2016年6月1日

昨日は、理研での取材した内容についてざっくり述べた。

 

 

 

 

 

 

 

                         
今日は、その取材から、何が「導き出されるのか」、また「何が見えてくるのか」について考えていきたい。

まず一つ、こうした「原因」がこれまでよりも明確にされることで、何が分かってくるのかと言うと、「治療法に対する考え方」という部分じゃ。
現在の、医師が行う治療は、アトピー性皮膚炎の「原因」に対する治療よりも、アトピー性皮膚炎により生じた「症状」に対する治療が中心じゃった。
痒みや炎症を主症状としておるので、それを抑えるステロイド剤やプロトピック軟膏など、免疫を抑制する薬剤による治療、ということじゃな。
もっとも、これまで「原因」が不明だったこともあり(推測はされておっても)、原因に対する治療が行えないから、結果である症状に対する治療を行ってきた、という経緯もあるのじゃろう。

じゃが、一昨年から、アトピー性皮膚炎に対する取り組みは、アレルギーを中心とする免疫学的な観点から、皮膚表面における問題点にシフトしてきた研究が増えてきた。
そして、それらの研究は、実際に臨床データ(エビデンス)を伴っており、信頼性も高いと言える。
特に、それらの皮膚に着目した研究の共通キーワードして挙げられるのが「バリア機能」「細菌叢」と言えるじゃろう。

アトピー性皮膚炎自体は、何も最近見つかった疾患、とういことではない。
かなり古くから疾病自体はみられたはずじゃ。
じゃが、最近増加しているとみられる「アトピー性皮膚炎」と、昔からある「アトピー性皮膚炎」は、皮膚に慢性の「痒み」が現れる、という部分が共通していおるのであって、疾病の原因、また「痒み」そのものの「原因」も異なっておるように思うの。
確かに、皮膚機能が原因となっていても、そこから行きつく部分が「免疫」というところであって、結果的に免疫的な観点から炎症が生じ、痒みに繋がっておる、というところは多いじゃろう。
じゃが、痒みの神経線維が関わる「痒み」は、炎症が先ではない。掻くことで炎症が生じ、その炎症が「二次的な痒み」につながることはあるじゃろうが、最初の痒みは免疫的な部分とは関係なく現れることもある。

いすれにせよ、アトピー性皮膚炎の原因が「多様化」していたことは事実じゃろうし、本来なら「原因ごとに合わせた治療」が望ましい。
そうした点から考えると、「症状の治療」だけではなく「病気の治療」も今後は、可能になってくることもあるのじゃろう。
もちろん、現在、判明していることだけが「事実」と考えるのは早計じゃ。
今後、新たな「原因」が見つかることがあっても不思議ではない。
しかし、現在、判明している「原因」は、かなり多くのアトピー性皮膚炎の人に共通している要因とも考えられる。
少なくとも、その「原因」に対する対処をしっかり考えていくことは、大切なことと言えるじゃろうの。

                          
おまけ★★★★大田のつぶやき

「病気の治療」と「症状の治療」は、同じ意味合いに思える方が多いと思いますが、多くの疾患は、この二つの治療は異なります。
もちろん病気の治療を行えば症状の治療が必要ないか、というとそうではなく、両方の治療を「上手く組み合わせて」行い、最大限のベネフィットが得られるようにすることが、一番求められることと言えるでしょう。
とはいえ、現実的には、患者自身が訴える「苦痛」を取り除く治療を行い、苦痛がなくなれば(アトピー性皮膚炎で言えば「痒み」)、病気が治った、と考える患者が多いのも確かです。
病気の治療は必然的に症状の治療につながりますが、症状の治療は必ずしも病気の治療とイコールにならないケースもあることを忘れないようにしましょう。

2016年5月31日

5月も終わりじゃの。

 

 

 

 

 

 

                      
暑くなったり、雨が降って気温が下がったりと天候も不順じゃが、アトピー性皮膚炎の方にとって、こうした「気候の変動」が続くことは、症状を悪化させる要因となりやすい。
注意して欲しいの。

さて、アトピー性皮膚炎に関する研究や報道は定期的に行われておるが、先日、あとぴナビのスタッフが、先月下旬に理研から発表されたアトピー性皮膚炎の研究について取材に行ってきたんじゃ。
          
