|
 |
|
| 2008 年 11 月 21 日 ジョシュアくん・ジョセフィーヌ |
プレゼント担当のジョシュアです!

今日は、昨日の東さんのブログにちなんで、ストレスに関わるアイテムを用意しました!
ブログを見ている人は、ぜひ応募してね!
★☆☆ プレゼント
サプリメント「アップC」を10名様
ビタミンCは、体内で副腎皮質ホルモンが作られる際にも使われる大切なビタミン。
特にアップCは、お肌のことを考えた配合で、着色料や保存料などは無添加です。
商品の詳細は、ここで見てね!
★アップC
http://shop.atopinavi.com/item/more?goods_id=75
プレゼントご希望の方は、次の必須事項を記入してメールで応募してください。
◆あて先
info@atopinavi.com
◆必要事項
メールの件名に「プレゼント応募」と記入して、本文には、郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して送信してください。
◆締め切り
11月27日(木)が締め切りだよ。翌日28日のメールは抽選対象外だから気をつけてね。
◆抽選&発表
12月3日に抽選して、12月8日頃に発送します!
当選者の発表は、12月4日のブログにて!
◆注意事項
メールはお一人様、一通のみとさせていただきます。
お名前、住所などの必須事項は忘れずに!
じゃあ、またね!
おまけ★★★★ジョシュアくんのつぶやき

前回の先着順のプレゼントは、夕方には締め切りとなってしまいましたけど、またいずれ、同じようなプレゼントを行いたいと思います!
次回をお楽しみに!
カテゴリー: ジョシュアくん・ジョセフィーヌ | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 20 日 記者:東 |
東です。

「ストレス社会」という言葉を聞いたことがある人は多いでしょう。
今の、私たちの日常生活が多くのストレスにさらされている、ということですが、実際に、ストレスによる様々な病気や、何らかの症状を抱える人も増えています。
そして、アトピー性皮膚炎もストレスで、症状が悪くなったりすることがあります。
では、なぜストレスでアトピーが悪化するのでしょうか?
以前、取材でお聞きした内容を元に、今日は書いてみたいと思います。
まず、脱ステロイドをされた後のリバウンド状態であれば、過剰な副腎皮質ホルモン状態(ステロイドが外から供給されている状態)に置かれたことで、体内でフィードバックという生体反応が起こることがあります。
さらに、CRF(副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン:視床下部からの指令)→ACTH(副腎皮質刺激ホルモン:下垂体からの指令)という副腎皮質を刺激しホルモンを放出させるための内分泌の仕組みに影響を受けているような場合、ステロイド剤を中断すると、外から副腎皮質ホルモンを供給しなくなったということでもあるため、一時的に体内の副腎皮質ホルモンの不足状態が起こっていると考えられます。
もちろん、この影響は微量ではあるのですが(副腎皮質ホルモンが全く作られなくなる、ということはありません)、しかし、ナノグラム単位という極々微量で作用する副腎皮質ホルモンの場合、わずかな量の減少も、何らかの影響を体に与えることになります。
副腎皮質ホルモンは、抗炎症作用をはじめ、生理現象にかかわる様々な働きを担っている物質です。
中でもストレスに対しては、私たちがストレスを浴びた際に副腎皮質ホルモンの分泌が促進されることがわかっています。
このように副腎皮質ホルモンは、抗ストレスホルモンでもあるわけです。
余談ですが、この抗ストレス、そして体内での糖類代謝が、副腎皮質ホルモンの主たる働きである「生理作用」であり、アトピー性皮膚炎に対して影響を与える抗炎症作用は「薬理作用」と言われる副次的な作用になります。
さて、一時的にホルモン産生能力が落ちた状態では、このような抗ストレスホルモンの分泌も抑制されているために、生体が受けるストレスを緩和することができず、ダメージとして身体に影響することが考えられます。
ストレスの影響を大きく受けると免疫低下が起こりますから、感染症にかかりやすくなったり、皮膚症状の悪化に繋がることも十分に考えられます。
リバウンドの時期にはちょっとしたストレスも大きなダメージになりやすいといえます。
実際、そのような経験をされたことのある方は多いことでしょう。
また、脱ステ後に、内分泌の機能が回復しても、ストレス過多の生活が続いていれば、副腎皮質ホルモンが抗ストレス作用に使われてしまうことで、炎症を抑制するために使う量が不足してしまい、皮膚状態が悪化することもあります。
その人の感じるストレスというのは、それぞれ個人差があり、非常に感受性が強い人など、性格や物の考え方などに影響されます。
ですから、ストレスを強く感じやすい人であれば、ストレスマネジメントを心がけることは必要でしょう。
このことは、社会に順応するための「強さ」にも繋がりますから、アトピー性皮膚炎の状態が回復して、いよいよ社会復帰という場面でも大切なことです。
このようにストレスと副腎皮質ホルモンとは深い関わりがあり、アトピー性皮膚炎の症状の悪化にも、大きく関係していると言えます。
アトピー性皮膚炎を克服するためには、湯治や入浴療法でアプローチを行い、身体の血流や代謝を促進して、体内の機能を正常化させるという、体の機能を回復を行うことも大切ですが、同時に、ストレスの影響を受けやすい人の場合には、意識してストレスに強くなるようなアプローチも考えるべきでしょう。
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

