2016年12月5日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
インフルエンザの流行が広がっているようだね。
ニュースでも見かけるようになったけど、インフルエンザのワクチンに関する研究記事があったので紹介するね。
         
         
●2歳のインフルエンザを予防、2015-2016年のワクチンの実績 フィンランドの統計から
https://medley.life/news/item/58083a2f13e37420008b4586
          
今年のインフルエンザワクチンは打ちましたか?かかった人の報告数は例年よりやや早いペースで増えつつあります。去年の統計から、2歳児がインフルエンザワクチンを打つことでインフルエンザが予防されていたことが報告されました。
        
▼フィンランドで2015/16年にインフルエンザワクチンは効いたのか?
        
フィンランドの研究班が、2015年から2016年にまたがるひと冬(以下「2015/16年」)の統計からインフルエンザワクチンの効果を計算し、結果を専門誌『Eurosurveillance』に報告しました。
研究班は、フィンランド全国の統計から、ワクチンを接種した子どもと接種していない子どもを合わせて55,258人分のデータを解析しました。
ワクチンを接種した子どもと接種していない子どもを比べて、検査でインフルエンザと確認された人数が減っているかを計算しました。
      
▼2種類のインフルエンザワクチンが使われた
         
2015/16年の予防接種として、フィンランドでは2種類のインフルエンザワクチンが使われました。
      
3価不活化ワクチン
4価経鼻生ワクチン
      
不活化ワクチンというのは、インフルエンザウイルスを殺して感染力をなくしたものを注射するワクチンです。日本で普通に使われているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンです。
経鼻生ワクチンというのは、鼻からスプレーするタイプのインフルエンザワクチンです。生きたウイルスをワクチンとしたものです。鼻の粘膜で免疫力を発揮する「IgA」というタイプの抗体が作られるという考えで使われます。
3価・4価というのは、ワクチンが対応しているウイルスの数を現します。ワクチンとウイルスの型が一致しなければ高い予防効果が発揮できないのですが、どの型のウイルスが流行するかは正確に予測できないので、3価ワクチンは3種類、4価ワクチンは4種類のウイルスを防ぐように作られています。
3種類よりも4種類に対応したワクチンのほうが、型が一致しやすいと考えられます。
つまり、4価ワクチンのほうが予防効果を現しやすいと考えられます。日本では2015/16年の予防接種から、以前の3価不活化ワクチンをやめて、4価不活化ワクチンが使われています。
ここで紹介する統計では、経鼻生ワクチンとして4価ワクチンが使われている分、経鼻生ワクチンに有利な条件で予防接種が行われています。
         
▼インフルエンザワクチンでインフルエンザは予防できたのか?
       
対象者55,258人のうち、経鼻生ワクチンを使った子どもは8,086人、不活化ワクチンを打った子どもが4,297いました。
統計解析の結果、4価経鼻生ワクチンによる予防率は51%、3価不活化ワクチンによる予防率は61%と計算されました。
        
▼インフルエンザワクチンは注射で
       
インフルエンザの経鼻生ワクチンと不活化ワクチンの効果は、報告によって幅があり、どちらが効くのかは最近まで意見がまとまっていませんでした。
2016/17年の予防接種については、アメリカの政府機関である疾病管理予防センター(CDC)から、経鼻生ワクチンは使うべきでないという意見が示されています。
ここで紹介した研究でも、経鼻生ワクチンは4価という有利な条件にもかかわらず、不活化ワクチンよりも計算上低い予防率しか出せていません。
インターネットの噂などで「日本のインフルエンザワクチンは粘膜に抗体を作らないので効かない」という憶測がときどき語られますが、実際の結果は不活化ワクチンのほうが効いているように見えます。憶測ではなく実際の結果を見なければ、本当に効いているかどうかはわかりません。
日本ではインフルエンザの経鼻生ワクチン(商品名フルミストRなど)は承認されていません。一部の医療機関が提供していますが、もし見かけることがあっても、普通の注射するワクチンを打ってください。
          
        
今回の記事によれば、生ワクチンを鼻から摂取するよりも、不活化ワクチンを注射した方が結果が良かった、ということみたい。
インフルエンザワクチンを摂取すると、インフルエンザに「罹らないように予防できる」と考える人が多いけど、実際には、「罹っても重症化せずに済む」ことが目的なんだ。
だから、仮に発症しても、自覚症状がないまま、自然治癒する人も中にはいるし、そうした広い意味で「予防」と表現していると思うんだけど、こうした統計調査で明らかになったのであれば、生ワクチンと不活化ワクチンの違いなども、調べてみると良いかもね。

アトピー性皮膚炎の方は、インフルエンザに罹患すると、インフルエンザの治癒後に、症状を悪化させるケースがあるようだから、流行し始めた今、予防はしっかり行うようにしようね。

                      
おまけ★★★★東のつぶやき

興味深いのは、「統計解析の結果、4価経鼻生ワクチンによる予防率は51%、3価不活化ワクチンによる予防率は61%と計算されました。」とある部分です。
これは、ワクチン接種を行わなかった場合に、インフルエンザの発生率がどれくらいだったのかを比較すると、ワクチンの効果が見えやすくなると言われています。
日本では「前橋レポート」が有名ですが、行政単位でワクチンの接種を行う、行わない、といった調査を行うと、周辺での「防波堤ができる」問題も考えずに調べることができるでしょう。
こうした調査の際、できればワクチンを接種しなかった場合の統計も報告があると良いですね。

