2019年6月16日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、Webで見つけた考えさせられる研究記事を紹介しましょう。
         
         
●殺虫剤で蚊が増える、予期せぬ副作用が明るみに
https://www.goo.ne.jp/green/column/natgeo-00009WtS.html
         
殺虫剤は蚊を減らすのに失敗しているどころか、天敵を殺してしまうことによって、むしろ蚊を繁栄させているかもしれない。少なくとも、ある1つの地域についてはそのようだ。5月16日付けで学術誌「Oecologia」に掲載された論文は、殺虫剤が生態系に与える影響について、新たな問題点を明らかにしている。
調査はコスタリカで実施された。そこに生息する蚊は、害虫駆除を目的とする一般的な薬剤に対して耐性を進化させていた。一方、蚊の天敵はそうした進化を遂げておらず、結果的に蚊の個体数を急増させてしまった。
米国ユタ州立大学の生態学者で論文の著者であるエド・ハミル氏は、コスタリカ北部のオレンジ農園で調査をしていたとき、殺虫剤が必ずしも狙い通りの効果を発揮していないのではないかと感じたという。
「人間の手が入っていないエリアよりも、農園にいるときのほうが蚊に刺されることが多い気がして、なぜなんだろうと疑問に思ったのです」とハミル氏は話す。
そこで、ハミル氏らの調査チームは、まずブロメリアと呼ばれるグループの植物を調べた。ブロメリアは米大陸の温暖な地域に見られる植物で、樹木や岩壁などに着生するものがある。バラの花のようにぎっちりと重なり合った葉の中心に水がたまり、そこにはWyeomyia abebelaという種の蚊を含む、たくさんの昆虫の幼虫がすんでいる。つまり、蚊の発生場所だ。
チームは、殺虫剤が使用されていない森の中のブロメリアと、中には20年以上にわたって殺虫剤が散布されているという農園内のブロメリアを調べた。コスタリカのオレンジ農園では、アブラムシを駆除するためにジメトエートという殺虫剤を使用しているが、この薬剤は他にも多くの種の昆虫を殺す。米国では、柑橘類やトウモロコシなどの農作物に広く使用されている。
調査によってわかったのは、殺虫剤が使用されているにもかかわらず、オレンジ農園には手つかずの森に比べて2倍もの蚊がいるということだった。しかし、蚊の幼虫の天敵であるMecistogaster modestaという種のイトトンボの幼虫は、農園内では著しく少なかった。
調査チームはこれらの蚊とイトトンボの幼虫を実験室に持ち帰り、様々な濃度のジメトエートにさらしてみた。すると、農園の蚊は、森の蚊に比べて10倍の濃度のジメトエートに耐えられることがわかった。一方で、農園のイトトンボの幼虫にはそうした耐性はなかった。
耐性を進化させた蚊は、小さな楽園を見つけたと言える。天敵であるイトトンボがいない環境で、幼虫がのびのびと育つことができるのだ。
          
▼蚊の抑制は世界的に難しくなっている
          
米国サザンミシシッピ大学の昆虫生態学者ドン・イー氏に言わせれば、この研究結果はさらに大きな図式の一部だということになる。それは、蚊の抑制が世界的に困難になっているという現実だ。すでに世界各地で、多くの一般的な殺虫剤に対して蚊が耐性を持つようになっている。特に、危険な病気を媒介する種については懸念が大きい。なお、氏は今回の研究に関わっていない。
耐性の進化は殺虫剤がもたらした不都合な結果の1つに過ぎない、とイー氏は言う。他にも「競合解放」と呼ばれる現象がある。これは、殺虫剤を耐え抜いた数少ない生き残りが、たった1世代で個体数を回復させるというものだ。
「(蚊の)幼虫の密度が下がるので、(残った)幼虫たちは資源をたっぷり利用でき、より大きく成長するのです」とイー氏は説明する。大きな幼虫は、その後より多くの卵を産み、次の世代を繁栄させることになる。
耐性を進化させた蚊が、耐性を進化させられなかった天敵を逃れるという、今回ハミル氏らによって明らかにされた現象は、蚊が媒介する病気の阻止をより困難にする。ハミル氏によれば、Wyeomyia属の蚊が、近年中南米で蔓延したデング熱のような致死性の病気のウイルスを媒介するかどうかは不明だ。
しかし、イー氏が指摘するように、そうした病気を媒介する他の種類の蚊にもやはり、イトトンボのような天敵がいる。殺虫剤がそれらの蚊に逆説的な繁栄をもたらしているのかについては、今後の研究が待たれる。
          