明日は、僕が登場するよ!!
お楽しみに!
カテゴリー: 記者:東 | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 19 日 博士 |
前回まで、アトピーの悪化要因には、体内の免疫に関わる要素、皮膚の機能に関わる要素の二つがあることを述べた。
今日は、最後の要因となる薬物治療の影響について書きたいと思う。

現在、アトピー性皮膚炎の標準治療として行われているのが、ステロイド剤やプロトピック軟膏などの免疫抑制剤による治療じゃ。
その他、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤、あるいは漢方などもあるのじゃが、圧倒的に中心になっているのは、免疫抑制剤といえよう。
実際、あとぴナビのアンケートでも、病院の治療法で最も多いのはステロイド剤じゃ。
そして、この免疫抑制系の薬剤は、薬剤そのものが持つ副作用という問題も抱えておるが、アトピー性皮膚炎に対しては、悪化要因の一つになることがあるのじゃ。
その大きな原因は二つある。
まず一つが、ステロイド剤やプロトピック軟膏は、アトピー性皮膚炎の症状を引き起こす原因であるIgEを増加させる傾向にある、ということじゃ。
確かに、これら免疫抑制系の薬剤は、炎症を抑えることで痒みを緩和させることができる。
しかし、その炎症をもたらしている一つの原因が、IgEにあるのじゃから、炎症を抑えつつ、IgEを増加させているのでは、何をかいわんや、じゃ。
もちろん、この影響は、短期に即、現れるというものではない。
だが、アトピー性皮膚炎に長年悩んでいる人は、長期間、それらの薬剤を使用することになる。
そのため、体内の免疫系に与える影響は、使用期間が長くなると、比例して大きくなりやすいといえる。
IgEの受容体は大きく分けると「高親和性受容体」「低親和性受容体」「IgE結合蛋白」の3種類があることが分かっておる。
高親和性受容体は、主に肥満細胞にあって、即時型の反応を示す(ショックや蕁麻疹など)
低親和性受容体は、主にケラチノサイト(皮膚の表皮を作る細胞)にあって、様々な炎症反応(サイトカイン産生)を示す。
そして最後のIgE結合蛋白の受容体は、主にB細胞(リンパ球)にあって、他のタイプのIgE受容体を通じて、IgE誘導の免疫反応を行い、IgEがIgEを増やすという悪循環に陥らせる。
分かりづらいかもしれんが、簡単に言うと、通常、B細胞が増強するのは、その司令塔ともいえるT細胞からの指示を受けてになる。
じゃが、アトピー性皮膚炎の方に特有のsIgE+B細胞(通常の人は、sIgE-B細胞)は、アレルゲン暴露により、IgEを増強させてしまうんじゃ。
そして、ステロイド剤などの免疫抑制剤は、このIgEの受容体に関わることで、逆にIgEを増強させてしまう。
このように、免疫抑制剤は、アトピー性皮膚炎の症状を一時的には抑えることができても、アトピー性皮膚炎の症状を生み出すIgEそのものは、少しずつ増強させてしまうことが問題の一つ目といえるんじゃ。
そして二つ目の問題は、アトピー性皮膚炎の人のほとんどが罹患している感染症を悪化させることにある。
アトピー性皮膚炎の人は、約9割以上が、何らかの感染症に罹っていることが分かっているが、当然、免疫を抑制する薬剤を使用する以上、それらの感染症を悪化させてしまうのじゃ。
ステロイド剤やプロトピック軟膏、あるいは今度、アトピー性皮膚炎の治療薬として認められたネオーラル(シクロスポリン)などの免疫抑制剤は、一時的に炎症、痒みといった、アトピー性皮膚炎の症状を緩和させることには役立っても、アトピー性皮膚炎という病気の原因は、何も治しておらん。
逆に、IgEを増強させることで、アトピー性皮膚炎という病気そのものを悪化させてしまったり、感染症を悪化させることがあることを、その治療を受けるアトピー性皮膚炎患者は、知っておくことが大切じゃろう。
これまで8回にわたり、アトピー性皮膚炎の発症要因と悪化要因を述べてきた。
では、アトピー性皮膚炎を克服していくためには、どのようにすれば良いのじゃろうか?
次回からは、「アトピー克服の条件」について書いていきたい。
おまけ★★★★西のつぶやき

