2012年1月28日
東です。

さて、最近、インフルエンザの患者が急増しているようです。
●インフル患者報告急増、前週の3倍に-警報レベル保健所地域は8倍近くに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120127-00000000-cbn-soci
インフルエンザ定点医療機関(全国約5000か所)当たりの患者報告数が、16-22日の週は22.73人で、前週(7.33人)から約3倍に増えたことが27日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめで分かった。この値を基に同センターが推計した定点以外を含む全医療機関の受診患者数は約111万人。警報レベルを超えている保健所地域も、前週の18か所(8府県)から141か所(33府県)と8倍近くまで急増。注意報レベルのみ超えている保健所地域も、前週の112か所(29道府県)から262か所(44都道府県)と、倍以上に増えた。
都道府県別では、福井の59.88人が最多で、以下、高知(59.31人)、三重(52.17人)、岐阜(49.79人)、愛知(49.03人)、和歌山(41.48人)、香川(39.65人)、愛媛(35.49人)などの順。なお、全都道府県で前週の報告数を上回っている。
推計患者数を年齢層別に見ると、5-9歳が27.9%を占めたほか、10―14歳も18.0%に達した。以下は0―4歳が15.3%、30歳代が9.0%、60歳以上が8.1%、20歳代と40歳代がそれぞれ6.3%などとなっている。特に、最も多い5-9歳の患者数は約31万人で、前週(約8万人)から約4倍に急増している。
2011年12月12日―12年1月15日の5週間に検出されたインフルエンザウイルスは、A香港型が90%で最多。以下は、B型が9.6%、インフルエンザ2009が0.4%の順。
少し前のブログでも書きましたが、1位の福井は別にして、上位に高地、香川、愛媛など比較的気温が高い地域が含まれており、乾燥や気温以外の要因も考える必要があるように感じます。
特に、昨年秋以降、複数の感染症の患者が増加していることが分かっており、その原因に、震災以降のストレスによる免疫機能の低下、あるいは放射性物質による低量性被曝の影響など、いろいろと情報が飛び交っています。
ウィルスや細菌の変異、感染する側(私たち)の免疫力の低下、あるいは偶然増加しているだけ、いろいろと考えられますが、アトピー性皮膚炎の症状を悪化させる要因の一つには感染症が挙げられますので、今後、インフルエンザだけではなく、感染症の増加状況には注意を払った方がよいかもしれません。
ブログでも、何らかの感染症が流行しているという情報をキャッチした際には、お知らせしていきたいと思います。
おまけ★★★★南のつぶやき

インフルエンザに感染すると、一時的に高熱が出ることで、皮膚症状が改善することがあります。
注意いただきたいのは、この状況は、多くは一過性のものであり、熱が引くと、再び皮膚症状が現れ始めますが、その際に、慌てないようにして欲しいと思います。
推測できるのは、体内の感染症(インフルエンザ)に対し、Ⅰ型の免疫(感染症に対する免疫)が亢進し、その結果、Ⅱ型の免疫(アレルギーに対する免疫)が抑制された、ということが考えられます。
ただ、この場合、Ⅱ型のアレルギーが抑制できる条件(Th3の関与など)が必要になりますので、必ずしもアトピー性皮膚炎の人に必ず共通して現れる、ということではないようです。
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2012年1月27日
ジョシュアです。

今週は、関東地方でも積雪があるなど、寒さが続いています。
寒い日は、入浴でしっかり温まりたいところですが、アトピー性皮膚炎の方の場合、気になるのは、入浴後の乾燥でしょう。
そこで、今回は入浴後の乾燥を和らげる「APバスオイル」をプレゼントいたします!
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APバスオイルを3名様
「入浴後の乾燥がつらい」
こんな乾燥肌の悩みにお応えするべく開発されたバスオイル、それが「APバスオイル」です。
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メールの件名に「プレゼント応募」と記入して、本文には、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して送信してください。
また、当選者発表の際は、件名、お名前(フルネーム)、年齢で発表しますので、気になる人はペンネームも書いて下さい。
◆締め切り
2月5日(日)を締め切りとさせていただきます。
◆抽選&発表
2月7日に抽選します。
当選者の発表は、2月9日のブログにて!
◆注意事項
応募のメールはお一人様、一通のみとさせていただきます。
また、お名前、住所などの必須事項は忘れずに!
じゃあ、またね!
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

入浴後の乾燥は、入浴温度も大切なポイントです。
高い温度での入浴(40度以上)は、入浴後のお肌の水分蒸散量を上昇させることがありますので注意しましょう!
寒いから、ということで入浴温度を上げすぎないようにね。
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2012年1月26日
ジョシュアです。

今日は、1月13日のプレゼントの当選者の発表です!
