2018年8月19日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
夏は、暑いので放っておいても汗をかくけど、室内で留まっていると、意外と運動不足になっているケースもあるみたい。
簡単に行えそうな運動の記事を見つけたので紹介するね。
          
         
●大股速歩で手軽に筋力アップ 歩幅目安は65センチ
https://news.goo.ne.jp/article/nikkeistyle/life/nikkeistyle-DGXKZO3281746010072018KNTP00.html
         
大股でふだんより速く足を動かす「速歩」は通勤、買い物や散歩などの際に手軽にできる健康法だ。「マラソンやジョギングは体力的に自信がない」「運動する時間がない」という人も無理せず自分のペースでできる。シニアには足腰の筋肉を維持・強化するだけではなく、最近では認知症の予防にも効果がみられることが研究調査で明らかになってきた。
「速歩で重要なのは歩調(テンポ)をあげることでなく歩幅を広くすることです」。東京都健康長寿医療センター研究所の研究員、谷口優医学博士は、歩き方の工夫で、多くの人がすぐに始められると勧める。
目標の歩幅は65センチ。中高年になると筋肉の衰えに加えて脳機能が歩幅の広さに影響するという。「横断歩道の白線をまたぐようなイメージで歩くのが理想」(谷口博士)という。
体格や運動能力などの点で白線を越えるのが難しいと感じる人は、白線は一つの目安と考えればいい。
ポイントとなるのは姿勢だ。(1)肘は自然に曲げて、腕を後ろに大きく、前は小さく振る(2)膝を伸ばしてかかとから着地する(3)おしりの筋肉を持ち上げて背筋を伸ばす。歩幅と姿勢がきちんとそろえば速度は自然に速くなる。普通のウオーキングに比べて足腰の筋肉が鍛えられる。
さらに視線はなるべく前に保ち、へその下に力を入れる。手をあてて筋肉が硬くなっていればきれいな歩き方になっているという。
反対に、悪い歩き方は「猫背で視線を下に落とすトボトボ歩き。ビジネス街でよく見かける帰宅途中の疲れた会社員の姿」(谷口博士)と注意を促す。
            
             
歩く時、意識して大股にすることで、いろいろな部位に負荷をかけれるなら、簡単かもね。
注意するところで書いてある「姿勢」のところは気をつけてね。
暑い時期、なかなか運動ができなくて、それでいてエアコンの中だけで過ごしている、って人は、歩く際、意識してみると良いかもね。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

姿勢を考えて歩く、というのはとても大切なことじゃ。
ヒトの体は、バランスで成り立っておるところがある。
自然な「姿勢」とは、いろいろな部位に適切な負荷をかけられる。じゃが、不自然な姿勢は、特定の部位のみに過剰な負荷をかけることがある。
気をつけてみると良いじゃろう。

2018年8月18日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
夏のご相談の中でときどきあるのが、紫外線による症状の悪化と思われる事例です。
そうした中には、「光線過敏症」のような症状を訴えるケースが良くあります。
          
          
●夏の肌トラブル 意外に多い「光線過敏症」って?
https://style.nikkei.com/article/DGXKZO20078780X10C17A8W10601?channel=DF140920160921
        
夏は日差しの下で汗を拭う機会が多い季節だ。太陽の光や発汗は、光線過敏症や肌荒れなど様々な肌トラブルを引き起こす。対処法や予防法を専門家に聞いた。
夏の肌トラブルは日焼けに限らない。意外と多いのが日光に当たって起きるアレルギー疾患で、光線過敏症と呼ばれる。いくつかの種類があるが、代表的なのが「多形日光疹」、「日光じんましん」、「薬剤性光線過敏症」だ。
紫外線を浴びた皮膚に、半日ほどたってから赤くて小さい粒状の湿疹とかゆみが出るのが多形日光疹だ。10~40代の女性に多い。
原因は紫外線だ。「紫外線の刺激で皮膚中の成分が変化し、遅延型アレルギーを起こす」とひふのクリニック人形町(東京・中央)の上出良一院長は説明する。
多形日光疹は日焼け止めで予防できる。発症しても「多くは1週間以内に自然に治っていくが、数日たっても治まらない場合はステロイド薬を処方してもらうとよい」と上出院長。
日光を浴びるとできる成分への即時型アレルギーが日光じんましんだ。肌が赤いミミズ腫れのようになる。主な原因は可視光線だ。日光を避けると症状は治まる。
ただ「紫外線が原因ではないため、日焼け止めでは予防できない」(上出院長)。対策は「抗ヒスタミン薬でアレルギー反応を抑えること」だ。
飲み薬や貼り薬が原因で起きるのが薬剤性光線過敏症だ。薬を使い始めた後に日光に当たり、顔や首周りなどに日焼けに似た症状が強く出たら要注意だ。
「抗炎症成分のケトプロフェンを含む湿布薬の場合、貼った所が赤く腫れ、水ぶくれなど強い症状が出ることもある」と上出院長。「他人から譲られた湿布を使わないことが大切」と注意を促す。
一部の血圧を下げる薬でも起きやすいという。医療機関で原因になっている薬剤を診断してもらい、服用や湿布の使用をやめる。薬剤は体内にしばらく残るので、1~3カ月は直射日光を避ける。
正確に光線過敏症の診断を受けるには、いつから症状が始まったか、どんなときに症状が出るか、症状が起きる場所や服用薬などを医師に伝えられるようメモしておこう。
体温調節のため汗をかくことは重要だが、汗が夏の肌トラブルの原因になることもある。「タオルなどで頻繁に汗を拭いていると、ふやけた肌を傷つけるうえ、刺激になる汗の成分を肌にすり込むことになり、汗による肌荒れが起こる」(上出院長)
予防には日常のスキンケアと、汗をかいたときの対処が大切だ。若松町こころとひふのクリニック(東京・新宿)の檜垣祐子院長は「肌のバリア機能を保つため、洗顔のし過ぎは厳禁。朝は水で軽く洗うだけにとどめたい」と話す。
発汗後の日中の洗顔は洗浄剤を使わず水で流すか、蒸留水をスプレーしてタオルなどで軽く押さえて水分を拭き取るようにしよう。決して肌をこすらないようにしたい。
エアコンの冷風にさらされるため肌の乾燥が気になる半面、保湿のし過ぎも肌トラブルの元になる。「油分が多すぎると皮膚の常在菌のバランスが崩れる。乾燥が肌を傷めるからといってケアしすぎず、乳液など軽めの保湿と日焼け止めの使用にとどめたい」(檜垣院長)
薄着の季節は、ネックレスなどのアクセサリーを肌の上に直接着ける機会も多い。檜垣院長は「汗で金属がイオン化しアレルゲンになりやすい夏は、金属アレルギーも増える。ニッケルなどの金属を使ったアクセサリーを避け、ベルトの金具が直接肌に触れないようにしたい」と勧める。
           