2016年12月4日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
最近、子どもたちの生活習慣が夜型に変化し、夜遅くまで起きていることが健康などに影響を与えていることは、いろいろな研究で明らかになっています。
そして、この子どもたちの生活習慣は、父親よりも母親の生活習慣に影響を受けているようです。
          
         
●母親の生活習慣と幼児の睡眠習慣の関係
http://news.ameba.jp/20161107-941/
          
テクノロジーの発達に伴い、ここ数十年で仕事環境や生活習慣ががらりと変わっている。それに伴い、子どもの生活、特に睡眠習慣へも大きな影響が出ている。体や心が成熟した大人に比べ、今まさに成長している子どもにとって睡眠は非常に重要な意味を持っている。そして、子どもの睡眠習慣には、母親の生活習慣が非常に大きく影響する。
       
▼子どもは睡眠不足でADHDと間違われることも
子どもの心や体の成長に及ぼす睡眠の影響は非常に大きい。子どもの睡眠不足はまた、情緒の不安定性や落ち着きのなさとも関連があり、場合によってはADHD(注意欠陥多動性障害)と間違われるほど注意力が散漫になるともいわれている(※1)。健やかな子どもの成長には睡眠が必要不可欠なのである。
       
▼保育所児は幼児期からすでに夜更かし傾向
静岡大学の冬木春子教授は、子どもの睡眠と社会経済的環境についての調査を行った。調査対象は認可保育所に通う幼児とその親。543世帯から回収した睡眠に対する調査結果を解析した。
教授はその調査結果をもとに、子どもの睡眠-覚醒リズムを4類型に分類している。「睡眠リズムが一定である群(類型Ⅰ)」「週末に睡眠リズムが乱れる群(類型Ⅱ)」「全体的に睡眠リズムが乱れる群(類型Ⅲ)」「夜更かし傾向のある群(類型Ⅳ)」である。その割合は、類型Ⅰ:276人(52.8%)、類型Ⅱ:50人(9.6%)、類型Ⅲ:21人(4.0%)、類型Ⅳ:176人(33.7%)であり、保育所児の睡眠習慣には「夜更かし群」が多く、3人に1人は幼児期からすでに夜型になってしまっているようだ(※2)。
          
▼幼児の睡眠習慣への母親の影響と父親不在
ではこの要因は何なのであろう? 答えは母親の職業や生活リズムにあるようだ。子どもの就寝時間が遅くなる要因には、「母親の帰宅時間」「母親の起床時間」「母親による睡眠管理」が関連していることがこの調査からわかった。
一方で、父親が子どもの「遅寝」に影響する要因はないというデータも同時に出ている。冬木教授は子どもの睡眠習慣にとっては「父親不在」になっていると指摘している(※3)。
          
▼約7割の母親が幼児の睡眠習慣を担いつつ働いている
平成27年の「国民生活基礎調査」では、5歳の児童のいる家庭での母親で、仕事を持っている人の割合は69.4%にも及んでいる。約7割の人は5歳児の育児をしながら働いているということになる(※4)。その母親が、子どもの睡眠習慣の管理や責任を一手に引き受けているということであり、その精神的・肉体的な負担やストレスは大きそうだ。
少子化が進む一つの要因だともいわれている子育ての不安と負担。「子どもの睡眠」も母親の大きな負担やストレスになっていることが考えられる。子どもの健全な睡眠のためには、母親がその重要性を自覚することはもちろんだが、父親を含めた家族や社会の理解や協力も不可欠なのではないだろうか。子どもの睡眠環境が悪化している今だからこそ、「寝る子は育つ」環境を周りの大人みんなで作ってあげる必要があるだろう。
              
         
記事内容は、かなり考えさせられる内容と言えます。
最近は、保育園の不足が話題になることが多いですが、そもそも保育園を必要とする=母親が働いている、ということになり、どうしても夜型の傾向が避けずらいのは確かでしょう。
もし、これを改善するために母親の負担が増加してしまえば、母親の健康にも影響を与えるでしょうし、本末転倒になります。
経済的な部分から、母親が働かざるを得ない状況にあることも、今の社会環境では仕方がないことのなのでしょうが、「健康」は、生活環境に影響を受けていますが、その生活環境に「ならざるを得ない理由」については何らか猶予はしてくれません。
アトピー性皮膚炎が増加してきたのは、ここ20年ぐらいですが、こうした社会背景がその原因の中に潜んでいた場合、解決しなければならないことは「個人環境」だけではないのかもしれません。
先日の、東北大学が発表していた「大気汚染」の問題と合わせて考えてると、現在の生活習慣が変化している状況自体は、少なくとも「健康」にとってマイナスに働いていると考えられます。
社会環境が変えづらい要因ならば、せめて「個人環境」は良くする努力を行いたいですね。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