         
●アトピー性皮膚炎モデルの原因遺伝子を解明
-JAK阻害剤または保湿剤でアトピー性皮膚炎を予防-
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160426_3/digest/
         
「アトピー性皮膚炎」は、日本を含めた先進国の乳幼児によくみられる炎症性皮膚疾患です。繰り返す“痒みの強い湿疹”と免疫グロブリン(IgE)の産生上昇などによる“アレルギー様反応”が問題です。遺伝要因と環境要因の複合によって発症すると考えられています。しかし、詳しい発症メカニズムは不明で、発症経過を忠実に再現するモデルマウスはこれまでに存在していませんでした。
理研の研究者を中心とした共同研究グループは、エチルニトロソウレアという「化学変異原」をマウスに投与し、ゲノムに変異を起こすことにより、突然変異マウスを作製しました。50家系、3,000匹のマウスの表現型解析の結果、アトピー性皮膚炎を自然発症するマウスを発見しました。このマウスは清潔な環境で飼育しても、生後8~10週間でアトピー性皮膚炎を発症し、段階を追った病状経過をたどりました。そのため、「多段階進行性アトピー性皮膚炎マウス(Spadeマウス)」と名付けました。Spadeマウスで、病気の原因となる遺伝子変異を調べたところ、細胞の増殖や分化に重要な「サイトカイン」のシグナル伝達因子である「JAK1」分子の遺伝子配列に点突然変異(1塩基の変異)が生じ、JAK1のリン酸化酵素であるキナーゼ活性が増加していることを突き止めました。これにより、発症前から表皮細胞の古い角質が剥がれるときに発現するプロテアーゼ(ペプチドの加水分解酵素)群の遺伝子発現が上昇し、角質による“皮膚バリア”に機能障害が起きていることが分かりました。
今回の研究で、分かったことをまとめてみましょう。通常は表皮の中で、JAK1とSTATの信号伝達分子がプロテアーゼ(加水分解酵素)発現を適正に保つことで、皮膚バリアの恒常性を保っています。ところが、JAK1シグナルが強く入ると皮膚バリアが破壊され、真皮(表皮の下にある線維性結合組織)の自然免疫系の活性化も招いて、アトピー性皮膚炎発症に至ります。しかし、表皮にJAK阻害剤、あるいはワセリンを塗ることで発症を予防できます(図参照)。
今回作製したSpadeマウスを用いることによって、アトピー性皮膚炎発症に関わる複数の要因を分子レベル、細胞レベルで明らかにできることから、それぞれのターゲットを決めた発症予防や治療法の確立につながると期待できます。
         
          
取材の詳細は、あとぴナビの誌面やWebでも紹介するから、そちらを見て欲しいと思うが、記者が取材で受けた感想について報告があったので紹介したい。
         
       
▼取材した記者より
    
今回の取材では、アトピー性皮膚炎発症の理解において今までになく明晰な見解を得ることができたと思います。
これまでアトピーの原因は、遺伝、免疫、皮膚自体など様々な立場からそれぞれの主張がなされて混沌とした状態でしたが、それがすっきり整理されました。
アトピー性皮膚炎の原因は大きく4つあり、
●遺伝要因
●環境要因
●免疫要因
●皮膚(バリア機能低下)要因
これらの要因のうち3つぐらいが重なると発症するというものです。
要因バランスは人それぞれで、免疫だけ、バリア機能だけ、フィラグリン欠損だけが原因となることはないということです。
今回のマウス実験では、最初にバリア機能の低下がみられ、次の段階でIgEの問題が出現していました。
だから、免疫と関係ないアトピー性皮膚炎もありうるわけです。
だからと言って、アトピーが免疫とは関係ないというのも言い過ぎということです。
いずれにしろ、スキンケアによる保湿が非常に大切であるというのが結論で、読者の方にも直接的なアドバイスになると思います。
       
         
特に特徴的なのは「要因バランスは人それぞれで、免疫だけ、バリア機能だけ、フィラグリン欠損だけが原因となることはないということです。」という部分じゃろうの。
これまで、あとぴナビではアトピー性皮膚炎の発症原因(悪化要因も含む)を、「免疫機能の異常」と「皮膚機能の異常」の二つが複雑に絡み合っていることを述べてきた。
今回の取材では、まさしくそれが裏付けられたといっても良いじゃろう。