        
この光線過敏症と思われる症状は、夏に限ったものではありません。
冬で、晴れた日にも相談が来ますが、夏は紫外線による免疫力の低下と思われる状態と混同しやすいようです。
対処方法も、直接の免疫反応による炎症である光線過敏症は、少し違ってきます。
外に出て、露出部位に症状が出た場合には注意するようにしましょう。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

最後に書かれている金属アレルギーは、汗と反応するとより出やすいようです。
汗そのものが炎症につながるケースもありますので、外出時、汗の対処は適切に行うようにしましょう。

2018年8月17日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
日差しが強い日は、まだしばらく続くけど、日焼けに関する記事がWebに出ていたので紹介するね。

                      
●日焼け対策に効く食べ物、日焼けしやすくなる食べ物とは?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180806-00176508-diamond-bus_all&p=1
夏真っ盛りのこの時期、日に焼けた肌のケアが気になる方も多いのではないでしょうか。紫外線によるシミやシワといった肌の老化を防ぐためには、日傘や日焼け止めクリームなどの外からのケアだけではなく、体の内側、つまり食事からの対策も大切です。
そこで今回は、日焼け対策におすすめの食べ物やそれらに含まれる栄養素を効率よく摂取する方法などを詳しくお伝えします。
        
●日焼け対策には何といっても ビタミンエース(ACE)!
日焼けした肌のダメージを回復させるには、ビタミンの力が不可欠です。肌をきれいに保つにはビタミンCがいいというのは皆さんもよくご存じかもしれませんね。その他にもビタミンA(Βーカロテン)、ビタミンEを多く含む食べ物には日焼け対策に欠かせない栄養素がたくさん含まれています。
これらのビタミンには、共通して高い抗酸化作用があります。紫外線を浴びることで生じた活性酸素を抑制して肌の老化を予防してくれます。それぞれのビタミンの特徴とこれらを多く含む食材の例を下記にまとめました。
      
<ビタミンA(β-カロテン)>
高い抗酸化作用があり、皮膚や粘膜を保護する働きがあります。肌のハリや潤い、弾力を保ってくれます。脂溶性ビタミンなので油と一緒に取ることで吸収率がアップします。炒め物にしたり、サラダにしてオリーブオイルをかけたりして食べるのがおすすめです。
ビタミンAを多く含む食材:レバー、ニンジン、ブロッコリー、カボチャ、トマト、シソ、など
       
<ビタミンC>
メラニン色素の過剰生成を抑制し、シミ・そばかす・くすみなどを予防してくれます。さらにビタミンCは、メラニン色素の生成を抑え、肌のハリや弾力の元となるコラーゲンの生成を助ける働きもあります。
一度にたくさん摂取しても、数時間後には余分なビタミンCは尿に排出されてしまいます。1日の中でこまめに取るのがおすすめです。また、ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱い性質があるため、果物や野菜サラダのように、できるだけ生で食べると効率よく取ることができます。
ビタミンCを多く含む食材:赤ピーマン、ブロッコリー、ゴーヤ、パプリカ、キウイフルーツ、レモン、イチゴなど
         
<ビタミンE>
血流が良くなることで、肌の新陳代謝を高めます。ビタミンEは、「若返りのビタミン」とも呼ばれています。血行を良くし新陳代謝を促すことでシミやそばかすをできにくくして、老化の原因となる活性酸素の発生を防ぎます。ビタミンCと一緒にとることで相乗効果が期待できますよ。
ビタミンEを多く含む食材:アーモンドなどのナッツ類、ゴマ、植物油、かぼちゃ、アボカド、ウナギ、大豆など
       
先ほどご紹介したビタミンA、C、E以外にも、鮭やイクラ、マスなどに含まれるアスタキサンチンやトマト、スイカ、柿などに含まれるリコピンにも高い抗酸化作用がありますので、合わせて摂取していきましょう。
        