いつもの通り、県名、お名前(ペンネーム)、年齢を表記しますので、チェックしてね!!
◆プレゼント
あとぴナビスキンケア・トライアル8点セットを10名様
発表です!
応募総数83通中、当選者の方は、次の方々です!
宮城県 山口このみさん(17)
栃木県 Y,Sさん(43)
東京都 ねむり鯰さん(24)
新潟県 toshiさん(28)
長野県 砂原冴美さん(26)
静岡県 こんちゃんさん(27)
愛知県 ミントさん(36)
滋賀県 よしこっちさん(50)
広島県 凛さん(43)
熊本県 松本里美さん(38)
以上10名の方が当選しました!
おめでとうございました!
商品の発送は、2月2日頃に行いますのでお楽しみに!!
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

明日も僕が登場です!
お楽しみに!
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2012年1月25日
東です。

今は冬場ですが、ここ数年「冷感タオル」が流行っています。
今の時期でも、皮膚に熱感を感じて、それで痒みが生じている方の場合、利用している方もおられるかもしれません。
この冷感タオルについて、あとぴナビの読者の方から情報をいただきました。
●Sさんからのお便り
お世話になっています。
冷却タオルのニュースがあったので、お知らせしておきます。
冷却タオルで首の痒みをとっている方はたくさんいると思うので、皆様に知らせてあげて下さい。
Yahooニュースより↓
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/consumer_protection/?1326985011
Sさん、情報をいただきありがとうございます。
調べたところ、NHKのニュースで、もう少し詳しく載っていましたので、そちらの内容を紹介しましょう。
●「冷感タオル」皮膚炎に注意
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120119/t10015393191000.html
水でぬらして首などに巻くと冷たく感じる特殊なタオルに、アレルギー性の皮膚炎を起こすおそれのある防腐剤が使われている商品があることが分かり、国民生活センターは、十分に洗って防腐剤の成分を取り除いてから使うよう注意を呼びかけています。
水でぬらすだけで冷たく感じるように作られた特殊なタオルは、乾燥すると固くなるため、防腐剤が入った水を染み込ませた状態で販売されているものがあります。国民生活センターがこれらの商品のうち8銘柄を調べたところ、7つの銘柄で、まれにアレルギー性の皮膚炎を起こすおそれのある防腐剤が複数使われていたということです。これらの防腐剤を化粧品などに使う場合は、法律で成分を表示することが義務づけられていますが、タオルはその対象になっていません。7つの銘柄はいずれも防腐剤を使用していることを表示しておらず、全国の消費生活センターには「タオルを洗わず、そのまま使用したら顔や首の周りが赤く腫れた」などといった相談が今年度11件寄せられているということです。国民生活センター商品テスト部の石崎行男課長は「去年の夏、節電に対する意識の高まりで売れた商品だが、使用されている防腐剤で、まれにアレルギーを起こすこともあるので、十分洗い流してから使用してほしい」と話しています。
ここで使用していた防腐剤が何かを調べたところ、国民消費者生活センターでも情報を配信しており、そこに掲載していました。
●水でぬらすだけで冷感が得られることをうたったタオル
-湿疹・かぶれの原因となることも-
http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20120119_1.html
使用されていた防腐剤は「イソチアゾリノン系(イソチアゾリンの構造基を持つ防腐剤)」でした。
主な用途としては、殺菌防腐剤、抗菌材などに使用されており、排水溝ハイター、塗料、接着剤など工業用製品などです。
アトピー性皮膚炎の方の場合、皮膚のバリア機能も低下した状態にあることが多く(特に、掻き壊し、乾燥がみられる場合)、そういった状態では、こういった強い防腐剤に反応することはあるでしょう。
実際、某大手衣販メーカーでは、販売している衣類にホルムアルデヒドによる防腐処置を行っており、そういった衣類を着用することで、皮膚炎が悪化した、という事例は過去にもありました。
今の時期は、冷感タオルを使用する方は多くはないと思いますが、夏の時期には使用する機会が生じるかもしれません。
アトピー性皮膚炎の方は、十分、注意いただきたいと思います。
おまけ★★★★大田のつぶやき

購入直後の衣類は、一度、洗濯してから使用した方が良い、という話を聞いたことはないでしょうか?