            
蚊が「耐性」を持つ、という問題は、実はかなり深刻な状況を含んでいます。
なぜなら、「人類をもっとも殺している生き物」の1位が「蚊」だからです。
正確に言うならば「蚊が媒介する病原菌」ということですが、いずれにしろ、蚊が蔓延することは、あまり良い状況ではない、ということでしょう。
人が短期間の利益を得るために行う行動(農薬の散布など)が、長期的な視野でみると大きな影響を与えていた、ということは、抗生物質の耐性菌の問題などを含めて、いろいろありますが、動物は昆虫であれ病原菌であれ、自己保存のための「変化」を常に求めていく、というところを忘れてはならないのでしょう。

                         
おまけ★★★★東のつぶやき

今回の記事は、アトピー性皮膚炎の方には直接の関係はありませんが、耐性菌、という問題で考えると話は別です。
MRSAは院内感染の代表格ですが、黄色ブドウ球菌の感染症はこれから梅雨の時期、増えてきます。
環境も、健康を考えていく上では大切な素因の一つとなることを忘れないようにしましょう。

2019年6月15日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は、面白い記事を見つけたので紹介するね。
         
         
●加齢で減る酵素注射→若返り マウス成功、ヒトにも期待
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190614-00000005-asahi-soci
      
加齢で減少する血液中のたんぱく質の一種(酵素)を若いマウスからとり、老化したマウスに注射すると、身体活動が活発になり、寿命を延ばすことを日米研究チームが突き止めた。ヒトでも、加齢でこの酵素が減ることを確認しており、健康寿命を延ばす抗老化法の開発につながる可能性があるという。
14日、米専門誌セル・メタボリズム電子版に発表する。加齢で様々な臓器の働きが衰え、病気の原因になる。その一因に、加齢で減る「NAD」という物質がある。NADは、eNAMPTと呼ばれる酵素によって体内で合成される。
そこで、米ワシントン大や国立長寿医療研究センターなどのチームは、血液中のこの酵素を分析。6カ月と18カ月のマウスで調べると、オスで3割、メスで7割減ることがわかった。老齢マウスでは、この酵素の量が多いほど、その時点から長く生存する傾向があることもわかった。
酵素の量が保たれるようにマウスを遺伝子操作すると、高齢でも身体活動のレベルが1年若くなった。ヒトでいえば、50代が20代に若返るようなものだという。睡眠の質、学習・記憶力、網膜の細胞の働きなども高く保たれていた。
さらに、4~6カ月の若いマウスから、この酵素を含む成分を取り出し、26カ月のメスのマウスに3カ月間与えると寿命が16%延びた。毛並みもよくなり、活発に動いた。健康寿命にあたるような「中間寿命」を延ばすことを確認した。
米ワシントン大教授で神戸医療産業都市推進機構先端医療研究センター客員上席研究員の今井真一郎さんは「この酵素の働きは、抗老化法の手段になる可能性がある」と話している。
          
         
もし、この研究が、ヒトにも実用化されるようになると、良い面も悪い面も出てくることになるんだろうね。
日本では、人口の減少が懸念されているけど、世界的には人口は増加していて、このままでは必要な資源が足りない、といわれているぐらいだから、みんなが若返ったら、それこそ大変なことになるかもしれない。
考えさせられる記事だね。

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

寿命が伸びることの問題は、世界中の人が共通して享受するためには、ショウゴ君が書いているように資源の問題をクリアしないと難しいことは確かでしょう。
ただ、認知症や介護などの問題を抱える日本にとって、「健康寿命」が延びるという部分は良い面があるかもしれませんね。

2019年6月14日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
これから梅雨の時期、カビやダニの対策などを考えると、「掃除」はアトピー性皮膚炎の方にとって、一つのキーワードとなります。
そこで、興味深い記事を紹介しましょう。
       
          
●週1回以上床の水拭きをしている既婚女性はわずか3割!そもそも家に雑巾がない!?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190613-00010000-suitsw-life
         
暑くなると湿気でべたつきがちになる家の床。さらにこれからよからぬ虫も発生しやすくなり、食べこぼしをそのまま放置するのはとても危険です。そんな時は掃除機をしっかりかけて、できれば雑巾で拭き掃除……といきたいところですが、暑い中それをやるのは考えただけでダレてしまいそう。そもそも皆さん、床の拭き掃除しっかりやっていますか?
         