●肌の代謝を良くする 「タンパク質」もしっかり取る
本来、肌が生まれ変わる周期は28日程度なのですが、この周期は加齢やストレス、ホルモンバランスの乱れなどによって乱れてしまうことがあります。すると排出されるはずのメラニン色素が肌に留まり、シミが増える原因になってしまうのです。
肌の代謝を促すためには、肌をつくっているタンパク質をしっかり取ることが大切です。タンパク質は取りだめが利かないので、肉や魚、豆、大豆製品など様々な種類のタンパク質を食事からしっかりと取るように意識していきましょう。
        
●紫外線を浴びた肌のケアは、 早めに!継続的に!
肌の老化を進行させてしまう「活性酸素」は、紫外線を浴びることで発生して、メラニンの生成を促します。紫外線を浴びてからメラニンが定着するまでに3日以上かかるといわれていますので、その間に抗酸化成分を取れば活性酸素を取り除きメラニンの生成を防ぐことができます。
ビタミンA、C、Eやタンパク質を継続的に取ることで、肌代謝が促進されて日焼けによるシミの定着を防いでくれます。紫外線をたくさん浴びてしまっても諦めずに続けることも大切ですね。
         
●日焼けしやすくなる食材はある?
一部の野菜や果物に含まれる「ソラレン」という成分が、紫外線に反応して日焼けしやすくなる作用があると言われています。
代表的なものはオレンジやグレープフルーツ、レモンなどの柑橘類です。他にもキウイ、イチジクなどの果物やキュウリ、パセリ、セロリ、シソ、春菊などの野菜にも含まれます。
柑橘類やキウイなどは朝食で食べている方もいらっしゃると思いますが、外出やスポーツをする際など長時間紫外線を浴びるような日は、朝に食べるのは避けておくと良いですね。
       
いかがでしたでしょうか。日焼けした肌は、化粧品などの外側だけのケアでは限度があります。色とりどりの野菜や果物、肌代謝を上げるタンパク質をしっかり食べて、体の内側から美白を目指しましょう!
       
        
食べ物による体への影響は確かにあると思うんだ。
紫外線を浴びやすい季節、特にお肌の状態が悪い人は、こうした食べ物に気をつけてみると、少しお肌の状態に良い影響を与えられるかもしれないよね。
もちろん、スキンケアとは他の対策も大切だから、食だけに頼る、というのは良くないけど、プラスを積み重ねることは良いんじゃないかな。

                    
おまけ★★★★大田のつぶやき

「日焼けしやすくなる食材」で取り上げられていた食材の中には、ラテックスフルーツ症候群を引き起こしやすいものも含まれるから、アトピー性皮膚炎の方は、注意が必要かもしれません。
なお、紫外線は、反射して室内に入ってきますので、外出しない人も日差しが強い時期にはケアや対策は意識するようにしましょう。

2018年8月16日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
猛暑の対策として、ブログでクールダウン入浴について取り上げてきましたが、夏の入浴に関する記事がWebで出ていたので紹介しましょう。

                           
●夏の入浴(1)湯船に浸かって疲労回復
https://www.sankei.com/life/news/180806/lif1808060008-n1.html

記録的な酷暑が続く中、入浴で湯船に浸(つ)からず、シャワーで済ませる人も少なくないのではないだろうか。入浴には、体をきれいにするだけでなく、疲労回復やリラクセーションといった効果もある。
「夏は暑いからとシャワーですませる人が多いが、夏こそ湯船に浸かってほしい」と話すのは、入浴剤大手「バスクリン」の石川泰弘さん。スポーツ健康科学の博士号を持つ、“お風呂博士”だ。
湯船に浸かることで温熱や水圧、浮力といった物理的作用が体に働き、疲れや冷え、ストレスの緩和につながるという。
石川さんは「スポーツ界のトップアスリートの中には、温水と冷水に交互に入るなどして、入浴時に工夫をしている人もいる。無意識に入浴するのはもったいない」と話す。
夏場の入浴では36~39度の温めの湯がいいという。「就寝前に風呂に浸かって体温を上げておき、そこから体温が下がっていくと良い睡眠が取れる。風呂に浸かって体温を上げ、しっかり汗をかくようにしておけば、猛暑で深刻化している熱中症にも強い体質になれる」と、入浴の多様な効果を指摘する。
ただ、体に熱がこもった状態での入浴は厳禁。「入浴前に、水やお茶など糖分の少ないものを飲んで水分補給しておくことを欠かさないでほしい」とアドバイスする。 
        
                  
クールダウンの入浴の考え方と、ほぼ同じですが、疲労回復を考えると、シャワーよりも入浴した方が効果が高い、ということは確かでしょう。
アトピー性皮膚炎の方の場合、血管拡張は、痒みに繋がることが多くあります。
例えば、お酒を飲むと痒みが出てくる、という人は、血管拡張によるヒスタミンなどの痒いを誘発する化学伝達物質の浸透などが考えられます。
そして、同時に、気温が高い中では、体を「冷ます」ために血管が自然と拡張しやすくなり、汗と相まって、余計に痒みが強くなることもあります。
「冷ます」ための入浴も、時と場合によっては有効であることを忘れないようにしましょう。