お子さまのアトピー性皮膚炎のご相談をいただく中で、やはり気になるのは、夜の就寝が遅いお子さまの場合、そうでないお子さまと比べると、回復のスピードや、悪化のしやすさに違いがみられることです。
ただ、それが母親の生活習慣と関係しているかは、あまり意識したことはありませんでした。
今回の記事を読むと、子どもの生活習慣を良い状態にするためには「母親の生活習慣を良くすること」が近道のようですが、家事を担う母親の場合、働きながらそれらを全て抱え込んでしまえば、肉体的にも精神的にも長続きはしないでしょう。
やはり、父親の方も、「母親の生活習慣」が子どもの健康状態に影響を与える可能性があることを理解して、協力する「意識」を持つことが大切なように感じます。

2016年12月3日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                
この前、テレビを見ていたら、朝の情報番組で議論されている話題があったので紹介するね。
       
        
●餅つき禁止!? 年末年始恒例なのに 自治体規制に住民反発も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161129-00010002-agrinews-soci&p=1
       
年末年始の風物詩、屋外で第三者に餅を振る舞う餅つきイベントを禁じる地域が出てきた。餅をちぎったり丸めたりして人の手に触れる工程が多いため菌やウイルスが付きやすく、集団食中毒が発生する恐れがあるとして、一部の自治体が判断した。農家やJA職員、消費者からは「祭りで餅つきができないのは寂しい」「衛生管理は重要だが、規制をかけるのは行き過ぎだ」といった声が上がっている。
        
▼注意喚起徹底こそ
「餅つきは日本の伝統。できないのは残念だ」。都市近郊のJA職員が嘆いた。このJAは約6年前、祭りで長年実施してきた餅つきをやめた。地域に親しまれてきたが、保健所から「食中毒の危険がある」としてやめるよう指導を受けたためだ。「衛生管理は重要だが、餅つきは収穫の喜びを分かち合う昔ながらの行事。消費者も喜んでいたのに」と惜しむ。
この地域の保健所によると、餅つきは食中毒の要因となる菌やウイルスが付きやすく、屋外で実施する場合は手洗いや器具洗浄が徹底できず、ウイルスのまん延を招きやすいとして「制限はやむを得ない」と話す。
厚生労働省監視安全課によると、餅つきを原因とした食中毒発生件数の統計はないが、餅を原因にした食中毒は2013年が4件(1件が桜餅)、14年が桜餅で1件、15年が1件発生。13年のうち1件は「餅つき会」のイベントが原因と特定されている。
同課によると餅つきは食品衛生法の営業許可は原則不要で、都道府県や政令指定都市、保健所を管轄する自治体が個別のルールを設けているという。
        
▼イベント開けぬ
都市近郊のある県では、イベントなどでついた餅を不特定多数の人に振る舞うことを原則禁止している。「餅つき自体を否定しているわけではないが、食中毒予防の観点に立った判断」と説明。学校などで自分たちでついた餅を食べる場合は禁止していない。
縁日祭礼で民間団体が屋外で餅つきをすることを禁止する基準を設けた都市もある。担当者は「餅つきが原因で食中毒が発生したら、翌年からイベント自体を開催できなくなる」と口をそろえる。
地方では、どう対応しているのか。米どころの新潟県は、屋外で実施する時はテントを設置するなど衛生面の対策を徹底している。県は「餅つきは禁止できない。注意喚起を徹底している」と強調する。北海道や秋田、岩手、山口、愛媛、熊本の各県などでも禁止する条項は設けていないという。
ただ、「明文化していないが、集団食中毒発生の恐ろしさを説明し、餅つきをやめるよう、かなり強く伝えている」という自治体もあった。
消費者はどう見るのか。餅つきを禁じる動きについて「念には念を入れるのは当然」「食品衛生上、仕方ない」とする意見の一方、「対策をきちんとすれば問題ないのに、規制するのはおかしい」という声も上がる。
       
▼子の体験「貴重」
小学3年生の子どもを持つ都市部の男性(44)もその一人。「禁止は行き過ぎ。なんでも規制するのでなく、保健所はどんな対策が必要かをきちんと説明すべきだ。子どもの貴重な食体験を奪わないでほしい」と憤る。
都会の消費者と餅つき交流をする東北の米農家(62)は「日本は今、数件の事故で、全体を駄目だと判断してしまう風潮がある。自分の地域は禁止されていないが、衛生面に気をつけて続けていく」と強調する。
食品衛生コンサルタントの笈川和雄さんは「行政が餅つきを禁止することの是非については、一概に言えない」とした上で、「子どもが餅をついたり、丸めたりする作業に参加すると時間がかかり、餅の温度が下がりノロウイルスが発生する恐れがある。そうした点を十分理解し、対策を取ってほしい」と助言する。
            
        
食中毒の危険がある、ということで、こうしたイベントを禁止する、ということ自体は、最近の風潮を加味すれば、理解できないことではないけど、「一つのイベントで食中毒が発生する」なんてことは、他に例は多いと思うんだ。
餅が原因で食中毒が発生した件数は、厚生労働省の食中毒の統計資料でみると、