今回、博士が書いたIgEがステロイド剤などの免疫抑制剤により増強することは、実は、古くからエビデンスで知られていたことだ。
だが、その影響について、治療を行う側が真剣に研究してこなかったことは、非常に残念でならない。
10年、20年とステロイド剤の治療を受けて、治らないと感じている人は大勢いる。
もし、その要因の一つが、言葉が悪いかもしれないが「マッチ・ポンプ」のような役割をステロイド剤が果たしていたことにあるのならば、これは大きな問題ともいえよう。
ぜひ、アトピー性皮膚炎の治療に携わる全ての機関は、ステロイド剤などの免疫抑制剤の治療がアトピー性皮膚炎の標準治療として必要だ、というのならば、「正しい薬剤の使い方」を、その治療を受ける患者の立場に立って、探っていって欲しいものだ。
カテゴリー: 博士 | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 18 日 相談スタッフ:南さん |
こんにちは。南です。

先日、あるテレビ番組をみていたら、なるほどなぁと感心感動する内容がありました。
その内容は、日頃アトピーで悩んでおられる方の生活の中でも、何か生かせると感じたので、紹介したいと思います。
テレビに登場したのは、小学2年生の女の子。
名前は優子ちゃん。
彼女は自分の名前が嫌で嫌でたまりませんでした。
それは彼女のまわりでは名前に「子」がつくお友達が少なく、「子」のつかない友達の名前がうらやましく思っていました。
ある時、自分のおばあちゃんに、そのことを相談したそうです。
「友達はみんな、美紀ちゃんや真央ちゃんとか子がついていないんだよ。
みんなのような名前が良かったな。
子がつくのは、なんかカッコ悪いよぉ。
なんで私は子がつく名前になったの?」
おばあちゃんは、優しくうなずきながら優子ちゃんの話を聞いていました。
「子という字を良く見てごらん。
一と了にわかれるでしょ。
一は、はじまりだよね。そして了は終わり。
優という字はやさしいという意味でしょ。
だからお父さんやお母さんは、優子ちゃんに生れてから死ぬまで優しい人でいて欲しいという願いをこめてつけたんだよ」
「そうなんだ!!
子には初めから終わりという意味があるんだね」
それから優子ちゃんは、自分の名前がとっても好きになったそうです。
アトピーで毎日、痒い思いをしたり、辛い思いをして、自分の体や自分自身を嫌になってしまったり、嫌いになったりすることもあるかもしれません。
だけど、こんなに辛い中、頑張っている自分を自分自身が誉めてあげたり、また、好きになってみてはどうでしょうか?
そうすればきっと、気持も変わって、体の中に良い変化が出るかもしれません。
実際、アトピーの相談を行っている中でも、毎日、自分の症状をみながら「変化がない」「悪くなっている一方だ」と思っておられる方が、写真を撮って、以前の症状と比較すると、意外と良くなっている部分に気づくことがあります。
そして、良くなっている変化に気づくことで、気持ちが少し楽になり、いろんなことに取り組みやすくなった、という例があります。
アトピー性皮膚炎の症状に悩んでいる以上、悪い部分に目がいきがちなのは当然でしょう。
でも、気持ちを前向きに持てるかどうかは、心の面だけではなく、活動の面にも影響が出てくるものです。
悪い部分よりも良い部分に多めに目がいくように心がけてみては、いかがでしょうか?
おまけ★★★★博士のつぶやき

気持ちを、どう保つかは重要なことじゃな。
子どもがアトピー性皮膚炎の場合、親が「今日は、ここがひどいね」と声をかけるのと「今日は、ここ良くなったね」と声をかけるのでは、その後の回復状況に明らかな違いが生じることがあるのと同じじゃな。
アトピーの悩みは深刻なだけに、難しいことでもあるじゃろうが、できるだけ前向きに捉える生活を心がけて欲しいものじゃ。
カテゴリー: 相談スタッフ:南さん | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 17 日 編集スタッフ:北さん |
編集の北です。

タレントとして、主婦として、バイリンガルとして・・・
女性の憧れ、早見優さんに、来年2月号のあとぴナビインタビューの取材でお会いしてきました。
テレビで見ていた印象では、とにかく爽やか~!
なんだか優雅でうらやましいなあ~
幸せそうだなあ~! というイメージ。
実際、お会いしてみると・・・
昔から変わらないスリムな体型をデニムスカートのカジュアルなファッションに包み、長い黒髪と睫毛がとても艶やか・・・
やっぱりステキ~!!
私だったら、2人も子どもがいて、仕事があったら、髪を振り乱しちゃいそうだけどなあ・・・
と思ったら、やっぱり、育児と仕事の両立は大変だったそうです。
でも仕事を続けて自立していたい、という気持ちで頑張れたんですね。
最近は下のお子さんも4歳になり、少し楽になったとか。
早見さんがお子さんに言い負かされてしまうこともあるそうです(笑)
子育てのお話をいろいろ伺ってきました。

