも役立ちます。
適切な温度での入浴は、血流を良くすることで、ダメージを受けたお肌の修復に役立つだけでなく、スキンケアにも役立ちます。
ただ、40℃以上での入浴を継続することは、アトピー性皮膚炎の方の肌にとって、マイナスを積み重ねる恐れがありますから入浴温度には十分、注意するようにしましょう。
         
         
記事に書かれているように、春先、まだ気温も高くない日が多いので、入浴の対策は冬と同じとなります。
ここで特に注意して欲しいのは、「入浴温度」です。
ブログでもあとぴナビ本誌でも、何度となく取り上げているテーマですが、実際のご相談では、冬から春にかけて、どうしても40℃以上の温度で入浴していた、さらに状態が悪化していた、というケースは多くなります。
体感的に、39℃以下は、ぬるく感じても仕方ありません。
しかし、「乾燥」と「冷え」は、アトピー性皮膚炎の方にとって「大敵」です。
40℃以上での長めの入浴は、乾燥にとって悪影響をもたらしますし、かといって短時間の入浴では、冷えの解消につながりません。
一般の方とアトピー性皮膚炎の方は、体に対する「良い影響」をどのようにもたらしていくのかを考えた場合、「入浴時間」「入浴温度」は、違ってくることを忘れないようにしましょう。

明日は、最後の生活環境の対策について述べます。

                           
おまけ★★★★大田のつぶやき

最近、ご相談をいただく中で、「今年の冬は状態が良く過ごせた」というお話を何件かいただきました。
その状態が良く過ごせた方々に共通していたのは、「お風呂の温度を下げた」という部分です。
最初は、ぬるくて辛かったけど、薬用重炭酸湯など温まれる入浴剤などを併用することで、徐々になれて、最後は高い温度で逆に入れなくなった、とういことでした。
ぬるめの温度と高めの温度は、実際、大きな差が「お肌の状態」につきますので、気をつけるようにしましょう。

2017年3月15日

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                             
今日は、今月のあとぴナビの記事より、「春先のアトピー対策」について紹介しましょう。
今日はまず、スキンケアの対策についてです。
         
         
●春先のアトピー対策について
(2017年3月号あとぴナビ)
        
春は、転居や進級、就職など「生活環境の変化」と、気温や湿度の変化に伴う「環境要因の変化」の二つにより、一年の中でもっともお肌の状態が低下しやすい傾向がみられる時期です。
この時期に大切な、アトピー対策について考えていきましょう。
       
◇スキンケアの対策
        
冬から春への季節の変化は、お肌に対して大きく三つの要因で影響を与え始める時期です。
「気温の変化」「紫外線の影響」「飛散物質の影響」の三つです。
この変化のピークは、もう少し先の時期になりますが、転居などに伴う生活環境の変化が日内リズムを乱すと、環境要因の変化は、お肌に対して大きなダメージを与えることがあります。
基本的なスキンケアについては、冬の時期の延長線(保水の対策、保湿の対策に重点を置く)と考えてよいのですが、そこに下記の対策をプラスするようにしましょう。
        
▼気温の変化
       
日によって、突然、春から初夏の陽気が見られたかと思えば、その翌日には真冬の気温まで低下する、といった気温の上下変動が大きい時期です。
こうした気温の変化による体への影響の中で、気をつけたいのは「汗」です。
寒いと思っていたら気温が上がって、汗ばむ状況のまま一日過ごしたら、蒸れてそこから痒みが生じて、お肌の状態が急激に悪化した、という相談を受けるのは、3~4月がもっとも多くなります。
気温の変化に合わせた衣類や寝具の調整、そしてスキンケアアイテムの調整も行うようにしましょう。
      
▼紫外線の影響
       
紫外線のピークは、5月以降ですが、3月ぐらいから日照時間も長くなり、紫外線の影響が見られ始めます。
紫外線は、皮膚のランゲルハンス細胞に影響を与えることで、バリア機能の低下につながることがあります。
UVケアは、3月にはしっかり始めるようにしましょう。
      
▼飛散物質の対策
       
これから飛散物質は、少しずつ増えてきます。3月は花粉が多く、その次には黄砂、そしてPM2・5の影響も考えなければなりません。
皮膚に付着した、それらの物質は、バリア機能が低下した状態だと、免疫機能を刺激して、炎症を増加させることで痒みに繋がります。
衣類やマスクなど、物理的な対策が中心となりますが、帰宅時の洗浄など、ちょっとした工夫や対策はしっかり行うようにしましょう。
         