●食中毒統計資料
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/04.html

昨年が約1200件中、八王子市の1件、今年が約700件中、茨城県の1件(速報で)みたいだね。
他のイベントの事例と比較すると、餅つきによる食中毒は、今回の記事中にあるように「注意することで、防げる確率が高まる」と思うんだけど、こうした「菌」を排除する動きが加速することは問題もあると思うんだよね。
もちろん病原性の菌を防ぐことは大事だけど、病原性を持たない菌との違いは、一般の人にはわからず、「菌を防ぐ」ということだけが独り歩きすると、菌との共生で成り立つ人間の生活に微妙な亀裂が走るようにも感じる。
ネットの意見では、餅つきの食中毒よりはるかに多い、餅を喉に詰まらせて起きる死亡事故をなんとかすべきでは、というのもあったけど、是非はともかく、得るものと失うものを考えてみる必要はあるのかもね。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

アトピー性皮膚炎の原因の一つに、幼少期に菌への曝露が少なくなったことが、海外の研究を中心にいろいろ明らかになっています。
もちろん、この曝露される菌は病原性のものではないわけですが、菌は目に見えない分、「必要性」のところも見落としがちになります。
餅つきの食中毒を起こすような菌は、もちろん排除すべきですし、排除が難しい場合、イベントそのものを中止する、ということも当然だと思います。
ただ、排除するのが単なる「菌」を対象にした場合、有益な菌まで排除することになると、それによる弊害が起きることがあるのも確かなので、「菌」に対する正しい理解を持つことも大切なのではないでしょうか?

2016年12月2日

編集の北です。

 

 

 

 

 

 

 

                 
今月号(12月号)が電子版でアップされました。
そこで、簡単に今月号の内容について紹介したいと思います。
                     
          
◆◇ 電子版「あとぴナビ」2016年12月号の内容 ◇◆
        
■特集 12月に気をつけたいアトピーケアについて
       
年末は、寒さと乾燥が強まるだけでなく、クリスマスや年末年始のイベント、忘年会などで、生活のリズムも乱れやすい時期です。
環境的な(乾燥など)悪化要因が強まる時期だけに、生活面でお肌に与える負荷が大きいと、症状が一気に悪化することもあります。
上手なケアで年末を乗り切りましょう。
        
      
■サクランを有効量(20%)配合、大幅に保水機能がアップした「APローション+SK20」が新発売!
        
あとぴナビで人気№1の保水アイテムであるAPローションに、スイゼンノリから抽出された天然の高分子「サクラン」を有効量配合、保水機能が大きくアップしました。乾燥にお悩みの方は、ぜひお試しください。
      
    
■みんなのアトピー相談
      
あとぴナビに寄せられる実際のご相談事例をご紹介いたします。
よく似た症状で悩まされている方の、日々のケアや対策のヒントとしてお役立てください。
      
【今回のご相談事例】
・しつこい顔の炎症と浮腫み、・・・
・改善して約1年、スキンケアアドバイスと・・・
        
        
■この冬に役立つお勧めのアイテム
         
アトピー性皮膚炎の症状は個人差が大きいため、お肌のケアにどのように役立ててよいのか、あるいはどういったアイテムを選択すればよいのか、組み合わせや使い方に悩まれる方も多いと思います。そこで今回は、入浴、スキンケアに分けて、ワンポイントで冬の時期に状態アップを目指すためのケア方法を述べたいと思います。
        
        
■その他、インフォメーション、12月のキャンペーン情報など
       
        
      
         
          
          
今年は、比較的、冬に向かうスピードが速いようにも感じます。
気温だけでなく、湿度の低下も早め早めの「冬向けの対応」が必要になるかもしれません。
12月は、クリスマス、年末年始といったイベントも多く、生活面での負荷も大きくなる時期ですので、症状を落とさないように、注意していきましょう。

                      
おまけ★★★★北のつぶやき

電子版あとぴナビ2016年12月号は、下記でご覧いただけます。
パソコンやスマホ、タブレットで読めますので、ぜひご覧ください。
            
●電子版あとぴナビ2016年12月号
http://www.atopinavi.com/eb/index.html

2016年12月1日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             
成人にとって問題ない量でも、子どもには問題がある、というのはいろいろなケースがあり得るけど、身近な食材で胎児に対する影響が心配されている記事があったので紹介するね。
         
         
●<メチル水銀>マグロ過食に注意 妊婦から胎児へ影響
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161128-00000001-mai-sctch
         
マグロやメカジキなどメチル水銀を比較的多く含む魚介類を妊婦が食べ過ぎると、生まれた子の運動機能や知能の発達に悪影響が出るリスクが増すことが、東北大チームの疫学調査で分かった。メチル水銀は水俣病の原因物質だが、一般的な食用に問題のない低濃度の汚染でも胎児の発達に影響する可能性があることが明らかになるのは、日本人対象の調査では初めて。
2002年から、魚をよく食べていると考えられる東北地方沿岸の母子約800組を継続的に調査。母親の出産時の毛髪に含まれるメチル水銀濃度を測定し、子に対しては1歳半と3歳半の時点で国際的によく用いられる検査で運動機能や知能の発達を調べ、両者の関係を分析した。
毛髪のメチル水銀濃度は低い人が1ppm以下だったのに対し、高い人は10ppmを超えていた。世界保健機関などは、水俣病のような神経障害を引き起こす下限値を50ppmとしている。
濃度が最高レベルの人たちの子は最低レベルに比べ、1歳半時点で実施した「ベイリー検査」という運動機能の発達の指標の点数が約5%低かった。乳幼児期の運動機能は将来の知能発達と関連があるとされる。3歳半時点の知能指数検査では男児のみ約10%の差があった。海外の研究で、男児の方が影響を受けやすいことが知られている。
国は05年、海外の研究を基に、妊婦に対しメチル水銀の1週間当たりの摂取許容量を体重1キロ当たり100万分の2グラムと決めた。厚生労働省はこれに基づき、クロマグロの摂取は週80グラム未満とするなどの目安を示している。今回の調査では食生活も尋ねており、約2割がこれを超えていたと考えられるという。
研究チームの仲井邦彦・東北大教授(発達環境医学)は「目安を守れば、影響は心配しなくてよいと考えられる。魚には貴重な栄養も含まれており、妊婦が魚を断つことは好ましくない。食物連鎖の上位にいるマグロなどを避けサンマなどを食べるなど、魚種を選ぶことが大切だ」と話す。【渡辺諒】
                  