照明用の傘の向こうに座っているのが、インタビュー中の早見さん・・・
本当は、もっとずっとステキだったんですよぉ~!
「もうすぐ次の取材で~す」とマネージャーさんの巻きが入り、焦りまくりながら撮影しました・・・
ちなみに、プロのカメラマンが撮影した写真はバッチリです。
早見さん、楽しいひとときを、本当にありがとうございました!
掲載をお楽しみに~!
おまけ★★★★北のつぶやき
取材を終えて事務所に帰ってから、自分で撮ったスナップ写真をよく見たら・・・

・・・・・ガーン!
緊張してピンボケです・・・(泣)
東くんには、白い目で見られるし・・・
私はカメラマンには絶対なれないですっ。
カテゴリー: 編集スタッフ:北さん | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 16 日 博士 |
今日は、昨日の続きじゃ。

病院で「アトピー性皮膚炎は、火事と同じだから、まずは火事(炎症)を消すこと(ステロイド剤などで)が大切」というような説明を受けたことがある人は多いと思う。
果たしてこれは正しいのじゃろうか?
そこで、昨日のアナフィラキシーを例にとって、説明したい。
まず、炎症を火事に例えた場合、同じ炎症でも「燃えているものが違う」ということじゃ。
では、どのように違うのかと言うと、次のようなイメージで考えると分かりやすいじゃろう。
◆アナフィラキシーの場合
アナフィラキシーは、急性の炎症で、燃えているものは「ガソリン」と考えると良いじゃろう。
ガソリンは、火の勢いも強いので、消すのも大変、ということじゃ。
しかし、ガソリンが全部燃えてしまえば、その後は、燃えるものもなくなるので、何度も繰り返し火事になることはない。
原因となった「ガソリン」=「原因物質」を再び摂取すれば、「ガソリン」は火もつきやすい危険物質なので、再度、アナフィラキシー症状を引き起こすことはあるが、原因物質を摂取しなければ、再発の危険はないといえる。
◆蕁麻疹の場合
蕁麻疹は、同じ急性の炎症でも、燃えているものは「薪」と捉えると良い。
薪は、ガソリンほど火の勢いは強くないから、ショック症状のようなひどい症状に陥ることは少ない。
また、ガソリンと同じように、薪自体が燃えてなくなってしまえば、あとは「灰」が残るだけじゃから、再び燃え上がることもない。
◆アトピー性皮膚炎の場合
では、アトピー性皮膚炎は何にたとえられるかと言うと「炭」をイメージするとわかりやすいじゃろう。
炭は、火が高く燃え上がるわけではない。
つまりショック症状を引き起こすようなことはないといえるんじゃ。
しかし、炭に水をかけて消しても、炭自体は残っておる。
あるいは、完全に消火できずに火種が残ることもあるじゃろう。
燃やすための「火」、つまりアトピー性皮膚炎の症状を引き起こすきっかけがあれば、いつでも炭は燃える、つまり炎症が再発することになるのじゃ。
このように、アナフィラキシーや蕁麻疹とアトピー性皮膚炎は、同じアレルギー疾患なのじゃが、その原因や病態は全く異なるといえるのじゃ。
毎日の生活の中で、いろいろな負荷がかかると、「炭」が作られる。
この「炭」は少しずつ積み重なっていく。
そして、何かのきっかけで火がつくと、炭が燃えることになる。
つまり「炎症」が現れるわけじゃ。
その燃えている炭(炎症)を、消化剤(ステロイド剤など)で消すとしよう。
しかし、ステロイド剤(消化剤)では、炎症(炭)を抑える(消火する)ことはできても、炭そのものをなくすことはできん。
炭に着火させている原因(発症要因)が残ったまま、炭の火を消しても、炭自体が残ってしまい、さらに着火させる原因も残っているのでは、再び炭が燃えることになる。
ステロイド剤で、いくら炎症だけ抑えても、炎症を引き起こしている原因そのものを解決しなければ意味がないというのは、このことなのじゃ。
さらに、繰り返し消化剤(ステロイド剤など)を使っているのでは、炭が燃えて影響を与えている場所(皮膚など)に、少しずつ消化剤の悪影響が蓄積することになる。
これが、ステロイド剤の副作用ということじゃ。
では、どうすれば良いのか?
答えは、「炭を除去」する行為が必要なのじゃ。
その行為とは、炭を作り出した要因、つまり身体のさまざまな機能の低下(内分泌や自律神経、そしてその影響を受ける免疫機能)を引き起こした原因、つまり、毎日の生活習慣や生活環境を良いものに変えていくことが必要、ということじゃ。
炭がわずかな段階であれば、炭も燃えきってしまえば灰になるのじゃから、ステロイド剤のような消化剤を使うことは有効じゃろうし、消火したあとで、再燃することもないじゃろう。
ステロイド剤などの薬剤で治った、という人はこのパターンと言えるじゃろう。
しかし、今、なかなか治らないアトピー性皮膚炎の人は、高く積み上げられた炭が燃えているのじゃ。
さらに、炭を作り出している原因(日常生活内の要因)を改善しなければ、どんどん炭は積み重なっていく。
このように、アトピー性皮膚炎に必要な消火活動とは、「消火剤」で火を消すことではなく、燃えている炭と、その下に埋もれてこれから燃えようとしている炭を除去することこそが、求められている消火活動といえよう。
おまけ★★★★博士のつぶやき