週1回以上床の水拭きをしている既婚女性はわずか3割!そもそも家に雑巾がない!?
一番少ないのがなんと「ほぼ毎日」(5.6%)。毎日雑巾がけをしている人は、かなり掃除意識が高い人といえます。
雑巾がけは「何かをこぼしたついで」にやる人が多い
アイロボットジャパン合同会社が既婚女性を対象に行なったアンケート調査によると、全体の83.6%が「自宅の床がフローリング」と回答。続いて「畳」7.3%、「カーペット」(4.9%)、「クッションフロア」(2.9%)となっています。床の掃除といえば掃除機が定番ですが、皆さんどのくらいの頻度で掃除機をかけているのでしょうか?調査結果は下記の通りです。
        
・掃除機掛けの頻度
ほぼ毎日……30.5%
2~3日に1回程度……31.8%
週に1回程度……24.5%
2週に1回程度……4.3%
月に1回程度……4.4%
年に1回以下程度……0.6%
来訪者が来るときに……1.8%
掃除機掛けを全くしていない……2.3%
            
「ほぼ毎日」「2~3日に1回程度」がそれぞれ約3割を占めるボリュームゾーンに。全体を見ると週1回以上かけている人が86.8%となっており、掃除機は日々のルーティンとして習慣化している人が多いようです。
          
しかし掃除機からさらにステップアップした、雑巾がけはどうでしょうか?同調査による頻度の調査結果は左の通りとなりました。
          
一番多いのは「何かをこぼしたついでに」(22.3%)。つまり何もこぼさなければ、ずっと雑巾がけをしないケースもありえるのです。そしてそれに続くのは「月1回程度」で19.4%。全体の結果を見ると週1回以上雑巾がけをしている人は32.8%と、掃除機に比べるとかなり少ないことが判明しました。
         
週1回以上床の水拭きをしている既婚女性はわずか3割!そもそも家に雑巾がない!?
使用する機会がなくても一応雑巾を用意している人が一番多い結果に。ないのは不安なのでしょうか?
多少床が汚れていてもOK。子どもが寝転がっても気にしない!
なぜ、雑巾がけはおろそかになりがちなのでしょうか?同調査によると、既婚女性が特に面倒だと感じる家事ナンバー1に輝いたのが「雑巾がけ」で、なんと全体の85.4%が該当していることが分かりました。これは「アイロンがけ」(78.9%)、お風呂そうじ(77.0%)という強力なライバルを押さえての1位で、いかに雑巾がけが敬遠されているかが分かります。さらに同調査では雑巾の使用状況について調査してみると、左のような結果となりました。
           
家にそもそも「雑巾の用意がない」という人が18.5%!一番多いのは「雑巾用意あり、最近の使用なし」(46.1%)で、雑巾用意があって最近使っている人は34.6%となっています。つまり3人に2人は雑巾がない、またはあっても使用していないのです。
          
そんな雑巾がけがおろそかになっているフローリングですが、汚れは気にならないのでしょうか?そこで同調査では自宅のフローリングに対する意識を調査。結果は次の通りです。
            
・自宅のフローリング意識調査
床の清潔さに自信はないが、子どもが寝転がっても気にならない……34.4%
床の清潔さに自信はあるが、子どもが寝転がると少し気になる……25.4%
床の清潔さには自信がない、子どもが寝転がると気になる……25.0%
床の清潔さに自信がある、子どもが寝転がっても全く気にならない……14.1%
自宅にフローリングがない……1.1%
           
理想の状態である「床の清潔さに自信がある、子どもが寝転がっても全く気にならない」は14.1%。一番多いのは「床の清潔に自信はないが、子どもが寝転がっても気にならない」となっており、案外子育て世代は床の汚れに寛容な人が多いようです。現実問題子育ては忙しく、そんなことに構っていられる余裕がないのでしょうか?
          