これは、商品が防腐処置(主にホルムアルデヒド)を行われていることが多く、一度、洗濯して落とした方が良いからですが、こういった皮膚に直接触れるもの(衣類だけでなく、今の時期だと、マスク、帽子、耳あてなど、いろいろあります)を使用した際に、皮膚に何らかの異常が現れた場合には注意するようにしましょう。
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2012年1月24日
今日は、今回のテーマの最後じゃ。
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「免疫機能の異常がある場合」の問題点と、まとめを述べたいと思う。
2.免疫機能の異常がある場合
これは、ステロイド剤の治療と同じ意味合いじゃな。
脱保湿により、皮膚の機能異常を自らの力で回復させた場合、皮膚の機能異常を原因とする「アトピー性皮膚炎」については、確かに回復させることは可能じゃろう。
じゃが、アトピー性皮膚炎の原因は、皮膚の機能異常のみにあるわけではない。
IgEが関与する免疫機能の異常状況もアトピー性皮膚炎の大きな原因の一つじゃ。
特に、年齢が低いアトピー性皮膚炎の患者の場合(小児、乳幼児)、どちらかというと、皮膚の機能異常上よりも免疫機能の異常状態の方が、原因としては強い傾向がある。
ステロイド剤が免疫を抑制することで、免疫反応により生じる炎症からくる痒みを「未然に」防ぐことができても、痒みを知覚する神経線維が直接皮膚に受けた刺激から生じる痒みに対応しづらいのと同じじゃ。
スキンケアは、皮膚の機能異常を回復させ、皮膚の機能異常から生じる痒み(バリア機能の低下から生じる異物の侵入による免疫反応、あるいは表皮の乾燥状態により表皮に侵入した痒みを知覚する神経線維による直接の痒みの刺激など)には対応できる。
じゃが、体内、それも血液内で行われておるIgE(免疫)の影響そのものに直接関与しているものではない(もちろん、バリア機能が回復することで表皮から侵入する異物との免疫反応については間接的に対応できることになるが、アトピー性皮膚炎に対するIgEの影響は皮膚からの侵入以外にも、さまざまにあるので)。
免疫機能の異常状態が全く関与していない(あるいは、皮膚の機能異常が最初の原因として存在し、から生じたバリア機能低下により、皮膚下に侵入した抗原との反応が二次的に生じている、つまり皮膚の機能異常が回復することで免疫機能の異常状態も影響しにくくなる場合)というのであれば、あるいは脱保湿を行い、自らのスキンケアの機能の回復を待ちながら、同時に、免疫機能の異常状態に対するアプローチ(自律神経や内分泌機能に対する影響=生活や生活習慣の改善)を行うのであれば、まだ良いじゃろう。
じゃが、生活、あるいは生活環境に、免疫機能の異常状態を引き起こす要因があり、その改善に着手しないでいたならば、ステロイド剤など免疫を抑制する薬剤も使用していないわけじゃから、病気の原因(睡眠や食事、運動、ストレスなどの生活要因、排気ガスやホルムアルデヒドなどの生活環境内の要因から生じる自律神経、内分泌系の異常状況により生じた免疫機能異常状態、というアトピー性皮膚炎の原因の一つ)の対処だけでなく、症状(免疫反応の結果生じた痒み)に対しても対応ができていない、ということになり、症状の悪化を防ぐことは相当に難しいことになる。
このように、脱保湿という方法は、「汗をかけない状況にある」あるいは「免疫機能の異常による痒みが生じている(主要因として)」というアトピー性皮膚炎の人には不向きな方法、ということじゃ。
逆に言えば、脱保湿に取り組むのであれば、「汗をかける状況にある」「免疫機能異常があまり見られない」という方であれば、その効果も出やすいじゃろうし、そうでない場合は、脱保湿という方法は失敗することがある、ということじゃし、実際、脱保湿に失敗した患者が数多く相談にきておるのを見る限り、そういった傾向は強い。
脱保湿を勧める医師は、多くが、脱保湿という方法が、「アトピー性皮膚炎に効果がある」と説明するじゃろう。
じゃが、脱保湿、という方法は、「スキンケア」という部分についてのみ対応しているのであって、逆に考えれば、スキンケアを行うことは、脱保湿が求める結果(スキンケアを皮膚に行う)を先に得ている(アトピー性皮膚炎の痒みにつながる皮膚の機能に与える影響、という点からみれば)ということでもある。
もちろん、スキンケアの成分が皮膚に対して刺激などの影響を与えている部分、あるいは外部からのスキンケアを行うことで、スキンケアを自らの力が行うことを阻害している、という点はあるじゃろう。
じゃが前者(刺激となる)については、刺激になりづらい成分のスキンケアを行うことでその影響は最低限に抑えられるし(もちろん、どのような成分も刺激となる方はスキンケアは良くないことは当然じゃが、多くのアトピー性皮膚炎の方の場合、皮膚に刺激が少なく使えるスキンケアはあるため)、後者(自らのスキンケアの力を阻害している)という部分は、まずスキンケア(手助け)で皮膚の機能の異常状態からくるアトピー性皮膚炎の原因の一つを解消し、その後、「環境的に」スキンケアを減らせるような状況下(夏場の汗をかきやすい時期など)で、スキンケアから離れれば良いのじゃ。