       
今日はまず、スキンケアの対策について述べました。
明日は、入浴の対策について見てみましょう。

                      
おまけ★★★★南のつぶやき

スキンケア対策は、アトピー性皮膚炎の方にとって、基本の対策ですが、春の悪化要因を考えた場合、特に気をつけたい部分が紹介した「気温の変化(汗対策)」「紫外線対策」そして「飛散物質対策」です。
特に飛散物質対策は、飛散の時期が明確に分からない場合もあり、毎年、春になるとお肌の状態が落ちる方は、常に意識しておいた方が良いかもしれませんね。

2017年3月14日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
アトピー性皮膚炎の方にみられる症状の一つに「寒暖差アレルギー」があります。
今の時期、室内と屋外など寒暖差が大きくなりやすいため、みられやすい症状ですが、花粉症との関係で記事がありましたので紹介しましょう。
        
       
●<医療>年々増える「寒暖差アレルギー」 花粉症との関係
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170305-00000014-mai-soci
          
季節の変わり目である3月は気温の差が激しく、「寒暖差アレルギー」が発症しやすい時期です。この時期はスギ花粉の飛散も始まりますが、花粉症などのアレルギーと関係はあるのでしょうか。筑波大学付属病院臨床教授、加藤士郎さんに聞きました。【医療ライター・狩生聖子】
     
寒い場所から温かい屋内に移動したとき、体がかゆくなった経験がある人は多いのではないでしょうか。これは暑さのために体の血管が急激に拡張し、周囲の細胞からアレルギー反応を引き起こすヒスタミンや好酸球などが放出されたためです。私たちの体は寒さで体温が低下すると自律神経の働きにより、熱を逃さないよう、血管が収縮します。逆に暑くなると血管が拡張して熱を逃がします。しかし、急激に体が冷やされたり、逆に温められたりする環境下ではこの切り替えがうまくいきません。そのために起こる過敏な反応を寒暖差アレルギーといいます。体のかゆみのほか、鼻炎の症状、せき、食欲不振や下痢など消化管の症状などが表れます。
外来で診療をしていると、寒暖差アレルギーに悩む人が年々、増えていることを実感します。原因の一つに、食物アレルギーや花粉症などのアレルギー疾患を持っている人が増えていることがあり、こうした人たちは寒暖差アレルギーを併発しやすいことが分かっています。食物アレルギーや花粉症などの発症には過剰な免疫反応があるといわれています。免疫反応には自律神経の働きがかかわっていることから、寒暖差アレルギーも起こしやすいと考えられるのです。
もう一つの原因として、気候の変動の影響があると推察しています。自律神経のバランスは気候によっても変わり、寒い冬は交感神経が、暑い夏は副交感神経が優位になっています。今の時期は交感神経から副交感神経モードに、徐々に体を慣らしていく時期です。このとき、急激な温度変化が起こると体がうまく対応しきれません。
        
◇こまめな衣服の脱ぎ着やマスクで対策を
       
寒暖差アレルギーの改善には自律神経を日ごろから鍛えておくことが大事なのです。そのためには適度な運動を心がけること。汗をかくと体温調節という自律神経の働きが高まります。また、筋肉がつくと熱が逃げにくくなるので寒さにも強くなります。
すぐにできる対策としては、衣服による調整があります。こまめに脱ぎ着をして、急激な温度変化にできるだけ体をさらさないようにします。寒い日は洋服を着込むだけでなく、帽子やマフラーで首から上を保護し、足元はレッグウォーマーで覆い、熱を逃がさないようにしましょう。鼻や喉が弱い人は粘膜への刺激を避けるためにマスクをするといいでしょう。
        
(以下、省略)
       
         
記事にあるように、寒暖差アレルギーのポイントの一つは「自律神経」にあることは確かでしょう。
気温差による影響を「上手に受け止められない」ことで「過剰反応」を示している、という感じでしょうか?
対策の一つは、睡眠をとる、入浴をしっかり行う、運動をする、など自律神経への働き掛けを反復して行うことでしょう。
記事の最後にあるように、マスクや衣類で寒暖差を小さくする(体感的に)という方法もあります。
寒暖差アレルギーの経験がある方は、気をつけるようにしましょう。

                         
おまけ★★★★博士のつぶやき

これから春になってくると、日によって、気温の上下が大きい。
そうなると、今回の記事にあったような「寒暖差アレルギー」の症状も見られやすくなってくる。
対策は、ヒトによって違うが、自分の症状が出やすい傾向が探って、しっかり対応することが大切じゃろうの。