もしかしたら日々忙しくて雑巾がけがおろそかになり、それに罪悪感ある人もいるかもしれません。しかしそれはおおむね日本の平均的な感覚。おろそかになっているのはあなただけではないのです。
       
       
記事にあるように、今の掃除の主体は「掃除機」によって行われることが多いのですが、密閉された現在の住宅では、掃除機の排気などにより舞い散る「チリ」の問題は軽視できないものがあります。
特に、いろいろなところで使用される化学物質は、そうしたチリと結合して体内に入ると、アレルギーの症状を誘発することもあります。
そういった点からみても、基本的な家の掃除は、「雑巾がけ」という昔ながらの方法は、少なくともアトピー性皮膚炎の方にとっては理にかなった方法とも言えるかもしれません。
呼気から体内に入る物質の影響が気になる方は注意してみると良いかもしれませんね。

                            
おまけ★★★★博士のつぶやき

最近は、ロボット型の掃除機も普及しておる用じゃが、ここにも「面倒」をどのように避けるのか、という部分が関係しているのじゃろう。
「楽」な行動は、何らかの代償を払っていることがある。
こと掃除で言うと、記事に書かれた問題点は少し注意した方が良いかもしれんの。

2019年6月13日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
アトピー性皮膚炎のお肌のケアは、肌の状況と、取り巻く環境要因(乾燥時期なのか、汗をかく時期なのかなど)によって異なります。
一般的に、夏の季節は、乾燥する冬の季節と異なり、保湿を行わない方も増えてきます。
もちろん、肌自体が保湿する力(汗をしっかりかく)を持っていれば、特に必要ない、というケースも多いのですが、必ずしも夏は保湿が必要ない、というわけではありません。
今日は、記事をひとつ紹介しましょう。
       
          
●赤ちゃん 夏のスキンケア(1)夏こそ保湿
https://woman.excite.co.jp/article/child/rid_Sukucomu_254827/
          
日ざしがだんだん強くなっていく季節には特に、スキンケアが気になりますね。
子どもの肌のスペシャリスト、馬場直子さんにスキンケアについて詳しく教えていただきます。
忙しくてもなるべく保湿を欠かさないようにしているというママの疑問は・・・
        
Q 夏、汗をかいてベトベトなのですが、保湿した方がいい?
          
馬場さんの回答は、「夏でも保湿をしましょう。夏はたくさん汗をかくので、その汗を拭いたり洗い流したりするたびに、肌を守るバリア機能が壊れてしまうので、保湿剤を塗って補う必要があります」
子ども用の保湿剤には、ローションタイプとクリームタイプがありますが、夏はさらっとしたローションタイプがおすすめ。乾燥が気になる部分は、さらにクリームタイプを上から重ねて塗ると、効果が持続します。なるべく、肌荒れをそのままにしておかないほうがいいんですね。
          
▼保湿のポイントは、均一に保湿剤を塗ること。
        
ポイントは・・・・チョンチョンと点でいくつか置いてから、やさしくなでるように、すり込まないように塗る・風呂上がり20分以内に保湿をするとよい・適量を塗った部分にティッシュをつけて逆さにしても、ティッシュが貼り付いて落ちないくらいが適量
          
ここでもうひとつ質問。
        
Q 肌荒れから食物アレルギーになると聞いたことがあるけど、本当?
             
馬場さんの回答は、「食物アレルギーの症状が出るようになるきっかけは肌荒れです」
健康な皮膚には、外からの異物をバリアして守る働きがあります。
でも、皮膚が荒れたり湿疹があると、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)となる食物の成分が、皮膚から体内に入ります。すると、体内では、それを異物とみなして排除しようとする抗体がつくられてしまいます。そうすると、次にその食物を食べたときに、抗体が「異物が入ってきた!」と過剰に反応してしまいます。馬場さんによると、このようにして食物アレルギーが発症することがわかってきたのだそうです。
              