ちなみに、消化剤で火を消すことは、全く無意味ということではないので、誤解せんで欲しい。
炭も火力が強く炎が上がることもある。
その状況が強ければ、「炎」を消化剤(ステロイド剤など)で消す作業も必要なことがあるじゃろうし、風が強く吹いて(感染症のとき)火力を高めているときには、風を遮断すること(感染症の治療)も必要じゃ。
しかし、あくまで積み上がった炭は、火だけ消しても、いつでも着火するきっかけ(発症要因)があれば、再び燃え上がることになることを忘れないで欲しいと思う。
カテゴリー: 博士 | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 15 日 博士 |
今日、朝のニュースを見た人から相談があった。

内容は、「俳優の豊川悦司さんがアナフィラキシーで入院したと聞いたのですが、アトピー性皮膚炎も悪化するとアナフィラキシーで入院するようなことがあるのですか?」というものじゃった。
まず、豊川さんのニュースは次のような内容じゃった。
◆日刊スポーツの記事から抜粋
俳優豊川悦司(46)が10日深夜、激しいかゆみと、体の一部が腫れてきたため、都内の病院に救急車で搬送されていたことが、13日、分かった。豊川はその日の夜、知人と都内の飲食店で寄せ鍋などを食べていたという。都内の自宅に戻り、体調が悪くなり、自分で救急車を呼んだようだ。
(中略)
アナフィラキシーショックとは、特定の起因物質により引き起こされた全身性のアレルギー反応だが、食材の何が原因かは特定できないという。カキが原因だったとの一部報道もあったが、所属事務所によると原因は不明だという。嘔吐(おうと)や下痢などの症状はなかったといい、豊川は、これまで食べ物のアレルギーはなかったという。
そして、今日は他のニュースでもアナフィラキシーの話題が出ておった。
◆毎日新聞の記事から抜粋
仙台市教委は13日、市内26小中学校の給食を調理する「野村学校給食センター」(同市泉区)が12日にアレルギー対応給食を誤配し、市立高森小の児童1人が急性アレルギー反応「アナフィラキシーショック」を起こして一時入院する事故があったと発表した。同じ給食を食べた市立向陽台小の別の児童1人にもアレルギー症状が出たといい、市教委健康教育課は「チェック体制に不備があった」としている。
同課によると、2人はともに小麦アレルギーを持ち、高森小の児童は食後に呼吸困難などの症状が、向陽台小の児童も腹痛の症状が出た。13日までにともに回復した。2人には本来、小麦を使わない「ジャガイモのミートソースがけ」が提供されるはずだったが、小麦以外のアレルギーを持つ子供向けの「スパゲティミートソース」が同センターから誤って届けられていた。
(以下、略)
いずれも、IgEという免疫が関わって起きる症状じゃが、豊川さんの場合は、激しい痒みに襲われたということ、児童の場合は、小麦アレルギーがあったということで、アトピー性皮膚炎でも、このようなアナフィラキシーショックが起きるのか、とういことが心配な人も多いじゃろうし、今朝の電話の人も気になったのじゃと思う。
結論から言えば、アナフィラキシーとアトピー性皮膚炎は、同じアレルギー疾患としてくくられておるが、似て非なるものじゃから、アトピー性皮膚炎の人が、常にアナフィラキシーを起こす危険性を秘めておるわけではないから安心して欲しい。
イメージで言えば、蕁麻疹の延長線上に、アナフィラキシーがあると想像してもらえばよいじゃろう。
アトピー性皮膚炎の場合は、必ずしも即時型の反応を示すわけでもない。
アナフィラキシーのような急性のアレルギー反応というよりも、慢性のアレルギー反応と考えた方がよいじゃろう。
とはいえ、アトピー性皮膚炎の症状を引き起こしている原因とは、異なる原因によりアナフィラキシーの症状が出るケースもある。
例えば、スズメバチに刺されてショック症状を引き起こした、というニュースを聞いたことがあると思うが、これもアナフィラキシー症状じゃ。
ニュースを見ても分かるとおり、本人が意識せずに引き起こされることがあるから、予防などは難しいのじゃが、いずれにしろ、アトピー性皮膚炎が悪化してアナフィラキシー症状を引き起こすわけではないので安心して欲しいと思う。
おまけ★★★★博士のつぶやき