まあ、このスキンケアに対する考え方は、アトピー性皮膚炎に対して、どのようなアプローチを必要としているのか、考え方の違いにより異なってくるのじゃろう。
脱保湿が決して悪いわけではない。
脱保湿により、回復したアトピー性皮膚炎の人は大勢おられるじゃろう。
じゃが、脱保湿により回復できなかったアトピー性皮膚炎の人も大勢おるのじゃ。
なぜ、脱保湿が有効な場合と有効でない場合があるのかを、十分に考え、そして見極めなければならん、ということじゃな。
Uさんが、今後、脱保湿の治療を続けるのであれば、なぜ脱保湿が良いのか、そしてそのために何が必要なのか、自分は脱保湿を行える条件下にあるのかを、まずしっかりと認識した上で、取り組む必要がある、ということじゃ。
Uさんが、いち早く回復することを祈っておる。
おまけ★★★★博士のつぶやき
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あとぴナビでは、脱保湿という考え方は、今回、説明したような理由により取り入れていない。
逆に、適切なスキンケアを行うことが大切じゃと考えておる。
それは、同時に、入浴により汗をかける環境を整える、そして生活や生活環境の見直しを行う、という「条件」の前提の上で、じゃ。
脱保湿を行うのであれば、今回、説明した汗がしっかりかけているのか、免疫機能の異常状態に対する治療は行えているのか、という部分以外に、脱保湿により何を得られるのか、また脱保湿が補えないところはどこか、それはどのように対処していけば良いのかも、考えていく必要はあるじゃろうの。
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2012年1月23日
今日も昨日の続きで、脱保湿の問題について考えていきたい。

●脱保湿の問題点
1.皮脂膜を作る条件が整わない場合
これは、脱保湿を行う場合に、かなり重要なポイントじゃ。
なぜかというと、皮脂膜を作る条件が「いつまでも整わない」と、自ら行うスキンケアも望みづらい状況となる可能性があるからじゃ。
昨日、述べたように、皮脂膜とは、汗と皮脂が乳化してできる。
つまり、「汗」をある程度、かける状況でないと、皮脂膜そのものが作られづらい、ということが考えられる、ということになる。
アトピー性皮膚炎の方は、汗をかきづらい状況にある方が多い。
これは、アトピー性皮膚炎だから汗をかきづらい、というより、汗をかきづらい状況にあるから、自ら行うスキンケア(皮脂膜)が作り出せずに、皮膚の機能異常を招きやすい状況にある、と考えた方が良いじゃろう。
また、皮脂膜に関わるもう一つの要因である皮脂も、皮脂腺からでる物質じゃ。
そして、皮脂腺は汗腺の一部でもあるため、汗がかきづらい=汗をかく機能が低下している、ということで、皮脂も出にくい状況にあるケースもあるようじゃ。
では、汗をしっかりかけるようにするためには、どうすれば良いのか、というと、もっとも手っとり汗をかく「訓練」とは、運動じゃろう。
じゃが、汗をかくという運動は、ある程度、体に熱を持たせる状況を生み出す。
体が熱を持てば、その熱を放熱するために、皮膚の水分蒸散量が高まる(気化熱)。
皮膚の水分蒸散量が高まれば、一時的に、皮膚は乾燥することになる。
ある意味、矛盾が生じてくるわけじゃな。
こういった、汗をしっかりかく行為を行い、さらに「脱保湿」でスキンケアを行わないと、皮膚の乾燥から痒みを知覚する神経線維の問題も再燃するし、乾燥から痒みが生じることで、掻き壊しにより皮膚のバリア機能も失われやすい。
運動する→汗をかく→水分蒸散量が高まり皮膚が乾燥する→痒みの神経線維が表皮内に伸びたことで皮膚への直接の刺激で痒みが生じる→掻き壊す→バリア機能が低下する→異物の侵入による痒みを生じる(免疫反応による痒み)→掻き壊す→乾燥とバリア機能の低下が増える→自分の体でスキンケアを行うために運動する→(最初に戻る)
こういった悪循環に陥ると、抜け出すのは難しい。
もちろん、「運動」は一例ではあるが、脱保湿が上手くいかない方の場合、スキンケアが行えないことによるマイナス点から脱却できずにいる、つまり自ら行うスキンケアの機能がいつまでたっても回復していないと言える。
確かに、いずれ自らスキンケアを行う力が回復したなら、十分に悪循環から抜け出せるじゃろう。
じゃが、もともと汗をかきにくく、自らの力でスキンケアが行いづらい方の場合、かなり「偶然」的な要因を期待せねばならんじゃろう。
さらに、セラミドの不足状態、フィラグリンの関与、TGFβの関係など、他の要因により自ら皮膚のスキンケア機能を低下させる状況が加わっているなら、なおさら「自然に回復させる」ことは困難になってくるじゃろう。