                     
おまけ★★★★博士のつぶやき

気をつけて欲しいのは、気温の変動に合わせて欲しい、ということじゃな。
例えば、この前、台風が近づいた時、関東地方では猛暑日がいったん落ち着いたことがある。
まだ十分に気温は高かったが、9月下旬くらいの気温になると、冷温浴よりも通常の入浴の方が良い、ということもある。
状況に合わせて、最も適切な方法を選びたいものじゃ。

2018年8月15日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
今日は、今回の記事の紹介の最後となります。
                    
          
●アトピー性皮膚炎のスキンケア、洗う? 洗わない?
https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/atopicdermatitis-bathing-skincare?utm_term=.edL9xg31o#.nh6kO2GP4
            
▼「洗う」「洗わない」問題。どちらが正しいと白と黒にわけること自体に無理があります
         
さて、ここまでお話してきて、皆さんはどうお感じになったでしょうか?アトピー性皮膚炎のスキンケアにおける「洗う」「洗わない」問題、どちらかに白黒をつけようとすること自体に問題があると思われませんか?
アトピー性皮膚炎にも、重症度やステージがあり、「洗浄したほうが良い」場合と、「洗浄は控えた方が良い」場合があるのです(図3)。
最初にあげた、一般小児科医と専門医で意見が分かれたのは何故かということも、もう皆さんおわかりと思います。診療しているアトピー性皮膚炎の重症度が違った可能性があります。
軽症の患者さんを中心に診療している医師は「洗浄しないほうが良い」と指導するでしょうし、重症の患者さんを多く診ている医師は「洗浄したほうが良い」と説明することが多いのは、普段の臨床上の実感からでているのだろうと予想されます。ですので、洗う、洗わないに関しては、お子さんの様子を最もよく御存じであるかかりつけ医に相談されるのが良いと思います。
そして最近、アトピー性皮膚炎と洗浄に関する論文を集めて検討した報告(システマティックレビューと言います)が発表されました。
洗浄に効果が期待されるアトピー性皮膚炎は29.1%だったという結果でした。
ガイドラインでは、小児アトピー性皮膚炎患者さんの重症度は小学校1年生で軽症76%、中等症22%、重症以上2%と紹介されています。なんとなく、洗ったほうが良いというアトピー性皮膚炎29.1%とリンクしている感じがしませんか?
         
▼最後に
          
ガイドラインには、「皮膚の状態に合わせた石けん・シャンプーなどの選択および入浴やシャワー後のスキンケア外用薬の塗布、汗対策」と記載されているものの、詳細に関して具体的な説明は不十分です。
それは、同じアトピー性皮膚炎という病名でも重症度やステージで対応が変わるため、それぞれに考えていきましょうというメッセージなのだと私は捉えています。
そこで、普段の私の診療では、「”〇〇ちゃんは”、石けんを使ったほうがいいですね」とか、「”〇〇くんは”、お家に帰ったときに、石けんはなしでいいからシャワーを一回追加したほうが良いね」などと、患者さん毎にお話を変えています。
とはいえ、夏は汗をかきやすく汚れがたまりやすい、首・脇・おしも・関節を曲げる箇所などは十分泡立てた石けんでやさしく洗い、十分流したほうが良いですよとお話することも多い理由もよくおわかりになったかと思います。
今回の記事が、それぞれのアトピー性皮膚炎のお子さんのスキンケアに対し、考えるヒントになれば嬉しく思います。
         
          
今日の記事に書かれているように「▼「洗う」「洗わない」問題。どちらが正しいと白と黒にわけること自体に無理があります」という部分が結論になるでしょう。
アトピー性皮膚炎は、決して発症や悪化の原因が「単一」の疾患ではありません。
どちらかというと「症候群」のように、その原因は多岐にわたります。
その原因の対処を検討していくと、全く真逆の対応が必要なることもあるでしょう。
アトピー性皮膚炎を克服していくためには、自分の症状をしっかり見極めたうえで、対応を判断するようにしましょう。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

洗う、洗わないの結論は出せないのが実情ですが、多くのアトピー性皮膚炎の症状を考えると、洗う方が必要になるケースの方が多いかとは思います。
洗った場合は、「乾燥」というネックが生じることがありますので、その場合には適切なケアを洗浄後に行うようにしましょう。
また、界面活性剤を使用しない洗浄剤を使用するのも一つの方法です。
適切な対処を心がけましょう。

2018年8月14日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                   
今日も昨日の続きになります。
                    
          
●アトピー性皮膚炎のスキンケア、洗う? 洗わない?
https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/atopicdermatitis-bathing-skincare?utm_term=.edL9xg31o#.nh6kO2GP4
            
▼保湿剤は、必要ですか?
            
とはいっても、保湿剤を毎日塗るのは大変ですよね。でも、大切なことですのでアトピー性皮膚炎に対する保湿剤の必要性に関し、説明を追加したいと思います。
まず、生後1週間以内の赤ちゃんに対し、保湿剤を毎日塗っていくとアトピー性皮膚炎の発症が3割減るという報告があります。
さらに、皮膚のバリア機能が生まれつき低い方がアトピー性皮膚炎を発症しやすいものの、保湿剤をきちんと塗っているとバリア機能が低くても発症しにくくなるとも報告されています。保湿剤により、アトピー性皮膚炎の発症リスクを下げられるわけです。
そして、発症したアトピー性皮膚炎に対してもまた、保湿剤の有効性が明らかになっています。例えば2?12歳のアトピー性皮膚炎の子ども64名に対する報告では、保湿剤をきちんと塗るほうがアトピー性皮膚炎の悪化を有意に減らすことができると証明されています。
保湿剤は、発症を減らし悪化も防ぐことが判明しているといえるでしょう。ただ、それでも保湿剤を塗るのは手間ですので、保湿入浴剤で代用できないかもご質問を受けることがあります。
しかし保湿入浴剤に関しては、482人もの小児アトピー性皮膚炎に対する研究結果が最近報告され、効果は乏しいのではないかという結果でした。保湿入浴剤は使うことは構わないと考えますが、やはり、しっかりと保湿剤を塗ったほうがよさそうです。
            
▼塩素や水の硬度に関してはどうでしょうか?
          