ふだんの生活でも、例えば、口のまわりによだれでかぶれた部分があって、そこに食べ物が付着したり、ハウスダストの中にアレルゲンが混じっていて、それが荒れた皮膚から体内に入るなど、食物アレルギー発症につながりうる場面があります。
               
だからこそ、「1年を通して全身のスキンケアが必要」だと馬場さんはいいます。
暑い夏は、皮膚のバリアが壊れやすい季節だといいます。
上手に保湿して、子どもの肌を守ってくださいね。
             
            
記事のポイントは、「夏でも保湿が必要」という部分でしょう。
なお、記事の中では「保湿」の意味合いが「潤い」を指していると思われます。
アトピー性皮膚炎の方の肌状態で考えた場合、必要なスキンケアの視点から考えると、もっとも必要なのは水分であり、保湿とは与えた水分の蒸散を防ぐための「カバーのケア」となります。
そのあたりも総合的にみていくと、今の時期は「洗浄」による皮脂の脱落が大きいことから、「保湿」が必要になってくる、という側面が強いかもしれません。
いずれにしても、夏でも「水分」ケアだけでなく、最低限のオイルのケアが必要になることは忘れないようにしましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

基本的なことを考えた場合、アトピー性皮膚炎の方と、そうでない方の「スキンケア」は意味合いが異なります。
アトピー性皮膚炎の方は、バリア機能の低下が症状悪化に直結することが多いので、そういった点も十分考慮に入れて、必要なケアを行うようにしましょう。

2019年6月12日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日は、アレルギーへの取り組みで面白い記事をみつけたので紹介するね。
          
            
●大気汚染予測使い「アレルギー対策」 「濃度把握でマスク着用などで」 聖路加国際大などの研究
https://mainichi.jp/articles/20190607/k00/00m/040/078000c
             
気象庁が解析した中国大陸から飛来する大気汚染物質の予測濃度を活用すれば、呼吸器などへのアレルギー対策を取ることができるとの研究結果を聖路加国際大などの研究チームが発表した。予測濃度と健康調査を比較すると、工場の焼却炉などから発生する硫酸塩の濃度が高いと、低い時に比べ健康被害の表れるリスクが最大で約6倍になったといい、「濃度を把握すればマスク着用などで予防できる」としている。
チームは2011年10~11月、鳥取県米子市に住む男女29人に目や鼻、喉、呼吸器、肌の症状、頭痛などについての自覚症状をアンケート調査。「無症状」から「極度」まで6段階に分け、2カ月間の日々の症状を報告してもらった。
その結果、気象庁の大気汚染物質予測濃度で硫酸塩の濃度が高い日ほどアレルギー反応で呼吸器や喉、発熱の症状が出る割合も高くなった。濃度の高い時は低い時に比べ「軽度」以上の症状の表れるリスクが呼吸器で約5倍、熱の症状では約6倍となった。
野焼きなど有機物を燃やすことで生じる炭素成分の濃度が上がると呼吸器や発熱、黄砂の濃度が高まると金属アレルギーなどで呼吸器や目などに症状が出る割合が高かった。
気象庁は現在、黄砂のみ予測濃度を一般向けに公表している。聖路加国際大の大西一成准教授(環境疫学)は「黄砂の比較的少ない秋に調査し、黄砂以外の成分もアレルギー症状に大きく関係していることが分かった」と指摘。「気象庁は硫酸塩などのデータも広く活用できるよう一般に公表してほしい」と話している。
          
         
当然だけど、呼気から受ける影響は、アレルギーは大きい、ということなんだろうね。
実際、黄砂やPM2.5で症状の悪化がみられるケースもあるみたいだから、気をつけようね。

                      
おまけ★★★★大田のつぶやき

飛散物質の影響は、7月頃までは続くことが多いようです。
今年は、長梅雨の予報もありますので、飛散物質の影響は軽減されますが、毎年、この時期に悪化する方は注意するようにすると良いでしょう。