◇厚生労働省が定めた妊婦の摂取目安
※週80グラム未満
クロマグロ、メバチマグロ、メカジキ、キンメダイ、ツチクジラなど
          
※週160グラム未満
キダイ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、クロムツ、マカジキなど
         
※刺し身なら1人前、切り身なら1切れが約80グラム
          
◇個人、環境要因で差
             
東北大チームの研究で比較的低濃度のメチル水銀でも妊婦が摂取した場合、胎児の発達に影響するリスクがあることが明らかになったが、影響の受けやすさには個人差があり、多く摂取した母親の子が必ずしも大きな影響を受けるとは限らない。今回の研究結果は、個人レベルではなく、集団として将来知的障害と判断される子の割合が増えることを意味する。
例えば1000人の集団の場合、メチル水銀の影響がなくても、知的障害と判断される子が23人程度生まれることが経験的に分かっている。メチル水銀を多く摂取した結果、ベイリー検査の点数が約5%下がることは、これが約2倍の48人程度になるリスクが生じることに相当するという。
子どもの発達には遺伝や教育など、さまざまな環境要因も大きく影響する。また、低濃度のメチル水銀と子の脳の発達の関係は未解明のことが多い。個々の子に知的障害が疑われる場合、メチル水銀が影響したかどうかは判別できないのが現状だ。【渡辺諒】
         
【ことば】メチル水銀
         
水銀は地殻や土壌に含まれ、火山噴火や石炭の燃焼、金の採掘などに伴って排出される。これが水中や土壌中で微生物の働きなどによって化学変化し、メチル水銀が生成される。海水にも含まれ、食物連鎖によって徐々に濃縮し、上位に位置するクロマグロなどで濃度が高くなる。水俣病は、工場排水中の高濃度のメチル水銀が原因となった。
       
      
日本の食卓で、マグロはごく一般的な食材として使われているけど、食物連鎖の頂点にたつことで、水銀の濃度が高くなって胎児に影響が出る可能性がある、というのは気になる話題だよね。
成人にとっては問題ない量でも、胎児には問題がある、というのは水銀に限ったことではないと思うんだ。
この前、大気汚染とアトピー性皮膚炎の関係について東北大学の研究報告を紹介したけど、食物の中に濃縮されていく化学物質で、アトピー性皮膚炎に影響がみられる物質、というのも今後、明らかになることがあるのかもしれないね。

                      
おまけ★★★★博士のつぶやき

統計学的な面で影響が出ていることが確認されておるわけじゃから、もっと告知されてもよいはずじゃが、それほど話題にはなっておらんようじゃの。
もっとも、最後に書かれているように、「個々の子に知的障害が疑われる場合、メチル水銀が影響したかどうかは判別できないのが現状だ」という部分が風評被害を生みやすいことも関係しておるのかもしれんが、少なくとも「妊娠」という一定期間に限定された部分での注意なわけじゃから、覚えておいた方が良いかもしれんの。

2016年11月30日

大田です。

 

 

 

 

 

 

                
今日は、昨日の続きです。
最近のご相談で39℃では温まらない、と話される方がいるのですが、本来、39℃でも体温より高く、温かく感じるはずです。では、なぜ39℃では温まらないと感じるのでしょうか?

                   

●なぜ、39℃だと温まらないと感じるのか?

この理由は、大きく挙げると二つがあります。

1.これまで40℃以上で入浴していた方は、入浴時間が10分以内のことが多く、同じような時間で入浴したことで、冷えの解消にいたるまでの時間、入浴していなかった。

2.39℃での入浴は、皮膚表面の温度を上げすぎずに体内に温度を「伝える」ことができるのだが、皮膚表面の温度が上がらないことで「温まらない」と勘違いしている。

                  

1つ目は、これまでの入浴習慣と同じような感覚だったため生じるので、入浴時間を時計で計ってもらうと、温まれるまで入浴していなかったことが分かります。
2つ目は、入浴後に手早く体を拭き、すぐに衣類と靴下を着用していただくと、温まっていないように感じていても、時間が経過した時の「手の温かさ」が違うことで血流が良くなっていたことを実感できます。