水道水やプールの塩素に関してもご質問を受けることが多いです。
塩素(水道水やプールの消毒薬の一種)は、黄色ブドウ球菌のバイオフィルム(菌を守る膜のようなもの)を減らす作用があることから、アトピー性皮膚炎に対する効果が期待されます。
しかし、最近行われた、うすめた塩素による入浴でアトピー性皮膚炎の改善をみた研究では改善に差がなかったとされており、さらに過去行われた複数の研究をまとめた報告でも結論はだせていません。
そのため私は、アトピー性皮膚炎に対して、うすめた塩素による治療は、今のところ勧めていません。
塩素を使用するプールに関しては、アトピー性皮膚炎が2.7倍程度悪化する可能性があるという報告があります。おそらくプールの水は塩素以外にも多くの化学成分や汚染物質が含まれますので、アトピーに悪い作用があるのでしょう。
できればプール後にはきちんとシャワーで流してから保湿剤を塗ったほうが良いと考えられます。
最後に、水の硬度に関してです。水の硬度はカルシウムやマグネシウムで決められる水の性質を表す指標です。水の硬度が上がるほどアトピー性皮膚炎の発症リスクがあがるという報告があります。
しかし、366人の中等症以上のアトピー性皮膚炎の子どもに軟水器(水の硬度を下げる器械)を使用しても、使用しなかったグループと比較して重症度はかわらなかったという結果が報告されています。私は、あわてて軟水器を導入する意義は低いと考えています。
             
            
今日のポイントは、「保湿」という部分でしょう。
記事にあるように、新生児に対して保湿を行ったグループと行わなかったグループで比較すると、前者の方がアトピー性皮膚炎の発症が少ないことが確認されています。
考えなければならない部分があるとするならば、なぜ「保湿」を肌が必要としているのか、というところでしょう。
角質層に必要な水分の保持、角質層の水分蒸散量を抑える働き、皮膚へのアレルゲンなど異物からの刺激をガードするため、いろいろな働きが考えられますが、個々人ごとに、必要とする「働き」は異なります。
そして何より大切なのは、そうした保湿を行った結果、「肌は何を得られたのか」を考えていくことでしょう。
そこに、アトピー性皮膚炎解決へのポイントが潜んでいる、と言えます。

明日は、記事の紹介の最後となります。

                       
おまけ★★★★南のつぶやき

今日の記事に紹介されていた「保湿」とは、本来対局の位置にあるべきなのが、現在、医師が行っている「プロアクティブ療法」といえるでしょう。
症状が良くなった状態で、ステロイド剤をあえて塗ることで炎症を抑える、これを新生児にも行い、皮膚のバリア機能を維持することでアレルゲンなどへの感作を防ぐ、という方法です。
とはいえ、この方法は、皮膚の細菌叢のバランスに与える影響までは深く考えられていないのが実情です。
なぜ、「薬」である必要があるのか、臨床を重ねて欲しいところです。

2018年8月13日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

                 
今日は、昨日の続きを見ていきましょう。
                    
          
●アトピー性皮膚炎のスキンケア、洗う? 洗わない?
https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/atopicdermatitis-bathing-skincare?utm_term=.edL9xg31o#.nh6kO2GP4
        
▼アトピー性皮膚炎と黄色ブドウ球菌
          
アトピー性皮膚炎は皮膚の感染症が増えることが知られており、例えば膿痂疹(一般には”とびひ”と呼ばれます)は1.8倍も発症リスクが高くなるという報告があります。
そして、とびひの大部分は黄色ブドウ球菌が原因です。黄色ブドウ球菌はアトピー性皮膚炎があると皮膚に定着するリスクが20倍になり、アトピー性皮膚炎が重症であるほど増え、定着している黄色ブドウ球菌の密度が高くなるほど食物アレルギーのリスクも高くなるという報告があります。
黄色ブドウ球菌は、それ自体がアトピー性皮膚炎の発症に関連することもわかってきて、重症のアトピー性皮膚炎の患者さんから採取した黄色ブドウ球菌をマウスに移植すると、重症のアトピー性皮膚炎を発症するという報告さえあります。
すなわち、アトピー性皮膚炎が悪化すると皮膚に増えやすい黄色ブドウ球菌は減らしたほうがよいと考えられます。
とびひに関して抗菌薬を使用する場合が多いのは確かで正しい治療法です。
しかし、アトピー性皮膚炎のために定着しているだけの黄色ブドウ球菌への抗菌薬の使用は注意する必要があります。アトピー性皮膚炎のじくじくした湿疹の多くは、スキンケアや皮膚の炎症をへらす治療だけで改善することもわかってきているからです。
例えば、じくじくした湿疹のあるアトピー性皮膚炎の子ども113人を、ステロイド外用薬の使用に加えて、①抗菌薬内服、②抗菌薬外用、③抗菌薬を使わないグループに分けて2週間後の治療効果を比較した検討では、改善程度に差がなかったと報告されています。
この理由として、皮膚が改善してくると、もともと人間と共存している菌から作られる「抗菌ペプチド」という物質(天然の抗生物質のようなもの)が黄色ブドウ球菌の増殖を抑えることが挙げられます。
そのため、ひどくなったアトピー性皮膚炎は石けんで洗浄をしてステロイド外用薬などを使用し炎症を良くする必要があるのです。
        