では、そこから何が導き出されるのか、続きは長くなるので明日述べたい。

                    
おまけ★★★★博士のつぶやき

興味深い点の一つは、いくつかの要因が複合することで「発症しやすい」というところじゃろう。
例えば、バリア機能が低下しているところに、環境要因が加わると発症しやすい(乾燥やエアコンなど)という部分は、季節的に症状が現れやすい時期と現れない時期が出てくることにつながるじゃろう。
自分の中で、どういった要因が関わっているのかを考えてみると、その対策も浮かび上がってくるのかもしれんの。

2016年5月30日

ショウゴです。

 

 

 

 

 

 

 

 

                     
昨日の東さんのブログのおまけで、南さんが男性は紫外線対策がおろそかになっている傾向があると書いていたけど、関連する記事をみつけたので紹介するね。
             
              
●いまどきは普通?! 化粧品をつかってスキンケアしている男子大学生は約2割!
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20160526/Mycom_freshers__gmd_articles_37066.html
        
いまどきは男子といえどもお肌のコンディションに気を使う時代。メディアではよく化粧品を愛用している女子力が高い男子が紹介されていますが、実際に男子のなかで化粧品を使っている人の割合は増えてきているのでしょうか? 今回は現役の男子大学生に、化粧品を使っているかどうかについて聞いてみました。
        
■化粧品を使ってますか?
使っている   37人(18.3%)
使っていない  165人(81.7%)
     
使っている割合は約2割。メディアで流行として取り上げられているとはいえ、まだまだ多数派というわけではないようですね。では、その理由はどのようなものなのでしょうか?
         
■どんな化粧品をなぜ使っているのですか?
●化粧水
・いまどき男が使うのも普通だと思うから(20歳/大学に遠征)
・肌を綺麗に保ちたい(19歳/大学1年生)
・肌が敏感だから(23歳/大学院生)
・乾燥予防に(22歳/大学4年生)
      
●ニキビ予防薬
・ニキビが気になるので(21歳/大学3年生)
・若いからニキビがすぐに出てくるので(18歳/大学1年生)
・男子にとってはニキビはイヤだから(18歳/大学1年生)
・ニキビ対策はしっかりしたい(20歳/短大・専門生)
        
●日焼け止め
・白い肌がいいから(18歳/大学1年生)
・将来のために今からケアしている(20歳/大学3年生)
・すぐに肌が痛くなるから(24歳/大学院生)
・肌男を目指しているから(21歳/大学4年生)
        
■どうして化粧品を使っていないのですか?
●必要ない・面倒
・いままで肌荒れなどでトラブったことがないから(22歳/大学4年生)
・面倒臭いでしょ(24歳/大学院生)
・肌は綺麗だといわれるしあまり悩まないので(21歳/大学4年生)
・男なので使ってもしょうがないかなと思う(19歳/大学2年生)
      
●お金がもったいない
・そんなのにお金をかけたくない(21歳/大学4年生)
・コスト削減のため(21歳/大学4年生)
・そこにかけるお金はないので(24歳/大学院生)
・考えたこともないし別のところにお金は使いたい(19歳/大学2年生)
         
しない派の意見で挙がっている「お金がかかる」「面倒くさい」という意見は、実際に化粧品を使用している人も感じているようです。
         
女性の気持ちがよく分かったという意見が多かったのが印象的でした。
いかがでしたか? 一度やりだすと、どんどんと凝ってしまって時間もお金もかかるのがお化粧というもの。男子のみなさんは女性の大変さを理解しつつ、自分に合った程度のケアを心がけてくださいね。
          
        
記事は、アトピーの方に聞いたものではないけど、やはり男性の場合、「スキンケア」という意識は8割の人が持っていないみたいだね。
アトピー性皮膚炎の方の場合、スキンケアそのものは必需品と考えている人が多いけど、昨日の南さんが書いていたように、「紫外線ケア」など特化したケアについては、おろそかになっている例もあるみたい。
もちろん、足りているのにさらに行う必要は、肌にとって過剰なだけのケアになることもあるし注意が必要だけど、「必要なのにケアを行わない」ことは、肌にとってマイナス要因となるから、注意して欲しいね。