体感で「温かい」と感じることと、実際に体が「温まる」ということは「別物」です。
ヒトの場合、身体の体温は、必要な温度幅がそれほど広くはありません。せいぜい1~2℃の範疇に留まっていることが必要です。
41℃以上の温度は、体にとって、「必要な温度」ではなく、受け入れてはいけない温度です。
したがって、そういった温度は体が受け入れまいと拒否するように働きます。
熱いお風呂に1時間入ることは無理でしょうし、無理やり1時間はいったらそれこそ、大変なことになるでしょう。
熱いお風呂に入ると苦しくなるのは、体が「入らないように訴えている」からです。
しかし、ぬるい温度であれば、1時間入ることはさほど難しくはありません。

身体の熱は、わずかな熱で十分に「血流を良くする」働きが機能します。
あとは、それが継続できるように時間をかけて、血流を良い状態を維持させることです。

アトピー性皮膚炎の方にとって求められる入浴とは、健常な方が行う入浴とは、お肌と冷えの解消の両面から考えると、異なる部分があることを忘れないようにしましょう。

                   
おまけ★★★★南のつぶやき

入浴も、生活習慣の中で反復して行う上では一つの「訓練」と言うことができます。
ぬるい温度がどうしても気になる方は、入浴前の足浴など、補助することで解消するような方法もありますので、独自の判断で入浴をあきらめずに、まずは相談ダイヤルにご相談いただければと思います。

冬の時期、正しい入浴を行えば、アトピー性皮膚炎の方にとって、それは大きな「武器」となります。
乾燥する時期を乗り越え、そしてアトピー性皮膚炎を克服していくために、「正しい入浴」を取り入れてみましょう。

●入浴に関するご相談は、お気軽にアトピー相談室まで
フリーダイヤル 0120-866-933(受付時間 10時~19時)

2016年11月29日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

             
寒くなってきて、乾燥に対するご相談と共に、入浴に関するご相談が増えてきました。
特に、入浴温度については、体感的な問題もあるようで、高い状況を見受けます。
ブログでも何度も述べましたが、アトピー性皮膚炎の方にとって、入浴は「諸刃の剣」という部分があります。
健常な方にとって「普通の入浴」であっても、アトピー性皮膚炎の方にとって「マイナスの入浴」になり得ます。
そこで、再度、アトピー性皮膚炎の方に求められる入浴とは何なのか、またその理由はなぜなのかについて考えてみましょう。

●入浴温度と入浴時間

健常な方であれば、お好きな温度で入浴いただいても、肌に継続した大きな影響を与えることは少ないでしょう。
しかし、アトピー性皮膚炎の方であれば、冷えの解消と肌の乾燥の両面から考え、入浴温度は38~39℃に設定することが必要です。
なぜなら、アトピー性皮膚炎の方は、自らの力でスキンケアを行えるように、皮脂をともなった「ジワッ」とした汗をかくことが求められるからです。
40℃以上で入浴した場合には、皮膚の表面温度が急激に上がることで、「皮膚を冷ますための汗」をかきますが、これは気化熱により体温を下げるための緊急避難的な汗のかき方のため、皮脂を十分に伴ないません。
いわゆる、風邪で高熱が出た時の「汗」です。
それに対して、ぬるい温度でジワリとかく汗は、皮脂腺を刺激することで、皮脂を伴いやすくなります。
また、身体の熱は血液によって運ばれます。体全体に十分な熱を行き渡らせるためには、約20分程度の入浴が必要とされています。

※心臓から血液が出て戻ってくるまで約5分、熱を行き渡らせるためには4巡ほど必要とされているため。

しかし、40℃以上の温度で20分以上入浴を行うと、内臓など体の深部が40℃の体温になると大変なことになるため、深部においては、血流を悪くして熱を伝えまいと働き、結果的に、冷えの状況が改善されづらくなります。
したがって、40℃以上で入浴するのであれば、5~10分程度の入浴が良いのですが、アトピー性皮膚炎の方にとって、こうした高温、短時間の入浴は、皮脂を伴った汗、そして冷えの解消、という2点を同時に得ることができません。

健常な方の入浴とアトピー性皮膚炎の方に「求められる」入浴は異なることを忘れないようにしましょう。
そして、もう一点、最近のご相談で39℃では温まらない、と話される方がいるのですが、本来、39℃でも体温より高く、温かく感じるはずです。では、なぜ39℃では温まらないと感じるのでしょうか?
続きは、明日、述べたいと思います。

                           
おまけ★★★★博士のつぶやき

医者が、アトピー性皮膚炎の方に「入浴が良くない」という理由は、「アトピー性皮膚炎の方にとって正しい入浴」を行っていないから、肌が乾燥しやすくなるなど、マイナス面が現れるからじゃ。
じゃが、入浴は血流を良くし、内分泌や自律神経に働くだけでなく、本来、皮膚を乾燥させないように機能する「スキンケア」を担う役割もある。
そのためには、正しい入浴温度、そして正しい入浴時間、さらにいえば正しい入浴環境で入浴したいものじゃの。

2016年11月28日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
ストレスで、症状が悪化するアトピー性皮膚炎の方は多いみたいだけど、ストレスと肌の関係に関るう記事をWebで見つけたので紹介するね。
         