では、先ほど運動を例にあげたが、その場合、皮膚が乾燥しないよう運動を行わなければ良いのか?というと、もともと汗をかきづらい方の場合、汗をかける要因が生まれなければ、そもそも自ら行うスキンケアの機能も高まりづらくなる。
ダメージを受けた肌に何のケアも行わず、ただ「偶然」に自ら行うスキンケアの機能が高まることを待つことは、決して得策とは言えんじゃろう。
体の機能の働きから考えれば、少し極端な例で言えば、運動選手が、訓練をせずに運動機能が高まるのを待つようなものじゃ。
したがって、まず「脱保湿」が有効に働くためには、「汗をかける状況にあること」が必要になると言えるじゃろう。
そして、汗をかけるようになるためには、何もせずに待つのではなく、能動的に汗をかけるための「訓練」(生活要因)も何らか行わなければならないということじゃな。
実際、相談で脱保湿を行っているけど症状が悪化している人に比較的共通しているのは「汗をかきづらい状況にある」ということじゃ。
体を変えていく、つまり自らスキンケアを行う機能を「育てていく」ためには、「育てる必要がある」ということじゃな。
明日は、もう一つの問題点「免疫機能の異常がある場合」について見ていきたい。
おまけ★★★★南のつぶやき

汗をかく、という行為は入浴でも得られますが、そもそも脱保湿を勧めている先生は、油分を失う恐れがある入浴については否定的な見解であることが多いようです。
確かに、高い温度での入浴は、入浴による油分の低下に加え、入浴後の水分蒸散量も上げるため、より乾燥状況を強くしますが、低温で半身浴で入浴するのであれば、少なくともじわっとした汗をかくという「訓練」はできて、また入浴後の水分蒸散量の低下も抑えられます。
それぞれの「機能」が何を意味し、何のために必要なのかも考える必要があるかもしれませんね。
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2012年1月22日
今日も機能の続きじゃ。
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スキンケアと脱保湿の関わりについて考えてみたい。
まず、なぜ、スキンケアが必要なのか、というと、昨日まで述べてきたように、アトピー性皮膚炎の方の皮膚が失われた状態になっている「バリア機能」そして、痒みの神経線維を真皮内に留めるために「角質層の水分保持」の二つを行わなければらならないからじゃ。
そのためには、
1.角質層内に水分を与える
2.角質層内の水分の蒸散を防ぐ
3.低下したバリア機能を補助する
ということが必要になってくる。
1が保水、2が保湿、3が保護、という考え方じゃな。
角質層内に保水で十分、水分を与え、その水分が蒸散するのを保湿により防ぐ(水分蒸散量の低下)、そしてバリア機能が低下した状態については、その代替えとなる状況を皮膚に作り出す、ということじゃ。
ヒトによっては、これらの状態がいずれも関わってくる方もいれば、一つだけ、二つだけ足りないかたもおる。
そういった場合、その「足りない」部分を、上手に補うことが大切であり、これがアトピー性皮膚炎の方に必要なスキンケア、ということになるじゃろう。
そして、アトピー性皮膚炎でないヒトは、この「スキンケア」を自らの体で通常は行っておる。
ヒトは、皮膚を健全に保つ機能として「皮脂膜」という「天然のスキンケア」とでもいうべき機能を持っておる。
皮脂膜とは、汗腺から出る汗と、皮脂腺から出る皮脂が混じり合ってできたもので、通常は、皮膚の表面全体を覆っておる。
この皮脂膜が、皮膚を覆うことで、水分の蒸散を防ぎ(角質層の水分保持を行い)、抗菌物質などがバリア機能を維持する役割を果たすことになる。
つまり、通常、ヒトは、外からの助けに頼らなくとも、自ら「スキンケア」を行うことができるようになっておる、ということじゃ。
ところが、自らの力で作り出す皮脂膜など「スキンケア」としての機能は、外からスキンケアが行われておると、自らの体がもつ機能は、必要性が少なくなることで働かなくなる、つまり機能が低下してしまうことになる。
また、通常のスキンケアアイテムなどにより、外部から与える「スキンケア」は、ヒトの皮脂膜の成分をまねていたとしても、厳密にいえばやはり「異物」じゃ。
つまり、スキンケアアイテムの成分そのものが、体にとって「刺激」となりうる可能性がある、ということじゃな。
そこで、「外部からの刺激(スキンケアの成分)を極力減らすこと」、そして「自らの力でスキンケアを行うようにする(外からのスキンケアに頼らない)」ことを目的に行われておるのが「脱保湿」(一切のスキンケアアイテムを使わない)ということじゃ。
脱保湿を行うことで、外からの刺激がなくなり、また外からのスキンケアがなければやがて自らスキンケアを行う力が復活してくることで、「通常の皮膚の機能を取り戻せる」ということにつながり、皮膚機能の異常状態に関与するアトピー性皮膚炎については、解消できるという考え方じゃ。