                       
おまけ★★★★大田のつぶやき

男性の場合、アトピー性皮膚炎のケアを考えると、やはり「油脂系アイテムでのケア」が中心となることが多いようです。
しかし、乾燥タイプのアトピー性皮膚炎の方は、「保水」がないと油脂系アイテムでのケアが生きてきません。
肌にとって何が不足し何が必要なのかはしっかり意識して行うようにしましょう。

2016年5月29日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                      
気温も上昇し、少しずつ日差しも強くなってきています。
アトピー性皮膚炎に対して、紫外線が影響を与えることは、ブログでも何度か取り上げましたが、関連する記事がありましたので紹介しましょう。
          
         
●シミ、シワ、皮膚がんの原因になる紫外線、しっかり対策を
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100031/051200342/?bpnet
        
風薫る5月、さわやかな季節で外に出かける機会もおのずと増えてくるが、気をつけてほしいのが紫外線。気象庁の調査によると、7月や8月と並んで、5月は最も紫外線が強い月だという。無防備に太陽を浴びていると、どんどんシミやシワが増えてしまう。そこで4月半ばに東京都港区で開催されたセミナー「現代における紫外線の脅威とその最新対策」(主催・同セミナー事務局)から、最新の紫外線対策を紹介しよう。
      
▼1日10分以上の日光は有害
        
最初に壇上に立った東京女子医科大学皮膚科学教室の川島眞教授は、イントロダクションとして「光老化」について語った。
年を取ると、肌には色のムラが出て、深いシワが刻まれてくる。その原因の80%は紫外線を中心とした太陽光であり、これを光老化と呼ぶ。実際、お年寄りでも太陽に当たらないお尻や太ももの肌はスベスベしていて、明らかに顔よりも若い。
紫外線は可視光線よりも波長が短く、生物に対する影響力が強い光。地上に届く紫外線には、波長の長い(320~400nm)UVAと、波長の短い(280~320nm)UVBがある。
「このうちUVBは主に皮膚の表皮に作用して日焼けやシミの原因に。波長が長いUVAは奥の真皮まで到達して、深いシワの原因になることが分かっています」と川島教授。
昭和の時代には「日光浴」という言葉もあったように、紫外線も悪いばかりではない。人体にはある程度の紫外線が必要で、ビタミンDの合成などに役立つことが知られている。しかし、川島教授によると、「顔と手に1日10分も浴びれば十分。それ以上は害にしかならない」という。
         
▼7割の男性は日焼け止めを使わない
        
ところが、光老化という言葉は意外なくらい知られていない。NPO法人皮膚の健康研究機構が2015年10月に、12~70歳の日本人男女各156人(計312人)に行った調査によると、光老化という言葉を「意味を含めて知っている」と答えた人はわずか4.2%。「知らない」という人がほとんど(86.2%)だった。
また、日焼け止めに使われる「SPF」という言葉を「意味を含めて知っている」人は10.9%。同じく「PA」は6.1%しかいなかった。
ちなみにSPF(Sun Protection Factor)はUVBに対する防御力を示す指標で、2~50の数字で表される。SPF30とは、例えばUVBに10分間当たると赤くなる人で、その時間を30倍、すなわち10分×30=300分に延ばすという意味。一方、PA(Protection Grade of UVA)はUVAの防御力を指し、最大4個までの+(プラス)で強さが示される。
同じ調査で日焼け止めについて聞いてみると、男性はほとんど使っていないことも分かった。「日常的に使用」している男性は3.2%しかおらず、「まったく使用しない」男性が7割(70.5%)を占めていたのだ。
「光老化という言葉とともに、SPF15以上、PA1+以上のサンスクリーン(日焼け止め)を日常的に使うことで光老化を予防できることを啓発していきたい」と川島教授は訴えた。
        
         
(以下、省略)
       
    
記事の全文は長いので、興味のある方は、リンク先でご覧ください。
記事に書かれている「光老化」とは、年齢に関係なく皮膚にとって「マイナス」の影響を指していると言えるでしょう。
体が紫外線を必要とする量が10分で事足りる場合、それ以上に紫外線を浴びることは、少しずつダメージを蓄積している恐れもあります。
これから紫外線が強くなる時期、紫外線対策はしっかりと行いましょう。