▼アトピー性皮膚炎と入浴
        
では、アトピー性皮膚炎の重症度に、入浴頻度や入浴時間が影響するでしょうか?
夏の時期は汗の悪い面が出やすい季節ですし、シャワー浴がアトピー性皮膚炎の改善に働くという報告がいくつもあります。
例えば、平均4.7歳のアトピー性皮膚炎患の子ども96人に対して、入浴を1日1回きちんとしたグループの方がアトピー性皮膚炎の改善が良かったという結果や、アトピー性皮膚炎の小学生53人に対し、昼休み中にシャワーを追加すると症状が改善したという報告があります。
ただ、入浴時間に関しては、長時間になるほどアトピー性皮膚炎の悪化に働くという報告があり、皮膚の乾燥を悪化させてしまうのかもしれません。浴槽にはいる時間は短時間にとどめたほうがよさそうです。
       
▼石けんは使うべき?
         
では、石けんに関してはどうでしょう?
石けんは黄色ブドウ球菌をへらす作用がある一方で、皮脂を落とし、皮膚を乾燥させる作用があります。すなわち、アトピー性皮膚炎に良い影響も、悪い影響も起こす可能性があることになります。
石けんは使わないようにという説明をされる医師はその悪い面を考慮されているのでしょう。特に、皮膚機能が成熟していない赤ちゃんに対し石けんを使用しないように指導される場合も見受けられます。
ただ、新生児に対して洗浄製品を使った入浴群 159人と水のみの入浴群 148人とを比較して28日目の皮膚の状態や皮膚バリア機能には差がなかったという報告があり、私は、大きな問題はないのではと考えています。
むしろ、石けんを使用したグループと水のみで洗浄したグループに対して、28日目に「このスキンケアを続けますか?」という質問を行うと、水のみで洗浄したグループでは匂いが気になるという保護者が有意に多く、石けん洗浄への変更をより多く希望したと報告されています(図2)。
これらの結果から、石けんで洗ってそのままにするのは乾燥を助長する可能性があるので、保湿剤をしっかり塗ることを併用することが勧められます。
さらに、保湿剤をきちんと塗ると皮膚の黄色ブドウ球菌が減り正常な菌が回復することも報告されていますので、自分自身から作る抗菌ペプチドで皮膚への感染から身を守ることが期待できるでしょう。私は、このような保湿剤による対策を行えば、石けんに関して過剰に心配する必要はないと思っています。
しかし、洗浄する成分に関して、硫酸ラウリルナトリウムという成分は世の中の洗浄成分の半数には含まれ、薄い濃度でも皮膚を傷めるかもしれないという報告があります。
実際に、髪の生え際や首の後ろの部分が悪化しているお子さんをしばしば経験します。これは、シャンプーの流し残しがあるのではないかと私は考えています。ですので、心当たりのある方はしっかり洗い流すことを心がけましょう。
         
          
今日の記事のポイントは、「黄色ブドウ球菌」という部分でしょう。
黄色ブドウ球菌は、皮膚の細菌叢に影響を与えることで、バリア機能を低下させ、アトピー性皮膚炎の症状の悪化要因となるのと同時に、発症要因の一つになることは、最新の研究で明らかになってきています。
もちろん、この場合、アトピー性皮膚炎の悪化、そして発症の根本原因が「黄色ブドウ球菌」ということではありません。根本的な問題の部分は「皮膚の細菌叢」であり、その乱す原因の菌の一つが黄色ブドウ球菌、ということです。実際、アトピー性皮膚炎の方の肌を検査すると、ボービス菌など黄色ブドウ球菌以外の菌叢が増えていることも確認されています。

そして、入浴と洗浄は、こうした菌を落とすことには役立ち、同時に、皮脂を落とすことで乾燥を生じさせるリスクがあります。前者はアトピー性皮膚炎を悪化・発症する要因を防ぎ、後者は悪化させる要因・発症の要因につながります。
難しいのは、どちらを重視するかによって、患者への指導方法が異なる、ということです。
続きは明日です。

                    
おまけ★★★★東のつぶやき

記事では、重症のアトピー性皮膚炎患者の黄色ブドウ球菌をマウスに移植するとアトピー性皮膚炎を発症した、というように書かれていますが、これは誤解を生むかもしれません。
これは移植したマウスの皮膚のバリア機能の問題が関係していて、アトピー性皮膚炎の人の黄色ブドウ球菌だから、というわけではないはずです。
アトピー性皮膚炎に対する偏見につながりかねないので注意しましょう。

2018年8月12日

大田です。

 

 

 

 

 

 

 

 