アナフィラキシーのような急性の生命に関わるアレルギー症状に対しては、薬物の治療が必要になる。
なぜなら、急激な免疫反応を早急に抑制させることが必要じゃからじゃ。
そして、アナフィラキシーの場合、その症状が、その後、慢性の病態を取ることはない。
よく、アトピー性皮膚炎でも、初期の炎症(火事)を、強力に消火(ステロイド剤など)させることが大切と言われるが、この部分は、急性の症状を有する場合には、必要じゃと思う。
しかし、アナフィラキシーは原因物質から遠ざかれば、必然的に、症状も落ち着くのに対し、アトピー性皮膚炎の場合は、原因物質から遠ざかっても炎症を繰り返すことが多いし、また原因物質が特定できないことの方が多い。
これは、同じアレルギー疾患でも、原因と悪化の要因および、その病態そのものが異なるからなのじゃ。
したがって、アトピー性皮膚炎をアナフィラキシーのような火事(緊急性を有する事態)と捉えることの方が本来間違っており、同じように一時的な消火活動のみ(ステロイド剤などの薬物治療)だけに頼ってもいかんのじゃ。
このアトピー性皮膚炎に対する認識の部分は、大切なことじゃから、明日、詳しく述べたいと思う。
カテゴリー: 博士 | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 14 日 相談スタッフ:南さん |
こんにちは、南です。

今日は、先月のブログで紹介した「朝の散歩」を実践された方からのメールをご紹介します。
(内容は、文意を変えない形で、リライトをかけさせていただきました)
<< Tさんからのメール >>
先日はお電話ありがとうございました。留守電ですみません。
電話でも良かったのですが、記録?も兼ねてメールで失礼します!
◆◆症状◆◆
離脱もピークは超えたと思いますが・・また出るかな?
手・・掌の血と汁の噴出しは治まり、甲と手首がゴワゴワ乾燥で皮が剥れてます。
離脱中に爪の周りから汁が出たり、肉が盛り上がったりでびっくりしました (・_・;)
今はすこし落ち着き、爪が根元から剥れてきています。(新しい爪になるのかな・・?)
上半身・・絶えずでていた汁も少し落ち着きましたが、掻き壊してるか薄いツルツルの皮膚の状態です。
クーラーが凄まじく寒く感じていたのも、最近は少しだけ和らぎました。
下半身・・ゴワゴワした象足?のままです。右ひざ裏がパンパンに腫れて汁だらけだったのが普通の大きさになりました。まだ炎症は強くあり、膝を曲げるのは違和感あります。
◆◆生活◆◆
0時~1時に就寝
↓
朝7時前に起床
↓
30~40分の散歩(時間がない時は15分ベランダ運動)
↓
30分くらい湯治
↓
朝食
↓
家事
↓
(かゆくて殆ど寝てない時は1時間くらいの仮眠)
↓
昼食
↓
3時間のパート(学童保育・汗かいてます!)
↓
夕食
↓
雑務
↓
30~50分湯治
ほぼ毎日こんな感じです。昼の湯治は出来ていません。
◆◆全般◆◆
食事は美味しく食べてますが・・・
一時期4kg近く痩せてしまって今は頑張って多めに食べてます。
(本当は腹八分がいいのですよね^^)
何と言っても激変と言っていいくらい変わったのは朝です!
アドバイスしてくださった「15分朝日を浴びて歩いてから湯治」というのを、私なりに忠実に(?)守ったところ、朝起きが苦にならなくなりました。
初めのうちは、それこそ半分寝てるようなゾンビのようにフラフラ歩いてました ・・・
今は海岸を一時間近く歩くこともあります。
環境が良いので、歩きながら腹筋したり懸垂したりもできて、季節も良いし、気持ちがいいです。
汗もよくかき、朝食も美味しいです。
コーヒーを飲みながらボケーッと目がさめるのを待っていた今までとは大違い!
もっと早くやれば良かった・・(~ヘ~;)
離脱が始まって、すぐに相談に行って本当に良かったです。
ありがとうございました!
皮膚の状態を気にするよりも(気になるけど)、身体の力をつけていくことを実感してます。
まずは・・・もうちょっと早く寝てもう一時間スライドさせたいです。
まだまだ長い道のりですが またアドバイス、お願いいたします。
長文失礼しました~ m(_ _)m
アトピー性皮膚炎は、日常生活が深く関わっている疾患です。
それだけに、日常生活の「リズム」というのも、考えていなければなりません。
そういった点では、「朝の散歩」は、内分泌、代謝の面だけではなく、リズムという点でもよい方法だと思います。
アトピー性皮膚炎である以上、皮膚の症状が一番、気になることだとは思います。
でも、Tさんが最後に書かれていたように「皮膚の状態を気にするよりも(気になるけど)、身体の力をつけていくことを実感してます」というところに、大きなヒントがあると思います。
何か、大きな変化が欲しい方は、一度、「朝の散歩」を取り入れてみてはいかがでしょうか?
おまけ★★★★南のつぶやき