                         
おまけ★★★★南のつぶやき

女性の方は、比較的紫外線に対する関心もあり、対策を行っている方は多いのですが、男性の場合、対策をおろそかにしているケースがあります。
アトピー性皮膚炎にとっては、男女の区別なく、マイナス要因ですので、UVケアや物理的な対策など、適切なケアはしっかり行いましょう。
また、小児の方も、お肌の状態が落ちているときは要注意です。今の時期に状態を落とすと、感染症を併発し、悪化が長引くことも多いので注意しましょう。

2016年5月28日

西だ。

 

 

 

 

 

 

 

                   
先日の読売オンラインに、中国から輸入したステロイド剤が配合された化粧品が販売され、緑内障など副作用に注意を、という記事が出ていたので紹介しよう。
         
         
●中国から輸入の化粧品にステロイド…緑内障など副作用の可能性
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160525-OYTET50032/
          
化粧品への配合が禁止されている成分を含んだ保湿クリームを販売したとして、東京都は24日、医薬品医療機器法に基づき、化粧品などの販売会社「日中友好開発」(新宿区)に製品の販売中止と回収を指示したと発表した。指示は23日付。健康被害の報告はないという。
発表によると、問題のクリームは「ばらクリーム」と「三黄クリーム」の2製品。同社が中国から輸入し、同社が経営する「鶴薬局」で1992年から販売していた。最近では1週間に、それぞれ100個程度を販売していたという。
都が昨年5月、購入者からの情報提供を受けて成分を調べたところ、化粧品への配合が禁止され、医薬品としても未承認のステロイド成分が検出された。
都は、緑内障などの副作用を起こす可能性があるとして、購入者にクリームの使用を中止し、医師に相談するよう呼びかけている。
       
            
ときどき、こういった禁止された成分を配合した化粧品のことがニュースになるが、知らずに使った場合、万一長期に連用することで副作用のリスクが生じるのであれば、こうした情報には気を付けた方が良いだろう。
基本的に、日本国内においては、認定を受けた化粧品の製造工場において製造されたものであれば、登録を受けた原料しか使用していないため、悪意がない限り、こうした「違法な原料」が混入することはまずないと考えて良いだろう。

化粧品に使用できる原料は、疾病に対する効果は、基本的に有していない。なぜなら、そうした効果がある場合、「医薬品原料」としての扱いを求められるからだ。
したがって、もし「万人に効果がある化粧品」があった場合、それが国内で製造されたものでないならば、こうした違法な成分が配合されている「リスク」は考えた方が良いだろう。

もっとも多少皮肉に思うのは、「都は、緑内障などの副作用を起こす可能性があるとして、購入者にクリームの使用を中止し、医師に相談するよう呼びかけている。」という部分だろう。ステロイド剤の成分で考えれば、未承認だから緑内障などの副作用があるのではなく、ステロイド剤だからその副作用のリスクがある、ということだからだ。
もちろんそこには、「適正使用」か「不適正使用」かの違いはあるのかもしれないが、現在、使用期間などを含めて「副作用が出ない使用方法」は、適切な医師の指導のもと、というあやふやな基準しかないのが実態だ。
薬剤には「効果」と判定される「主反応」と「副作用」と判定される「副反応」があるわけだが、その判断基準はヒトが決めていることであって、薬剤が持つ「反応」には違いなく、どちらか片方だけの「反応」のみを受け取ることはできないことは承知しておいた方が良いだろう。

                           
おまけ★★★★中田のつぶやき

化粧品の原料登録について、説明しておきましょう。
化粧品に配合する成分は、全ての成分を容器か外箱に「表示名称」を明示することが義務付けられています。
この「表示名称」とは、日本化粧品工業連合会によって定められた成分名称のことで、日本国内の化粧品原料メーカー、あるいは化粧品製造会社は、この「表示名称」を使用することが義務付けられています。
なお、これまで使用されたことのない化粧品原料は、日本化粧品連合会に新しい化粧品の成分として、申請し登録を受けない限り、使用することはできないことになっています。

2016年5月27日

ジョシュアです。

 

 
 

 

                 

 
もうすぐ梅雨の時期です。
湿度も上がってきて、スキンケアは、軽めのものに変えてきている方も多いのではないでしょうか?
逆に、冬と同じケアをそのまま継続していくことは、かえってマイナスになることもあるようなので注意しましょうね。
今日は、これからの時期、これだけでケアが大丈夫と言う声が多い、人気のローション「APローション」をプレゼントします。
                                
            
  
◆プレゼント
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◆必要事項
メールの件名に「プレゼント応募」と記入して、本文には、ご応募者の方の郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して送信してください。
当選者発表の際は、県名、お名前(フルネーム)、年齢で発表しますので、気になる人はペンネームも書いて下さい。
 

◆締め切り
6月5日(日)を締め切りとさせていただきます。
 
 
◆抽選&発表
6月7日に抽選します。
当選者の発表は、6月9日のブログにて!