じゃが、この「脱保湿」にはいくつかの問題点がある。
1.皮脂膜を作る条件が整わない場合
2.免疫機能の異常状態がある場合
明日は、この問題点を考えてみたい。
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方の場合、後先の問題(痒みから皮膚の機能異常が生じたのか、皮膚の機能異常から痒みが生じたのか)はありますが、結果的に、皮膚そのものにダメージを受けることになります。
そのため、アトピー性皮膚炎=皮膚のダメージ、という病気、と考えがちになりますが、本当は、皮膚そのものに受けたダメージ(皮膚に現れている症状)とは、結果に過ぎず、原因ではありません。
スキンケアは、このダメージそのものに対する「ケア」ですから、アトピー性皮膚炎そのものを解決しているわけではないことは承知しておきましょう。
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2012年1月21日
今日は、昨日の続きじゃ。
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昨日は「バリア機能の問題」について考えてみたが、今日は「痒みを知覚する神経線維の問題」について述べてみたい。
●痒みを知覚する神経線維の問題
ヒトが痒みを知覚する場合、昔は、痛みを感じる「痛点」がその役割を担っていると考えられていた時期がある。
そのため、痛みと痒みはヒトにとって「近似した感覚」であるとも考えられていたのじゃが、最近では、痒みは痒みで近くするための神経が別にあることが分かっておる。
通常、痒みを知覚する神経は、その神経線維が「真皮」内にとどまり、角質層に受けた刺激をそのまま痒みとして感じることはあまりない。
じゃが、一定の条件が整うと、この神経線維が真皮から、その上にある表皮内に伸びてくることが分かっておる。
その条件が何かというと「乾燥」じゃ。
つまり、角質層内(表皮)の水分が減少することで、真皮内にとどまっていたはずの痒みを知覚する神経線維が、表皮内に侵入し、角質層がダメージを受けたいた場合、直接、皮膚に受けた刺激が、その神経線維を通して「痒み」として認識されることがある、ということじゃ。
アトピー性皮膚炎の場合、昔は、Ⅰ型(即時型)のアレルギーとして考えられていたことがある。
卵や牛乳、ダニやほこりが主な原因として考えられていた時期じゃな。
ところが、その後、Ⅰ型だけでは説明がつかない症状が増え、その後、Ⅳ型(遅延型)のアレルギーではないか、あるいはその両方が混じった状態ではないか、などいろいろな説が出ておった。
そして、最近では、アトピー性皮膚炎の病態の中に、アレルギーだけでは説明出来ないことが確認されたことで、この皮膚の機能の異常状態からくる原因が新たにクローズアップされてきた、ということがある。
最近では、TGFβやフィラグリンなど、さまざまな素因が最近では研究されておるが、いずれにせよ、皮膚の何らかの異常状態が「アトピー性皮膚炎」として認識されておることは確かじゃろう。
ここで一つ勘違いしてはいけないのが、アトピー性皮膚炎という病態自体を考えた場合、「アレルギーが原因(厳密には、アレルギーというよりIgE抗体による炎症)」や「皮膚の機能異常が原因」など、単一の原因のみで考えないことじゃ。
多くのアトピー性皮膚炎の病態は、その両方を混合して現わしていることが多い。
もっとも、アレルギー反応の結果、掻き壊しが生じ、その結果、角質層に異常をきたしたことをきっかけに、皮膚の機能異常が加わる、ということも多いように感じる(特に、子どもの場合は、この傾向が強いようじゃ)。
いずれにせよ、痒みの神経線維を表皮内に侵入させてしまうような条件が整うことが、アトピー性皮膚炎として要因を形成しておることは確かじゃろう。
では、この痒みを知覚する神経線維を元の真皮まで戻すにはどうすればよいのか?というと、角質層内の水分を保持した状態、つまり皮膚の乾燥状態をなくすことが必要になる。
少し話が横にそれるが、アトピー性皮膚炎の治療として用いられておる「ステロイド剤」「プロトピック軟膏」などの薬剤は、元々、痒みを抑える薬剤ではなく、炎症を抑える薬剤じゃ。
IgEによる免疫反応の結果生じた炎症を抑えることで、炎症から生じる痒みが抑えられる、ということなのじゃが、逆に考えると、炎症が生じていなければ、「痒みを抑える」という効果も得られにくい、ということになる。
この痒みの神経線維が関わる「痒み」も、炎症から生じる痒み、というものではなく、痒みを知覚する神経線維が受けた刺激により痒みが生じた結果、「掻く」ということで「炎症が生じる」ということじゃ。