Tさん、メールを紹介させていただきありがとうございました。
少しずつの変化でも、気がつくと大きな変化を実感できるはず。
波はあるかもしれませんが、必ず前に進んでいきますから、体調に気をつけながら、これからも頑張ってくださいね。
カテゴリー: 相談スタッフ:南さん | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 13 日 記者:東 |
東です。
先日、九州HRCにて、お子様がアトピーの方に集まっていただいた座談会を取材いたしました。
当日、参加いただいたのは4組のお母様でした。
克服された方、克服までもう一歩の方、最近ようやく良化されてきた方、入浴療法をはじめて間もない方、とさまざまな状況の方に、お集まりいただきました。
勿論お子様を連れての参加でしたので、賑やかな雰囲気で行われましたが、その進行している最中に、一つの内容が提議されたとき、皆さん目の色が変わり、子供をあやしていた方までもが強く同調なさったことがありました。

その内容とは、「医者の対応」についてでした。
今回参加された方は、皆さん、これまに複数の病院に行かれた経緯をお持ちです。
そして、少なくとも1~2度は、病院や医師から、辛らつな言葉を言われたことがあるそうです。
もちろん、全ての医師が、そうだというわけではありません。
しかし、帰宅後、泣かれ、不安を抱き、二度とその病院には行かないという気持ちを持った経緯を、皆さんがお持ちであるということは尋常とはいえない状況ではないでしょうか?
子供の症状に不安を持ち、助けを求めて病院に行ったにも関わらず、たった一言「先生、ステロイドだけは使わないで・・」と懇願した際や「本当に治るんでしょうか?」と聞いただけで、傷つけられる言葉を受けたそうです。
今回の座談会に参加された方だけではなく、他にも、多くの患者の方から、医師の対応の悪さを耳にすることがあります。
インフォムードコンセント(説明と同意)を、少なくともアトピー性皮膚炎の患者は望んでいます。
特に、治療を受けるのは患者自身である以上、その治療の結果について、不安なことや疑問なことを尋ねることは、そんなに問題があるのでしょうか?
もちろん、アトピー性皮膚炎の患者と真正面から向き合って、治療を行う医師も大勢おられますし、私も、そういう先生方を取材したこともあります。
休みを返上して、アトピー性皮膚炎の患者を集めて勉強会を行う先生や、講演会を行う先生もいらっしゃいます。
アトピー性皮膚炎は、心身に関わる疾患です。
患者に不安を与える先生と、希望を与える先生と、どちらを患者が望むかは、言うまでもないでしょう。
確かに、治療法の不確かさから、患者側が情報を要望するケースが多いかとは思いますが、治療を受ける側、施す側という観点から見れば、明らかに受ける側が弱者なのです。
今回、座談会に出席された皆さんも、治療に取り組む勇気や希望が欲しい、ということをおっしゃっておられました。
来年、アトピー性皮膚炎の新薬として発売される予定の免疫抑制剤は、かなり強い副作用を持っています。場合によってはハイリスクの副作用が生じる可能性(発ガン)も少なくありません。
ますます、患者側が「弱者」として受身の治療を行わざるを得ない状況も考えられる中、治療を施す側は、患者側が「何を希望しているのか」に対して、前向きに取り組める対応を行って欲しいものです。
おまけ★★★★博士のつぶやき