 

◆注意事項
応募のメールはお一人様、一通のみとさせていただきます。
また、お名前、ご住所などの必須事項は忘れずに!

   
じゃあ、またね!
                           
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

APローションは、刺激が少なく、塗りやすいと好評いただいているローションです。
夏場の時期、スキンケアはこれだけでOK、という方も多いようです。
お気軽にご応募くださいね。

2016年5月26日

ジョシュアです。

 

 

 
  
  
  
                             
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 

今日は、5月13日のプレゼントの当選者の発表です!
いつもの通り、県名、お名前(ペンネーム)、年齢を表記しますので、チェックしてね!!
         
       
         
◆プレゼント
ピュアサージオイルを抽選で3名様に

 

 
              
           

発表です!
当選者の方は、次の方々です!
          
     
神奈川県 中島博子さん(40)
静岡県 中野直子さん(38)
大阪府 河井幸子さん(46)
              
        
        
以上、3名の方が当選しました!
おめでとうございました!
        
         
商品の発送は、6月2日頃に行います。
お楽しみに!!

                        
おまけ★★★★ジョシュアのつぶやき

明日も僕が登場です。
お楽しみに。

2016年5月25日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

                
さて、季節によって、流行しやすい感染症は異なります。
感染症の罹患することは、アトピー性皮膚炎の方にとって、一時的な症状の悪化につながることが多く、注意が必要です。
最近は、おたふくかぜが流行しているようです。
         
         
●おたふくかぜ、再流行の兆し-38都道府県で患者増、警報値超の地域も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160524-00000003-cbn-soci
   
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)の患者報告数が38都道府県で増えたことが、国立感染症研究所がまとめた9日から15日までの週の患者報告で分かった。2010年から11年にかけての前回の流行以降で最多レベルの報告数を記録。警報基準値を超える地域も出ており、再流行の兆しを見せている。患者が増加傾向の自治体は、手洗いの徹底に加え、付着した唾液から感染が広がる可能性があるタオルの共用を避けるよう求めている。【新井哉】
       
■全国平均は前週比25%増、宮崎と山形で注意報レベル
      
9日から15日までの週の全国の患者報告数(小児科定点医療機関約3000カ所)は、前週比25%増の定点当たり0.95人。前回の流行以降では、今年1月に記録した1.2人に次ぐ報告数だった。
都道府県別では、宮崎が3.97人で最も多く、以下は山形(3.37人)、石川(2.52人)、佐賀(2.43人)、鹿児島(1.87人)、岡山(1.54人)、沖縄(1.5人)、熊本(1.47人)、埼玉(1.3人)、新潟(1.21人)、北海道と福岡(共に1.2人)、徳島(1.13人)、富山と大阪(共に1.12人)、長崎(1.11人)などの順だった。
宮崎県は3週連続で県全体の平均値が注意報基準値(3.0人)を超過。例年同時期の平均値の5.7倍となっており、小林(18.0人)と日向(11.5人)の両保健所管内で警報基準値の6.0人を大幅に上回った。
同じく県平均が注意報レベルに達した山形県でも、置賜保健所管内で警報基準値超の12.67人となったほか、最上保健所管内でも注意報基準値超の3.33人となった。石川県の石川中央(5.83人)、佐賀県の杵藤(3.4人)と唐津(3.25人)、鹿児島県の徳之島(3.33人)などの保健所管内でも注意報レベルを上回った。
          