2019年6月11日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
さて、今日は全国的に天候が不順なようです。
週初めは夏日もありましたが、今年はエルニーニョの影響もあって、梅雨空が長期間、続くような予報が出ています。
最近のアトピー性皮膚炎の方のご相談を見ていると、汗による痒みからくる悪化と、感染症からくる悪化が同じように増えてきています。
梅雨の時期、湿度も高くなり、同時に気温も上昇しますので、カビなどの発生が増えます。
これは、皮膚表面に生息している日和見菌(真菌群)も同様の環境となります。
特に、汗をかきやすく、その汗が湿度により蒸散せずに皮膚にとどまる状況が続くと、汗を餌にする真菌群の活動は活発になります。
アトピー性皮膚炎を悪化させる真菌群としては、マラセチア属が有名ですが、汗を餌にして増殖した真菌群の排せつ物は、起炎物質ですので、痒みを増加させ、炎症を悪化させます。
そこで掻き壊した場合、冬だとバリバリした乾燥状態を伴うことが多いのですが、夏の時期はジュクジュクした炎症になりやすく、バリア機能の低下により感染症が進むと、「次の痒み」をそこから生じさせることになります。
いわゆる「悪循環」がここで発生することになります。

そこで、今の時期、まず押さえておきたいのは、「洗浄」と「洗浄後のケア」の二つです。
できれば洗浄で一番良いのは、界面活性剤を使用していないAPゼロ・ウォッシュですが、手持ちのソープを使用する場合には、少し薄めて(5倍程度)使うようにすると良いでしょう。
石鹸を使われている方は、石鹸そのものが界面活性剤の固まりですので、皮脂をどうしても余計に落とししてしまいますから、洗浄後のケアに注意するようにしましょう。
洗浄後のケアのポイントは、「厚すぎないケア」です。
冬の乾燥時期は、肌に与えた水分を逃さないようにオイル系のアイテムで「蓋をするケア」が望ましかったのですが、これからは、水分蒸散量そのものが減少するので、オイル系アイテムでしっかり「蓋」をすると、熱がこもり、その熱により赤みや炎症、痒みを引き起こすということもあります。
乾燥状態が強い方はもちろん、オイル系アイテムでのケアが望ましいのですが、そうでない方は、オイル系アイテムで仕上げ(保湿)を行うのではなく、オイル系の成分を含んだクリーム系のアイテムで保湿を行うとよいでしょう(あとぴナビのアイテムでは、APクリーム+SD、デューモイストスキンクリーム、SSSスキンクリームなど)。

梅雨が始まるちょうど今の時期、感染症をできるだけ生じさせないことが、肌悪化を防ぐ大きなポイントとなります。
そのためには、日ごろのスキンケアに加えて、「洗浄ケア」を意識するようにしましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

ご自身のケア方法でお悩みの方は、お気軽にアトピー相談室までご相談くださいね。

●アトピー相談室 フリーダイヤル 0120-866-933(受付時間10時~19時)

2019年6月10日

北です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      
今日は今回のテーマの最後になります。
睡眠の部分を考えてみましょう。
    
      
●2019年6・7月号特集記事
ムシムシ、ジメジメの季節よくある悪化原因を以前にチェック
実例から改善策を学んでおこう。
              
▼睡眠不足
この時期になると「体がほてって眠れない」、「寝汗で夜中かゆくなる」という方からの相談が増えます。
これらの場合、睡眠環境を少し工夫するだけで、睡眠が改善できたという連絡をいただきます。
また、アトピー性皮膚炎の症状がきついときは特に、自律神経が乱れている場合が多いので、体温調節ができにくくなっています。布団に入ると急に火照ったり、いつまでも冷えを感じていたりなど。そのような時は、体は急に改善できないので、環境を体に合わせて、できるだけストレスを軽減してあげることが
大切です。
まずは「エアコン」と「扇風機」を上手に使うと睡眠が快適になったという声が多くあります。
結論から言うと、エアコンが苦手な方も、辛いときは上手に使用した方が良いということです。
例えば、寝る少し前にはエアコンをつけて、25度~28度の少し涼しめの快適な室温にしておきます。そして入眠する際に1度上げて、2~3時間後に切れるようにセットします。モードはドライでも冷房でもかまいません。
エアコンは苦手という方の場合は、入眠前に快適な室温にした後、寝る前にエアコンを切り、扇風機の風が直接体に当たらないように、部屋の空気が緩やかに循環するような向きにして弱かゆらぎ風でご使用ください。
かけ布団は、タオルケットでも良いので、使用した方が体の冷えすぎを防げるので使用してください。
また、生体リズム的に、体温が下がっていくときに眠たくなるので、どうしてもほてりが強い場合などは冷蔵庫で冷やした枕などをタオルでくるんで使うと、入眠しやすくなる場合があります。それでも寝汗がひどいときには、通気性の良いマットレスなどを使用して、熱が寝具にこもらい工夫も有効です。
かゆみを除き、良質な睡眠がとれない原因の一つに「体温調節がうまくできていない」がありますので、その際は環境をそれに合わせてあげるという柔軟な対応で乗り切りましょう。
             