       
●「ストレスによって肌が硬くなる」ってホント?
http://r25.jp/life/00053915/
       
先日、サロンでヘッドマッサージを受けたときのこと。セラピストの方に「頭皮が硬くなっていますね~。ストレス、溜まってますか?」と聞かれて、ハッとしました。そういえば、ストレスによって肌は硬くなると聞いたことがあるような…。今回も、美容皮膚科・ウォブクリニック中目黒の高瀬聡子先生に、真偽のほどを聞きました! 先生、その噂は本当ですか?
「はい、ストレスが原因で肌が硬くなることはありますね。ストレスによって常に緊張状態にさらされていると、自律神経のバランスが乱れて、交感神経が優位な状態が続きます。そうすると血管が収縮したままの状態が続くため、血流が滞りやすくなり、結果的に肌が硬くなります。頭皮はとくにわかりやすく変化する箇所のひとつです」
さらにもうひとつ、ストレスで肌が硬くなる原因があるそうです。
「強いストレスがかかると、女性であっても男性ホルモンが多く分泌され、ホルモンバランスが崩れます。もともと、女性ホルモンは丸みを帯びた体や柔らかい肌といった、女性特有の体を作る性質を持っています。そのために肌に水分を吸収しやすくする作用もあり、男性ホルモンが優位になってしまうとその効果が発揮できず、肌が硬くなってしまうのです。自律神経の乱れに比べ、影響が及ぶまで時間がかかるのもこの特徴です」
肌は硬くなると、触ったときに凹みにくくなり、表情が作りにくくなるのが特徴。しかも肌が硬くなることで肌代謝が落ち、ゴワつくことで乾燥しやすくなり、シワやたるみ、くまなどにもつながってしまうそう…。日々のストレスを回避して、柔らかい肌をキープしたいけれど、ストレスを完全に避けることは難しいですよね。どうすればよいでしょうか?
「ストレスを感じると、体が身構えて交感神経が優位になってしまうので、自分なりにうまくストレスを回避する方法を見つけておきたいところ。あとは、ストレスを感じたあと、早めにリラックス状態に切り替えられるスイッチを持つことも大切です」
ストレス自体は避けられなくても、リラックス状態に戻す方法がわかれば、気持ちを切り替えられますよね。そのスイッチのひとつとして、簡単な方法を教えてもらいました!
「自律神経は背骨の横にある脊髄のそばを通っていて、そこを人に撫でてもらうだけで、安心感が高まります。人の手を借りて、首から腰に向け、背骨をすっと撫でおろしてもらいましょう。人に撫でてもらうことも安心感につながるので、マッサージサロンでお願いしてもよいですし、お友達やパートナーに頼んでも。赤ちゃんをあやすとき、背中を撫でおろすと安心して眠ることができるのに似ています。ストレス過多の日の終わりに、これをおこなうと気持ちが切り替わりますよ」
会社帰り、同僚同士で背中を撫でおろす習慣をつけると、気持ちが切り替わりやすいかも! これからは肌の硬さにも注目しつつ、ぜひ試してみてくださいね。
                    
             
記事にあるように、ストレスで自律神経や内分泌に影響があることで、肌が固く感じることがあるようだね。
ストレスって、解消することは、原因によってはなかなか難しいことも多いかもしれないけど、アトピー性皮膚炎の方にとって、お肌の状態に影響を与えるようだから、極力、解消できるような工夫は行った方が良いかもね。

                       
おまけ★★★★東のつぶやき

アトピー性皮膚炎のアレルギー的な要因に関わる部分は、免疫機能が大きく影響しています。
そして、免疫機能は自律神経と内分泌の影響下にありますので、自律神経と内分泌が乱れた状況にあれば、免疫機能も正常ではない状態に陥ることがありうる、とういことでしょう。
また、ストレスを抱えることで睡眠が不足したり、行動が行いづらくなる(運動などが行えない)、食欲がなくなるなど、体調悪化の引き金になることもあるかもしれません。
ストレスを抱えている方は、放置しない方が良いでしょう。

2016年11月27日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                 
春先のアトピー性皮膚炎を悪化させる要因に、黄砂やPM2.5、そして花粉など飛散物質が関係することは昔から知られていました。
主に、掻き壊しなどによるバリア機能が低下した肌に、それらの飛散物質が付着し侵入することで免疫反応が生じて炎症、痒みにつながる、と考えられていましたが、今回、東北大学から大気汚染がアトピーを誘発する、という研究報告が出ていましたので紹介しましょう。
          
          
●大気汚染からアトピー誘発 東北大が仕組み解明
http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/376799
         
大気汚染物質によってかゆみの感覚神経を伸ばす体内のタンパク質が増え、アトピー性皮膚炎を引き起こす仕組みを東北大などの研究チームがマウス実験で突き止め、15日付の英科学誌電子版に発表した。
アトピー性皮膚炎の患者は工業化に伴い増えることが世界各国で報告されているが、原因は分かっていなかった。現在は免疫抑制剤を皮膚に塗る対症療法が主な治療方法で、山本雅之教授(医化学)は「新たな薬の開発が期待できる」と話している。
チームは、すすなどに含まれる大気汚染物質と結合し活性化する「AhR」というタンパク質に着目。AhRを失わせたマウスと、正常なマウスの皮膚に、数週間にわたり大気汚染物質を塗って観察した。
すると、正常なマウスはAhRがないマウスより、かゆみの感覚神経を伸ばすタンパク質「アルテミン」が4~5倍多くなっていた。
チームによると、汚染物質と結合してAhRの動きが活発になり、アルテミンが増加。感覚神経が表皮近くまで伸びてかゆみを誘発し、アトピー性皮膚炎を引き起こす。
さらに、表皮をかいてできた傷から異物が侵入、かゆみが増すという。
         