■関東でも感染拡大、埼玉で前年の最大値上回る
         
関東地方でも感染が拡大しており、東京や神奈川など7都県で前週の報告数を上回った。千葉県では海匝(8.75人)の保健所管内で警報基準値を超えたほか、山武(4.83人)で注意報基準値を超過。幸手(5.67人)の保健所管内が注意報レベルとなっている埼玉県は「前週より大きく増加し、前年の最大値を上回った」と指摘。茨城県も「昨年同期に比べて高めで推移しているため、今後も注意が必要」としている。
流行性耳下腺炎は、ムンプスウイルスの感染によって耳下腺が腫れる感染症で、気道を介して飛沫感染する。潜伏期は2―3週間。物をかむ時にあごが痛むことが多い。合併症としては、髄膜炎や脳炎、膵炎、難聴などがある。
発熱には鎮痛解熱剤の投与を行うなど、治療は基本的に対症療法で、ワクチンの接種が有効な予防方法とされている。4-5年間隔で大きな流行を繰り返す傾向がある。
         
            
記事にあるように、警報基準値を越している地域もあるようです。
発熱性の疾患は、熱を下げるために体が発汗することで、汗によるマイナス点をいくつか受けることがあります。
体の免疫的には、感染症に対するⅠ型の免疫が強くなることはアレルギーに対するⅡ型の免疫を抑える要因の一つになりますが、炎症が抑えられやすくなっても、皮膚の乾燥が続くと、バリア機能の低下は生じやすくなりますので、感染症が治った時に、反動で痒みがより強くみられることもあります。
これからの時期、梅雨を迎えると、他にもいろいろな感染症が増えてきます。
胃腸炎などもその一つです。
流行しやすい感染症には注意しましょう。

                   
おまけ★★★★東のつぶやき

こうした感染症に罹患した場合、最終的には「自分の免疫力」で解決することが必要になります。
流行している疾患にまだ罹患しておらず、罹患する可能性がある場合には、身近で感染している人が増えてきた場合、日頃から、免疫力を低下させるような要因、睡眠時間が少ない、食事のバランスが悪い、などには気をつけておくようにしましょう。

2016年5月24日

こんにちは。南です。

 

 

 

 

 

 

 

                   
気温も随分あがってきました。
今年は、かなり暑くなりそうな報道もあるようですが、アトピー性皮膚炎の方の場合、気温の上昇とは関係なく、冷えを感じている方がおられます。
そして、冷えの対策として、入浴を行っているとき、注意して欲しいのが「入浴時間」です。

冷えとは、体の血流が悪い状態を現わしていて、その結果、抹消部位が「冷たく」感じることになります。
体の熱は、内臓や筋肉、骨などで作られます。
作られた熱は、血液で「運ばれる」わけですが、血流が悪いと、熱を上手く運ぶことができません。
そこで、冷えの対策として必要になるのは、「血流の改善」ということになるわけですが、アトピー性皮膚炎の方の場合、入浴そのものが「お肌が楽に感じる」ことがあります。
特に乾燥が強い方の場合、入浴しているときは、痒みを感じづらくなり、長時間、入浴を続けてしまうことがあります。

ただ、入浴そのものは、体温よりも高い温度で行うことが一般的ですから、負荷の差はありますが、「体力の消耗」が関係してくることになります。
気温が上昇してきて、ときどき見られるのが、入浴時間が長すぎることによる「体力の消耗」により、お肌の状態が悪化してくるケースです。
特に外気温が高くなるだけではなく、湿度も上がってくる時期ですので、入浴後に発汗が上手くいかず、熱をこもらすような状況下においては、入浴時間が長くなると、この体力の消耗による影響が見られやすくなります。

血液が心臓から出て戻ってくるまで4~5分と言われるようですが、血流を良くする入浴で考えると、基本は15分~20分、そこに自身の体力の状況と、血流の変化、あるいは汗のかき方などを踏まえたうえで、時間は増減するようにしましょう。

先日、1日7~8時間入浴している、という方からのご相談がありました。やはり、入浴している方が乾燥を感じずに済み、楽になるためお風呂から「出られない」という状況にあったようです。
しかし、それだけ長時間の入浴を毎日続けた場合、皮脂がとられやすくなることで、入浴後の乾燥はより強くなりやすいと言えます。その方は、脱保湿も行っていたので、スキンケアを一切行わず、お肌が「弱った」状態になっていました。

入浴時間は、お肌の状態、体力、そして季節的な要因で、個々人ごとに「適切な時間」は異なってきます。
不適切な入浴は、かえってお肌の状態にマイナス要因となることがありますから注意しましょう。