            
言うまでもなく、睡眠はアトピー性皮膚炎にとって、重要な因子の一つです。
しかし、昨今の社会環境は、特に猛暑が続く近年の状況から考えると、睡眠がとりづらい状況にあることも確かでしょう。
エアコンは、睡眠をとるのに欠かせないアイテムの一つですが、肌の乾燥、というマイナス点も抱えています。
適切なケアをプラスして乗り切るようにしましょう。

                            

おまけ★★★★北のつぶやき

今回、紹介した特集記事は、あとぴナビの6・7月号でご覧いただけます。
興味のある方は、電子版を用意していますのでご利用くださいね。

●あとぴナビ電子版
http://www.atopinavi.com/eb/index.html

2019年6月9日

北です。

 

 

 

 

 

 

                     
今日も昨日の続きです。
夏場になると質問が増えるプールについて考えてみましょう。
    
      
●2019年6・7月号特集記事
ムシムシ、ジメジメの季節よくある悪化原因を以前にチェック
実例から改善策を学んでおこう。
        
▼プールは、事前のスキンケアで安心して楽しめる
プールの悪化で一番気を付けたいのは「塩素」と「感染症」です。
塩素は、皮膚のたんぱく質を分解するので、乾燥が強く、傷や炎症がある場合、よりバリア機能を低下させることになります。そうなるとより乾燥とかゆみが強くなり、掻き壊し傷も増えやすくなります。
また、細菌感染もしやすくなり、とびひなどにかかると炎症も広がりやすくなります。
でも、特に子供たちは、夏のプールは楽しみにしているので、できれば楽しませてあげたいものです。
そこで、多くの読者が実践して効果があったのが、プールに入る前に安全宣言スキンクリームを傷や炎症のある部位に塗り、事前に保護をするというケアです。強力な保護力がありますので水をはじく力も強力です。
腕や足、首などに掻き傷や炎症がある子供たちも、無事、友達とプールを楽しめたという報告を多くいいただきます。
プールによってはオイル成分を塗って入ることを禁止している場合もありますが、全身に塗るわけでもありませんし、必要であれば事前に事情を話すと理解をいただける場合がほとんどですので、アトピー性皮膚炎の方は、できれば事前の保護ケアをしてのプール利用をお勧めします。
また、利用後は必ずシャワーを浴びて、スキンケアを忘れずに行ってください。
         
    
プールの相談は、特に授業で行う小中学生を中心に、夏場の時期に増えてきます。
基本的にプールに入ることは、皮膚のバリア機能が低下した「アトピー性皮膚炎」の方の場合、皮膚の炎症を悪化させる要因となること、また感染症など新たな悪化要因の一つとなることから、対策をしっかり行ってほしいところです。
とはいえ、適度な運動、心肺機能の訓練など、メリットもありますので、適切な形をとって楽しむようにしましょう。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

プールでクリームをつけて入ることは、公営などの施設の場合、禁止しているところがあるようです(UVケアもNGのところ)。
利用する施設にあらかじめ確認をとると良いでしょう。

2019年6月8日

北です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
ジョシュアくんのプレゼントの記事を挟みましたが、今日は5日のブログの続きです。
紫外線の部分を考えてみましょう。
    