                       
汗をしっかりかく季節、入浴、洗浄などについて、どうすれば良いのかを悩まれている方も多いのではないでしょうか?
一般の皮膚科医において、入浴や洗浄について聞くと、アトピー性皮膚炎の人は入浴は短く、洗浄は軽く、と指導を受けることの方が多いようです。
Webでアトピー性皮膚炎専門の皮膚科医が、記事を書いておられましたので、紹介しましょう。
記事は長いので、数回に分けたいと思います。
                    
          
●アトピー性皮膚炎のスキンケア、洗う? 洗わない?
https://www.buzzfeed.com/jp/kentahorimukai/atopicdermatitis-bathing-skincare?utm_term=.edL9xg31o#.nh6kO2GP4
            
夏はアトピー性皮膚炎が悪化する季節です。
日本アレルギー学会のガイドラインには、「通常は皮膚の清潔には入浴・シャワーを励行し、必要に応じて適切な保湿・保護剤あるいは抗炎症薬を使用する」と記載があります。
ところが、医師により「洗う」「洗わない」の指導が分かれることがあり、混乱しがちです。
そこで、子どものアトピー性皮膚炎の治療における洗浄に関して解説します。
          
▼アトピー性皮膚炎は、どの季節に悪化しますか?
            
夏は、「暑くなってから、皮膚をかゆがって良くなりません」「”あせも”が増えて悪化するようになりました」と受診される患者さんが多くなる季節です。
汗は、アトピー性皮膚炎の悪化要因としてガイドラインにも記載がありますし、そもそも余分な汗は、長時間放置すると汗疹(あせも)を作ります。そのため、汗には「悪者」イメージが強いでしょう。
そんな悪者イメージの強い汗ですが、最近は「良い面もある」というデータも出てきています。アトピー性皮膚炎は、皮膚のバリア機能が低くなることをきっかけとして発症したり悪化したりします。汗はそれ自体が水分ですし保湿成分も含むため、夏場はむしろ改善する方もいます。
実際、小児アトピー性皮膚炎がどの季節に悪化するかを調査すると患者さんによって差があり、39人中、夏に悪化する方が18人、冬に悪化する方が21人だったそうです。
つまり、夏悪化する、冬悪化する方それぞれ同じくらいいらっしゃるということですね。
             
▼アトピー性皮膚炎のスキンケアは、洗うのが正しい?洗わないのが正しい?
          
汗ひとつ取っても「良い面」「悪い面」があるように、アトピー性皮膚炎のスキンケアにおける洗浄に関し、医師の間でも意見が分かれることがあります。
実際、『アトピー性皮膚炎のお子さんを毎日入浴させるべきか?』という問いに関し、米国小児科学会会員(プライマリケア医が中心)は21%、米国小児皮膚科学会会員(専門医が中心)は71%が毎日の入浴を推奨し、意見が180度異なったと報告されています(図1)。
そのため、患者さんも「A病院では洗ったほうがいい」と言われ、「Bクリニックでは洗ったらダメ」と叱られるし、どちらが正しいのかよくわからなくなっている方がいらっしゃいます。
なぜ、アトピー性皮膚炎のスキンケアにおいて、「洗う」「洗わない」で意見が分かれてしまうのでしょう? そこで今回は、私見も交えてアトピー性皮膚炎のスキンケアにおける洗浄に関して考えてみたいと思います。
         
              
まず、今日は最初の部分です。
記事の中でポイントは、

「汗ひとつ取っても「良い面」「悪い面」があるように、アトピー性皮膚炎のスキンケアにおける洗浄に関し、医師の間でも意見が分かれることがあります。」

という部分でしょう。
これは、医師が、「どの働きを有効とみなすか」という違いが出てくるのだと思います。
皮膚の常在菌であるマラセチア菌が汗により、皮膚に炎症を生じさせることは、広島大学の研究で報告があるように、汗はアトピー性皮膚炎の悪化要因になることがあります。
同時に、汗は皮膚が持つ「スキンケア」の機能の一つですので(汗と皮脂が乳化して皮脂膜を形成するので)、自らアトピー性皮膚炎を克服していくためには不可欠な要因とも言えるでしょう。

入浴や洗浄が良いのかどうか、これが医師の間で意見が分かれるのは、同様に、入浴や洗浄がもたらす皮膚への効果を、どのように「判定しているのか」によって異なってくるのでしょう。
続きは明日です。

                       
おまけ★★★★博士のつぶやき

基本は、病気によって「洗う」「洗わない」を決めるのではなく、患者ごとの、「その時々」状況に合わせて適切な「対応」を考えることが必要、ということじゃ。
今日は「洗う」ことの方が良くても、明日は違うかもしれん。
症状は常に変化しておるのじゃから、それに応じた対応を心がける必要があるじゃろうの。

2018年8月11日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
以前、耐性菌の話題を取り上げたけど、似た話題をWebで見つけたので紹介するね。
            
            
●アルコール消毒が効かない? 耐性菌の増殖に警鐘、豪論文
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180802-00000037-jij_afp-int
          