                    
おまけ★★★★南のつぶやき

入浴時間は、年齢によっても異なります。
小児や乳児の場合、大人と同じ時間入浴することは、負荷が大きくなることが多いので注意が必要です。
また、入浴後は、お肌が乾燥しやすい方は、よりしっかりしたスキンケアを行うことは忘れないようにしましょう。

2016年5月23日

東です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                    
腸内環境とアレルギーの関係については、さまざまな研究が報告されていますが、ネイチャーで腸内環境と遺伝に関する興味深い論文が発表されたようです。
            
          
●子孫へ遺伝する「最悪の腸」、原因は母親のファストフード
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20160520-00027310-jprime-life
            
今年1月、イギリスの科学雑誌『ネイチャー』に衝撃的な論文が掲載された。米国スタンフォード大学の研究によると、女性が食物繊維の少ない食事をしていると、子どもの腸内環境が悪くなり、孫では悪玉菌ゴッソリの“最悪の腸”になり、そのまま、ひ孫にまで受け継がれるという。
ここまでくると、子どもや孫たちがヨーグルトを食べても、必死に食物繊維をとっても改善はされないそうだ。
ご存じのとおり、腸内環境が悪いと健康被害が大きい。肥満、肌あれ、イライラ、生活習慣病や大腸がんなど命の危険にかかわる病気にもつながる。
近年はアレルギーや免疫力なども関係があると言われている。ただし、厚生労働省が推奨する食物繊維の摂取量は成人男性が1日20g、成人女性が1日18gなのだが、圧倒的に足りていないという。
「国民健康・栄養調査によると、男女とも平均して約14gしか食物繊維をとっていないことがわかっています。1955年には22gとれていましたが、その後は大幅に足りていない状況が続いています」
教えてくれたのは、食物繊維に詳しい大妻女子大学家政学部食物学科教授、青江誠一郎先生。食物繊維が足りないと自分の健康を害するだけでなく、子孫にまで影響するなんて、いったいどういうこと?
「赤ちゃんは無菌の状態で生まれてきます。母親の産道を通り、母乳を与えることで、母親の腸内環境がそのまま受け継がれます」
つまり、ファストフードやお菓子ばかり食べて不摂生をしている母親は責任重大。
「腸内細菌の種類と、それぞれの数のバランスによって腸内環境が決まります。菌の種類が少なくなると、腸内環境はどんどん悪くなります」
仮に母親の腸の中に『織田家』『豊臣家』『徳川家』『真田家』の4つの家柄の善玉菌がいたとする。それぞれ多数いれば、4つの家督は受け継がれていく。
しかし、『織田』が1人しかいなかったら、子どものお腹で『織田家』は滅亡する。さらに、その子どものお腹の『豊臣』が1人だったら、孫のお腹の中には『徳川家』と『真田家』だけになってしまう。
「大切なのは菌の多様性です。菌の種類が多ければ多いほど、悪玉菌を抑え、良好なバランスが保たれます」
           
        
正しく言えば、腸内環境が先天的な「遺伝」として受け継がれるのではなく、後天的な「産道の通過」「母乳」などにより受け継がれる、ということでしょう。
とはいえ、では「帝王切開」で出産し、「人工ミルク」で育てれば、この問題は解決するのか、というと、もともと白紙状態で生まれた乳幼児の腸内環境に「どのような良い菌が住み着くのか」と考えた場合、いずれにしろ後天的な要因に左右されることになります。であるならば、もともと母体の腸内環境が良ければよいだけの話、とも言えますから、日頃から、腸内環境が「良くなる」ような食生活習慣は大事と言えるのでしょう。
記事ではファストフードが良くない、としているようですが、私たちの食事は、現在のところ、「理想的な食事」とはかけ離れた食生活を送っている方が多いのではないでしょうか?
特に、アトピー性皮膚炎の方の場合、炎症を起こしやすい食事には注意が必要でしょう。
日頃の食生活に注意しましょう。

                         
おまけ★★★★大田のつぶやき

腸内環境を整える際、ヨーグルトをイメージする人が多いようですが、日本人の場合、西洋人の腸の形態との違いから、長年、日本人の食卓に並んでいた、漬物、味噌汁、あるいは納豆など、植物性の乳酸菌の方が合っている、という研究もあるようです。
「和食」の食習慣を心がけると良いのかもしれませんね。