当然、炎症に対してステロイド剤は効果を有するため、二次的に生じた痒みは抑えられるが、大元も痒みを知覚する神経線維そのものに直接作用しておるわけはないから、皮膚の乾燥が主要因となるアトピー性皮膚炎の人には、あまり効果がみられにくい、あるいは、最初はIgEによる炎症から生じた痒みが強い人で、その後、掻き壊しによる皮膚機能の異常状態を招いた方の場合、前者(免疫反応による炎症)には効果的に作用しても、後者(痒みの神経線維が刺激を受ける)には効果的ではなく、最初はステロイド剤が良く聞いていたが、やがて効かなくなってきた、という一因にもつながってくることがある。
そして、「痒みの神経線維の問題」を解決するため何が必要かと言うと、痒みを知覚する神経線維を真皮内に留められるように角質層内の水分保持をしっかりと行うことが必要、ということじゃ。
では、昨日とりあげた「バリア機能の異常状態」そして今日書いた「痒みの神経線維の問題」に、どのように対処しなければならないのか、というとそれが「スキンケア」になる。
明日は、このスキンケアの必要性と、脱保湿との関わりを述べたい。
おまけ★★★★東のつぶやき

今日、博士が取り上げた痒みの神経繊維の問題については、あとぴナビの特集でも取り上げていますので、詳しくはそちらをご覧ください。
●かゆみのメカニズムとアトピー
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=chishiki&c2=2&c3=1
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2012年1月20日
乾燥が続いておるの。
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ニュースでは関東地方で1カ月以上、乾燥注意報が出ているということじゃった。
アトピー性皮膚炎の人は、元々、皮膚機能の異常状態から、角質層での水分保持が行えず、乾燥傾向がみられる人が多い。
本来、こういった皮膚の乾燥状態に対しては、スキンケアが有効なのじゃが、一部の脱ステロイドを行っている病院などで「脱保湿」という方法が取られることがある。
今日は、読者からメールでいただいた脱保湿の質問にお答えしたいと思う。
●Uさんからのメール
質問があります。
子どもの頃からアトピー性皮膚炎で、ステロイド剤の治療を20年以上受けてきました。
ここ数年は、入退院も繰り返していたのですが、ステロイド剤が効かなくなっていることを感じ、また副作用と思われる状況もあるので、ステロイド剤以外の治療法を探していたところ、脱ステロイド剤を行う病院で脱保湿が必要であることを言われ、1年以上、実践しています。
ただ、明らかにカサカサした状態から痒みもあり、これを乗り越えないとだめだといわれていますが、脱保湿を始めてから症状が良くなったようには感じません。
脱保湿という方法はアトピー性皮膚炎に有効なのでしょうか?
また、どれくらいの期間続ければ、効果がみられるものなのでしょうか?
最初に病院から聞いた説明では、数か月で効果が現れ始める、ということを聞いていましたが、最近では自分の体が保湿できるようになるまで、何年かかかるかわからないこともある、と話が違ってきているので、不安です。
アドバイスしてください。
Uさん、こんにちは。
まず、脱保湿について考える前に、自分の体が行っておる「保湿」とはどのようなものか、また保湿がアトピー性皮膚炎にとってなぜ必要なのかを考えてみたいと思う。
まず、なぜアトピー性皮膚炎の方の場合、保湿が必要なのかと言うと、「バリア機能の問題」そして「痒みを知覚する神経線維の問題」の二つが考えられるじゃろう。
最初に「バリア機能の問題」から見ていきたい。
●バリア機能の問題
皮膚は、「最大の臓器」と言われておるぐらい、体にとって大切な器官じゃ。
大まかには、体液の流出を防ぐこと、体温の維持などの働きがあるが、アトピー性皮膚炎の考えた場合には、外部からの異物の侵入を防ぐことが大きな目的と言えるじゃろう。
体液の流出については、表皮と真皮の両方が関わる問題じゃが、外部からの異物の侵入という点については、表皮がある程度、ダメージを受けた段階で生じてくる問題になる。
表皮の中の角質層は、簡単なイメージで言うと、レンガを積み重ねてような状態じゃ。
このレンガがきちんと、積み重なっている状況の場合は、外部からの異物の侵入をある程度防げているのじゃが、一部の「レンガ」が壊れたり、レンガとレンガをつなぎあわせている部分が壊れたりすると、「隙間」が生じて、異物の侵入を許しやすくなる。
一部の研究では、アトピー性皮膚炎のヒトの皮膚はセラミドが足りない、という報告があるが、セラミドは、レンガとレンガをつなぎとめている部分に関わる脂質(細胞間脂質)じゃ。
このセラミドが足りないことで、隙間を作りやすい、また、角質層内の水分を蒸発させてしまう、ということが生じる。
外部から異物の侵入を許しやすい=異物による炎症反応が生じる、あるいは異物による刺激で痒みを知覚する、といった状況が生まれる。
このように、健全な皮膚の状況を保つには、まずは健全な「角質層」の状態を保つことが必要、ということになるじゃろう。