「説明と同意」は、確かに大切じゃの。
特に、最近はWebなどでも患者側が、かなり精度の高い情報を独自に入手することも可能じゃから、患者側の知識に十分応えるための診療は、時間をかなり取られることもあるのかもしれん。
しかし、現在の保険制度は、薬に対するものが中心であって、そのような「時間」に対しては十分に報いられる状況にはない。
できれば、保険診療が、そのような状況下において医師側に適切な報酬が加算されるような体制になって欲しいものじゃ。
カテゴリー: 記者:東 | コメントはまだありません »
|
 |
|
| 2008 年 11 月 12 日 博士 |
前回は、アトピーの悪化要因として免疫に関わる部分を述べたが、今回は、もう一つの大きな要素といえる「皮膚の機能」の要因を取り上げたい。

人間の皮膚には主に、体液の流出を防ぐこと、および外部からの侵入を防ぐこと、つまり生体を維持していく上で、「守りの働き」を行っている「臓器」じゃ。
そして、皮膚がそれらの働きを正常に行うためには、角質層の潤いを保つことが大切と言える。
水分が保持された状態が正常な角質層の維持に大切ということもあるのじゃが、アトピー性皮膚炎の観点から見ると、「豆講座5・アトピーの悪化要因(1)」で述べたように、「痒みを知覚する神経線維」の問題が加わることになる。
つまり、アトピー性皮膚炎の場合、皮膚の機能のどこに問題があるのかというと、その最大の要因は、「皮膚の乾燥」という部分にあるんじゃ。
では、この皮膚の乾燥は、どのような影響下において起こりやすいかというと、主に「環境の要因」と「生体の要因」の二つが関わることになる。
環境の要因で、最も大きい影響は、「エアコン」が挙げられるじゃろう。
最近では、学校もエアコンによる冷暖房完備のところが増えてきておるようじゃが、家庭においても、エアコンはほとんどのところで利用しておるじゃろう。
暖房においては、床暖房やストーブ、ガスヒーターなどの他の手段があるが、冷房においては、まず主流はエアコンじゃ。
エアコンは、除湿の効果を有しておるため、どうしても空気の乾燥を招きやすくなる。
特に、湿度が上がる夏の時期に、日常生活空間のほとんどがエアコンの効いた状態にあると、皮膚自体が乾燥しやすい状態を維持させてしまうことになるんじゃ。
その他、化学物質などの影響も無視はできん。
また、肌に密着する衣類を洗う際の洗剤の問題も関わることになる。
特に、全自動洗濯機では何回すすいでも洗剤を完全に除去することはできず、そのわずかに残った衣類に残留する洗剤、つまり界面活性剤が、皮脂を肌から取ってしまう影響が問題じゃ。
確かに、それらの影響は軽微なものかもしれん。
しかし、衣類は毎日、身につけるものじゃから、軽微な影響も積み重なることで、皮膚への負担は、かなり大きなものとなるんじゃ。
その他、衣類の着色や、少し前に問題になった衣類の防虫剤の影響なども関わってくることがある。
次に、生体の要因に関わる最も大きな影響は、やはり毎日の日常生活に潜んでいるといってよいじゃろう。
皮膚を構成するのは、いうまでもなく細胞じゃ。
ということは、食生活の影響、睡眠による内分泌の影響、運動による代謝の影響、ストレスなどによる生体の影響は、少なからず受けることになる。
それらが「悪い状態」が維持されてしまえば、皮膚の機能も少しずつ低下することになるんじゃ。
例えば、人間の皮膚が本来持っておるスキンケアの機能は、汗腺から出る汗と、皮脂腺から出る皮脂が乳化することで、皮脂膜が作られる。
したがって、汗をかきにくくなれば、皮膚のバリア機能も低下することになる。
このように、日常生活から受ける影響が関わっておるんじゃ。
また、その他でも、アトピー性皮膚炎の人の角質層を調べるとセラミドが不足していることが分かっており、このセラミド不足が、バリア機能を弱め、水分の保持能力を低下させることになる。
あるいは、ステロイド剤などの免疫抑制剤を使用することで、皮膚の免疫機能を低下させ、感染症を引き起こす、あるいは悪化させることで、皮膚のバリア機能を損なうこともある。
前回の免疫機能のところでは、悪化要因として挙げた中に、生活の要因があったが、皮膚の機能の面から見ても、生活の要因は深く関わっておるんじゃ。
アトピー性皮膚炎が「生活習慣病」の一つとして、考えられる所以がここにもあるといえる。
次回は、アトピーの悪化要因の最後として、薬物治療の影響について述べたいと思う。
おまけ★★★★南のつぶやき

皮膚は、「内臓の鏡」って言われていますよね。
疲れや体調不良が、顔色に現れるのなんかは、良い例です。
博士が書いていたように、「体を守る」臓器として、異常状態を自分に気づかせる働きが皮膚にはありますが、アトピー性皮膚炎も、日常生活が関わっているということは、警告信号の要素を抱えているんですね。
カテゴリー: 博士 | コメントはまだありません »