          
痒みを知覚する神経線維が、角質層内の水分不足により伸びて、皮膚刺激に敏感になることは順天堂大学などの研究で明らかになっていましたが、今回、大気汚染物質に結合するタンパク質「AhR」も、この痒みの神経を伸ばす働きがあることが分かったようです。
今回の実験では正常な皮膚のマウスに大気汚染物質を塗布していますので、従来の皮膚バリア機能の低下から生じるアトピー性皮膚炎とは、別の視点から考える必要があるのかもしれません。
もちろん、大気汚染が深刻な地域とそうでない地域とで、アトピー性皮膚炎発症に有意差があるとしても、ゼロか100か、となることはありませんから、今回、考えられる要因とは、数多くあるアトピー性皮膚炎の原因の一つ、あるいは症状悪化の原因の一つとして考えた方が良いと思います。
大気汚染とは、化学物質が関係していますから、ある意味「文明」と密接な関係にあります。
電化製品、合板などの家具、そして車の排気ガスや、車のタイヤで削り取られたアスファルトなど、飛散が考えられる化学物質を考えると、それを皆無にすることは、今の社会生活を根本から「失う」ことにつながりますので、現実的ではないでしょう。
しかし、文明の発達とともに、アレルギー疾患が増加している背景には、こうした化学物質の問題は避けては通れないようにも思います。
個人レベルでの解決が難しい問題ですが、一つのテーマとしてこの問題は考えていきたいと思います。

                     
おまけ★★★★北のつぶやき

化学物質がアトピー性皮膚炎やアレルギー疾患を悪化させることは、過去の臨床例や研究報告も数多くあります。
大気汚染とは違う視点ですが、あとぴナビでも、何度か特集で取り上げていますので、興味のある方はご覧ください。

●化学物質過敏症とアトピー
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=11

●生活環境を見直せばアトピーは改善できる
http://www.atopinavi.com/navicontent/list?c1=health&c2=1&c3=95

2016年11月26日

ショウゴです。


アトピー性皮膚炎の方が併発するアレルギー疾患として多いのは、花粉症やぜん息ですが、オーストラリアで気になる記事が出ていたので紹介するね。

●「雷雨ぜんそく」で3人死亡、花粉と悪天候で発生 豪
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161124-35092642-cnn-int

オーストラリアで花粉症のシーズンに悪天候が加わって起こる「雷雨ぜんそく」と呼ばれる重いぜんそく症状の発作で3人が死亡したことが24日までに分かった。
同国南部ビクトリア州では21日、数百人が病院の救急診療を受けた。4時間のうちに救急要請は1900回に上り、通常より60台多い救急車や警察、消防も対応に当たった。
オーストラリアのぜんそく関連の財団で理事長を務めるロビン・オールド氏によれば、雷雨ぜんそくは、ライグラスというイネ科の植物の花粉が多く飛散している時期に嵐が重なると発生する。
オールド氏は「非常に花粉が多く、湿度が高い時に激しい雷雨が起きると、湿度のせいで花粉の粒子が水分を含んで細かく割れる。通常なら花粉は鼻の中の毛に引っかかるはずが、細かくなると肺まで到達してしまう」と説明する。
気管支は花粉に刺激されて腫れ上がり、粘液で満たされてしまう。すると呼吸困難が起きる。
雷雨ぜんそくの多くは草の花粉だが、樹木の花粉やキノコの胞子でも起こりうるという。エジンバラ大学のアジズ・シェイク教授によれば、地形によっても異なり、たとえば2010年にはイタリアで、オリーブの木の花粉が原因の雷雨ぜんそくが発生したという。
メルボルン大学のエドワード・ニュービギン教授は、今回の雷雨ぜんそくの患者の中には、ぜんそく発作が初めてという人も多かったのではないかと指摘する。
同大学による2500人超を対象として調査によれば、嵐の最中にぜんそく発作に見舞われた経験のある人のうち、32%はそれまで発作を起こしたことがなかったという。
花粉症の人は特にリスクが高いとニュービギン教授は注意を呼びかけている。

記事によれば、最後に書いてあるように、ぜん息の発作の経験がない人でも、この「雷雨ぜんそく」の症状を訴えたみたいだね。
花粉アレルギーがある方は、同様の気象条件が整うことで同じ症状を発症するリスクはあると思うんだ。
最近は異常気象が続いているし、来年の春、花粉症のシーズンに日本でも雷雨が起きないとは限らないから、こうした情報は知っておくと良いかもね。
おまけ★★★★大田のつぶやき

記事にあるような生命に危険を伴うぜん息の発作症状は急激に起こるため、これまでぜん息の発作症状ない方の場合、家族など周囲の人も事態の深刻さに気付きにくいことがあるかもしれません。
今回の記事は、海外での事例ですが、日本でも花粉症は蔓延しているので、特に花粉症をお持ちの方、あるいはその家族の方は、花粉によりぜん息症状が起きうる可能性は注意した方が良いでしょう。