そして、健全な「角質層」の状態を保つことが、バリア機能を健全に保つ、ということにつながる、逆に言えば、バリア機能に異常状態が生じている=健全な角質層が保たれていない、ということでもある。
ちなみに、バリア機能の異常状態をもたらす原因は、セラミドだけにあるのではない。
アトピー性皮膚炎による痒みから、皮膚を掻き壊してしまえば、当然、角質層にダメージを受ける=バリア機能が低下した状態、ということにつながってくる。
いずれにせよ、バリア機能を健全に保つことが一つ、大切であることが分かるじゃろう。
次は「痒みを知覚する神経線維の問題」について述べたいが、長くなるので、続きは明日じゃ。
おまけ★★★★中田のつぶやき

セラミドは、角質層を健全に保つために、大切な成分ですが、ヒトのセラミドを考えた場合、皮膚にセラミド成分を塗布するよりも、セラミドを自らが作り出せるよう摂取することの方が大切であることが分かっています。
これは、皮膚にとって必要なセラミド(細胞間脂質)には、いくつかの種類があり、それらを有効的にかつバランスよく「配置」するためには、体内でセラミドを作り出すことが必要だからです。
よく、セラミド入りのスキンケアアイテムがありますが、もっとも効果的にセラミドを利用するためには、皮膚への塗布より、サプリなどからの摂取が必要だと言えるでしょう。
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2012年1月19日
東です。

一般的な「説」とされていることが、実態とは違っていた、ということは良くある話ですが、先日、Webでインフルエンザの流行地域の記事が出ていました。
●インフルエンザにかかった人が多い都道府県ワースト10
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120116-00000001-dime-soci
忙しい時ほどかかり、注意したくても、どこで流行するかもわからないインフルエンザ。そこで、過去5年間の12~3月にインフルエンザになった人が多い都道府県を調べてみると、トップは意外にも宮崎県。ほか上位になったのも寒い地方ではなく、温暖な九州地方が多いのだ。
この原因を探るべく宮崎県健康増進課感染症対策室に聞いてみると「宮崎県はインフルエンザにかかった時に行く病院が限られているので集中的に報告数が伸びる傾向がありますが、九州地方が多い理由はわかりません」と言う。
国立感染症研究所感染症情報センターでも、わからないとのこと。そこで「インフルエンザウイルスは乾燥した気候で増える」という仮説のもと、気象庁に「九州地方は乾いた風が吹いて乾燥しやすい傾向はありますか」と聞いてみると「ありません」とそっけない答え……。
一方、インフルエンザにかかった人の割合が少なかったのは、大阪府(2.57%)と東京都(1.78%)という大都市。人の数と比例してウイルスも多いだけに、住民の健康管理意識が高いのかも? 原因はともかく、九州地方の方々は万全な対策を!
確かに、インフルエンザの流行は冬場が多く、その理由として一般的には空気の乾燥が多くなることが挙げられています。
しかし、今回の都道府県別の調査では、
1位 宮崎県
2位 大分県
3位 沖縄県
4位 長崎県
5位 山口県
6位 高知県
7位 鹿児島県
8位 佐賀県
9位 福岡県
10位 福井県
といった具合に、10位の福井県以外、実に10位以内中9つが、南の地域で占められていました。
記事中にあるように、南の地域の県は特に空気が乾燥している、ということはなく、気温と湿度は比例しやすいため、気温が低い北の地域の県よりは、空気は逆に乾燥していない状況です。
ということは、「実は乾燥がインフルエンザの流行には直接関係していない」もしくは「乾燥以外に、インフルエンザの流行に関与する有力な原因が存在する」といういずれかが考えられるでしょう。
記事中では、そこまで載ってはいませんが、いずれにしろ、一般的な「常識」にとらわれ過ぎることで、実態とかけはなれてしまっていた、ということは気をつけて欲しいと思います。
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎に対しても、一般的な「常識」が、実は患者の実態とかけ離れていた、ということはいくつもあるでしょう。
ステロイド剤を安全だとしていた20~30年前では「常識」だった治療法が今は、使い方次第で副作用が認められるリスクを認めるようになったり、あるいは同じく20~30年前はアトピー性皮膚炎の人は入浴や体を洗うことはダメだとされていたのが、今はそうではないことが分かったりしています。
あと20年すると、現在「常識」と思われていることが覆されていることもあるかもしれませんね。
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