      
●2019年6・7月号特集記事
ムシムシ、ジメジメの季節よくある悪化原因を以前にチェック
実例から改善策を学んでおこう。
        
▼紫外線対策は、夏の基本ケアです
現在、皮膚医療の分野では、1年中紫外線対策を行う方が良いとされています。
特に、3月からは紫外線も急に増加するので、アトピー性皮膚炎の方は必須ケアといえます。
というのも、紫外線により、皮膚免疫の働きを持つランゲルハンス細胞がダメージを受けることが分かっており、そうなると皮膚の免疫力が低下するので、菌や刺激に大変弱くなります。
また、シミやシワができやすくなります。
特に、皮膚のバリア機能が低下しているアトピー性皮膚炎の方は要注意です。
UVローションの塗り忘れで悪化しやすい部位は、露出しやすい首の後、耳、額です。少なくともこれからの季節、外出時は必ずUVケアをするようにしましょう。
スキンケアや薬を使用している場合は一番最後に塗ります、また化粧をする方は下地として塗るとよいでしょう。
          
【SPF値は、どのくらいがアトピー肌にはいいの?】
日焼け対策をしないで、皮膚が日焼けを起こすまでの時間(約20分)を防ぐことができる単位を
「SPF値1」としています。よって、SPF値35とは、35×20分=700分ということで、約11時間紫
外線対策ができるということを示しています。
高いとより強くガードできると思っている方がいますが、実際は意味がないことが分かります。
必要以上の機能を持たせようとすると、成分的にも肌への負担が増します。特に、アトピーの方の場合
はとても敏感ですので低めのSPF値を選んだ方が良いと言えますし、実際に症状の強い方がSPF値50のUVオイルを使用したら悪化したという報告も多いので注意が必要です。
            
          
紫外線の対策については、これまで幾度となく取り上げているように、アトピー性皮膚炎の方が行う対策として優先度は高い、といえます。
皮膚の免疫機能を支配するランゲルハンス細胞は紫外線の影響を受けやすく、これは皮膚バリア機能に直結する問題だからです。
また、UVケアは、いろいろなアイテムがありますが、アトピー性皮膚炎の方は、「バリア機能」をどのように高めるのかを考えたUVケアを選択するようにしましょう。

明日は、プールについて述べたいと思います。

                   
おまけ★★★★大田のつぶやき

最近のニュースで男性の日傘が話題となっていました。
今年は7月中まで梅雨が続きそうですが、晴れ間の紫外線は、肌への影響は避けられません。
できるだけ紫外線対策は性別、年齢問わずにおこなうようにしましょう。

2019年6月7日

ジョシュアです。


 

 

 

 

                 
今年の梅雨は、かなり雨の量も多くなる見込みのようです。
じめじめした季節、アトピー性皮膚炎の方は、特に掻き傷が多い方は感染症への注意が必要になります。
そこで今回は、ジュクジュクした掻き傷のケアに好評の、ピュアサージオイルを3名様にプレゼントします。
       
            
                   
           
  
◆プレゼント
ピュアサージオイルを抽選で3名様に
             
詳しくは、下記でご覧ください。
   
 
     
◆ピュアサージオイル
http://shop.atopinavi.com/item/more?goods_id=15

ピュアサージオイルの原料はグミ科の植物サージ(学術名:ヒッポファエ/中国名:沙棘)の種から抽出・精製された100%ピュアな天然オイルのみ。
サージの実1トンから、わずか2kgしか抽出できない貴重なオイルです。ピュアサージオイルは不飽和脂肪酸、ビタミンE、カロチノイドなどを豊富に含み、酸化防止剤などを配合しない刺激の少ないオイルです。ダメージを受けた肌に最も支持を受けている優しいオイルです。

  
 
◆あて先
info@atopinavi.com

 

◆必要事項
メールの件名に「プレゼント応募」と記入して、本文には、ご応募者の方の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して送信してください。
当選者発表の際は、県名、お名前(フルネーム)、年齢で発表しますので、気になる人はペンネームも書いて下さい。
 

◆締め切り
6月16日(日)を締め切りとさせていただきます。
 
 
◆抽選&発表
6月18日に抽選します。
当選者の発表は、6月20日のブログにて!

 

◆注意事項
応募のメールはお一人様、一通のみとさせていただきます。
また、お名前、ご住所などの必須事項は忘れずに!

   
じゃあ、またね!

                     
           
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

ピュアサージオイルは独特の匂いがありますが、天然オイル100%なので刺激も少なく安心してお使いいただけるアイテムです。
お気軽にご応募くださいね。