病院で検出される細菌の中に、手洗い用洗剤や消毒液に含まれるアルコール性消毒剤が効きにくくなっているものがあり、感染症の拡大を招く一因になっていると、オーストラリアの研究班が1日に発表した報告書で警鐘を鳴らしている。
イソプロピルアルコールやエチルアルコールを基材とする手指用の消毒剤やせっけんは世界中で広く使用されており、耐性菌の一種のメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)を劇的に抑制してきた。
しかし研究班は、腸内細菌の一種で、医療現場で用いられるカテーテルや人工呼吸器などを介して広がる恐れのあるエンテロコッカス・フェシウムが増えていることに着目。
米医学誌「サイエンス・トランスレーショナル・メディシン(Science Translational Medicine)」に掲載された論文で、「アルコール性消毒剤を使っているにもかかわらず、耐性のあるエンテロコッカス・フェシウムが増殖しており、院内感染症の主因の一つになっている」と指摘した。
研究班はこの菌の増殖原因を究明するため、1997~2015年にオーストラリア・メルボルンの病院2か所から採取した細菌サンプルを分析。
その結果、「2009年以降に分離された菌は2004年以前の菌と比べて、概してアルコール耐性が強い」、つまりアルコールにさらされて死滅するまでの時間がより長いことが分かったという。
ただ研究班は、このような結果が得られたとはいえ、病院における手指用消毒剤の使用中止を提案する意図はないと説明。「病院や医療現場でエンテロコッカス・フェシウムを抑制するためには、アルコール性消毒剤だけに頼ることはできないということが示唆された」として、他の洗浄方法の必要性を提起している。
         
          
アトピー性皮膚炎の人は、特に夏場は感染症への注意が必要だと思うけど、治療としてイソジン消毒などを行っている人も多いと思うんだ。
注意が必要なのは、記事にある「アルコールにさらされて死滅するまでの時間がより長いことが分かった」という部分かな。
滅菌の仕組みは、用いる素材により異なると思うんだけど、菌の耐性が増えることは、決して望ましいことではないし、死滅するまでの時間は同時に、悪化させる要因としての時間でもあるから、アトピー性皮膚炎の症状にも直接関係してくるのかも。
ちょっと、注意して欲しい情報だよね。

                   
おまけ★★★★中田のつぶやき

アトピー性皮膚炎の方向けのスキンケアアイテムの中には、強力な殺菌作用を持つものもあります。
そうしたスキンケアアイテムが有効なのは、感染症の部位に働いているからですが、こうした菌の耐性の問題は、それら抗菌、滅菌、消毒に働くアイテムも避けては通れない問題なのかもしれません。
実際、強い消毒効果を持つアイテムを長期連用した場合、当初は症状が落ち着いていても、時間の経過とともに、肌の赤みが増えてきて、半年~一年で効かなくなる、というケースは多くあります。
関連性がエビデンスで示されているわけではありませんが、菌を殺すアイテムは、そのメリットとデメリットをしっかり把握しておくことは大切でしょう。

2018年8月10日

大田です。

夏

 

 

 

 

 

 

 

                     
今日は、汗とスキンケアの対策についてあとぴナビの会員の方からいただいたお便りを紹介しましょう。
          
●“安然宣言スキンクリームの薄塗りと適度な冷やし”
このケアで夏の汗による痒みを乗り切っています!
(O・Yさん、女性の方)
         
こんにちは。 お世話になっています、Oです。
湯治経過のご報告と、アクアゲインのレンタル延長のお願いのためメールいたしました。
とても暑い日が続いていますが、体力面では特に体調を崩すことなく過ごせています。
今は、左腕の肘の内側が一番、痒みとかさつきがありますが、他はだいぶ痒み、かさつき共におさまってきています。特に背中は今は痒みもほとんどなく、肌もだいぶ滑らかです。
一時期、掻くとすぐに皮がめくれてしまって、傷になりやすかった左側の腕の付け根のあたりも、だいぶ皮膚が強くなって、今は傷にはほとんどなりません。
そして、この間教えていただいた汗対策(安然宣言スキンクリームを薄く塗る)をやってみたところ、汗をかいても痒みが出にくくなりました !
特に外出先で汗をかいて、痒みが出ていたのですが、教えていただいてから、気になるところに何度も試してみましたが、痒みの出方が全然違って、特に左腕の肘の内側や左腕の付け根などはだいぶ楽になりました !
それまでも、汗をかいたら箱根の源泉スプレーで対処はしていたのですが、少しはましになってもやっぱり痒みが強く出ていたので助かりました。
安然宣言クリームの汗対策と、さらにハンカチで包んだ保冷剤を持ち歩いて、患部を冷やすようにしたら、暑い中を外に出ても、痒みに悩まされることが格段に減りました !
外出先で汗をかいて、痒みが出るのがいつも気になってネックになっていたので、それが緩和されて、気軽に外出できるのがありがたいです。
             
          
O・Yさんのケアのポイントは、汗で痒くなるお肌の部位に、安然宣言スキンクリームを「薄く」塗っておくことです。
塗り過ぎると、逆に熱がこもって、痒みが出ることがありますから気をつけましょう。
上手にオイル系のケアを行うことで、バリア機能を強化して外部からの刺激を緩和、痒みや炎症の軽減につながっているのでしょう。
汗による痒みと掻き壊しが強い方は、お試しいただくと良いかもしれません。
良く似た症状でお悩みの方は、参考にしてくださいね。

                          
おまけ★★★★南のつぶやき

アトピー性皮膚炎の症状は個々人により異なります。またその原因も同様です。でも、似た状態に対するケアは共通で行うこともできます。
O・Yさんのケア方法について、ご質問のある方は、お気軽にアトピー相談室までご相談ください。

■アトピー相談室 0120-866-933(受付時間 10時~19時)